「…」
『…』
「もしかして…見た?」
『な…何を?』
「ううん、何でもない。ごめんね、寝てる所起こしちゃって」
『どうせだから、少し飲む?』
お互い、バレたくない事があって後ろめたいからか(俺もコソコソ見てた事なんて、バレたくなかった)、結局最後の日も酒を飲んだ。物音に気付いたのか友人カップルも、寝室から出てきて飲んだ。
酒を飲む前から、全員の顔が赤らめてるのが何か不思議な光景だった。結局今の今まで、この事は誰にも言ってない。何かヘタレ全開でごめん。女友達いい奴だし、傷付く様な事言えないよ。現実は…