【凍て付く】静香様に冷たく罵られたい11【微笑み】
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官能文芸班:
ある日の夜、非通知着信で、僕の携帯電話に電話がかかってきた。
その相手は、荒川静香だった。
僕は高校時代、常に彼女を見つめていた。
僕は彼女に尊敬の眼差しともに、恋愛感情を抱いていた。
それをずっと心の中に秘めてきた。
かつて誰からも一目置かれるような学園の高嶺の花だった彼女に、
3年間会話することはおろか、気づいてもらうことすら出来なかった。
金メダルを取り、国民全ての女王へと君臨した彼女、
僕のことなんか、記憶の隅にも存在しなく、
とっくに忘れてしまったんだろうな・・・忘れるというか、知ってくれてもいないよな・・。
ああ、そんなこともあったな・・。
と思っていた矢先のことだった。
「あなたね?いつも私が練習している姿を、見ていたわね・・・。覚えてるわよ。」
まさか当時、僕は彼女に存在を知られていたとは思いもしなかった。
「でも・・・その・・、どうして僕に電話・・・・」