【PSU】キャス子といちゃつきたい！ その2【復活】

うちのキャス子がさ、「人間らしさ」に興味を持ったんだよ
で、まずは笑顔ですよねって事で手本を見せろっていうもんだから、んな笑顔なんかめったに見せない自分だから
つい軽くひきつった様な、へらっとした笑いになっちゃったのよ

そうしたら「なるほど、解りました」って、全く同じへらっとした笑顔を再現してみせやがってね
「なんか、あんたのは正確すぎて鏡みてるみたいで嫌」って思わず言っちゃったのよ
そうしたら途端に表情が沈んじゃって、「再現は表現ではありませんよね」とかなんとか難しい事言いつつ凹んでんの
あわてて取りなしてみるんだけど、何か悩みのドツボにハマっちゃった感じになっちゃって、延々思考実験繰り返して結論出しては
それが示す事実に愕然として、なんかもう零れそうな瞳になってうるうるしながら、それでもけなげに思考実験をやめないの

で、見てられなくなって「もーいいからやめなよ、あんた結構普段からキャストにしては表情あるから」って言ってあげたら
泣きそうな顔のまま、さっきの私を真似たへらっと笑いを少し控えめにしてみせやがったのよ
グサッときて、「それ！その表情！今のすっごいフクザツでいい！」って思わず誉めちゃったら途端に表情がぱぁぁっと明るくなりやがって

ヒューマンでさえ滅多にしない様な満面の笑顔して、ベッドに座ってた私の隣へ
なんかためらいなく座ってきて
「不合理なお願いがあるんですが、聞いてください」って言うのよ

壊れたか？＾＾；とか軽く不安になりつつ何？って聞いたら、こっちの瞳を至近距離でじっと見つめてきて
そのまま何も言わないの
知らなかったよ、キャストってちゃんと呼吸してるんだよね
ほんのり暖かい吐息に、何か新品の防具みたいな不思議な匂いが混じってて、ああ、これがキャストの匂いなんだなって思ったら
なんかスイッチ入っちゃって、「不合理なお願いって…これ？」って思わずキャス子の唇に