【PSU】朝起きたら自キャラになってた、でお話を書くスレ

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669547:2006/10/17(火) 00:11:02.39 ID:adBiA5gR
なんだろう…書く方向がよくわからなくなってきました。
こんな感じのもので皆様どうでしょうか?
670351:2006/10/17(火) 00:12:21.38 ID:2wIV2qWZ
おぉしばらく見てない間に作家さんが増えてる
俺なんですがすみません 忘れてるかもしれないがもうちょい時間をください・・・
書けない原因はわかってるんだ 途中で盛り上げすぎたんだ
最後グダグダで終わらないようにがんばってるけどなかなか書けません(;´Д`)
もし楽しみにしてる人がいたらごめんなさいねorz
671635 赤毛の少女:2006/10/17(火) 00:12:25.26 ID:rm5N3adk
よくみると、繁華街の外れの空が赤く染まっている。

上空からはバラバラバラ…とマスコミのヘリのローター音が聞こえる。

「ひゃっほ〜い!野次馬に行こうぜ!!」

「で、でも危ないですよ」

はしゃぐヒデキと止める翔子を横目に私は辺りを素早く見回した。

…何か嫌な予感がする…

そっとシールドラインを再確認しながら警戒していると

そいつは現れた…突然、目前に!

「きゃ〜っかわいいっ♥」

「ペンギンか〜いてて、こいつ〜!」

パノンと呼ばれる異世界のモンスターとじゃれあう2人をスルーして

両腕のスナップを利かせ、袖口から2丁の拳銃・リョウオルトトルを掌に出し

後ろに振り返りざま

パパパン!パパパン!

9パラよりも軽やかで正確な二重の火線が異形の頭に直撃!

キキー…キキー…

見慣れたはずの怪人デルセバンと野獣センディランの群れは平然と近づいてきた。

-草原にいるザコじゃない?!

視界の端で翔子とヒデキが何か叫んでいるが聞き取れない。

不意に素早いセンディランが目前に…体当たりで壁に叩きつけられる。

「痛っ…まだ…やらせない…」

-昨日から続く生まれて始めての貧血で体調が落ちてさえいなければ…

目前に迫る凶暴なキバを睨みつけながらリアクターが空になるまで乱射した………
672名無しオンライン:2006/10/17(火) 00:40:36.51 ID:rm5N3adk
拙いですがまた調子に乗ってUPしてみました。
作家の皆さんのギャグからハードボイルドまで
全部楽しいのでもっと続けてください(´¬`)
673名無しオンライン:2006/10/17(火) 00:53:02.29 ID:QNoqbx/W
完全に読み手ですが楽しませて頂いています。

ただ私の頭が弱いのか、各作品の設定がごちゃまぜ
になってるのですよねorz

保管庫とは別に、設定の保管庫みたいのも欲しい
感じ…だけど、どんなのが使いやすいだろう。。
674名無しオンライン:2006/10/17(火) 08:53:30.51 ID:LgtDL6Mr
下手に整備し揃えるとFF11版(大本?)と同じ末路が来ますぜ
675名無しオンライン:2006/10/17(火) 08:56:46.50 ID:ZO2GgJM1
保管庫だけあれば十分だよね…
676名無しオンライン:2006/10/17(火) 09:23:19.14 ID:oU5jxq/D
朝起きたらライン工になってた
677名無しオンライン:2006/10/17(火) 14:34:04.35 ID:fQiX4PRf
保管庫で各話が通して読めるようになれば、設定とかはそんなに気にならなくなるかと。
現状、数冊の小説を数ページずつ回して読んでるようなものだからな。
そりゃ混乱もするさ。

そして、3レス以上続いてるもののみのしおりを作ってみたら>>多すぎて書き込めない罠
678名無しオンライン:2006/10/17(火) 14:37:44.93 ID:ZO2GgJM1
専ブラなら一つだけでも見られるが…
679名無しオンライン:2006/10/17(火) 15:04:30.77 ID:fQiX4PRf
んじゃとりあえず専ブラ用ってことで、暫定しおり(タイトル適当、3レス以上続いてるもののみ

