コンピュータなるものが、日本原産だとしたら

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80Be名無しさん
5年くらい前に、異世界もののゲームに使う設定として作ったコンピュータの規格がある。

12ビットワードCISCで、アドレス空間16メガワード、メモリバス・データバスとも24ビット幅で
4キロワードセグメントのMMU搭載CPU、動作クロックは2MHz、メモリは旧型が500kHz、
新型は1MHz駆動で、いずれも不揮発性。

外部記憶は不揮発性電磁気メモリ(バブルメモリのようなもの)のカセットモジュール
(高価で容量は少ないが、高速)と磁気テープ(シーケンシャルアクセスのみだが安価)。

プリエンプティブマルチタスクOSが稼動するも、UIはCUIのみ、
社会環境としては都市部では4096wps(word per second)のパケット回線が敷設済み。

基本的にこの構成のまま(小幅な改良は続いているが)実に半世紀近くもこのままで
安定してしまった世界…というのを想定した。

感覚的には、パソコンが8bitから16bitに移行する端境期の雰囲気のままと思って良いかと。


この世界の言語は日本語のアナグラムで、コンピュータへの入力は母音5音+子音10音
+記号等の+αのキーボードから音節−文節変換で記述、
表記は縦書きで右から左に流れ、表示は初期にベクタースキャンCRTが使われたものの
すぐに廃れ、主流はレーザースクリーン。

技術世代がアンバランスなのは、技術の更新が遅いのんびりした世界という設定から。
社会環境から風俗、技術背景、果てはこのネタのコンピュータの命令表まで作ったけど、
企画そのものがポシャってしまい、日の目を見ることはなかった…