☆★☆★ロリオタ犯罪記２★☆★☆

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一度は不起訴もＰＴＳＤ認められ
　１４歳の女子中学生と無理矢理の“新婚生活”を楽しんだ男が、２５日までに、大阪地検に逮捕さ
れた。男はいったんは不起訴になっていたものの、再捜査で、女子中学生にＰＴＳＤ（心的外傷後ス
トレス障害）が認められたことから、逮捕に踏み切った。
　結婚目的略取と児童福祉法違反（淫行）の疑いで逮捕されたのは、大阪府枚方市の元塾講師、
脇坂洋充容疑者（３３）。調べによると脇坂容疑者は平成７年１月、この女子生徒と結婚する目的
で、女子生徒のかばんを取り上げて連れ出し、「ついてこなければ返さない」などと脅した上、名古
屋市内のアパートで、当時１４歳だった女子生徒（２０）を誘拐し、みだらな行為をした疑い。
　大阪地検は９年１２月、「２人の間に同意がなかったとは言い切れない」「生徒の方が恋愛感情を
持っていた可能性がある」などとして、書類送検された脇坂容疑者を不起訴処分としていた。しか
し、少女の両親らの申し立てを受けた大阪第二検察審査会が不起訴不当を議決し、地検が再捜査
していた。
　少女は自由にアパートを出入りできる状況にありながらも逃げなかったのは、「少女が脇坂容疑者
の言動で自由を奪われた可能性がきわめて高い」ためだったとされ、実際、少女は「地理も分から
ず、お金もなく、絶望感から逃げられなかった」と話していた。今回の再捜査の結果、少女にＰＴＳＤ
が認められたことから逆転逮捕につながったという。
　大阪地検の遠藤太嘉男刑事部長は、「改めて関係者から事情聴取し、再捜査による少女の無理
やり連れ去られたという証言が信用できたため」の異例の再逮捕となった、と説明している。

2001年1月24日＜結婚目的略取＞大阪地検（毎日新聞）
　大阪地検は２４日、学習塾の教え子の女子中学生（当時１４歳）を自宅から連れ出し、約７カ月間
無理やり同居させてみだらな行為をしたとして、大阪府枚方市樟葉中町、元学習塾講師、脇坂洋充
容疑者（３３）を結婚目的略取、児童福祉法違反（淫行）の疑いで逮捕した。地検は１９９７年１２月、
脇坂容疑者を嫌疑不十分でいったん不起訴処分にしたが、検察審査会の不起訴不当の議決を受
け、再捜査していた。脇坂容疑者は「合意のうえだった」と否認しているが、女子生徒は今も心的外
傷後ストレス障害（ＰＴＳＤ）に悩まされているという。
　調べによると、脇坂容疑者は９５年１月、教え子だった女子生徒と結婚したいと考えて脅して連れ
出し、生徒の両親が見つけ出すまで約７カ月間、愛知県内で暮らし、みだらな行為をした疑い。
　生徒と両親は９５年１２月、大阪府警守口署に婦女暴行致傷と結婚目的略取容疑で告訴。脇坂
容疑者は大阪地検に書類送検されたが、「暴行の事実がはっきりせず、生徒が恋愛感情を持って
いた可能性がある」などとして不起訴処分になった。
　生徒らの申し立てを受けた大阪第二検察審査会は９９年１０月、「地検は性犯罪に対する市民意
識の変化を厳しく受け止めるべき」として不起訴不当を議決した。
　大阪地検の遠藤太嘉男刑事部長は「改めて関係者から事情聴取し、被害者の供述の信用性と関
係証拠を判断して逮捕した」と話している。

age

ｶﾝﾎﾞﾃﾞｱ

ttp://jo.st45.arena.ne.jp/cgi-bin/bbs.cgi

ネットに児童ポルノあげた“ロリコップ”兵庫県警巡査、欧米系男児の全裸を公開

　インターネット犯罪が激増しているなか、とんでもない獲物が国際刑事警察機構（ＩＣＰＯ）を通じて
警視庁の網にかかった。ネット上の掲示板に外国人男児の全裸画像を掲示したとして、児童買春・
児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されたのは、なんと兵庫県警のおまわりさん。普段はまじめに交
番勤務をこなしていたが、裏では３０００枚にもおよぶ児童ポルノ画像をせっせと収集。「悪いことと
はわかっていたが、やめられなかった」と“ロリコップ”ぶりを供述している。
　逮捕されたのは加古川署地域第二課巡査、大谷昭博容疑者（２５）。昨年７月２５日から１０月２７
日にかけ９回、「ニュースグループ」と呼ばれるインターネットの掲示板を使い、１０歳前後の欧米系
男児の全裸画像４８枚を不特定多数の人に見せていた疑い。
　「掲載していた男の子のポルノを見たドイツの市民が現地の警察に通報。昨年８月になってＩＣＰＯ
から『日本発の児童ポルノがネット上で流れている』と警察庁に捜査協力があり、警視庁が捜査して
いた。そこで網にかかったのが身内だったから、びっくり仰天だった」（捜査関係者）
　勤務していた加古川署も寝耳に水だった。「ＪＲ東加古川駅前の東加古川交番に勤務し、地理の
案内や拾得物の処理にあたっていた。まじめで、同僚からは変わった報告はなかった。２３日は日
勤日だったが朝、警視庁から署長に大谷巡査を捕まえるという連絡があった」（副署長）

