(続き)
最近の流行は、帯域を埋め尽くす方向性です。
UDPででかいデータ(4000バイトぐらい)を送りつけるパターンが流行しています。
最初はIPアドレスとして生々しい韓国からのアドレスを使っていましたが、
だんだんと詐称するようになりました。(UDPだとIPアドレスの詐称は容易です)
で、これは、最初からサービスをつぶすのが目的なので、
やるほうも当然DNSなんか参照せず、IPアドレスで直接攻撃してきます。
だから、サーバを止めても攻撃の手はゆるまないことが多く、
サーバだけを止めても、あまり意味がありません。
で、詐称に加え、最近だとbotを使って、
より計画的にDDoSをするようになってきました。
これだと、コマンド一つで数GのDDoSを多方面からかけるのも、お茶の子さいさいです。
で、韓国からコントロールできるbotに入ってしまっているPCが
仮に日本にあれば、日本からもDDoSがPIEにいくことになります。
もちろんその発信元IPアドレスは詐称されているかもしれません。
あと、最近だと実際のサーバのIPアドレスを狙うのではなくて、
その近辺というか、そのサービスが入っているiDCのIPアドレスブロックを
くまなく狙うタイプのDDoSも存在します。
ようは、www.2ch.net = 206.223.154.230 をつぶしたい場合、
206.223.154.230 そのものではなく、
206.223.154.0/24 や 206.223.144.0/20 にくまなくDDoSを送ってくるパターンです。
で、最終的に
>>266 のように、その iDC の出口を全部埋め尽くすことができてしまえば、
その iDC にハウジングしているサイト(2ch)をつぶすことができるわけです。