【日本大学】 日大三中 日大三高 【Part3】

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11実名攻撃大好きKITTY
日大、81年ぶり最下位…箱根駅伝

 ◆第87回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=報知新聞社後援)(3日、神奈川・箱根町─東京・読売新聞旧東京本社前・建て替え中、5区間109・9キロ) 
総合優勝12回の名門が落ちるところまで落ちた。
3区以降の大失速で往路17位だった日大は、復路も浮上せず終えた。7区・高月雄人(4年)で最後尾になると、9区・坂下大直(3年)でタスキが途切れ、屈辱の繰り上げスタート。
復路5人中3人が区間最下位。最終順位も途中棄権のあった1996年を除けば、30年の第11回以来、81年ぶりの最下位となった。

 「結果がすべて。何も申し上げようがない」と堀込隆コーチ(52)。往路にケニア人留学生・ベンジャミン(2年)ら主力を並べたため、厳しい戦いが想定された。
だが、この日のチームには抵抗する気力すら消えていた。アンカー寺田裕成(2年)は「みんなが自分の走りをできていなかった」と厳しく振り返った。

 予選会ではベンジャミンのタイムを除けば出場権獲得もできず、全日本大学駅伝でもベンジャミンの最終区7人抜きで4位だった。
頼れる留学生は今回も2区2位と仕事をしたが、他の好走は1区2位の堂本尚寛(3年)のみ。
堂本は「自分が引っ張ればいいものではない。一人ひとりが考えて行動しないと」と仲間に奮起を促す。

 堀込コーチは「選手とは練習面はもちろん、生活面からミーティングしたい」と危機感を持つ。
元ダイハツ監督の鈴木従道コーチ(65)との“二頭体制”を含めた人事面も「話し合いをします」と一言。あらゆる角度から検証し、古豪復活に努める。

 ◆今大会の繰り上げスタート 6区の関東学連選抜と上武大、10区の日大の3回行われた。42回大会以降では、23チームで行われた09年85回大会と並んで最少となる。
日大が6区を除く区間で繰り上げスタートするのは、96年72回大会以来となる。なお4回は、00年76回、05年81回、06年82回の3度。