【名門】東京都立日比谷高等学校 Part14【復活】

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665実名攻撃大好きKITTY
■都立日比谷の復権

 学芸大附属の内部事情しか知らないが、その実態は「進学校」と呼べるような
ものではなかった。附属中学からの内部進学者の割合が3に対して、高校受験を
してくる外部生が割合1である。そして、東大、京大、医学部などへの合格者の
ほとんどを、外部生が占めているのである。偏差値の高い学校に集まってきた
勉強のできる生徒が、そのまま勉強をし続けて東大へ入る。そして東大合格者が
増え、さらに偏差値があがり、集まる生徒の平均学力も上がり、さらに合格者が
増える。こういう循環で、国立附属は「進学校」となっていったのである。授業
の内容は特に高度なものではなく、受験当日までに教科書の範囲が終わらない
ことはざらである。また教育実習のための施設として用いられるため、たとえ
高校三年生であっても、年に一ヶ月程度は教育実習生の授業を受けることになる。
したがって、結局のところ、学芸大附属の受験勉強というものは塾に頼らざるを
得ない。もちろん塾に依存する受験生という構図はどこの高校でも同じであろう
が、ならば高校受験のときに学芸大附属を選択する必要は全くないのである。
むしろ、無料で補習を行ってくれる都立を選択するのが、賢い消費者行動だと言える。

 まわりの話を聞いてみても、高校受験のときにその学校でどのような学習の取り組み
が行われているか、そんなことを調べて受験する中学生は少ないようである。そのため、
偏差値や合格実績のみが受験校選定の大きな判断基準となってしまい、先に述べたよう
な国立附属の「進学校」化の循環が発生してしまう。しかし一度公立高校の合格実績が
向上すれば、同じ循環が発生するのは自明である。しかも、授業料は国立附属よりも安いのである。

http://blog.livedoor.jp/oxon/archives/51115824.html