いや、プロトタイプの問題というより、
人をその気にさせる材料を提供できなかった。
プロトタイプももちろんその材料にはなるだろうけど、
それができなきゃ何かビジョンでも夢でも出して、
人を引き込めなかったのが敗因かと。
ある意味ではホラが吹けなかったというか。
中途半端に技術を知っていたせいかも。
結局、技術も発想も何も出せず、単に
「和製OS」を作って一儲けしたい(?)という話になっちゃったし。
その儲け話にしても、『「和製OS」を作って売る』みたいなレベルでしか考えてない
見通しの甘い夢物語にしか見えなかったしなあ。
まあ周りを当てにしちゃだめというのは確かだが、
周りに文字通り丸投げしておいて、これまた文字通り何もしてない自分だけが
甘い汁を吸えるようにしようというのはさすがに虫が良すぎる。
実際にはどうするつもりだったのかは知らんが。
黒髪はDOSのFEPを作る計画だったが、すでに需要のなく熟成された分野で、なおもやっていこうという気にはならないな。
この場合、どだい素材の選択にムリがあったといえそうだな。
和製OSは、彼は最初はホンキだったのだろう。残念ながら、その作業をなめていたようだが。
>>112 >ある意味ではホラが吹けなかったというか。
OSって高技術で頭の良い人じゃないと作れないから、ホラは
意味ないよ。ホラ吹いてただ働きさせようとしても誰一人
作らないのが当たり前だよ。
>>114 > OSって高技術で頭の良い人じゃないと作れないから、
継続的に作り上げていく根性があるやつにしか作れない。それは才能ではない。
現代のプログラミングでは必要とされないハードウェア周りの怪奇な仕様や
CPU周辺のとかく理解しづらい機能を必死でいじり倒す根性が必要なのだ。
ともかく、その最後の一文には激しく同意。ホラ吹いたぐらいで動くやつは、
同じくOS作りをなめているとしか思えない。結局アホしか集まらないw
>115
すごいプログラマとは根気のある人のことだ、という格言もあるが。
根性は才能だよ。たしかに頭の良し悪しとはあまり関係しないとは思うけど。
んでホラっつうのは「何とか無理すれば実現可能かもしれない目標」
ってことかな。
ひどく端的に言ってしまえば、
「技術のある人間が作りたいと思うようなすばらしい目標」
になる(w
まあそれでもそれで動く人間なんてアホばっかりと言うのなら
それは確かにアホと呼ばれるんだろうけどな。
チンコスなんて結局、素人がワラワラ集まっただけの集団だったじゃん。
しかも技術を互いに研鑚しようという意志のあるヤシはいなかったし。
ただの物好きが、Daisukeが何か始めるのかと待ってただけ。。
>>116 日本はソフト「産業」だけでなく、プログラマの質も低いと思うのですが、
貴方の説だと、それは、日本人が「根気」が無いからということになるわけ
ですか?
ちなみに、プログラマ板で「デス・マーチ」と言う言葉を良く見かけますね。
あれは、期限まじかに夜遅くまで長時間労働することを意味しているよう
なので、十分「根気」はあると思いますな。
足りないのは根気ではなく能力です。
>>118 OSの場合ですので。
>足りないのは根気ではなく能力です。
両方必要です。
根気だけで、能力ない人のコードは入れてもらえません(笑
根気、やる気はあっても能力イマイチの人には別の事が向いています。
結局、どんな分野でも根気ややる気が重要な事は認めるが、その時点で見ると、
「能力」に差があることは事実だと思う。
つまり、「生まれつき」の部分だけで決まる事というのが、どれくらい
あるのかは議論が分かれる所ではあるが、環境や鍛錬の結果としての
「その瞬間」には能力に差があるということ。
もっと簡単に言うと、生まれたときの差は実際小さいかもしれないし、
全く同じ事に興味を持って、全く同じ様なことをやってきたのなら、
それほど差が無いかもしれないが、実際問題、ひとそれぞれ色んな事を
やって成長するので、どうしても差が出てくると言う事は認めざるを
得ないと思う。逆にそういうことを一切認めないと言うのも、変だ。
「OSを作れる人は世の中に一杯いる」という事実と、
「OSは誰でも作れる」という事とを一緒にしてる人がいませんか?