欠勤報告
>60-62

父さんはロリキャス娘 ( 設定 >292
>123 >147 >154 >287-288
>341 >381 >395 >405 >484-487 >545 >562-563 >625 >662-663

仮面ライダーキャスト
-第1部-
>167-168 >171 >178 >185-186 >189 >211-212 >216 >224 >232
-第2部-
>615 >623

おっぱいマニア〜下品でスマソ〜
>285 >310-311 >326-327 >364-365

突撃こにゃんこ小隊
>296 >301-302

ついてないニュマ子
>346-347 >408-409 >502-504 >606-610

ガムたべる?
-第1部-
>351 >354-355 >360 >363 >366 >369-370 >374-375
>384-385 >400 >403-404 >435 >458-460
-第2部-
>495 >507-508 >512-513 >522-523 >539-540 >552-553
>559 >578 >581-582 >589-590 >613-614 >618-619

ガーディアンズ
>412-418 >451-454 >464-467

夢の中
>426-433 >437 >440 >442

テノラのテスター
>477 >492-493 >499-500

ビス子
>547-548 >555-556 >585-587 >627-630 >665-666

目覚まし時計
>569-571 >620-621

ハイメガキャノン
>624 >657-658

赤毛の少女
>635-636 >667-668 >671

ハードボイルド
>638 >640 >646 >649

わさび
>642-644
680名無しオンライン:2006/10/17(火) 15:12:33.32 ID:fQiX4PRf
場所と環境によっては危険だからご利用は計画的にっ
681名無しオンライン:2006/10/17(火) 16:57:02.77 ID:diL/INFM
>>680
ナイス目次
682名無しオンライン:2006/10/17(火) 19:30:39.88 ID:QvXw0aG6
そうかもしれん、下手に出しゃばるのはやめて
のんびり読ませて貰うこととします。
683351:2006/10/17(火) 20:14:01.48 ID:2wIV2qWZ
ただ前をみて、駆ける。不思議と疲れはなかった。体が軽い。
「ハル!」
対峙する、黒と赤。
ハルの右腕はもげ落ち、むき出しのコードがかろうじて腕を肩につなぎとめていた。
「何しにきたの?」
そっけない言葉。だけど、その瞳に先ほど感じた冷たさはなかった。
「僕に、やらせてくれないか?」
「ふぅん。」
僕の目をのぞき見る。初めて出会ったときのように。
「あの時言ったこと、訂正しないとね。」
あなたは英雄にはなれない。ハルはそう僕に言った。その通りだった。僕は器じゃない。
それを知ったとき、力を得た。ハルが認めてくれたんだ。
望んでいた力だ。もしかしたら英雄と呼ばれることも、この力に頼ればできるかもしれない。
でも、驕らない。これは人に誇示するための力じゃない。
ただ1人。たった一人、彼女のためだけに。
「任せるわ。私疲れちゃった。」
「クククッいいのかハルよ。1度は逃げ出した腰抜けだぞ。そいつは。」
壁に持たれかかり、そのままハルは腰を下ろす。
「その腰抜けに、あなたは負けるのよ。」
ハルは笑い、目を閉じる。
マガシの眉がピクリと動いた。だが、すぐにその顔に不快な笑みを張り付かせる。
「それは、興味深いな。どこまでできるか見せてもらおうか。小僧。」
これは、試練だ。こいつを倒さなければ僕は前に進めない。僕の弱さがこいつを生んだ。
