30 :
ゆめときぼう ◆xcrNWSUCcQ :
私から、受験生であるお子様に伝えたいお手紙です。読ませていただけるとありがたいです。
受験生のみなさんへ
寒い日が毎日続きますね。
でも、寒さには負けてはいけませんよ。
今日、この日のために、あなたは一生懸命に頑張ってきたのです。
もう一度、思い出してごらんなさい。
あなたは、毎日毎日、大事なことがらを覚えて、
しっかりと問題に取り組んできたのではありませんか。
一日一日やってきた量は、それほど多くはないかもしれませんが、
積もり積もって、その量は相当なものになっているはずです。
あなたには、知らず知らずのうちに、実力がついているのですよ。
そう、今日は、あなたが今までにどのくらい頑張ってきたのか、
学校が調べてくれる日なのですよ。
試験会場に入ると、まわりが賢く見えてくるかもしれません。
でも、大丈夫。
まわりの人だって、あなたのことを賢いと思っているのですから。
あなたが考えることは、まわりのみんなも、同じように考えているのですよ。
あなたが緊張していたら、まわりのみんなだって、緊張しているのです。
どう、少しは気が楽になったかな。
もしかしたら、まわりのみんなは、あなたと同じクラスになるかもしれませんよ。
賢そうな人がいたら、中学校に入って勉強が分からないときに、
教えてもらえるかもしれないよね。
「まわりの受験生は、決してライバルなんかではなくて、4月から同じ学校の仲間になるんだよ」
そう、思っちゃおう。
まわりに、にこっと笑顔。またまた気分に楽になったね。
31 :
ゆめときぼう2 ◆xcrNWSUCcQ :03/01/30 03:20 ID:c6FD8dtB
どうしても、緊張したままだったら、
あなたが、4月になって、この中学校で何をしているのだろうか、
想像してみてください。
中学校では、どんなことを勉強するんだろう? クラスにはどんな子がいるんだろう?
どんな先生から教わるのかな? クラブは何に入ろうかな?
あのお店に寄り道しよ〜かな〜なんて、考えてもいいかもね。
そうです、合格したら、あなたはいろいろなことができるようになり、
世界が、どんどんと広がっていくのです。
どう? わくわくしてきた?
これでも、まだ落ち着いてこないかな?
本当はね、こんな大事な日に緊張するのが、当たり前なんだよ。
緊張するということは、それだけ、あなたが、その中学校に合格したいと思っている証拠なんだ。
そして、あなたは、自分自身が緊張していると、しっかり分析できているね。
ここまで自分を分析できれば、緊張してたって大丈夫だよ。
むしろ、油断している人よりは、いいと思うな。
試験が始まったら、すぐに解き始めるのではなくて、全体を見渡してみよう。
自分にとって、一番解きやすいものから解いていくのは当たり前だよね。
最初の国語の長文から解き始めたせいで、言葉の問題や漢字ができなかったことがないようにね。
ここで、気をつけたいこと。
自分が解けそうな問題なのに、案外と解けないことがよくあります。
いつもだったら解けたのになぁと、悔しい気持ちはよく分かりますが、
その問題ばかりに時間をとり過ぎないことが、大事です。
入試といった肝心の日に、いつもと同じことができる人は、超人です。
ときには、あきらめる勇気も必要です。
32 :
ゆめときぼう3 ◆xcrNWSUCcQ :03/01/30 03:21 ID:c6FD8dtB
時間が残ったときは、見直しをしっかりするのは当たり前。
でも、こういった当たり前のことでも、人間はいざとなったときにはできないものです。
せっかく解いたのに、答えを写し間違えることだってあります。
解答欄をしっかり見てみましょう。
記号で答える問題ですか? 単位は必要ですか?
空白は、何か答えを埋めましたか?
今まで頑張ってきた努力を、答案の形で表現しましょう。
そして、最後に、私からあなたへ一言。
今日、あなたが受験することができたのは、いったい誰のおかげでしょうか?
受験に合格できるよう指導してくださった塾の先生、
あなたを励ましてくれた学校や塾の友達、
学校で基礎学力をつけてくださった学校の先生、
そうですね、でも、もっと大切な存在を忘れていますね。
そう、あなたのお父さんやお母さんや保護者の方々です。
塾の費用や学校の授業料を出してくれるばかりでなく、
あなたが目の見えないところで、しっかりと心の支えとなって、応援してくれたのです。
「人に対する感謝の気持ち」、それは、決して忘れてはいけません。
長い文章を読んでくれてありがとう。
あなたが、持てる力を全て出し切って、希望する進路、将来への夢が実現できることを
私は祈っています。
頑張ってください。