僕は
「悲しい」
と
つぶやいて。
君は
「何が?」
と
返した。
僕は
「わからない」
と
こたえた。
君は 不思議そうな顔をしたけど。
僕にも よくわからなくて
苦笑しても 笑えなくて。
泪も出ないくせに
胸ばかりやたらいたくって
別に 気取るわけじゃないが
それほど 恐いものなどない。
僕の背景には いつだって
自○願望があって。
僕の右手には いつだって
人生のリセットボタンがある。
いつだって ○ねる。
そう想えば 楽だろ。
なにものも 僕を殺しはしない。
僕を終わらせるのは いつだって 僕自身。
何処の誰かに 傷つけられたとしても
まず 致命傷なんかありえないから。