また、OSの定義も曖昧なので、「どこまでできる」OSかどうかも
考慮せずに「OSを作った」という人物を数え上げれば大量に及ぶのは
当然です。例えば、「ブートするまでできた」というだけでも、
「OSを作った」と言ってしまう人もいるでしょう。
(でも確かにOS作れる人は結構たくさんいると思うな)
>また、OSの定義も曖昧なので、「どこまでできる」OSかどうかも
>考慮せずに「OSを作った」という人物を数え上げれば大量に及ぶのは
>当然です。例えば、「ブートするまでできた」というだけでも、
>「OSを作った」と言ってしまう人もいるでしょう。
それは「なんちゃってOS」に定義されるような。
(^^)
>>122-123 厳密にその瞬間を捕らえたのなら、「OSを作れる」と言える人間は確かに少ないだろうが、
というか、作ったことのある人間しかそう呼べないような気もするが、
長期にわたって見れば"(OSを作るに足る)根気と、人並みの学習能力さえあれば"
誰にでも作れると思われ。
イパーン人がプロ野球選手になれないのとはワケが違う。
もちろん誰にでも作れるかどうかを立証することなんて
後にも先にも誰もやらないだろうけど、
> 「OSを作れる人は世の中に一杯いる」という事実
から導かれる当然の帰結だと言うことはできる。「一杯」の解釈によるけど。
言葉の定義がバラバラなだけで、
結局ほとんど同じ事を言ってるに過ぎないと思うがなあ。
「OSに関する知識はイパーン人の理解能力を超えている」ということでもないんだろう?
>>118-119 貴方の見解だと、
>>116の
> 根性は才能だよ。
はどういう意味になっていますか?
才能≠能力?それとも根性とは才能そのものだという意味だとでも?
確かにそういう意味なら正しいとは思えないですが。
あと、夏休みの最後の日に溜まった宿題を一日中かけて
必死に片づける小学生に「根気」があると?
・・・しかし、「すごいプログラマ」というのは別に
プロジェクトをうまく進ませれるような「すごい」ではない、
といちいち書くべきだったかな?
「根気のある人は優秀なプログラムを作れる人になれる可能性がある」
とでも書くべきだったか。
129 :
Be名無しさん:03/03/14 10:36
>>127 >長期にわたって見れば"(OSを作るに足る)根気と、人並みの学習能力さえあれば"
>誰にでも作れると思われ。
>イパーン人がプロ野球選手になれないのとはワケが違う。
貴方がそう思っているだけで、現実は違いますね。
列記とした大きな差がある。
事実、この界隈で作られているOSの進捗状況を見れば、作者によって
大きく開発力に差があるのは自明。
GUIに至っては、アルゴリズムさえ分かってない人が多い。
130 :
Be名無しさん:03/03/14 11:04
OSがやってる事は一見単純だけど、マルチタスクで必須になる排他制御
とかは「人並みの頭脳」だけでは理解できないかもしれない。
他にも細かい点がい結構難しいものなんだよ。
log(x)関数の意味がわかる人でも、log(x)の整級数展開を求めて、
微分積分程度の知識しかない人に論証するのは大変でしょう?
「ボタンをクリックしたらメニューが出る」という単純な動作でも、
マウス割り込みと、ユーザープログラムをどうやって分離したらいい
か、同じルーチンをどのアプリからも利用出来るようにするには
どうしたらいいか、などを考えるのはそんなにたやすい事ではない
はず。
131 :
Be名無しさん:03/03/14 11:10
ちなみに、OSASKのKタンも、とある学校の主席なんだよ。
>129-130
「難しい」と「無理」とは違うだろ。
「分かっていない」と「分からない」も違う。
あまりに「難しい」から実際にはほとんどの人が諦めてしまい、
「無理」になるというのならわかる。
念のために書いておくと、漏れが言うOSとはソフトウェアとしてのOSのみ
を指してるのであって、競争力やコミュニティは含まない。
> 貴方がそう思っているだけで、現実は違いますね。
そう言い切るためにはOS書けたらその後一生遊んで暮らせる権利を与えるという
条件下にでも置いて実験するしかないと思われ。
>131
Kタンのページ見る限りソフトウェアに関して何かその優秀さを示すような経歴は
見当たらないけど?
