食塩泉はしょっぱい。硫黄泉(硫黄型)はゆで卵味。
こんなのは判るけど、硫酸塩泉系の味は?重曹泉の味は?
硫黄泉(硫黄型)で緑色になるのがあるけど、それはなぜ?
強酸性泉で塩酸系と硫酸系での体感的な違いはなに?
温泉を回り始めたマニア初心者が疑問に思うことがたくさんあると思います。
マニア初心者はここで聞いてくだされ。
経験者の皆さん教えてくだされ∈(・ω・)∋
2get していいかしら?
3 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/02(木) 08:21:02 ID:DzMax7nP
古遠部は甘いような舌が痺れるような味がする。
あれは石膏の味なのかな?
4 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/02(木) 19:44:10 ID:qWUoOmZ/
キシキシする感じの湯はどんな成分のせい?石膏?
5 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/03(金) 23:23:44 ID:h1wzyqbt
苦い湯の温泉ってカルシウムやマグネシウムが多いようなんだけどあの苦味って何?
6 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/04(土) 00:05:25 ID:h1wzyqbt
温泉地行くとたいていちょっとは口にふくむが恵山・塚原・松之山鷹の湯・えびの市営露天は体が受け付けなかったなあ・・・何なのか教えてください。
7 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/04(土) 06:43:53 ID:Z45gQnEm
>>6 塚原は強酸性だから、超すっぱいよね。
松之山の強烈な味は何なんだろ?
>>5 塩化カルシウムは超苦い。融雪剤なめてみてそう思った。
ということは、濃いカルシウムー塩化物泉は苦いはず。
松之山はしょっぱ苦い味だな。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉だからだな。
9 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/04(土) 11:02:44 ID:7A4C18O/
>>7 融雪剤舐められたんですか・・・凄過ぎっ!
塚原・他・・強が付く温泉の長湯は体に良くないでしょうかね?
浸かる時間はどれくらいなんでしょう、5分以上浸かったら湯
疲れしそう。
やっぱ長湯できる温めの炭酸系の温泉が好きだなあ・・。」
10 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/05(日) 15:36:31 ID:tPnEKu1e
とりあえず、うちにあった重曹なめてみた。
水に溶かさず粉のままなめてみた。
少ししょっぱ苦いような味、たぶん薄い溶液だと余り味はしないと思う。
というわけで、ナトリウム-炭酸水素塩泉(重曹泉)はあまり味はしないと推測される。
11 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/05(日) 19:45:11 ID:DLn88wbv
質問です。本日、三重県の榊原温泉へ。
アルカリ性単純温泉の低温泉で、
非加熱の源泉風呂は、結構なぬねりを楽しめました。
単純温泉のぬめりって、なんの成分が効いているんでしょうか?
加熱風呂はぬめりがちょっと弱めでした。
気になって仕方ないので、諸先輩がたよろしくご指導お願いしまつ。
12 :
湯元榊原館七栗の湯:2006/02/06(月) 01:38:46 ID:UwC4w/l8
泉温:32.4℃ 湧出量:230 L/min 水素イオン濃度(PH値):9.4
(1)陽イオン
ナトリウムイオン (Na+) 76.3
カリウムイオン (K+) 0.7
カルシウムイオン (Ca2+) 0.9
計 77.9
(2)陰イオン
フッ素イオン (F-) 3.3
塩素イオン (C l -) 41.4
硫化水素イオン (HS−) 1.3
硫酸イオン (3−) 22.27
炭酸水素イオン (HCO3−) 64.1
炭酸イオン (CO32−) 15.0
ホウ酸イオン (2−) 3.3
計 151.1
(3)遊離成分
メタケイ酸 (H2SiO3) 46.3
遊離硫化水素 (H2S) 0.3
(4)その他微量成分
リチウム:0.028mg/kg 鉄:0.008mg/kg
■溶存物質(ガス性のものを除く):0.28g/kg
■溶存成分総計:0.28g/kg
■泉質:アルカリ性単純温泉 (低張性弱アルカリ性低温泉)
13 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/06(月) 11:38:55 ID:Q7XQP2fr
>>11 そこで入浴したことはないのでどのくらいのぬめり感なのか分からないけど、
>>12の成分表を見て推測するに、単純泉ながらもその中で、
重曹成分(ナトリウムイオンと炭酸水素イオン)が多く、炭酸イオンが若干あるので、
これらがぬめり感を出しているのだと思います。
14 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/07(火) 00:15:32 ID:Y+tPm2Kt
ヌルヌルの温泉・・良いですねっ!
