>>1…わからねえよ。
俺たちはやり合うしかなかったのか?
ガキのころからの親友だったふたりが、こんなにも離れた道を歩かなきゃならなかったのか?
でもよ、俺は知ってる。ふたりの道がいつ別れちまったのかを。
俺はニートへの社会訓練を支持する、賛成派の筆頭だった。あのころの俺は空しいニート生活にウンザリしてた。
少しでも自分で金を稼ぎてえ、自分の親に苦労をかけたくねえ。
そんなコトばかり考えて、国の甘い誘い文句を疑おうと すらしなかった。
お前は違った。働かない毎日は同じでも、お前は最後までニートの地位を護ろうとした。
>>1…お前は正しかったんだ。俺がバカだった。俺がまちがってたんだ。
それなのに、どうしてお前が死ななくちゃならねえんだ。
俺の手もお前と同じく、ポテチとピザの脂で汚れている。だが、ニートとしての誇りは守ってみせるぜ。
それがせめてものお前と長門へのつぐないだ…。