　調べに対し、大谷容疑者は「小学生のころから児童ポルノに興味を持っていた。３年間で約３０００
枚の児童ポルノ画像をネットで収集した。悪いこととは分かっていたが、やめられなかった。反省して
いる」と供述しているが、どんな人物だったのか。
　大谷容疑者は立命館大理工学部を卒業。平成１０年４月に任官、同年９月、加古川署地域第二
課巡査に配属。独身だったが、寮などには入らず、姫路市内で喫茶店を経営する実家に両親らと同
居していたという。
　近所の主婦は、「まじめでおとなしい子。岡山県内でも進学校として知られる全寮制の私立高校に
進学するなど、ご両親には自慢の息子さんだった」。
　また、親しい男性は「高校からパソコンが趣味。パソコン通信やインターネットを楽しんでおり、立命
館に進んだのも『学校が移転したばかりで、設備がいい』という理由。てっきりコンピューター関係の
仕事についていたと思っていたが、警官になったと聞いて驚いた」と話していた。

１３８カ国の関係者が集う、真紀子も参加

　児童買春や児童ポルノなどの根絶を目指す「第２回児童の商業的性的搾取に反対する世界会
議」が１７日、１３８カ国の政府や国際機関、非政府組織（ＮＧＯ）などの関係者約３３００人が参加し
て、横浜市西区のパシフィコ横浜で開幕した＝写真。２０日まで。

　基調演説で森山真弓法相は、日本で１９９９年に施行された児童買春禁止法を見直す際は、イン
ターネット上の児童ポルノや携帯電話に関係する問題に重点を置く考えを表明。

　国連児童基金（ユニセフ）のキャロル・ベラミー事務局長は「性的搾取は、子どもたちの未来を破壊
してしまうテロリズムの一形態だ」と訴えた。

　また、子ども・若者代表として熊本県の中学１年生、田代準之介君（１２）、ベラルーシのポリナ・ミ
ロノーバさん（１５）、南アフリカのゼニス・イブラヒムさん（１９）の３人が「若い人たちがより（運動に）
参加することで（商業的搾取に）とどめを刺すことができる」などと話した。

　オープニングセレモニーでは、田中真紀子外相や９６年に第１回会議が開かれたスウェーデンのシ
ルビア王妃らがあいさつした。会議には、３８カ国の小、中、高校生ら約１００人も議論に加わる。
ZAKZAK　2001/12/17

　「アジアだけで１００万人の犠牲者」といわれる児童買春、児童ポルノの根絶を目指す「第２回子ど
もの商業的性的搾取に反対する世界会議」が、１７日午前、横浜市のパシフィコ横浜で開幕した。

　日本政府とＮＧＯ（非政府組織）、ユニセフ（国連児童基金）などが共催する。ストックホルムで９６
年に開かれた第１回会議で「東南アジアへの買春ツアーや、インターネットでの児童ポルノの配信
が多い」と日本が批判を浴び、「次回は日本で」との声が上がったため、今回の開催となった。

　会議には、１３８カ国の政府代表団と内外のＮＧＯ関係者ら計約３３００人が参加。２０日までの期
間中、各国の行動計画や現状報告、シンポジウムや分科会などが行われ、子供たちが被害者と
なっている現状の改善に取り組む。

　開会式では、この会議の議長を務める田中真紀子外相が開会を宣言し、日本政府を代表して「児
童は私たちの未来。横浜において確固たる決意を世界に宣言したい」と語った。第１回会議の開催
国スウェーデンから参加したシルビア王妃が「私たちの最も大きな敵は私たちがこの問題を直視し
ないこと。児童の性的搾取は人道に対する犯罪ですが、予防できる犯罪です」とスピーチした。
（毎日新聞）
[12月17日12時51分更新]

両親が家出　「食べていくために」と　警視庁

　女子中学生に売春させていたとして、警視庁少年育成課と千住署は１９日までに、東京都練馬区
豊玉北１、元風俗店経営、勝又毅容疑者（２７）ら２人を児童買春・ポルノ禁止法（周旋）などの疑い
で逮捕した。女生徒宅は両親が相次いで家出し、「食べていくには仕方なかった」と話しているとい
う。
　調べでは、勝又容疑者らは昨年８月１４日未明、足立区立中３年の女生徒（１４）を豊島区西池袋
の私立大４年生（２３）宅に派遣し、１万５０００円でわいせつな行為をさせた疑い。女生徒は昨年６
〜８月、計２５人を相手に計２５万円を得ていたという。

　女生徒の両親は、１９９９年にそれぞれ家出し、女生徒は飲食店従業員の女性宅で暮らしてい
た。勝又容疑者に誘われて売春を始めたが、「女性にお金を入れるために働いた」などと話している
という。

　勝又容疑者らは１２、１３人の女性を男性宅に派遣するなどして、９９年１１月から昨年８月までに
約２００万円の利益を上げていたらしい。

テレビ朝日で児童買春の特集、今からやるみたいだぞ。
ココの１は正直アレだが、見ておいた方がいいかもしれん。

随分カゲキな映像だなぁ。いいのか？
なんかヘンな器具もあったし、もうみてらんない。

12歳の少女が3時間6500円だって！

でも、やっぱ日本人の少女がイイね！

>>717-718
なんだ？類似キャラ？(w

国内で罰せられるとはいうが、その日本国内での
性犯罪に対する罰則の甘さが、ここまで問題を
深刻化させてるんだがねぇ。同じ水準の性犯罪でも
先進諸国と比較すると、日本の量刑は何分の一ってレベルだとか。

　警視庁少年育成課と千住署は１９日までに、女子中学生（１４）をマッサージ嬢として働かせたとし
て、児童福祉法違反と児童買春禁止法違反の容疑で、指定暴力団組員で出張マッサージ店「夏っ
子クラブ」経営勝又毅容疑者（２７）と従業員の計２人を逮捕した。
　調べでは、２人は昨年８月１４日午前３時ごろ、豊島区西池袋のマンションの男子大学生（２３）宅
に足立区内の中学３年の女子生徒を派遣、１万５０００円でわいせつな行為をさせた疑い。女子生
徒は勝又容疑者の知人に紹介され昨年６月から８月までこの店で働き、約２５万円を稼いだという。
　両親が離婚、一緒に暮らしていた父親も家出したため「生活費が欲しかった」と話している

