【PSO2】PHANTASY STAR ONLINE2【361】
ソウル市内のインターネットカフェで赤ちゃんの遺体が遺棄された事件は、ゲーム中毒の弊害や、韓国社会にまん延する他人への無関心を浮き彫りにするケースだ。
先月25日。J容疑者(26)は1週間もの間、カップラーメンしか食べず、ソウル市松坡区三田洞のネットカフェでオンラインゲーム『リネージュ2』に熱中していた。
昨年5月、ゲーム関連のチャットサイトで知り合った男性と同居し、妊娠していたJ容疑者は、この日午前9時30分ごろに陣痛を起こした。すでに破水(赤ちゃんを包む卵膜が破れ、
中の羊水が流出する)した状態だった。警察によると、J容疑者は「ゲームに没頭し、破水したことに気付かなかった」と供述したという。ネットカフェにいたほかの人たちも、
そのことを知らなかった。1週間にわたってネットカフェで生活していたJ容疑者が、妊娠していることを知っている人は誰もいなかった。
J容疑者は痛む腹を手でつかみながらトイレに駆け込んだ。警察がネットカフェの監視カメラを確認したところ、J容疑者は約40分後にトイレから出てきたことが分かった。
警察の調べに対し、J容疑者は「トイレに駆け込んでから約5分後に赤ちゃんが出てきた。胎盤を外すため、へその緒を手で引っ張った。痛かったが、混乱していたため、声を出す
ことはなかった」と供述した。J容疑者はトイレの洗面台に、せっけんが入っていた黒いビニール袋を広げ、その中に赤ちゃんを入れ、袋の口を縛った。警察によると、J容疑者は
「袋に入れたとき、赤ちゃんは体をくねらせていた」と供述したという。警察は「(出産直後の混乱した状況だったが)赤ちゃんを袋に入れて縛れば死んでしまう
ということを、J容疑者は知っていた」と説明した。赤ちゃんはJ容疑者が袋の口を縛ってから2−3分後に窒息死したとみられる。捜査当局は現在、赤ちゃんの司法解剖を行っている。