激ヌルっていうと、
能登の輪島温泉、愛媛の小薮温泉、栃木馬頭の小口の湯、
岩手のひまわり温泉、大阪の犬鳴山温泉
当たりが思い出されるなあ・・。
皆泉質同じなのかな?・・何か薬入れてたりして??
15 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/07(火) 16:42:34 ID:27w5bDtR
ツルツル系は重曹系とアルカリ系に分けられるね。
16 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/08(水) 22:56:50 ID:Nrfzw23i
国見温泉の緑色って鮮やかな色。川渡温泉も緑色。ある種の硫黄泉は緑色なんだよな。
あれって、どういう成分で緑色になるんだろうか?
17 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/11(土) 23:47:37 ID:+kNFu61z
>>16 緑色・・ある温泉施設の経営者から聞いたのですが、2価の鉄分を含んだ成分
の所は緑色多いとか??わかりません。
緑色・・八幡平の一番盛岡側の温泉や新屋、三内丸山もそうだったかな?
何か東日本に多いかな?
18 :
名無しさん@いい湯だな:2006/02/13(月) 12:09:17 ID:C+ECxTbo
緑ばん(FeSO4)は半透明の緑色になるっぽい。
硫黄型の硫黄泉も緑色透明や緑色半透明のがたまにある。
硫化水素型の硫黄泉は緑色でも濁ってる場合が多い。
19 :
名無しさん@いい湯だな:2006/05/23(火) 07:58:29 ID:5t7mukX+
石膏泉の味ってどんな味ですか?
析出物の多い温泉で甘いような味がする時があるけど、あれが石膏泉の味なのかな?
緑色の国見温泉も川渡温泉も、両方とも、含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩泉。
酸性でもないのに石鹸の泡立ちが極端に悪い温泉がある。なんで?
22 :
名無しさん@いい湯だな:2006/06/12(月) 09:25:23 ID:mMrmFC65
カルシウムやマグネシウムの多い硬水系の泉質は石鹸の泡立ちが悪い。
23 :
名無しさん@いい湯だな:2006/06/12(月) 18:38:49 ID:SjRaglIq
24 :
俺様のメモ:2006/06/13(火) 08:56:20 ID:ZzjOx/72
塩分濃度
ラーメンスープ 1.3%
味噌汁 1.0%
お吸い物 0.8%
海水 3.4%
血液 0.8%
25 :
俺様のメモ:2006/06/13(火) 09:53:21 ID:ZzjOx/72
メタ珪酸はツルツル感に関係あるらしい。
メタ珪酸は青い色と関係があるらしい。
26 :
俺様のメモ:2006/06/13(火) 10:01:11 ID:ZzjOx/72
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/bbs02/bbs020401_0410.htm より引用
> ホウ酸とメタホウ酸は全然別物なのですか?
> それと、メタホウ酸特有の浴感というのはあるのでしょうか?
> あと、メタケイ酸ももしあればお教えください。お願いします。
ほう酸と珪酸は性質がよく似ています。
どちらも水中ではイオンになり難く、他の物質との結合もごく弱いです。
したがって浴感や効能への作用もほとんど無いのかと思います。
ケイ酸のコロイド(濁り)が青白く眼に見えるほど濃くなれば、
寒天を溶かしたようなニュルニュル感が出てくるのかも・・・
湯の峰の「つぼ湯」は何となくそんな感覚でした。
合成洗剤では、ほう酸ナトリウムや珪酸ナトリウムが添加剤として入って
いることがあります。これらは繊維や皮膚から分離した油脂や汚れが
再付着するのを防いで、洗い上がりを良くする効果があるのだそうです。
温泉でも浴後のさっぱり感に影響しているかもしれません。
これは何だかありそうなことかな〜と思っています。
ホウ酸(H3BO3)の水中での形態は、
pH=9.2未満 → メタほう酸(HBO2)
pH=9.2以上 → メタほう酸イオン(BO2^-)
珪酸(SiO2)の水中での形態は、
pH=9.7以下 → メタ珪酸(H2SiO3)
pH=9.7〜11.7 → メタ珪酸水素イオン(HSiO3^-)
pH=11.7以上 → (メタ)珪酸イオン(SiO3^2-)