2001年1月18日タイで児童ポルノ製造、ビデオ会社社長が起訴事実認める

　タイで現地の女子高校生をモデルにわいせつなビデオを製造したとして、児童買春・児童ポルノ禁
止法違反の罪に問われた東京都新宿区高田馬場１丁目にあるビデオ・出版制作販売会社「コネク
ション」社長久我明久被告（５１）＝東京都渋谷区上原３丁目＝と同社員ら計３人に対する初公判が
１７日、横浜地裁であった。久我被告は、罪状認否で起訴事実を大筋で認めたが、モデルにした少
女の年齢について「１８歳未満と明確に認識していたわけではない」とした。

この事件は、１９９９年１１月に同法が施行されてから初めて、国外で子どもの買春やポルノ製造な
どをした日本人を処罰できるとした国外犯規定が適用された。

起訴状によると、久我被告ら３人は同年１２月初旬、タイ北部のチェンマイで、当時１６歳と１７歳のタ
イ人の女子高校生２人をモデルにして、販売する目的で２人の裸などをビデオ撮影して児童ポルノを
製造したとされる。(13:58)

　少女に覚せい剤を渡してみだらな行為をしたとして、神奈川県警少年課は十四日までに、川崎市
中原区、タクシー運転手宮本典世容疑者（３６）を覚せい剤取締法違反（譲渡）と児童買春・児童ポ
ルノ処罰法違反の疑いで逮捕した。買春行為の見返りに禁止薬物を与えて摘発されたのは全国初
という。
　調べによると、宮本容疑者は昨年四月七日夜、横浜市港南区の墓地で、同市内の無職少女（当
時十五歳）に覚せい剤〇・三五グラムを渡し、乗用車内でみだらな行為をした疑い。二人は同日夕、
川崎市内のテレホンクラブを通じて知り合い、宮本容疑者が「薬をあげるから」などと買春を持ちかけ
たという。

2001年1月12日
児童ポルノを販売目的製造　大阪府警が男を書類送検

　大阪府警少年課は12日までにインターネットを使って販売する目的でカンボジアで女児を裸にして
写真撮影したとして、大阪府豊中市庄内栄町1、土木作業員、小畑一幸容疑者（30）を児童買春・
児童ポルノ禁止法違反容疑（児童ポルノの販売目的製造）で書類送検した。

　同課の調べによると、小畑容疑者は昨年6月14日、プノンペン市内で、現地の6歳女児に150米ド
ルを支払って全裸にして、カメラで撮影した疑い。

　小畑容疑者は現像後に販売する目的で同市内の写真店に現像を依頼して現地警察に通報され、
逮捕された。釈放されて帰国し、同府警が捜査していた。同法の国外犯規定による摘発は、神奈川
県警が昨年11月、タイで少女ポルノビデオを撮影したなどとして東京の業者らに適用して以降2例
目。

　同府警によると、小畑容疑者は1991年ごろから、児童買春目的で東南アジアに何度も旅行してい
た、という。
[大阪府警]

2001/01/13−13:28
小学教諭が着替え盗撮＝５年女児をビデオで−熊本

　熊本県本渡市の市立小学校の男性教諭（２９）が昨年７月、担任している５年生の女子児童が着
替えている様子をビデオで盗撮していたことが、１３日までに分かった。県教育委員会は１５日にも、
教諭の処分を検討する。

児童買春容疑で農協職員逮捕、少女の両親につかまり

　群馬県警少年課と館林署は十一日、埼玉県三郷市花和田、同市農協早稲田南支店職員馬場俊
章容疑者（４３）を児童買春・ポルノ法違反などの容疑で逮捕した。調べでは、馬場容疑者は昨年九
月中旬から十月上旬、携帯電話の出会いサイトで知り合うなどした栃木県足利市と群馬県館林市
の公立中学二―三年生の女子生徒三人（１４〜１５）に対し、一万五千〜三万五千円を払って同市
内のホテルでわいせつな行為をし、裸体の写真やビデオを撮影するなどした疑い。
　馬場容疑者は昨年十月、同市内の別の中学二年の女子生徒（１３）らをホテルに連れ込み、下着
姿の写真を撮っていたが、少女の両親が同十二月十一日、写真を取り返そうと娘になりすまして携
帯電話の電子メールで馬場容疑者を東武伊勢崎線館林駅に呼び出し、知人の夫婦とともに馬場容
疑者の車を取り囲んだところ、馬場容疑者は携帯電話で「もめ事です。助けて下さい」などと１１０番
通報、容疑が発覚した。
　馬場容疑者の自宅からは多数の写真やビデオテープが押収されており、県警で余罪を追及して
いる。 (1月11日14:10)

ネットに外国少女のわいせつ画像、逮捕…山形
　インターネットに少女のわいせつ画像を掲示したとして、山形県警は九日、同県寒河江市若葉町、
飲食店店員芳賀務容疑者（３４）を児童買春・児童ポルノ法違反（公然陳列）の疑いで逮捕した。ドイ
ツ警察の児童ポルノ検索チームから、ＩＣＰＯ（国際刑事警察機構）を通じて寄せられた情報をもとに
捜査が行われた。外国の捜査機関からの情報でインターネットの児童ポルノが摘発されたのは全
国初という。
　調べによると、芳賀容疑者は昨年九月上旬、外国人の少女の裸を写したわいせつ画像八枚をイン
ターネットの掲示板に送り、不特定多数の人に閲覧させた疑い。 (1月9日13:35)