「マガシ、ケジメをつけさせてもらう。僕に出来ないと思うなよ。」
セイバーを構え、切っ先をヤツに向ける。
「勇ましいものだな。」
マガシが手をかざし、視界に赤い何かが煌いた。
「―っ!」
考える前に体が動いた。セイバーでそれを受け止め、受け流す。
「ほう、反応したか。だが、」
セイバーの柄が気持ち悪い唸りをあげ、フォトンの刃が消失した。フォトンリアクターが今のでやられてしまったらしい。
「これまでだな。小僧。」
マガシの姿が霞む。はやいっ!
防ぐ間もなくマガシの拳が僕のみぞおちにめり込んだ。
「ぐっ!」
体が後ろに吹き飛び、壁に叩きつけられる。背中から突き抜ける衝撃に思わずうめき声がもれた。
「どうした?小僧。何も出来ないではないか。」
自信に満ち溢れた、見下したような目。そうだ、この目だ。
僕の家族もこんな目をしていた。
役立たず。落ちこぼれ。毎日毎日、そんな目でみられた。
だから、強くなりたかった。見返してやりたかった。
684351:2006/10/17(火) 20:14:34.11 ID:2wIV2qWZ
「マガシ、一つ聞きたい。」
その焦りが、僕の目を曇らせた。
「エンドラム機関・・・あれもあんたの差し金か?」
大切なものは僕のすぐ傍にずっとあったのに、狭すぎた僕の視野ではそれに気づくことが出来なかった。
「あぁ・・・やつらか。お前が動かなかったときの保険だったが、今となってはどうでもいい。お前らもろとも殺してやろう。」
「そうか・・・。」
「単純なヤツらばかりで楽だったよ。フハッフハハハハハ!!!」
自分しか省みず、他者を拒み、躍起になった。全ては自分のためだけに。
「小さいよ。あんた。」
「なにぃ!」
マガシの顔が屈辱で歪む。
「小僧がっ。遊びは終わりだ。せめて楽に逝かせてやろう。」
マガシの掌に黒い球体が生まれる。
「しねぃ!メェェェギドゥゥゥ!!」
ゆっくりと立ち上がる。よけるまでも、ない。
――レンティス――
白い光が僕を包み、迫り来る黒球を眼前で霧散させる。
「な、にぃ・・・!」
「あんたもそんな顔するんだな。マガシ。」
使い物にならなくなったセイバーを放り投げ、ナノトランサーに手を添える。
ハル、君がくれた武器を使うよ。
新たなセイバーを抜く。どこか神々しさを備えた白銀の刀身。
「決着をつけよう・・・。」
「図に乗るなぁ!!」
マガシも抜き放つ。燃える赤い刀身を備えた威圧的なセイバー。
地を蹴る。力強く。
青さんの言った事がよくわかる。体から湧き上がってくる無限とも思える力。
負ける気が、しない。
セイバーを振り上げ、斬りおろす。
交わる赤と白。
だが、受け止めることは適わない。僕のセイバーはその赤い刀身ごと、マガシの体を斬りさいた。
「ば・・・か・・・なぁぁぁ!!」
ごとりと、マガシの腕が地に落ちる。
「この俺が!こんな小僧にっ!!」
いくら力を示そうと、いつかそれ以上の力に潰される。
僕が青さんに嫉妬していたのは、適わないと無意識で悟っていたからかもしれない。
自分以上の力を認めたくなかった。
「やっと・・・やっと自由を得たのだ・・・!この世界には忌々しいイーサン・ウェーバーも!アルフォート・タイラーもいない!
私を破るものなどいないのだ!」
手を、かざす。
「きっさま・・・!何をする・・・!」
マガシに光が収束していく。
「やめろ・・・やめろぉ!」
力を振るうことで自分の存在をしらしめようとした。強引に居場所をつくろうとした。
この男のように。
ミヤビがその身を挺して僕の手をつかんでくれなければ、僕も暗い穴のそこに落ちていた。こいつと同じ道をたどっていた。
マガシは僕が見た幻の末路。虚しいって気づけなかった。
「ようやく得たのだ・・・!俺はもうわけのわからん連中に倒されるだけの存在ではない!」
さよなら、マガシ。
「俺は・・・俺ハァ!!」
もう、幻影は見ない。