注)あくまで目安です。炭酸と同じように変化は連続的です。
27 :
俺様のメモ:2006/07/29(土) 08:36:39 ID:Lc2QNHpq
塩化第一鉄(塩化鉄(U))(FeCl2)
性質
・比重 無水物 2.898
・緑黄色〜緑色の塩化第一鉄(FeCl2)と黒褐色〜黄褐色の塩化第二鉄(FeCl3)がある。
・塩化第一鉄は吸湿性の固体である。
・希硫酸に溶けやすく,エタノールにやや溶けやすい。
28 :
俺様のメモ:2006/07/29(土) 08:51:59 ID:Lc2QNHpq
酸化鉄(II)
酸化第一鉄とも呼ばれる。
組成式 FeO
式量 71.9
融点 1360℃
化学的性質
IUPAC命名法では酸化鉄。常温常圧で黒色の固体。鉄を高温で熱すると生ずる。
酸化鉄(III)に比べて表面が密なので、鉄固体の表面をこの物質で覆うことによりさらなる
酸化を防ぐことができる。鉄棒などの表面に錆び止めとして使われている。
酸化鉄(III)
組成式 Fe2O3
式量 159.7
融点 1,538℃
化学的性質
IUPAC命名法では三酸化二鉄。常温常圧で非常にもろい赤褐色の固体。水酸化鉄の脱水
や、自然酸化によって生ずる。赤鉄鉱を構成しており、これを還元して金属鉄を得る。赤錆
は鉄の自然酸化によってこの物質ができることによって生ずる。赤さび。赤色顔料・弁柄とし
て使われ、磁気テープの磁性体材料として広く使われている。
神戸の朝日温泉は単純温泉なのに褐色がかった透明で湯の花も泡つきもあって湯上がりもすべすべです。
成分的に何かが僅かに足りなくて単純温泉に分類されているんでしょうが、
灘温泉界隈の泉質の中でもかなり特徴がある方だと思います。
成分表だけで温泉の個性は計れないものなんですね。
30 :
俺様のメモ:2006/07/29(土) 15:08:37 ID:Lc2QNHpq
>>29 おっしゃるとおり、成分表だけでは、わからない部分はたくさんあると思います。
溶けている全イオンについて分析している訳でないようですからね。
有機成分なんかは、成分表に載らないし、湯ノ花も成分表には関係ないし。
---俺様のメモ-------------------------------------------------------------
硫酸鉄(II)
別名硫酸第一鉄。組成式 FeSO4。無水物は比重3.346。7水和物は1.895で青緑色の結晶。
緑礬とも呼ばれる。水に可溶。空気中で徐々に酸化され表面に黄褐色の塩基性硫酸鉄(III)
Fe(OH)SO4 を生じる。加熱すると結晶水を失い、80?123 ℃で1水和物、300 ℃で無水和物
となる。お歯黒、インキ、紺青の製造原料、還元剤、媒染剤、医薬、木材防腐剤などに利用
される。
硫酸鉄(III)
別名硫酸第二鉄。組成式 Fe2(SO4)3。無水和物といくつかの水和物があるが、普通は水溶
液のまま用いる。FeSO4 水溶液に硫酸と硝酸を加えると褐色溶液として得られる。
溶液から得られて水和物はいずれも、ばら色ないしすみれ色の結晶。注意して熱するとほ
とんど無色の無水塩(比重3.097)となる。いずれも水に可溶。水溶液を熱すると塩基性塩を
生ずる。媒染剤、鉄ミョウバンの原料。
31 :
名無しさん@いい湯だな:2006/08/16(水) 17:34:00 ID:JgpcB9Nq
基本的なことですが、質問 ノシ
泉温20度だけど、単純温泉ってあり得る?
この前行ったところがそういう掲示になってたから。
教えて、エロい人
32 :
名無しさん@いい湯だな:2006/08/16(水) 18:25:09 ID:a5od29P0
33 :
名無しさん@いい湯だな:2006/08/16(水) 18:41:32 ID:JgpcB9Nq
>>32 トン、ですが、
温泉でも泉質名が付かないことは分かりました。いわゆる規定泉ですよね。
メタケイ酸により規定とか。
温泉分析書をじっくりとは見てないけど、何か療養泉の数値に満たないけど、温泉の定義は満たす成分が入っていたのかもしれません。
でも、その場合療養泉である単純温泉とはならないですよね。
その温泉は温泉分析書で、「単純温泉」って書いてあったんだけどな。
泉温25度未満で単純温泉ってあり得ないと思ってたんだけど、どうなんでしょう?
34 :
名無しさん@いい湯だな:2006/08/16(水) 20:26:51 ID:nQsRSzhb
>>33 >泉温25度未満で単純温泉ってあり得ないと思ってたんだけど、どうなんでしょう?