続報・市役所職員が６歳幼女にわいせつ行為…埼玉・久喜
　埼玉県警久喜署は八日、同県久喜市南五、同市役所職員米山茂雄容疑者（５０）を強制わいせつ
の疑いで逮捕した。　調べによると、米山容疑者は同市立児童センターに勤務していた先月二十一
日午後二時ごろ、同センターに遊びに来ていた同県鷲宮町の女児（６）の下着の中に手をいれてい
たずらをした疑い。米山容疑者は「いたづらをするつもりだった」などと、犯行を認めているという。米
山容疑者は事件後、同市が管理する養護老人ホームに異動している。(1月8日12:23)

　アジア地域だけで毎年100万人もの子どもが買売春の中にいると言われています（ユニセフ）。
　子どもの性搾取は決してあたらしい現象ではありません。中国では「処女とセックスすると寿命が
伸びる、商売が成功する」などという言い伝えがありました。インドでは寺院と結び付いた売春婦の
中に少女もいました。しかし近年、エイズに対する恐怖、観光産業の振興、外国軍の駐留などの結
果、おもにアジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの開発途上国で、外国人による子ども買春が報告さ
れるようになりました。
　1996年にはタイとフィリピンで、子どもを性虐待した加害者として日本人男性もあいついで逮捕さ
れました。これらの男性は、10歳から14歳程度の少女を斡旋させ、滞在先のホテルなどで性的虐
待行為をしていたと言われています。
　子ども買春は、子どもたちの心身に深い傷を与え、その後の社会生活に深刻な影響を与えます。
　子どもたちの中には人身売買の被害者も多く、大きな利潤を得るのは、たいていが仲介者などの
第三者です。
　タイ、インドやその周辺国では、給料のよい仕事を紹介する、条件のよい結婚を斡旋するといった
言葉で少女を騙し、売春宿などに売り飛ばす人身売買が行われています。
　また親に年収の何倍にもあたるような大金を前貸しし、その金の返済が終わるまでと称して少女
の自由を奪い、一晩に多くの客をとらせる債務労働が行われています。
　子ども買春をする人達の中には、子どもに対する性的嗜好をもつ大人（ペドファイル）もいますし、そ
うでない人もいます。ペドファイルでない人も、たまたま売春宿などで少女を提供された、好奇心、子
どもの方がエイズにかかっていないだろうという誤解などの理由で子ども買春をします。子ども買春
は決して少数の「特別な」人の起こしている問題ではありません。

ミャンマー・ラオス人の摘発増加

　 　五月十八日、『児童買春禁止法』が日本の衆院本会議で可決、今秋にも施行される見通しと
なった。同法により、援助交際・インターネットを通じて日本より発信されている児童ポルノ、及び海
外での児童買春などの規制が大きく前進することとなった。十八才未満の男女を児童と規定した同
法律では、日本人観光客が海外で行った児童買春行為も処罰対象となる。歌手のアグネス・チャン
さんは昨年六月、日本のユニセフ大使として児童売買春視察のためタイを訪問。またタイ北部では
日本の大学関係者が児童買春容疑で逮捕されるなど、日・タイ間で〃売買春交流〃が活発である
ことは否定できない。タイにおける児童売春の現状を概観してみた。

　タイで現在施行されている売買春禁止法は一九九六年十月に改正され、十二月二十一日より施
行されているものだ。

　同改正では売春婦（夫）の罰則を軽減する一方、買春客・売春業者・保護者に対する罰則規定を
新設もしくは強化している。同法では十八才以下を児童と規定し、児童買春に対する刑罰を厳格
化。十五―十八才の少年少女を買春した者には、一―三年の禁固刑及び二万―六万バーツの罰
金刑が科せられる。さらに買春した少年少女が十五才未満の場合には、二―六年の禁固刑及び四
―十二万バーツの罰金刑が科せられることになる。

　保健省では昨年、タイ全国の売春婦（夫）数を約六万五千人、うち十八才以下の少年・少女を約
八千人と発表したが、民間援助団体などは「実数はこれをはるかに上回る」と断言する。

　この官民の数字に大きな差がある理由としては、タイの児童売春が「地下へ潜っている」ことが挙
げられるだろう。少女売春の代名詞的存在だった『冷気茶室』（中国人街の簡易売春宿）、『番号ホ
テル』（モーテル形式の売春宿）も今ではその大半が閉鎖、表立っての少女売春は減少している。

　これに代わって主流となったのが、レストラン＝カラオケ形式（小規模のものが大半）の売春宿だ。
タイ南部スンガイコロクでは置屋が林立、昼間から堂々と営業していた。しかし売春施設の摘発が
進むなか、置屋はカラオケに改装、表面上は売春色が消えることとなった。売春施設が集中するナ
コンパトム県、サムットプラカン県などもこの形態が中心だ。

　九六年の売春禁止法改正では売春婦の更生も主眼点となっており、「売春行為を行った十八才以
下の児童は二年以下の職業訓練を受けること」を義務づけている。

　職業訓練施設はタイ国内に四ケ所設置されているが、このうち中・南部管轄支部（ノンタブリ県）で
は現在百六十人の児童が職業訓練を受けている。同支部のワランカナ・イサランクン・ナ・アユッタヤ
所長は、「最近特に出入りが激しくなっている。入所者の年令は十四―十六才で、都内のソープラン
ドや古式マッサージで摘発されるケースが大半」と近況を説明する。

　さらに最近の傾向は、「ミャンマー人・ラオス人の児童が増加している」とのこと。先日も、ナコンパ
トム県から約二十人の少女が同施設に移送されてきたという。バンコク都内で営業する特殊浴場
『Ａ』では多くのミャンマー人少女を雇用していることから、頻繁に手入れがあり、毎回数人の少女が
摘発を受けている。

