魔法先生ネギま! スカトロスレッド

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4名無しさん@ピンキー
 腕組をして枕元に座っていると、仰向きに寝た夕映さんが、静かな声でもう漏るですと云う。
夕映さんはオムツを股に穿いて、輪郭の柔らかな細指をその上に這わしている。
真白な肌の底に暖かい血の色がほどよく差して、腹の手触りは無論柔い。
とうてい漏れそうには見えない。
しかし夕映さんは静かな声で、もう漏れますとはっきり云った。
僕も確かにこれは漏れるなと思った。
そこで、そうですか、もう漏れるんですね、と上から覗き込むようにして聞いてみた。
モルですとも、と云いながら、夕映さんはすっぱりとオムツを脱いだ。
大変シワの深い肛門で、その皺に包まれた中は、ただ一面に茶色であった。
その茶色な付着物から、強烈な臭いが鮮やかに漂ってくる。

 僕はひきつるほど固く閉じているこの肛門のしわを眺めて、これでも漏らすのかなと思った。
それで、だしぬけに枕の傍へ尻を向けて、漏らすんじゃないでしょうね、
大丈夫でしょうね、とまた聞き返した。
すると夕映さんは黒い眼を眠たそうに見張ったまま、やっぱり静かな声で、
でも、漏れるのです、仕方がないですと云った。
5名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 05:54:56
 じゃ、僕のケツが見えますかと一心に聞くと、見えますかって、ほら、
そこに、先生がふんばってるじゃありませんかと、にこりと笑って見せた。
僕は黙って、尻を枕から離した。
腕組をしながら、どうしても漏らすのかなと思った。

 しばらくして、夕映さんがまたこう云った。
「漏らしたら、糞を埋めて下さい。
 トイレットペーパーの芯で穴を掘って。
 そうして天から落ちて来る鳥の糞を墓標に置いて下さい。
 そうして墓の傍に待っていて下さい。
 また漏らしに来ますから」
6名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 05:56:43
 僕は、いつ漏らしに来るんですかと聞いた。
「糞が出るでしょう。 それから尻が拭かれるでしょう。 それからまた出るでしょう、そうしてまた拭かれるでしょう。
 ――茶色い糞が尻から地面へ、尻から地面へと落ちて行くうちに、 ――先生は、待っていられますか」

 僕は黙って頷いた。
夕映さんは静かな調子を一段張り上げて、
「十日待っていて下さい」と思い切った声で云った。
「十日、私の糞の墓標に寄り添って待っていて下さい。 きっと漏らしに来ますから」

 僕はただ待っていますと答えた。
すると、臭い尻の穴に引き締まって見えた肛門の皺が、ぼうっと崩れて来た。
茶色い水が動いて写る影を乱したように、流れ出したと思ったら、ケツの穴がぱかりと開いた。
長い穴の奥からびちぐそが床へ垂れた。
――もう漏れていた。
7名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 22:35:34
>>1
隔離スレ乙
8名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:05:25
 僕はそれから庭へ下りて、トイレットペーパーの芯で穴を掘った。
芯は大きな滑らかな縁の鋭いプラスチック製であった。
土をすくうたびに、芯に月の光が差してきらきらした。
湿った土の匂いもした。
穴はしばらくして掘れた。
糞をその中に放り込んだ。
そうして柔らかい土を、上からそっと掛けた。
掛けるたびに芯に月の光が差した。

 それから鳥の糞の落ちたのを見付けてきて、軽く土の上へ乗せた。
鳥の糞は丸かった。
長い間大空を落ちている間に、形を変えて滑らかになったんだろうと思った。
拾い上げて土の上へ置くうちに、僕の手の先が少し緩くなった。
9名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:06:06
 僕は苔の上に屈んだ。
これから十日の間こうして待っているんだなと考えながら、腕組みをして、丸い墓石を眺めていた。
そのうちに、夕映さんの云った通り糞が尻から出た。
大きな硬い糞であった。
それをまた夕映さんの云った通り、尻から拭き取った。
硬いまんまでごそっと拭き取られていった。
一つと僕は勘定した。

 しばらくするとまた茶色の糞がのそりと出てきた。
そうして黙って拭き取った。
二つとまた勘定した。
10名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:07:11
 僕はこう云う風に一つ二つと勘定して行くうちに、茶色い糞をいくつ見たか分からない。
勘定しても、勘定しても、しつくせないほど硬い糞が尻の下を通り抜けて行った。
それでも十日がまだ来ない。
しまいには、カビの生えた鳥の糞を眺めて、僕は夕映さんに欺されたのではなかろうかと思い出した。

 すると石の下から斜に僕の方へ向いて青い茎が伸びて来た。
見る間に長くなってちょうど僕の胸のあたりまで来て留まった。
と思うと、すらりと揺らぐ茎の頂に、心持ち首を傾けていた細長い一輪の蕾が、ふっくらと花弁を開いた。
真白な百合が鼻の先で骨にこたえるほど匂った。
そこへ遥の上から、ぽたりと鳥の糞が落ちたので、花は自分の重みでふらふらと動いた。
僕は首を前へ出して暖かい糞の香る、白い花弁に接吻した。
僕が百合から顔を離す拍子に思わず、遠くを見上げたら、黄昏の空に真赤な夕日が映えていた。
「十日はもう来ていたんだな」とこの時始めて気がついた。