まあ大学院での専攻「システム要素科学」は関係はありそうだけど。
結局つきつめれば水掛け論になっちゃう。上の実験なんて無理ぽだし。
今OS作って発表してる人の(根気以外の)能力を測って平均すれば
それは確かに優れているかもしれないけれど、だからと言って
「優れていない」人に作れないということを示してはいないわけで。
仮に作ってる人間に「優れていない」人間がいても、
OSを作ってる時点で本当は優れていたのだ
などと言ってしまえば千日手(w
135 :
Be名無しさん:03/03/14 15:30
>ソフトウェアに関して何かその優秀さを示すような経歴は見当たらないけど?
「ソフトウェアに関しての優秀さ」とは「知識」的な優秀さでしかない。
138 :
Be名無しさん:03/03/14 18:19
>>134 英訳ソフトを作ることを考えてみよう。
適当な訳でいいならはっきり言って誰でも出来る。
しかし、人間並みの翻訳結果を得るには専門知識や研究が必要となる。
This is a pen. と入力した時だけ正しい訳を出すようなソフトなら
誰でもできるが、複雑な長文で、それなりの訳を出すのは難しいと
言う事。
この場合、「専門知識を得れば誰でもできる」というのはある意味では
正解かもしれないが、「専門知識をちゃんと吸収できるかどうか」に
なんらかの才能を要求されるかもしれないと言う事を忘れてはいけない。
OSの機能にしても、ごく一部を切り出すなら、はっきり言って誰でも
できてしまうかもしれない。しかし、完成度を上げて全体を作り上げ
ようとすると難しくなるだろう。
プログラムの本質は、複雑さにあると言われているが、その複雑さは、
規模に対して指数関数的に増加すると言われているので、規模の小さな
段階で「出来たつもり」になっていても規模が大きくなると出来ない
可能性も高い。
139 :
Be名無しさん:03/03/14 18:25
次のような例も適切だ。
マラソンは、ドーピングをして疲れを感じないようにすれば、二流以下の
選手でも好成績になる場合がある。
マラソンをしているのに、最初の100mを全力疾走して100mの段階で
トップになっても、42.195kmの地点でトップになるどころか、リタイア
してしまう可能性すらある。
現状、2ch界隈で上がってるいくつかのOSで完成度の低いものが沢山
上がってきたのを見て、必ず完成度を高められると考えるのは間違い。
ということ。最後まで走りきるには、止まらずに走りつづけることが
できなければ成らない。
140 :
bloom:03/03/14 18:49
まともなOSを書こうとしたら、十分な経験と時間が必要だよな。
観察するに、Lタンは小学生のころからPC-8801でOSを作っていた。
Kタンも同じく、中学生ぐらいから設計を始め、2000年になって実装に入った。
GUI-OSの作成までに13年を費やした、そんな例だってある。
当然、その過程における進捗の度合いは人それぞれだろう。
だが「人生を狂わせるほど時間をつぎ込めば、性能の差はあれOSは作れる」
という意見は、これら観察される事実からみて自明ではないのか?
>>142 ある程度の経験者でも1から書くとなると数百から1000時間
くらい必要みたいね。
>>138-139 何度も言うようだが、「難しい」と「できない」は違う。
マラソンをしろとは言ってないよ。
42.195km進めと言ってるだけでな。一日100mでもいい。300m進んで200m下がってもいい(w
何も徒歩で行く必要もない。
本屋に行って参考書を買い込んでもいいし、専門教育を受けてもいい。
人のソースを参考にしてもいいだろうし、ツールの助けを借りてもいい。
LinusはLinuxを作ったか否か?
