片栗粉X製作レポート
【はじめに】
やはり「オナテク」を名乗るからには実践が必要ではないだろうか。
そこで今回は数ある自作アイテムの中でも名高い
「 片 栗 粉 X 」の自作をレポートしたい。
「片栗粉X」って何?と言う方の為に簡単に説明すると、
料理でとろみをつけるために片栗粉を水で溶いて入れると、
でんぷんが糊化し、ねばりができる。この原理を利用して、
電子レンジで「自家製」を作るのが片栗粉Xだ。
なお、現行スレでは
片栗粉X(従来品)
真片栗粉X(長く水につけておく)
【真】片栗粉X‐2(+小麦粉)
【真】片栗粉X‐3(X‐2+砂糖)
などのバリエーションがあるが、今回は最も一般的なXを作成する。
【材料】
まずは材料の確保。必要なものは片栗粉、容器、棒、サランラップ、
そして「もてあます性欲」これだけだ。
今回はせっかくだから素材にこだわり、十勝産の片栗粉を用意。少々値は張るが、粘りが違う。
我々を快楽の世界にいざなう白い粉。
…ボス、こいつぁヤクですぜ!取引価格はグラム九十円ってとこだ!
容器には三ツ矢サイダーのペットボトルを用意。これもジュニアのサイズに合わせて
紙コップ(マクドナルドのMサイズ推奨)、コアラのマーチの箱、など色々あるが、
とある利便性からこのブツを選んだ。その理由は後述。
86 :
フグタ ◆XY9UJKU3/o :2005/03/27(日) 15:45:27 ID:kOz79kTv
【己の器を量る】
まず、最初にしなければならないのはペットボトルを切る事だ。
カッターで慎重に半分にする。大体、MAXより2cmくらい短めな位だろうか。
このとき、欲張ったり、己を過信したりして大きめに作ると後で痛い目にあう。
ペットボトルの切り口は荒いのだ。根元を怪我する可能性があるので注意したい。
自分自身と相談の上で切り分けたボトルの「上」のほう、キャップのついている方を使う。
普通に考えると「下」の方がレンジに入れるときに安定するのでいいのではないか?
と、思うだろうが、そこが一流シェフとの分かれ目。
キャップがついていると、空気穴を開ける手間が省けるのだ。
ペットボトルの底に穴を開けるには結構な手間がいる上、
出来上がり後に開けるのは、型崩れの原因になる。ここは素直に「上」を使おう。
【粉との戦い】
さて、出来上がった容器に片栗粉を入れる。大体目分量で6分目くらいだろうか。
そこにぬるま湯を8,5分目くらい入れる。
正確にグラムを量ってもいいが、やはりここは一期一会、一発勝負で入れるのが通。
いつも同じ物ができてしまっては面白くない。それなら市販のものを買うのと同じだ。
いつでも新鮮な感覚を得られるよう、適当にいくのが楽しい。
ぬるま湯を入れたら、ひたすら混ぜる。底のほうに粉が沈殿しているので、
「キュッ、キュッ」と雪を踏むような音がしなくなるまでしっかり混ぜる。
ここで、いかにしっかり混ぜたかが品質の決め手となる。
混ぜ方にムラがあるとボソボソした塊ができ、強度や触感が鈍るのだ。
…だいたいこの作業をしている時に一度正気に返る。
「漏れ、なんでこんなことしてんだろう?」
と思い、急に醒めてしまいがちだが、そこで必要なのが「もてあます性欲。」
考え方としては、「うまいコーヒーが飲みたい」と思う気持ちに近いだろうか。
今はミルで豆を砕いてる段階だ。違いがわかる漢はここでじっくりいきたい。
【電子レンジとのロンド】
混ぜ終わったらいよいよ電子レンジにイン!だ。
ペットボトルの上部分はそれだけでは不安定なので、マグカップに差し込んで安定させる。
後は回転するXを見つめながら一分位待つ。
一分たったら取り出して箸などでひたすらグリグリ混ぜる。早くも固形化してきて
「これ、もうこんなもんでいんじゃね?」
と思うかもしれないが、そこが我慢のしどころ。
もう一度レンジにインして見つめる、混ぜる、見つめる、混ぜる。
ここでまた一瞬我に返るが、この「グリグリ」が一番の勝負所だ。
愛情こめて、空気が入らないようにひたすら混ぜる。
手塩にかけて「早く大きくなれよ」と娘が成長する様を見守るように。
レンジでくるくると回るXにだんだん「いとしさ」のようなものが沸いてくるはずだ。
そのうち、全体が半透明になり、ぷっくりと膨らんでくる。
その期を逃さず電子レンジを止めてXを取り出してやろう。
【己を量る・パート2】
ぷっくりと膨れたXから空気が抜けたら、そこに棒を差し込み、穴を開ける。
ここでまたもや己を量る事になるが、やや細めの棒のほうがいいだろう。
ここでは細めのすりこぎを使用する。まず、すりこぎにサランラップを巻いて、少し水をつける。
それからおもむろに可愛いXに突き立てるのだ。
底まで達したら、一度棒を抜く。するとサランラップが残るが、これはこのままで。
じわじわとラップ越しに穴をふさごうとXが蠢くのがわかる。
この穴をふさごうとするうねりが、ランダムでリアルな質感を生むのだ。
【もてあます性欲との戦い】
表面は少し膜が張って乾いているが、まるで唇のような感じだ。
サランラップを外して、指を入れてみる。
内側には十分なヒダが出来ていて、とてもいやらしい。
期待十分に可愛らしく育ったXを早くいただきたいところだが、
ここでまたしても漢がためされるわけだ。
「キュッキュッ」「グルグル」を乗り越えた漢ならばいともたやすい事のようだが、
冷めるのを待たなければならないのだ。ここが一番きつい。
そう、「ホテルで女性がシャワーを浴びているのをベッドで待っている」のに近いだろうか。
シャワーなんていいから早いとこルパンダイブを敢行したいところだが、
ここで女性の機嫌を損ねたら、手酷い目にあう。
ここまでのピンチを「もてあます性欲」で乗り切ってきただけに、このお預けはきつい。
だがしかし、たぎる情熱を抑えるのもまた漢。ぐっとこらえて、拳で泣こう。
…ここから先は 完 全 に21禁になりますので、こちらにお飛び下さい。
うかつに入りますと引きますので、自己責任で。
<作り方のおさらい>
1.容器(紙コップ、ペットボトル等)に片栗粉を6分目くらいまで入れる。
2.かき混ぜつつ、ぬるま湯を8.5分目くらいまで入れる。
3.底に粉が残らないようにしっかり混ぜる。
4.電子レンジで1分位暖める、取り出して再度混ぜる、暖めるを繰り返す。
5.全体が半透明になり、Xの中心が膨らんで空気が抜けたらレンジから取り出す。
6.取り出したらXの中心に棒状のものを挿す。棒状のものは予め濡らしておいた方がいい。
7.底に到達したら棒を抜き、再度濡らしてから穴に挿す。
8.7を棒が簡単に抜け、かつ簡単に挿せるようになるまで繰り返す。
9.Xを冷ます。外側が冷えても中は熱いので注意。
10.棒を抜き、中がいい感じの熱さになったら底に空気穴を開けて完成。
11.ローション、又はぬるま湯を穴に入れ、後はセルフバーニング。