　ワランカナ所長は「児童売春の規制は困難。特に外国人児童に対してできることは限られている」
と力無く話す。現在、タイ政府はパウィナ・ホンサクン副労働社会福祉相を議長とする国際児童問題
調査委員会を設置、国際機関や友好国政府とともに、規制方法を模索しているが、これまでのとこ
ろ目だった成果は上がっていない。

「売春」が唯一の選択肢

　「現在、タイでは少女売春婦が増加している」とワランカナ所長は嘆く。長引く不況が貧農の家計を
圧迫、学校に行くこともできない少女・少年らの選択肢は、売春以外になくなっているというのだ。　
タイ北部ランパン県ガオ郡出身のカイさん（仮名）は十四才の時、都内の特殊浴場に売られた。容姿
端麗なカイさんは稼ぎもよく短期間で借金を返済、その後も実家を新築、ピップアップトラックを購入
するなど、一家の家計を一人で支えていた。しかし昨年、カイさんはエイズに感染していることが判
明、年末に実家で息を引き取っている。十九才だった。

　売春婦の供給地であったタイ北部では、エイズによる死者が続出するなか、子供を売春の世界に
送り込むことに抵抗もつ保護者が増加していた。しかし、その流れを通貨危機に始まる長期不況が
押し戻してしまったともいえるだろう。

　タイ近隣諸国からも、生活苦からタイに密入国して、売春に手を染める児童が増加している。都内
チャイナタウンでは二百―三百バーツで客を取るベトナム人少女が急増。またカンボジアの首都プノ
ンペンでも多くのベトナム人少女が売春に従事している。

　ワランカナ所長は「外国人買春客をタイに誘致したマスコミの責任も小さくない」と指摘する。市場
にはタイの売春事情を紹介する出版物が氾濫、風俗関係のホームページでは「処女買い」を紹介す
る記事も掲載されている。需要がないところには供給もない。その意味では児童売春規制は、売春
業者だけでなく、買春客及びマスコミの糾弾も必要不可欠といえよう。

（倉林義仁記者／スカンヤ・ランシクット記者）

−−タイ政府、調査結果を国連に報告
●１９９８年１０月４日東京朝刊

　【ジュネーブ３日福原直樹】タイで「児童買春」をしたスウェーデンなど欧州５カ国の１０人以上が、
帰国後に自国で訴追されたり捜査対象になっていることが、「子どもの権利条約」の順守状況を審
査しているタイ政府の国連への報告によって３日までに明らかになった。被告の一部は刑が確定し
ている。先進諸国は国外での未成年買春の取り締まりを強化しているが、日本では国外での買春
を処罰することができない。今年５月に当時の自社さ与党３党による議員立法で「児童買春処罰法
案」が国会に提出されたが、まだ本格審議されていない。今回の審査結果により法案の早期成立
が迫られそうだ。

　報告によると、現在までに１８歳以下の未成年買春容疑でベルギーで６件、スイス、フランス、ドイ
ツの各国でそれぞれ１〜２件が訴追や捜査の対象となっている。またスウェーデンの１件はすでに
刑が確定しているという。

　国連欧州本部の審査会で報告したタイ政府代表は「タイは外国から『児童買春』のパラダイスのよ
うに思われている」と遺憾の意を表明、被害者の児童の証言をビデオテープで録画し、国外の法廷
に提供する方針を明らかにした。

http://obuchi.naikaku.com/angriff/upred/source/1478.jpg
ロシアだよ、ロシアやっぱり・・・ヒヒヒ！
同志

　また、イタリアの審査委員から「イタリアでも最近になってセックスツアーを罰する法律が制定され
た」との報告があった。スウェーデンの委員は「中国、ミャンマーからタイに流入する児童の売春も規
制すべきだ」と主張している。

　委員会を傍聴した民間団体「子どもの人権連」の平野裕二さんは「子どもの売春や、ポルノ出演防
止の国際協力の重要性が強調された。日本も世界の現状への対応を急ぐべきだ」と話している。

　◇子どもの権利条約

　出生による子どもの差別を禁止し、子どもに思想、宗教、良心の自由などを保障する条約。１９９０
年発効。日本など約１９０カ国が批准し、審査委員会が毎年、各国の批准状況を審査、勧告などを
出す。過去約９０カ国を審査したが、タイの審査は初めて。

日本人のイメージを貶めまくっている海外少女売春ツアー客をこそ狩れ。

ただ、いまこの子供たちの間で大きな問題がある。ヘロインだ。薬はタイ、中国、ミャンマーなどから
入ってくるようだ。（ゴールデントライアングル）

この薬を売買する組織が子供を悪用している。まず、最初のケースは子供にただで薬を与え、中毒
にする。そして薬を欲しがる子供たちに薬を買うお金を稼がせる。売春がその一例だ。もうひとつの
ケースは子供たちを利用してヘロインを売らせることだ。薬物の怖さを知らない子供たちは仲間にも
勧めたりしてしまうため、中毒者の数は著しく増加している。さらにこの問題が売春問題、エイズ問
題とイモづる式にさまざまな問題を引き起こしているのだ。

　＜ベトナム＞香港、シンガポール、台湾から来るビジネスマンの多くは、処女を買うことは仕事の
成功に役立ち、若返りや長生き、精力増強をもたらすと信じている。外国人に処女だけを斡旋あっせ
んする組織もできている。

　内戦の傷痕を残す＜カンボジア＞。プノンペンの性産業で働く女性は一九九一年、約六千人だっ
たが、国連カンボジア暫定統治機構（ＵＮＴＡＣ）の駐留後、九二年末には二万人以上に。三五％が
十八歳未満だ。

　＜タイ＞では、そうした仕事に就く少女は、政府発表の一万人から、子どもの人権保護センターの
八十万人までと開きがある。十歳の女の子は、家族を経済的に支えるために、売春宿に連れて来ら
れた。少女の母親の多くも、貧しさから売春の過去を持つ。家族を養う理由から「売春は立派なこと」
とみなされる風潮さえあるという。