> なんらかの才能を要求されるかもしれないと言う事を忘れてはいけない。
そう。そして要求されないかもしれない。
というか、これが立証されない限りどうしようもなさそうなんだけど。
OSの基本的な知識にはそんなに難しいものはないと思うがなあ。
少なくともフェルマーの最終定理の証明を理解しろ、などというレベルの話じゃない。
可能性を言うのなら、落ち着いて見ればわずかな小石なのに、
道を遮る巨大な岩に見えている可能性もある。
複雑さを解決する方法もかなり考えられている。
結局、実際にリタイアするかどうかをもってして「できる」「できない」
と言ってるんだと思うんだが。才能が少なければそれだけリタイアの率は高くなるのは確かだろう。
でも例えば「OSを作らなければ死ぬ」というような状況に追い込まれれば、
作れるだろうと。逆に恐怖で作れないかも知れないが(w
>>144 >でも例えば「OSを作らなければ死ぬ」というような状況に追い込まれれば、
>作れるだろうと。
貴方一人のことを言ってるわけじゃないのはいいでしょうか?
貴方がそういう状況に追い込まれればOSを作れる事は事実だとして、
だから何故、「OSを作るのは誰にでもできる」ということになってしまう
のですか?
フェルマーの最終定理は300年間解けなかった大定理です。あんなものを
解けたのは超大天才であって、OSを作るのにそんなに凄い才能は必要ないのは
元々言うまでもないことです。
300年と言う時間が如何に凄いものか考えても見てください。
全世界で考えると、野球選手になる人は年間凄い数に及びます。
300年だと、野球選手だけで何十万人、何百万人にもなるかもしれません。
そのようなレベルのものと、300年にたった一人解けた数学の天才を
比べるまでも無い事ですよね。
>145
> 貴方一人のことを言ってるわけじゃないのはいいでしょうか?
> 貴方がそういう状況に追い込まれればOSを作れる事は事実だとして、
> だから何故、「OSを作るのは誰にでもできる」ということになってしまう
> のですか?
「OSの基本的な知識にはそんなに難しいものはないと思う」から。
ちなみに解けとは言ってないんだけど・・・
まあこれは対比が悪いか。スマソ。
何がいいだろう。「フーリエ級数の証明より簡単」ってとこかな?(w
ああ、じゃあなんで
「OSの基本的な知識にはそんなに難しいものはないと思う」のか、というと、
基本的な知識はほとんど教科書に載ってるような代物ばっかりだから。
そこで、じゃあなんでそう思うからといって
「OSを作るのは誰にでもできる」ということになるのか、というと、
知識から実装へ進むのは時間さえかければどうにかなるだろうから。
最悪参考本から取ってくればいい。OSkitとか使うのもアリだろう。
可能性の大・小だけの問題でしょう。
知識と才能、努力と根性。場合によっては運とかタイミングなどの
複合的な要素によってその可能性は変わりますが、
もっとも大事なのは「意思」です。
これはOS製作だけではなく、モノ作り全般で言えることだと思います。
ただもちろん、比類のないモノを創るということは本当に一握りの人間にしか
できないことだと思いますが。
150 :
Be名無しさん:03/03/15 12:48
OSkitは低脳君に扱える代物だろうか...
151 :
Be名無しさん:03/03/16 11:03
和製OS?
いらねーよ、そんなの
153 :
某IME作者:03/03/18 06:54
>> 111 さん
> 少なくともプロトタイプができるまで、
あの時は、まともな知識が無く「やればできるだろう」という若気の至り。
あー。ハズカシ。ちなみに今でも黒髪の後継PJはやってますけど。
一応、今は文法解析の基礎など、それなりに知識ありますが。
まあ、知識や資料だけじゃダメというのはありますけどね。
実現するには形から入り一寸迷わず突き進めってことで。
> 他人に見せちゃアカンことぐらい学んだだろ?
これはどうかな?
ユーザというのは近欲で成果というのは
目に見える形で見たいものですからね。
それに答えようとして失敗する例はいくらでもあるかと。
黒髪のときは精神的・技術的。力量不足。
できないと思うと本当そうなってしまいますね。
> それとも、口だけのやつは何年経っても口だけなのか?
今では、理屈では物事は通らないことぐらいわかりますよ。
かと言って行動が絶対正しいとは限らない。
ちなみに、仏教・ひふみ神示では(激しく板違いなので以下略