ですよねーー
ここでも、単純温泉の項目で、そのように書かれています。
http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/4f/onsen_b.html#2 @ 単純温泉
溶存物質量(ガス性のものを除く)すなわち含まれる物質の量としては法律上温泉には該
当しないものの、泉温が25℃以上ある地下からの湧出水は上に述べたように法律上温泉
に該当し、療養泉のうち単純温泉とされています。特に火山地帯の地下水でなくとも、平野
部の深い所から汲み上げられている地下水には、熱源は明らかではありませんが、地熱を
地上にまで保ち続けて汲みあがっているものがあります。このときの温度が25℃以上で、
その他法律で規定されている温泉成分を含まないものが、単純温泉です。
なお、単純温泉のうち、液性(水の酸・アルカリ性度)がpH 8.5以上のものについては特別
にアルカリ性単純温泉といいます。
35 :
名無しさん@いい湯だな:2006/08/17(木) 15:10:49 ID:T/Jy5H5D
>>34 レスサンクスです
温泉分析書が間違っていたんですかね。
いずれにしても、有り難うございました。
保全
保守
244 名前:名無しさん@いい湯だな[] 投稿日:2007/04/16(月) 20:47:27 ID:57l4L9gY
アルカリ性であることとナトリウムイオンがあることが必要です。
端的に言えば水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)水溶液の状態です。
これが皮脂と反応し鹸化するためツルヌルになります。
ちなみに水酸化ナトリウムとてんぷら油で石鹸が作れます。
39 :
名無しさん:2007/12/25(火) 21:09:19 ID:d8vfgPVE
age
age
41 :
名無しさん@いい湯だな:2008/01/29(火) 14:01:37 ID:0YZ47WRP
この船室は狭い
42 :
俺様のメモ:2008/02/20(水) 16:25:53 ID:N8AvLcWp
重曹(NaHCO3)
化学名を炭酸水素ナトリウム、別名 重炭酸ソーダ。
■ 特長
水に少し溶け、水溶液はpH8.2(2%、20℃)のごく弱いアルカリ性を示す。
ふむふむ、強アルカリ泉は重曹のせいではないということかな。
age
age
保守
age
48 :
名無しさん@いい湯だな:2008/07/22(火) 05:43:07 ID:lwHYqH2I
さらに、硫化水素イオン型には緑っぽいのが多い気がする。
硫化水素型には緑っぽいのがないような気がする。
藤田聡のAll About 日本の名湯によれば、
→白濁硫黄泉は「酸性の場合が多く」
→緑色硫黄泉は「アルカリ性の場合が多い」
立ち寄り温泉みしゅらん・温泉の科学特別編(やませみ)によれば
「含まれる硫黄の状態によって、透明な緑色だったり、白濁したりと、色の変化が面白い泉質です。
……酸性の硫黄泉(硫化水素泉)は火山の近くにあり、白濁湯が多いので、秘湯気分が満点です。」
すると、緑色の硫黄泉は火山とはあまり関係ないのですか?
硫化水素の作用のようですね。
ツムラ温泉プロジェクト 郡司勇のお題別マニアック温泉
ttp://www.onsenkagaku.com/index.html 「全国各地にある温泉の中でも、最も温泉らしい泉質は硫黄泉でしょう。
少量でも非常に個性を発揮する硫化水素の作用で、白濁や緑色になったり、
ゆでたまごのような、特有の臭い硫化水素臭がしたり、様々な個性を発揮します。
……
硫黄泉は大きく2種類に分けられ一つは遊離硫化水素を含むもの(硫化水素型)、
もう一つは硫化水素イオンを含むもの(硫黄型)です。この2つは表現される色や匂いが大きく違います。
硫化水素型
硫化水素型の特徴は真っ白に白濁して焦げたような強い硫化水素臭がし、味覚は酸味や苦味があります。
硫化水素型の温泉は火山性の温泉が多く、……
硫黄型
次の硫黄型は緑色透明になり、バスクリン(ツムラ)を入れたような綺麗な色になります。
匂いは甘い硫黄臭で、味覚的にはたまごのようなまったりした感じです。
硫黄型は、硫化水素イオンとして湯の中に溶けこんでいるもので、全国に数多くある単純硫黄泉というのにはこの型が多く見られます。……」
湯の花の色の違い(黒、白、茶…)がなぜおこるか教えて下さい。
>>50 つうのは、酸性泉には硫化水素型が多く、アルカリ泉には硫黄型(硫化水素イオン型)が
多いということだと思う。
55 :
名無しさん@いい湯だな:2008/07/24(木) 07:37:37 ID:nDLXNAkk
>>17にも緑色のことが書いてある。
2価の鉄分ってFe2+かな。とりあえず3軒の数値。
川渡共同0.1mg未満
国見石塚0.0mg
三内0.1mg
透明色(緑色)の硫黄が濁ったり白濁気味になるのはなぜですか。
温度が低くなったり時間が経った影響もありますか。
同じお湯で色が変化する場合、その傾向が強いように感じます。
ただ、ぬるくて深緑の混じった黄緑色透明色をみたことがあります。
水圧を感じる温泉と感じない軽い温泉の違いは水圧の違いですか?
