都立が隣接県の隣接学区取り始めたらどうなる?

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256>253 隣接学区協定
>そういう、いわゆる「例外」は、どういう背景なんでしょう?

関東の一部の地域では、県境周辺から隣接県の公立中等学校(旧制)への越境入学を認めていた。
戦後、県同士の協定で隣接地域の越境入学が明文化されて公式に認められた。
それが現在も続いている。
地元に進学高校のない地区の生徒が隣接県の進学校に越境入学する生徒が大半。
交通機関はバス通学か電車通学。
交通の便が良いわけではないが、この制度は良く利用されている。
例えば千葉県の県立佐原高校、理数科と普通科を設置した公立だが隣接する茨城県の潮来地区から4割近くの越境入学者がいる。
茨城と千葉から埼玉県の春日部高校へ、群馬県から埼玉県の熊谷高校へ、などのケースがある。

直接関係はないが、オランダ(ヨーロッパ)では公立学校は小学校から高校まで学区は完全自由化されている(もちろん大学も)。
人口1500万人、面積は九州より少し広い程度。
「自由と寛容の国」として知られており、カリキュラムや教科書は各公立学校に選択が任せられている。
オランダ国内のどこに住んでいても、どの地域の学校を選べるメリットがある(一部、知能テストか学力検査あり)。
大学進学率(人口1500万人で4年制以上の大学は13校)は8〜13%。
中等学校(日本の中学・高校を合わせたもの)進学時の全国テストで大学コースと就職・実業コースと別々の学校に分かれる。
大器晩成型にはやや不利だが、実業中等学校から進学中等学校へ転校できる可能性もあり大学進学時に挽回できる。
日本とは公立学校選択の自由度があまりにも違う。

日本も少なくとも広域レベルで公立高校の学区を取り払ったらどうか?
例えば首都圏全域とか近畿圏全域というように。