66 :
実名攻撃大好きKITTY:
生徒のみなさん、こんにちは。
今、緑が大変美しく、目に染み入るような好季節です。この緑について、みなさん
に緑を礎にして頑張ってほしいというお話をいたします。
今、緑や青が注目の色だと、こう言われています。花にも、バラやカーネーション
などにも、青色系の色が注目されております。日本で、世界で初めて青のバラを作
り上げたということで、大変話題になりました。
また衣類でも、春物・夏物の色に、明るさや鮮やかさを抑えた緑や青だといいま
す。自分を見直す色が、青や緑なのかもしれません。好景気には暖色系の色がは
やり、不景気には緑や青の色がはやると、流行すると言われております。流行色
は予測に過ぎませんけれども、現代の色の中は、緑や青の時代なのかもしれませ
ん。
67 :
実名攻撃大好きKITTY:2008/07/14(月) 23:28:15 ID:IkBkcTvY0
青は、藍からできた言葉だと言われております。緑は、青の範囲に入れることも
あります。たとえば、信号の緑もそうだし、草木の葉の色も「青葉」というし、また野
菜も「青物」といいます。また「青年」という言葉も、草木の緑からとったのではなか
ろうかと考えています。緑・グリーンは、これから始まる新しい芽や、草木の葉、植
物一般をさして「緑」と呼んでおります。
ちょうど今、すばらしく美しい緑色の新緑をたたえております。ちょうど、緑の芽が
山々を覆う美しさは、秋の紅葉と並び称せられます。人々は、秋の紅葉を落日の
美しさ、そして新緑の頃の美しさは日の出の美しさ、朝日の輝く美しさ、そして生命
の息吹を感じます。ちょうど今頃降る雨を「緑雨(りょくう)」と、緑の雨といいます。
ちょうど若葉に雨水が滴り落ちるその様は、大変風情があります。また、夏に青葉
を吹き抜ける風を、緑の風、「緑風(りょくふう)」と私どもは呼びます。
68 :
実名攻撃大好きKITTY:2008/07/14(月) 23:29:39 ID:IkBkcTvY0
緑から、色から、私どもは無限の可能性や、さらには若者を重ね合わせます。そ
して夏になると、青々とした緑は成人を思わせます。本校の学舎は、戦国時代の
佐竹氏が建てた城跡に建てられていて、緑がとても美しく、県都でありながら喧噪
の世界とは別世界の大変緑が美しい、そして学舎です。この緑色から、大きな大
木のちょうど緑の葉は、嵐が吹きますと、しっかりと梢にしがみつき、耐え、そして
生き物が耐えなければならない困難さに耐えています。嵐が吹きやめば太陽に向
かって、そして生命を維持し、生を謳歌しています。
私どもは、この緑色から、無限の可能性を学び取り、そして明日への夢や、希望
や、勇気、バイタリティーをこの色から取り入れています。ちょうどみなさんと同じよ
うに青春の色が、私は緑だと思っております。そして、人生の一番「旬」の時代だと
思っています。ですから、本校の先輩たちが延々と築き上げた本校の歴史と学校
文化、それをみなさんの躍動あふれる新しい風を吹き込んで、さらに水戸一高の
健児として、しっかり本校を新たな点で創造し、発展させてほしいと願い、そして信
じています。どうか緑色から、本校のすばらしいこの自然の中から、ぜひ本校から
すばらしい人材として育っていってほしいと思います。
69 :
実名攻撃大好きKITTY:2008/07/14(月) 23:30:56 ID:IkBkcTvY0
最後に、ひとつだけうれしい知らせをお話しします。
5月25日、本校は代休日でした。ある女の人が、本校に用事で訪ねてきました。
ちょうどそこに女子生徒がいまして、尋ねました。「今日は学校はどうしたんです
か。用事があるんですが。」ということで尋ねましたら、女生徒は、「実は今日は代
休で、役に立たないで申し訳ない。」と、そういう風に言ってくれたと。そして、その
女の方から私に夜、電話がありました。「さすが、水戸一高生ですね。礼儀が他の
学校とは違っていますね。」というお礼の電話を受けました。やはり人とのコミュニ
ケーションは挨拶からだろうと、こう思っております。そういう意味では、水戸一高
生は誰もがそのようにできる生徒だと思い、私はうれしくなりました。今後もそうい
う気持ちでぜひ頑張っていただきたいなと思います。
以上、今日は緑を礎にして、ひとつ本校の「旬」の時代にみなさんはいるんだとい
うことでお話ししました。
以上です。