低張性、高張性とかをみれば分かるのですか?
>水圧を感じる温泉と感じない軽い温泉の違いは水圧の違いですか?
そんなに違いますかね?水圧って比重に比例すると思います。
>>59 水圧の違いはかなり感じます。その違いで長湯できるかどうかが変わります。
61 :
名無しさん@いい湯だな:2008/08/03(日) 00:47:02 ID:YpXQPqYv
湯の花の色の違い(黒、白、茶…)がなぜおこるか教えて下さい。
湯の花の成分によるんじゃないの。
海水の比重は水より2.5%くらい重い。海水は塩分3.5%くらい。
64 :
名無しさん@いい湯だな:2008/08/04(月) 03:35:50 ID:GOC87MZq
>>61 温泉中のカルシウムが炭酸カルシウムと析出したのが、白い湯の花
温泉中の鉄が、酸化して不溶性の鉄になったのが、赤褐色〜黒褐色
温泉中の硫化水素が酸化して、不溶性の硫黄になったのが、白〜黄色
などなど色々ありますが、基本は、炭酸カルシウムが各種成分と結合したもの、と考えて良いでしょうか。
65 :
名無しさん@いい湯だな:2008/08/04(月) 03:42:47 ID:GOC87MZq
>>58 温泉の水圧は、高張性、低張性で、みるのではないかと思います。
遠間さんの温泉ソムリエのブログに次のようにありますか。
************
温泉分析書に「高張性」と書かれていたら、体が浮きやすい温泉ということになります。
これは浸透圧を示したものなんですが、簡単に言えば温泉の大半を占める「低張性」というものより「高張性」の方が濃度が高い
・・・つまり比重が高くて浮きやすいんです。
「高張性」は数が少ないのですが、特に浮きやすく浮遊浴に向いています。
************
66 :
名無しさん@いい湯だな:2008/08/04(月) 03:44:20 ID:GOC87MZq
訂正
×ありますか
○あります
67 :
名無しさん@いい湯だな:2008/08/10(日) 04:26:51 ID:r+tBv7ab
モール泉は温泉分類上の正式な泉質名ではないですが、
するとモール泉と呼ばる温泉は何を根拠にしているのですか?
植物から出来た有機物は成分分析上、どう分かるのですか?
あとモール泉の臭いにはバリエーションがあるのですか?
>>67 色と匂いではないでしょうか。泥炭の息吹を感じる温泉、それがモール温泉。
>>68 泥炭の息吹ですか。野趣な感じですね。
木材臭や甘いウイスキーの香りのモール泉に入ったことがあり上品な印象を持っていたのですが。
モール泉と同じような色だけど、褐色の強食塩泉はモール泉って呼ばないですよね。
あれも、ひょっとしたら腐植質が含まれているような気もします。
ただ、とてもしょっぱいし臭素臭やヨウ素臭やアンモニア臭なんかの匂いでモールらしさが
分らないだけのような気がします。
>>70 レスありがとうございます。モルトウイスキーの作り方をみてよく分かりました。
>>71 興味深い分析ありがとうございます。
そういえば東京の黒湯もモール泉ですよね。
モール臭はしない上にどす黒いですが。熟成の違いでしょうか。
静岡の志太温泉(中性のナトリウム−塩化物泉)に行った時、メタホウ酸の数値が凄く高かったので、
目薬(メタホウ酸が多いんですよね)がわりに目に入れてみました。
かなりしょっぱい塩化物泉なのに全く目にしみずむしろ目がスッキリした感じもしました。
塩化物泉でも海みたいに目にしみるものが多いと思いますが、しみないこともあるのですか?
また、なぜしみないのでしょうか。
>>73 成分の量はどのくらいですかね。海水だと3.5%くらいの塩分です。
人間の体液は1%弱くらいの塩分です。体液程度の塩分濃度であればしみないと思います。
>>74 レスありがとうございます。
成分の量はよく分からないのですが、同じ日に焼津黒潮温泉(塩分濃度が海水の半分)に入りましたが
(こちらは目に塩分が染みる)
それより濃度が薄い感じはしませんでした。ただ味覚なので今となっては自信がありません。
ちなみに成分表のどこをみていいか分かりませんが
志太温泉
Na+ 4520、Cl- 5755
焼津黒潮(なかむら館)
Na+ 2797、Cl- 9044
ここあたりが参考になるでしょうか。
ちなみに志太温泉は明治以来の温泉で冷鉱泉、ぬめりのあるすべすべのいい温泉でした。
焼津黒潮は地下1500メートルから掘った昭和の温泉。なかむら館もまろやかで新鮮なよい湯でした。
この泉質は如何なものでしょうか?
