公立中学生のための先行学習の方法を考えましょう

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287ゆめときぼう ◆xcrNWSUCcQ
【先取り1年コース】(公立中学入学時上位5%程度以上の達成度)
 上記の生徒層とは違い、なんらかの問題処理能力に配慮しながらすすみます。
中1の時点で、中学範囲の基本的な計算習得や核となる基本問題に取り組みます。
中2の時点で、高校文系範囲のうち主要な分野の基本的な計算ができることを目標におきます。
中3の前半で公立高校の入試問題を、中3の後半で国私立高校の問題を解いていきます。
 「チャート式中学数学」(数研出版)を、1週間に12ページを目安にすすめていきます。
新課程になってから、「チャート式」のレベルは相当に下がっています。

1年を40週間と考えて、およその進度を表示します。
正と負の数・・・・・2(中1) 
文字の計算・・・・・3(中1、中2)
一次連立方程式・・・4(中1、中2)
比例反比例・一次関数5(中1、中2)
平方根・・・・・・・2(中3)
展開・因数分解・・・3(中3)
二次方程式・・・・・2(中3)
二次関数・・・・・・2(中3)
図形の基礎・・・・・2(中1−対称と作図、中2−角の性質)
円・・・・・・・・・2(中1−扇形の長さと面積、中2−円の角の性質)
空間図形・・・・・・2(中1−正多面体、立体の表面積と体積)
図形の計量・・・・・4(相似、三平方)
合同相似の証明・・・5(中2、中3)
確率・・・・・・・・1

 中1と中2を平行して学習することにより、重なっている部分を割愛することで、短縮化を図っています。
中1の8月のはじめまでに、中1と中2の計算・関数の範囲を終了させ、
中1の3月には、中3内容の基本的な計算問題ができるようにします。
図形分野のあと送りは、中学校の進度を意識したものです。
288ゆめときぼう ◆xcrNWSUCcQ :03/02/23 02:02 ID:syV1gmc8
【先取り1.5年コース】(公立中学入学時上位15%程度以上の達成度)
 中2の夏休み終了時までに、中3までの基本的な計算を取得します。
中2の残りの期間で、高校課程の核となる方程式や関数の分野や微分法にしぼって、学習を行います。
中3の前半で比較的基本の問題集で、解法パターンの習得を行い、
中3の後半で公立高校の入試問題(都立独自入試含め)を解いていきます。
 使用テキストとして、「スタディベア」シリーズ3冊(旺文社)を、
1週間に10ページを目安にすすめていきます。
このペースなら、土日学習で十分に行えるものだと思います。

1年を40週間と考えて、中2夏休みまでの57週間のおよそ進度を示します。
正と負の数・・・・・3(中1) 
文字の計算・・・・・5(中1、中2)
一次連立方程式・・・6(中1、中2)
比例反比例・一次関数6(中1、中2)
平方根・・・・・・・3(中3)
展開・因数分解・・・3(中3)
図形の基礎・・・・・3(中1−対称と作図、中2−角の性質)
円・・・・・・・・・3(中1−扇形の長さと面積、中2−円の角の性質)
空間図形・・・・・・3(中1−正多面体、立体の表面積と体積)
二次方程式・・・・・3(中3)
二次関数・・・・・・3(中3)
図形の計量・・・・・6(相似、三平方)
合同相似の証明・・・8(中2、中3)
確率・・・・・・・・1

 中1の9月までに、中1と中2の計算・関数の範囲を終了させ、
そのあとに、中3の計算の分野にすすんでいきます。
図形分野は、学校の進度にできるかぎり合わせるように、中1の3学期に学習できるように割り振りました。
 注意してほしいことは、あらかじめ学習したということで、学校の授業の手抜きはしないようにしてください。
あくまでも、この層は、学校の授業についていくために、事前に学習をしておこうという趣旨で行っています。
知っている内容を授業で聞くときは、次に教師がどんなことを説明するのか、
予測しながら授業を聞いていくことが重要です。