　＜フィリピン＞少年も少女も六万人から十万人。子どもの売買春は通りでも浜辺でもバーでもみら
れる。誘拐され、強要されるケースも。多くの女性が海外の性産業で働いている。

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　　　　　　　ﾍwﾍ　　凶
　　　　　　 ( ´ー｀) ‖
　　　　　　/　ﾉ　,）つ
　　　　　 /／　 ノ
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インドで1,400万人から1億人

　1,400万人から1億人。これは、インドの児童労働の数といわれている。その他の国では、パキスタ
ンで200万人から1,900万人、バングラデシュで500万人から1,500万人、アフリカでは児童の20％以
上、ラテンアメリカで10％から25％と推定されている。児童労働で最も多いのが、メイド、農作業、性
産業となっている(数値はILOおよびユニセフの調べによる)。
　日本の実態はどうか。ロン・オグレディ著、エクパット(アジア観光子ども買春根絶国際キャンペー
ン)ジャパン監修『続アジアの子どもと買春−アジアの子どもとセックスツーリスト』では、「日本でホ
ステスとして売春スナックに働く(外国人*)女性は少なくとも7万人(子ども含む*)はいる（10万人はい
るという推計もある）。少なくともその内5万人は非合法で滞在している。−中略−駐日タイ大使館顧
問ウドム・サピトによると、タイ政府の役人もこういった少女の取引に関わっているという。彼によれ
ば、それらの役人は少女と養女縁組みした後に売春目的で日本に売る。彼が会ったタイ東北部の
二人の少女は養親によって日本の犯罪組織に売られて、1,000万円の借金があると言われたとい
う。また、タイ女性200人が日本の拘置所におり、そのほとんどは性産業で働いていたとウドムは
語っている。
　タイの少女は、日本や香港、台湾、オーストラリア、アメリカ、そしてヨーロッパのいくつかの国で売
春のために人身売買されていることがわかっている」。
　性産業で働く子どもたちは、第三世界の国から先進国へと国境を越えて売られていく。経済がグ
ローバル化していく中で、弱い存在である子どもの権利をどのように守ることができるのだろうか。（*
は編集部からの補足）

「国外犯」規定を武器に

　子どもの性的搾取にかかわる人身売買の問題を国際的にとらえるとき、私は三つのことに注目す
べきだと考えています。一つは、「国外犯」規定に関する国内法について、二つは、現行国内法のこ
の問題に関わる規定について、三つは、WTO(世界貿易機構）のメカニズムについてです。まず始め
に、「国外犯」規定に関する条項について少し説明しますと、「国外犯」規定とは、国内法が外国で
行われた行為にも適用されるという意味です。例えば、日本の刑法では、わいせつ行為や強かんを
禁止し、なおかつ「国外犯」規定を持つので、タイで子どもを買春した日本人を日本の刑法によって
処罰することができるということです。
　現在、世界にはこのような法制度を持っている国は日本を含めて20あります。この法律を最も適用
している国は、ドイツです。日本も2つ程のケースがありますが、日本の場合は、刑事訴訟法では告
訴するまでの期間が6カ月以内という規定になっているので、告訴まで至っていないというのが実状
です。
　「国外犯」規定を多くの国が認め、世界中で有効に活用することができれば、子どもの権利擁護に
大きなインパクトを与えることはいうまでもありません。
　しかしここで、問題になるのは、国によって基準が違うということです。例えば、非常に深刻化して
いる子どもポルノに対する罰則規定を持つ国はタイ、ドイツなどのごく少数という問題です。

　“援交”という新語まで生まれるほど、社会にはびこった援助交際。いわゆる組織が関与しない子
供を対象にした売春。今日も身近にありそうな気配だが、売春防止法では、県内で摘発事例はな
い。下半身の解放にも度がある。

◆子供を性の対象にした売春や、ポルノグラフィーの制作、流通などを禁止する法律が、日本でもよ
うやく生まれそう。すべての政党が議論を重ね、法案をまとめた。

◆国際的な問題として欧米で真剣に論議されているさなか、昨日まで少女売春ツアーを放任してき
た日本。「９６子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」で日本が批判された恥は記憶に新し
い。対応が鈍い日本がどんな法律を作るのか、世界が見つめている。恥の上塗りはもう御免。

　ミッシングチルドレンの一つとして、離婚した両親のどちらかが無断で子どもを連れ去ってしまう
ケースが増加し、問題になっている。両親によって引き起こされた誘拐は35万4千100件（1998年）
にも上り、最も多く被害者となる年齢は3歳から10歳だという。連れ去った犯人が両親だからといっ
て安心だというわけではない。行方不明者関連団体「Stolen Children Information Exchange」が指
摘するところによると、両親による誘拐は「決して愛情からではなく、相手の親に対する仕返しの気
持ち」が原因のことが多い。誘拐者の90％は感情的にバランスを欠いており、暴力を振るうアルコー
ル中毒者であることも報告されている。さらに連れ去られていた間子どもの多くは性的虐待を受けて
いるという。
　一方、見知らぬ他人による誘拐では主に性に関する目的が多い。身代金目的の営利誘拐は少な
く、17歳以下の4万人が売春斡旋業、性的変質者、ポルノ映画・写真製作業者などに売り渡されて
いると、関係機関は推測する。また、そのうちの少なくとも2万5千人（別の調査では5万人ともいわ
れる）が海外の闇市場で取り引きされているという。