泉温 : 50度
知覚 : 弱黄色、無味、無臭
PH値 : 8.91
密度 : 0.9988g
蒸発残留物 : 0.716g
ナトリウム : 200mg
リチウム : 0.2mg
カリウム : 16.6mg
アンモニウム : 1.2
マグネシウム : 0.1mg
カルシウム : 2.1mg
鉄 : 0.1mg
77 :
名無しさん@いい湯だな:2008/09/07(日) 14:45:53 ID:a3/7wTXM
フッ素イオン : 4.7
塩素イオン : 116
硫酸イオン : 8.2
リン酸イオン : 0.6
炭酸水素イオン : 278
炭酸イオン : 52.4
水素イオン : 0.1
メタ亜ヒ酸 : 0.0
メタホウ酸 : 6.3
メタケイ酸 : 179
遊離炭酸 : 0.7
遊離硫化水素 : 0.0
78 :
名無しさん@いい湯だな:2008/09/07(日) 14:46:44 ID:a3/7wTXM
親戚のおいさんちから分析表貰ってきました
ヌル付きの強そうな良いアルカリ単純泉ですね
無色透明無味無臭でツルツル感の有る湯だと思う。
81 :
名無しさん@いい湯だな:2008/09/08(月) 10:03:55 ID:B5vpj8wg
あ、黄色なのか
82 :
名無しさん@いい湯だな:2008/09/08(月) 15:13:39 ID:9MceIU88
山梨県の甲府辺りによくありそうな泉質じゃね?
弱黄色で重曹が主成分なのでモール泉じゃないのかな?
で、答えは何処??
84 :
名無しさん@いい湯だな:2008/09/08(月) 21:30:40 ID:LPN2TSx5
正解は、大分市内の団地。一戸建ておっさん家の温泉ですた
85 :
名無しさん@いい湯だな:2008/09/09(火) 06:42:30 ID:Kx98lUvl
86 :
名無しさん@いい湯だな:2008/09/09(火) 19:30:23 ID:atPNl+gH
>>85 つるつるのアルカリ性単純温泉。
説明下手でごめりんこ
やはりツルツルなんですか。
成分量が少なくて、その中で重曹成分と炭酸イオンが多いとツルツルの傾向がありますね。
>>87 オレの経験上で申し訳無いが…
・ツルツル・ヌルヌルの条件
@ナトリウムイオンが多い
A炭酸水素イオンもしくは炭酸イオンが多い
B湯がフレッシュ過ぎず、ある程度人が入って湯がこなれている
(ナトリウムと皮脂による鹸化効果)
ちなみに土類イオン(カルシウムやマグネシウム)が多いとヌルツル感が滅殺されると思う。
ナトリウムイオンや炭酸水素または炭酸イオンが大いにこしたことはないが、
それらの量が少なくても、純度が高い(余計な成分が少ない)とヌルツルが強い気がする。
弱アルカリでは炭酸水素イオン(HCO3)が、強アルカリでは炭酸イオン(CO3)が多い傾向にある気もするが、
これはオレの予想だが、強アルカリの場合には炭酸水素イオンの「H」が
水酸イオン(OH)に取られて炭酸イオンになっていく気がする。
化学に詳しい人、どう思われます?
連投でゴメン。
付け加えると上記の様な傾向から、世間でよく言われる様な
アルカリが強いほどツルツル・ヌルヌルが強いというのは違う気がする。
ヌルツルであるにはある程度はアルカリ性である必要があると思うが、
高アルカリであることは水酸イオンの量で決まるので
そのこと自体はヌルツルを決める決定的要素でないと思う。
強アルカリ泉でも、結局ツルツルするところは重曹成分が主な成分なんじゃないかな。
>>90 高アルカリの場合、炭酸ナトリウム(Na-CO3)が多いね。
例えば鳴子の中山平温泉や熊本の平山温泉とか…
炭酸水素イオン型と炭酸イオン型ではツルツルの感じが若干違う気がする。
炭酸水素イオンと炭酸イオンは平衡になるんじゃなかったっけ?
>炭酸水素イオンと炭酸イオンは平衡になる
平衡になるって、どういうことですか?
