☆★進学実績に見る高校評価と高校選び part3★☆
【自称進学校(非進学校)にありがちな進学実績アピール】
集計してみた実感です。
まぁ進学校でもやっている所はやっていますが・・・。
(1) 国公立現役合格率にとにかくこだわる。
(2) 修飾語句が多い(善戦した、快挙である、新記録、粘り強く、No.1、etc.)。
(3) 1人なのに「△△大○年連続合格!」。
(4) 難関大(旧帝一工神早慶医学部)の合格人数が減ると「主な合格大学」に切り替えて
人数表記を控える。人数表記のままであってもいつの間にか「過去3年の累計です」と
小さく表記。一方国公立は現役合格を強調。
(5) 宣伝したい大学の合格者数が減るとHP更新が滞って前年進学実績のままにしておく。
でも「募集要項」「沿革」「行事予定」「進路だより」はマメに更新。
たまたま回復した年になってから「進学状況を更新しました!」と色を付けてアピール。
(6) 前年までと比べて伸びているグラフ、あまり下がっていないグラフをやたらと作りたがる。
首都圏の場合は早慶とMARCHを同列化して、合格者数合計何名右肩上がり、と演出。
地方の場合は大学群をいつの間にか変えて、東大に東外などを加えてグラフ化。
(進学校は学区割りや時代の変遷で増えても減っても一貫して淡々と載せるのに対して、
一貫性が無い。)
(7) 延べ合格者数という言葉は目立たない所、もしくは文字サイズを小さくして書く。
酷い場合は「進学実績」「進学状況」とだけ書いて「延べ」と書かない。
(8) センターが難化してもボーダーが下がるだけなのに、それが自分の高校にとっての
逆境であるかのような文面にして、逆境を乗り越えたのは生徒の頑張りと結ぶ。
でも「我が高校の指導の賜物」、というニュアンスがプンプン。
(浪人が多くてもお構いなし)
(9) 「主な大学合格状況」なのに主でない旧帝一工神早慶医学部合格人数を
中心とした記事を書く。でも表を見てみるとその他国公立、その他私立
(特に底辺駅弁・日東駒専・産近甲龍以下)が難関大に比べて圧倒的に多い。
(10) 進学校に比べて、中堅以下私立(特に大東亜帝国・外外経工佛・摂神追桃以下)の
合格者数を隠蔽したがる。一方、進学校は中堅以下私立の人数も公開して
「その他私立」の人数が少ない。
(11) 進学校に比べて、2年以上前の進学実績の情報を削除したがる。
(過去と現在の記事の整合性が保てないから?)
(12) 「多様な進路実現」と言いながら、学部学科内訳を出さない。大学名にこだわる。
でも学部系統別進路内訳の円グラフでは明らかに中堅以下私立が混ざっている。
(13) 年度別合格者数において、何年か前に1人出ただけなのに
いつまでも「●●大(医含む)」と書いて、コンスタントに
医学科に合格者を出しているような印象を与えようとする。
(14) 医学部合格者数に看護学科を混ぜる。
(15) 私立歯、私立薬を使って(実際進学しているかどうかは不明)
計0〜1人しかいない国公立医歯薬と混ぜて
「医歯薬何名合格」「医学部!歯学部!薬学部!」などと強調。
(16) 合格体験談の文章に書かれている大学名と、
その高校の主な進学先が明らかにミスマッチしている。
(17) 学校の配布物だけで東大も狙える?
根拠はたった1人の東大合格者談(天才タイプ)。
(18) 「進路だより」「進学実績」などに『受験は団体戦』という
どこの自称進学校でも発せられる屈指の名ゼリフをちりばめる。
進研模試大好き。(母集団のレベルが低く、偏差値が高く出やすい。
上位層が薄すぎるため難関大の合格判定には不向き。)
(19) 校長が挨拶の記事で進学校宣言。
(20) Wikipediaで「県内有数の進学校である。」と勝手に公立トップ高をライバル視。
(21) 東大合格者が1人出ると高校側が大喜びして進学実績の説明欄でアピール。
確かに1人出ることは良いことだが、それに次ぐ難関大の合格者が陸続と
現れているかどうかの方が重要。
天然記念物的な生徒(東大1人、地底2〜3人、あとはほとんど底辺駅弁)だと
結局広告塔に過ぎないので意味がありません。
【番外編:自称トップクラス(中位進学校〜底辺進学校)にありがちな進学実績アピール】
(22) 名大シフト、東北シフト、九大シフト、北大シフトを取る。
(京大・一工・阪大・国公立医歯薬獣・私立医・早慶上位学部志望者を使って
合格者数を稼いで地域No.1を演出。)
(23) 「○○高はスゴイです」というような特に根拠の無い匿名の合格体験談を載せる。