我々は
>>1が何故このようなスレッドを立てたのかという疑問を解決するため、
>>1のジャンルである○×のオンリーに向かった。「まだ東京にこんなイベントがあったのか…」
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。
物置と見まごう様な小さな会議室、着古したコスプレでコピー本を売るピコ手たち、
そして、彼らは余所者で身なりのいい我々を物乞いの目で見詰めている。
A館体制だの、書店販売だの、ネット転売だので浮かれていた我々は、
改めて場末ジャンルの現状を噛み締めていた。古びたキャラ絵が並ぶスペースで
売り切れることのないヘタレ便箋を売っていたのは老いた母親一人。
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに「息子が申し訳ありません」
と我々に何度も土下座して詫びた。我々はこの時初めて
>>1を許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、ジャンルの衰退が全て悪かったのだ。我々は
>>1の母親から
貰ったラミネートバッジを胸に、打ちひしがれながら下北沢への帰路についた。