重曹が多いつるつるの温泉って、トロトロ感があるような気がする。
成分表などを理解できるようになるため皆さん、何を手がかりにしましたか?
ネット以外に何かよい本とかありますか?
97 :
名無しさん@いい湯だな:2008/09/22(月) 07:03:40 ID:ZIOoiAoW
成分と体感的泉質の関係を体系化した本ってないようですね。
じゃあみんな独学なんだ
100 :
名無しさん@いい湯だな:2008/09/29(月) 10:16:46 ID:646jUuE8
入浴して湯を観察して分析表と比較する。これの繰り返し。
101 :
名無しさん@いい湯だな:2008/09/30(火) 20:52:24 ID:QCMCZXfz
いわゆる温泉法で定義される11種類の泉質には入らないけど極上の湯ってあるのかな。
102 :
名無しさん@いい湯だな:2008/11/17(月) 21:13:12 ID:Gm5iIqdQ
アブラ臭温泉とモール臭温泉は成分的に別物ですか?
共通するところがありますか?
>>102 アブラ臭の温泉は動物性の有機物、モール臭の温泉は植物性の有機物とオレは解釈している。
似ているけど根本は別物じゃないかな?
前スレで白と緑の硫黄の違いの理由があるけど、透明な硫黄は何が違いますか?
どういう特徴がありますか?
透明の場所、大抵白い湯の華がありますかね。
106 :
名無しさん@いい湯だな:2008/11/20(木) 08:07:01 ID:gip4XDgU
透明なやつは硫化水素がイオンとして湯に溶け込んでるんかな
107 :
名無しさん@いい湯だな:2008/11/20(木) 08:08:03 ID:gip4XDgU
でも、硫化水素イオンがとても多いと緑色透明になるかな。
108 :
名無しさん@いい湯だな:2008/11/20(木) 08:11:00 ID:gip4XDgU
んー、だけど、硫化水素型でも透明なのもあるな。
でも、こういうのは空気に長く触れると濁ってくるような気もする。
109 :
名無しさん@いい湯だな:2008/11/23(日) 07:24:16 ID:1+IAoHZc
緑の硫黄泉には白い湯の華がある時と、白と黒の湯の華が両方ある時があるけど
透明の硫黄泉は白い湯の華だけだよね
白い硫黄泉は湯の華なかったような、、
ん、どういうこと?
110 :
名無しさん@いい湯だな:2008/11/23(日) 11:23:03 ID:AXtRHyn/
長野の温泉が好きなんですが……
七味温泉の紅葉館、五色温泉なんかは色が白、白濁、白緑、青、黒などと変化する。
この上にあるのが人気のあるイオン系クリアグリーンの熊の湯。
ちなみに七味の下には素晴らしい露天風呂の硫酸塩泉の滝の湯。
特に朝がオススメの塩化物泉の山田温泉大湯。
があり、高山村はイイ。
おっと話が相当ズレてしまいました。
野沢温泉のアルカリ性硫黄泉は色の変化があまり見られなかった事もあり、PHの変化などが考えられますが、大地の神秘てトコじゃないですかね。
五色の湯の旦那さんと話をしてそう思いました。
>>110 鳴子のゆさやも白濁、白緑、緑、エメラルドグリーン、黒などと変化する
アルカリ性硫黄泉
温度が下がると白濁に近くなる
あと隣りの滝の湯(酸性)と化学反応するらしいがどういうことかよく分からん・・
滝の湯と化学反応とは初耳。
あの2つは源泉の深さが違うんじゃね。
113 :
名無しさん@いい湯だな:2009/02/16(月) 09:17:07 ID:X8mkJWXK
最近温泉に興味を持った者ですが確認したいことがあるので教えて下さい。
実在する温泉じゃなくて極端な例ですけど
@温泉水1kg中の二酸化炭素が1000mgなら他の成分が0mgであっても二酸化炭素泉(単純炭酸泉)
A同、二酸化炭素が999mgで他の成分は0mg、湧出時の温度が25℃以上なら単純温泉
B同、二酸化炭素が999mgで他の成分は0mg、湧出時の温度が25℃未満の場合は温泉ではない
これでよろしいのでしょうか?