　　「児童買春、児童ポルノの行為処罰・児童保護法」（児童買春禁止法）が、９９年５月１８日の衆
院本会議で可決された。１８歳未満の子どもたちの人権を守る理念にのっとって、国際的には日本
人の破廉恥な行為に対する海外からの批判に対応したものであり、国内的には、女子高生らの間
に広がりが指摘される援助交際の取り締まりに道を開くものである⇒施行９９年１１月１日。
　いうまでもなく法律名にある「買春」のキーワードが示す通り、子どもたちの性を金で買うのを禁じる
のが主眼の法律である。また、１９５７年に施行された売春防止法では、買った側が罰せられず、そ
のためにザル法といわれたことに対する考慮（反省）が含まれている。
　周知のように近年、日本に対する日本人に破廉恥行為に是正するための適切な対応を求める外
圧も強い。たとえば、９６年８月にスウェーデンで開いた「子どもの商業的搾取に反対する世界会議」
は、日本の野放し状態を重大問題として取り上げ、特に２点を厳しく指弾した。
　まず、アジア諸国で日本人旅行者などによる児童買春が横行していることだ（日本は「買春者の
送り出し国」−−９７年中に海外で児童買春で逮捕された日本人は５人だけだが、それは氷山の一
角にすぎない）。典型的な「旅の恥はかき捨て」を増長させる現状の改善を迫ったものだが、その汚
名の早急は返上が必要である。
　一方、インターネットにはんらんする児童ポルノ画像も、実は、日本から発信されるものが多い、と
の指摘である。つまり、児童ポ ルノの一大供給地が日本であることを、名指しで糾弾したのだ。画
像は世界中に流れるだけに、外国が神経をとがらせるのは当然である。
　２点とも日本人の人権意識の希薄さが非難の的になったことを私たちは肝に銘じたい。欧米では、
児童ポルノは児童への重大な人権侵害だとして、厳しく法規制を講じている。

　国連人口基金の調査でも、毎年２００万人もの子どもが性産業に送り込まれ、低年齢化も進むな
ど、深刻な事態が報告された。

児童買春の刑罰も決して軽くはない。３年以下の懲役か１００万円以下の罰金である。児童ポルノ
のビデオや写真を製造・販売・輸出入すれば３年以下の懲役か３００万円以下の罰金が科せられ
る。
　刑法の強制わいせつ罪などは被害者からの告訴が必要だが、児童買春禁止法は訴えがなくても
警察が摘発できる。

さらに実効性を高めるために
　▽児童買春周旋（しゅうせん−−中にたって取り持ちをすること）罪・児童買春勧誘罪＝３年以下
の懲役か３００万円以下の罰金（業＝ぎょう＝仕事）として行えば５年以下の懲役か５００万円以下
の罰金）
　▽児童買春目的人身売買罪＝１年以上１０年以下の懲役
　▽児童買春目的国外移送罪＝２年以上の有期懲役
　▽同時に、被害児童の名前、学校名などの報道の禁止
―が設けられている。（なお、同法が施行されると都道府県条例にある同様の行為を罰する「淫行
（いんこう）処罰規定」は効力を失う）

いずれも、日本国民が海外で犯した場合にも適用する。
　これによりアジア各国などで児童買春をした日本人観光客や、中高生と「援助交際」した人は、は
じめて罰せられることとなる
　「遅きに失した」感はぬぐえないが、これで法制上日本のようやく国際的な基準に追い付いた、と
いえる。
　１５４９年、日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師フランシス コ・ザビエルは、「日本人は新たに
発見された諸国民の中で、最も高級な民であろう」と、故国スペインへ絶賛の手紙を送っている。よ
く学び、志操（しそう−堅く守っている主義）の高い国民として好感もった。
　以来４５０年、９６年の世界会議で日本は「最も破廉恥な国民」と位置付けられたのも同然である。
　児童買春禁止法の理念をくみ取るとともに、子どもの人権侵害行為を容認しない社会の構築が現
代の日本の急務の課題である。（1999年５月17日『愛媛新聞』「社説」参照）

　ニュース番組「きょうの出来事」特集で、タイ・カンボジアにおける少女売春（＝日本人男性の買
春）をやってた。

　すごくショックだった。国際協力ボランティアをやっているゆえ、海外での売春問題についてこれま
でにも本を読んだり考えたりする機会はあった。けど、どこかで信じていたんだ。「５年10年前には
あったかもしれないけど、今はそんなことないよ」「50・60代のおじさんがすることで、今の若い男性
にはいないよ」と…。しかし、テレビに映し出される男性は「どこにでもいるような大学生風だった」と
取材した人は言う。もちろんおじさんもいたけど、インタビューに答えるある男性はまだ20〜30代と
いったかんじで、まあこっちは安いからね、と答えていた。売春宿にある書き込みノート（日本語）に
は、ただ性を買うだけじゃなく、処女の子ども（14歳とか12歳とか）がおびえることに快感を覚えると
いったものや、まず20発ぶん殴ってやった、とか書いてあった。もちろんそんなどうしようもないのは
ごくごく一部の人だろう。
　しかし、そこまではやらなくとも、海外で少女を買う日本人が未だにたくさんいることに私は怒りより
もこわくなった。そして信じられなかった。さいごにカンボジアのあるＮＧＯの代表が、「日本のみなさ
ん、カンボジアに来て少女を買わないで下さい」とまじめに訴えかけている。信じられない。自分が
日本人であると思うと、どうしていいか分からない気持ちになった。

　少し話がずれるが、以前は、そんな実態を知って、どうしようもないなとは思っても他人事みたい
だった。自分と彼らが同じ日本人で、私に日本人の血が流れているなんて考え方は嫌いだったし、
そういう意味で、そんな行為をする人たちを、自分と同じ人間とは見なしていなかった。でも、最近は
思う。やっぱり自分を一生懸命知ろうとして、本当の自分なんて分からないけど何かが見えてきて、
いつのまにか自分は日本人だって思うようになった。これからの未来を、歳をとった人には期待しな
いけど（もちろん素晴らしい人もいるよ）、少しずつでも、若い世代で世界じゅうを仲良くして行けた
ら、そして何より日本人同士が仲良くなっていけたら…と願ってきた。しかし、これを見て、心にポカッ
と穴が開いたようだった。

