難関,公立志望の子のための数学の勉強法でも書くかな。
中3での。
1:まず,中3範囲を夏休み開始まで(できればもっと早く)に終わらせる事。
教科書を使ってもいいし,入門書で勉強してもOK。
とにかく,中学範囲をさっさと終わらせる事。
んで,夏からは,単純なワーク的な物でいいので基礎を取りこぼしの無いように演習する。
正直ここが一番大事。しっかり繰り返しやること。
難関志望の子は2へ,それ以外は3へ
2:大学受験参考書の,「これでわかる 数学T・A(旺文社)」を購入して,
1章「式の計算」全部と5章「場合の数と確率」の一部,6章「平面図形」をやる。
んで,ワークみたいなのを買って演習しよう。
これが要らないように思えるけど,正直ここの範囲をやるのとやらないのじゃ全然違う。
できれば5章は全部やっておいた方がいい。わからない所は学校の先生に聞こう。
演習もきちんとする事。1章と5章をきちんとやっておけば,最初に出てくる計算小問,
確率系の問題を得点源にする事が出来る。今年の灘の問題は高校内容を知らないと恐らく無理。時間的に。
演習をきちんとしたら3へ
3:「トップレベル・数学問題精講 代数編 と 幾何編(旺文社)」を買って,取り組もう。
これは,トップレベルと書いてあるものの,難度はそうでもなく,
非常に優れた解き方が書いてあるので,どんな高校を受ける子でもやって欲しい。
これを終えるだけで相当な力がつく。これも何週もする事。絶対に。
難関志望の子は4へ,それ以外は5へ
4:「高校への数学,日々のハイレベル演習」をやろう。
これは全部やらなくてよい。どれをやれば良いのかも書いてあるので,選んで解こう。
ただ,余裕があるなら解きまくろう。多分,これは相当時間が掛かるけど,これを終えたら名のある難関高も狙える。
相当難しいけど、しっかり噛み砕いて解くこと。
灘・開成クラス志望の子は6へ。それ以外は7へ。
5:「高校への数学 Highスタンダード演習」をやろう。
4とやり方は同じ。これやっとけば公立数学では満点取れると思ってもOK。幾何が苦手なら「高校への数学 目で解く幾何」
をやるのがよい。7へ。
6: 「高校への数学―新作問題ベスト演習」をやろう。多分大体は解ける。4をしっかりやってれば。
正直時間も少なくなってると思うけど,合間に1問解く感じでやっておこう。 難問に対する抵抗がなくなるので。
きちんと終えれば,灘の数学も解ける。7へ。
7:只管志望校の過去問題を解く。買える範囲でやりまくろう。正直あとはテスト慣れしてしまえば合格なので,
時間を計って何度もやろう。近いレベルの高校のもやっておくと尚よし。
こんな感じかな。なげえ。
ちなみに,
・公立上位志望(独自なし)
1(夏休み終了まで)→3(年内あたりまで)→5と7(入試まで)
かな。ただ,県のレベルによっては5が要らないかも。まぁやっとくのが一番だけどね。
・公立独自有り,大阪桐蔭レベルの私立辺りの難易度の高校
1(夏休み開始まで)→2(夏休み終了まで)以下公立上位と同じ。5は絶対にやること。
どうでもいいけど大阪桐蔭の問題って良いよね,無理すぎず簡単すぎず。
・東海・筑附あたりの高校
1(夏休み開始まで)→2(夏休み終了まで)→3(11月開始まで)→4と7(入試まで)
4と7にしっかり時間を割くこと。時間が余ればほかの問題集に手を出してもいいけど,他の教科をやった方がいいかも。
・灘・開成・筑駒の3校
1は終えてること前提→2(夏休み開始まで)→3(夏休みまで)→4(年内まで)→6と7(入試まで)
かな。どっちかというと7に時間を割くほうがいいかもしれない。
この3校は異質。余程出来る子じゃないと,数学では差がつけれない。筑駒は時間短すぎ。焦る