ごめんなさい。少しこのスレをお借りしますね。
まずは、英語から書いていきますね。
1.
最初に、来年の2月の時点の最終目標である都立日比谷高校の入試問題を見ておきましょうね。
http://www.hibiya-h.metro.tokyo.jp/pdf/24eimon.pdf 大問1は、都立共通問題と同じリスニング問題です。日頃からリスニングの学習をしておけば、
特別な対策は特に必要はないかと思います。
大問と大問3が、日比谷高校の自校作成問題になっていきます。他校に比べて長文の大問が2題なので、
時間的な余裕はありますが、リスニングを除いた40分で1500語程度の文章を読んで回答する必要があり、
速読の力をつけていく必要がありますね。
英文レベルは、高1の教科書で扱うレベルの文章なので、中3の後半は高校レベルの問題集に取り組んで
いきましょう。
日比谷高校受験生レベルとしては、それほど難しい出題ではなく、リスニングと合わせて
70点程度はとって欲しい問題です(合格者平均点もこのあたりかな?)。
なので、30語程度の自由英作文の問題も、それなりに点数を取っていく必要がありますね。
年によっては、出題文の空白を自分でストーリーを考えて補充させるような問題も出題されるので、
これはなかなか難しいですね。このあたりは、中3の後半で他校の都立自校作成問題の過去問を使って、
トレーニングしていく必要があります。
自由英作文が2,3題出題される他は、長文読解の内容把握問題(指示語等も含む)が中心の出題なので、
中3での勉強は、細かい英文法などの知識よりも、英文を多く読む勉強を中心にすすめてください。
2.
スケジュールを考えるにあたって、入試からの逆算をしておきます。
都立自校作成問題は、どの高校でもだいたい似通ったものなので、日比谷以外の他校の過去問にも
取り組んで欲しいところです。特に塾に行かない場合は、演習量が少なくなってしまう傾向にあるので、
5〜6校程度は取り組んでおくとよいかな。
そうすると、2ヶ月程度は過去問の期間を取っておくこと。
2月は総復習に当てる時期なので、直前期は十分に余裕を見ておいて、遅くとも11月の後半からは
都立自校作成問題の過去問に取り組んでいきたいところ。
それまでは、高1レベルの長文問題集を中心に取り組んでいくことになります。
で、中3の前半は、早い段階で公立入試の共通問題レベルならスムーズに解いていける力をつけて
おくことになります。夏休みに公立入試問題をドンドン解いていけるレベルまでもっていきましょう。
3.
それでは、夏休みに入るまでに取り組んでおいて欲しいところをまとめておきます。
(1)語彙力
英単語については、中学レベルを超えているものは注釈がつくので、特に力を入れて勉強する必要も
ないのですが、何もやらないというのもどうかと思うので、このあたりのレベルのものをやっておきましょう。
『中学英単語FORMULA1400』(東進ブックス)
『中学英単語ハイパードリルFORMULA1400』(東進ブックス)
CDがついていて有名声優さんが吹き込んでいますが、少し評判が悪いようです。
1週間あたり50個を目安にしてコツコツ覚えていきましょう。
(2)英文法
英文法については、『完全マスター中学英文法』の復習で十分でしょう。
(3)リスニング
『高校入試英語リスニング完全攻略本』(学研)
この教材で体系的にリスニングの学習をすすめていけます。しかし、入手できない可能性が高いので、
大きめの書店でもない場合は
『中学生のためのリスニング徹底演習 基礎編』
『同 応用編』
の2冊に取り組むしか方法がないです。
この2冊は、Z会特約書店にしか入手できないので、
http://www.zkai.co.jp/books/store/store.asp 書店以外では、以下のページから購入することになります。
http://www.zkai.co.jp/jr/listeningensyu/index.asp 中2の段階では『SUPER STEP くもんの中学英語リスニング』(くもん出版)に取り組んでおけばよいかな。
(4)長文読解
(ア)『SUPER STEP くもんの中学英文読解』(くもん出版)
時間に余裕があるので、中2の段階では1つの英文を正確に読む学習をしておきましょう。
おそらく中3の関係代名詞あたりは、まだまだ十分ではないと思うので、
英文法の復習も兼ねて、1文1文英文の構造を踏まえた英文の読み方を学習しておきます。
これが終われば、中2の春休みぐらいから、
(イ)『ハイパー英語教室 中学英語長文2 入試長文がすらすら読める編』(桐原書店)
に取り組んでいけば、200語程度の文章ならスラスラ読んでいけるかな。
(ウ)『高校入試スラスラ読む! 英語長文読解14』(旺文社)
この教材で、スラッシュリーディングのトレーニングを行います。
スラッシュリーディングとは、後ろから返って読んでいくのではなく、
英文に区切りを入れていって、前から英文を読んで意味を把握していく読み方です。
自校作成校受験は、この技法は必要だと思います。
いきなり500語程度の文章を読んでいくことはできません。
段階的に(ア)→(イ)→(ウ)のプロセスを通じて、基本的な読解力をつけながら、
500語程度の英文を読むのに慣れていきましょう。
中3の6,7月までは、このペースで頑張ってみてください。