　今回、一番ショックだったのは、私の身近に一番多くいる若い世代の男性が、そんな行為をしてい
たということ。人間の性欲がどうこういうのとは全く別の話だ。そして、切に日本人に訴えかけるカン
ボジアのＮＧＯ代表を見たことだ。

　本当に、日本が何とかしないとどうにもならないと思う。私がそうであったように、日本にいると、海
外で起こっている日本と日本人の問題についてほとんど知らない。その前に関心がないのだ。

更生施設で将来に希望の灯

保健省⇔ＮＧＯ 少女売春婦の実数認識に差

　国連ではアジア地域の少女売春婦・少年売春夫を約百万人と試算、先月はロンドンで少女・少年
売買春制圧のための国際会議が開催され、各国の政府・警察が協力、少女・少年売買春を廃絶す
ることが確認された。同会議では少女・少年売買春のメッカとしてフィリピン・スリランカ・タイの名前
が上がっている。タイでは九六年十二月二十一日より改正・売春禁止法が施行。エージェント・売春
施設オーナー・子供を「売った」保護者への刑罰を強化する一方、売春婦（夫）側の罪を軽減、その
更生に力点が置かれるようになった。タイ政府による売春婦（夫）更生の実際を探った。

買春客・メディアへの罰則強化を　　　　　　　　　

　タイ国内の売春婦（夫）の実数に関しては統一した見解がない。保健省伝染病局が今年一月一日
から三十一日まで全国八千十六ケ所の風俗施設を対象として調査したところによれば、売春婦
（夫）総数は六万三千九百四十一人。内訳は地方三万八千百三十二人、バンコク二万五千八百九
人となっている。

　しかし表向きはレストランなどでカモフラージュしている施設も多く、また警察による摘発を恐れて
地下に潜る組織もあることから、実数はこれを上回るとみてよいだろう。

　国立マヒドン大学社会人口研究所リクタヤ・アチャワニッチャクン教授は、昨年度実施した売春婦
（夫）数調査結果として九万九百十六人という数字を提示している。

　さらに保健省では少女売春婦・少年売春夫の数を八千人と推定しているが、民間援助団体（ＮＧ
Ｏ）ではこれを八万人と試算、両者の間には大きな開きがあり、この認識のズレが官民一体となって
の撲滅運動の足かせともなっている。

教育の重要性を強調

　現在施行されている売春禁止法の基本精神は売春婦（夫）を罰することではなく、更生させること
にある。同法には「十八才以下の売春行為をなした全ての者は、保護並びに職業訓練を二年を越え
ない範囲で受けること」が規定されている。この保護・職業訓練施設は全国に四ケ所、うちバンコク・
中部・南部を管轄するのが、ノタブリ県に設置されている『バーン・クレッタカーン』（労働社会福祉省
監督）だ。

　同施設では基本的に十八才未満の少女に対して病気治療、学習指導、職業訓練などを施してい
る。

　入所後はすぐに健康診断を実施、特に性病と精神病は念入りに検査される。性病に羅漢している
少女は少なくなく、約〇・五％はエイズウイルスに感染しているという。健康管理意識を高めるため
本人には告知するが、他の少女らには知らせず、共同生活を送らせる。ストレスを軽減させようとい
う配慮だ。

　一方、精神病に関しては、軽度の場合は施設内で治療、重度の場合には精神病院に移送される
が、これは非常に稀という。同施設には看護婦が二人、二十四時間体制で勤務しているほか、週に
一度医師が定期検診に訪れる。

　教育・職業訓練により売春の世界から足を洗わせようというのが同施設の大きなテーマだ。ワラン
カナン・イサランクン・アユタヤ所長も「売春婦の多くは貧農出身で教育を受けておらず、だまされや
すい」と教育の大切さを強調する。このため施設では小学校・中学校・高校卒業資格の取得が可能
となっている。さらに職業訓練科目は、美容・洋裁・手芸など九分野から選択、九ケ月過程と六ケ月
過程があるが、修了者には修了証書が授与される。

　保護者とは常に連絡を取り合い、出所後も可能な限り追跡調査をしている。ワランカナン所長によ
れば、「出所後再び売春に手を染めるケースは非常に少なく、出戻りもほとんどない」という。

　しかし不況下での運営は決して楽ではない。予算も今年度は削減され、一人当たり一日の食費
は三十二バーツと節約が必要だ。さらにユニセフからの援助は不可欠、出所後実家に戻り、施設で
の訓練を生かし開業しようという者には審査の上、五千バーツの支度金が支給される。

　同施設で一年四ケ月を過ごしたパヤオ県出身のラックちゃん（仮名・一四）は暴力的な両親から逃
げ出しバンコクに上京、実姉の男友達のアパートに転がり込み、そこで売春容疑で逮捕された。施
設では中学校卒業資格取得を目指して勉強するとともに、手工芸の訓練を受けている。将来の夢は
看護婦になることだ。「ここでは多くを学び、将来への希望も持てるようになった。はやく出所して勉
強を続けたい」と抱負を語っている。

　しかし〃需要あるところに供給あり〃。少女・少年を求めて来タイする外国人、ロリータ趣味のタイ
人と、需要は常に一定のレベルを保っている。通貨危機によるタイバーツ下落も外国人買春客を引
き付ける要因となってしまった。インターネット上では売春（少女売春を含む）への興味を駆り立てる
内容のホームページに人気が集まっている。ブローカー・売春施設オーナーを厳しく罰することは当
然として、買春客・メディアの取り締まりをより厳格にすることも必要であろう。