http://page3.at.webry.info/200603/article_27.html 知られざる「オナニー死」の実態
年間200人以上が死に至る命がけの快楽行為「オナニー」
「オナニーをしすぎると、頭が悪くなる」と言われ、人知れず悩んだ記憶はないだろうか? 実際、 やりすぎて頭が悪くなるという科学的根拠はないが、
だからといって心置きなくやっていいかといえば、そうでもない。実は、オナニーは死の危険性を孕んでおり、しかも、女よりも男のほうが死ぬ確率が高いというのだ。
エロ雑誌やティッシュに看取られ、ひとり最期を迎える「オナニー死」とは、どんなものなのか?
ベストセラー『死体は語る』(文藝春秋)の著者であり、30年間、監察医として2万体に及ぶ遺体に触れてきた元東京都監察医務院長の上野正彦氏は「オナニー死とは、
まれにオナニー中に起こる突然死のことで、その確率は腹上死よりも少ない。男性は比較的若い30〜40代、女性は50〜60代に多く見られます」
そもそも、腹上死やオナニー死は、死因(疾病・損傷)ではなく、・状態・を指す言葉である。死亡した場合は病死・変死として扱われ、
死亡診断書などには「死因/心不全」や「死因/くも膜下出血」などと記載される。だからもしオナニーで死んでも、「死因によってケースバイケースですが、
基本的には保険金は支払われる」(元生命保険会社社員)のだという。
監察医時代、上野氏が見たオナニー死とおぼしき変死体は、東京23区だけでも1年間に20〜30例あり、全国で年間200〜300例はあると上野氏は推測する。
では、どんな人がオナニー死しやすいのか?
「男性の場合であれば、射精時には激しい運動時と同等の負担が心肺機能にかかりますから、普段元気でも、オナニーの最中に突然死んでしまう人がいる。
オナニー死を防ぐには、忍び寄る病に早く気づき、普段からの健康管理に気をつけることが大切なんです」
一方で、社団法人ヘルスプロモーション研究センター長の岩室紳也氏は、 オナニー死には、オナニーの間違ったやり方にも原因があるのではないかと指摘する。
「最近特に、自分の手を使わずにペニスを壁や床にこすりつけたり、道具などを使うといった間違った方法でオナニーをしている男子中高生が目立ちます」
このような刺激ばかりを追い求めるオナニーは、体への負担も大きく、それゆえ死を招く可能性も高くなる、 というのが岩室氏の持論だ。
そして、このままではオナニー死が中高生の間でも身近な問題になって くるのではないか、と岩室氏は懸念する。