114 :
名無しさん@いい湯だな:2009/02/16(月) 09:44:47 ID:RW4WmI/m
>>113 遊離二酸化炭素が250mg以上で炭酸泉となるようです。
ですので、1000mg→250mg、999mg→249mgに置き換えるとよろしいかと思います。
115 :
113:2009/02/16(月) 18:37:18 ID:X8mkJWXK
ありがとうございました。大変勉強になりました。
これからもよろしくお願いします。
>>113 「炭酸泉」というのは旧表記で現在の表記は「二酸化炭素泉」
そして二酸化炭素泉と呼ばれるのは遊離二酸化炭素が1000mg/kg以上だから
@は「二酸化炭素泉」でOK。
またAは二酸化炭素泉ではないが25℃以上なので「単純温泉」でOK。
さてBだが遊離二酸化炭素が250mg/kg以上なら法的に温泉と認められるが
1000mg/kg未満の場合は二酸化炭素泉とは呼べないし25℃未満なので
単純温泉でもない。そこでBは「温泉法上の温泉(規定泉)」と呼ばれる。
117 :
113:2009/02/16(月) 21:50:45 ID:X8mkJWXK
>116
詳しいご説明ありがとうございます。
頭が混乱しそうですがBも温泉なんですね。
また何かわからないことがあったら教えて下さい。
118 :
114:2009/02/17(火) 07:24:28 ID:HNaCS+yU
>>116 ああ、そうなんですね。勉強になりました。
119 :
名無しさん@いい湯だな:2009/04/01(水) 18:40:01 ID:B6cpAtL1
黒い硫黄泉というのはありますか?
塩原温泉の大出館の墨湯は黒い硫黄系の湯です。
121 :
名無しさん@いい湯だな:2009/04/01(水) 19:57:12 ID:B6cpAtL1
122 :
名無しさん@いい湯だな:2009/04/01(水) 20:07:21 ID:B6cpAtL1
>>120 ありがとうございます
昔、鳴子にもあったと聞いたので
墨湯というのですか
鳴子に今も僅かに墨湯の痕跡がある硫黄泉がありますが
あのようにお湯に溶けやすい黒い物質は鉄分か何かでしょうか
硫黄以外でも墨湯的な湯はありますか?(黒湯でなく墨のような湯)
123 :
名無しさん@いい湯だな:2009/04/03(金) 21:31:41 ID:6jAmdIft
124 :
名無しさん@いい湯だな:2009/04/03(金) 21:39:34 ID:6jAmdIft
連投すんません。
>>111にある、ゆさやの色の変化は本当に不思議ですね。
やはり隣の滝の湯の影響があるのでしょうか?
125 :
名無しさん@いい湯だな:2009/04/06(月) 01:58:23 ID:K4lEgqW7
>>123 レスありがとうございます。ゆさや(場所は今のゆさや向かい)に昔、黒い源泉があったそうです。
いまも近くの天鳳にいくと透明微濁(白か灰色濁り)で隅には湯に溶けやすい黒い物質がたまっていてかき回すと墨汁みたいになります。
たしかに場所から言っても硫化鉄と言われると納得です。鳴子の黒湯と言えば高友と初音がありますが硫黄は関係ない鉱物系の黒湯ですよね(初音は有機物系?)。
東京の黒湯は有機物系の茶色というかどす黒い透明感のある感じで硫化鉄の黒とは感じが違いますよね。
ゆさや周辺のお湯からするとかつてあったゆさやの黒湯は硫化鉄の墨湯のような感じかと思うのですが。
ちなみにゆさやの色の変化が瀧の湯(湯気?)との関係というのはゆさやのパンフレットか温泉本か何かで幾度かみた記憶があります。
いずれにせよ有り難うございます。
>>125 そう言えば見たこと無いけど、ゆさやは黒っぽい色になることもあるそうです。
可能性として、滝の湯の鉄分とゆさやの硫化水素イオンが化学反応して硫化鉄を生成しているかもしれないです。
あくまで想像ですが。
ゆさやの泉質は本当に奥が深い…
東鳴子の高友や初音は有機物による濁りと思います。
タイプは違うけど、どちらかと言うと関東の黒湯と似た仕組みと思います。
(東鳴子の方がずっと複雑で多面的要素のある泉質ですが)
127 :
名無しさん@いい湯だな:2009/04/06(月) 21:32:29 ID:K4lEgqW7
>>126 ありがとうございます。色々勉強になりました。
ゆさやは地震の時も黒くなったらしいですね(カラス色?)。
昔あったゆさやの黒い湯は今はないそうです(ゆさやで聞いた話)。
高友も有機物による濁りですか。
確かに東鳴子はお湯的にはいいとこですね。
ちょうど同じような現象が起きるのが長野の五色の湯です。
グレーになる時は鉄分を含んだ松川の水が源泉と反応するのではと考えられています。
ご主人の水野氏は話し好きな方なので色々と聞けてためになりました。
保守