――グランツッ!!――

685351:2006/10/17(火) 20:19:00.11 ID:2wIV2qWZ
随分間があいてしまいましたがようやく書けました
栞をみて、ガムたべる?に吹いたあと気づく。
ちょっ俺書きすぎwww
長々と続けちゃってごめんね(;´Д`)
ようやく次でラストです
テクニックを拡大解釈して使ってたり、あれ?グランツってPSUであるの?
と思いつつ出したりしたけどそこは多めにみてくれw
686635 赤毛の少女:2006/10/18(水) 01:19:00.22 ID:C2OfskfH
 横転しながら辛くもセンディランの追撃を避け、デルセバンの青いフォトンに包まれた武器を銃底で弾き、

全弾を撃ち尽くしたものの…まだ一体も倒れない。

ウオォォォォォォォォォォン…

いきなりの雄叫びにその場の皆が驚き目を向けると二刀流の獣人が立っている…誰だろう?

「ヤァってやるぜっ!!!」

二撃三撃で敵を次々に倒す獣人は恐ろしげな顔で嬉々としているようだ。

「藤林さんっ、大丈夫ですかっ?!」

敵の注意が獣人にそれた隙に翔子が駆け寄ってきた。

「うん、シールドラインのおかげで打ち身だけで済んだみたい」

私の答えにニコリと微笑んで、翔子が何かを回転させ…ヒタっと空に向けるとキレイな長杖が実体化し…振り下ろした。

キーン!

翔子を中心に青白い光が辺りを包み込む…まぶしくて目がくらむ…

「もう痛くないですか?」

回復テクニック・レスタだろうか。彼女の両手を長杖ごとそっとつかみ、笑顔でありがとう、と礼を言い、ウィンクした。

なぜか頬を赤らめて目を伏せながら

「いえっ、お役に立ててよかったですっ!」

ナノトランサーからライフルのブライホーを取り出しセーフティ解除、初弾をロードしながら

「翔子さん、援護を頼めますか?」

「はい!」

うなづくと同時に、再び杖を振り下ろす翔子…今度は杖が放電しているように見える…命中・回避強化のゾディアールのようだ。

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687635 赤毛の少女:2006/10/18(水) 01:22:01.92 ID:C2OfskfH
「あースッキリした!リアルのナノブラスト、病み付きになりそうだ」

ちょっと危ない事を言ってるのは紛れもなく、さっきまで一緒にいたヒデキだ。

朝から付けていたヘッドフォンでビーストの耳を隠していたらしい。

翔子はヒューマン・フォースでリアルの外見とほぼ同じなので今まで上手く隠し通してきたらしい。

「二人とももっと早く教えてくれれば一人で悩まずに済んだのにな〜」

冗談交じりにふてくされる私にヒデキはメンゴメンゴ!結果オーライじゃんと言ってかわし、

翔子はひたすらごめんなさい、と頭を下げた。別にこだわらないけどね。

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 さらに目的地に向かう途中、

「アキラ、お前ゲーム中であんなに弱かったっけ?」

「サポートキャラだからLVが少し低いし、ユニクロ装備だからね」

ヒデキの疑問にまさか本当の事を言えず、適当にごまかしていると、パッと振り返った翔子が私にひそひそと

「頭とか痛くないですか?よければ私の鎮痛剤を差し上げます…」

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━翔子からありがたく鎮痛剤を分けてもらい、しばらく歩くと…

散発的に銃声が聞こえる陽炎の中から無数の影が…赤い怪人ヴァーラと猛獣ディストバが現れた。

よくみると、その周囲で拳銃を発砲している警官隊が見えた。

どうやら実弾系の小火器は目前の敵に対してあまり有効ではないようだ。

「君達っ!すぐに逃げるんだ!!」

警官達の怒声に一瞬迷った私をよそに、ヒデキがさらに負けない大声で

「ここは俺たちにまかせろっ!そいつらに生半可な攻撃は通じない!!」

敵に斬り込むヒデキに、警官隊は流れ弾が当たらないように発砲を中止したようだ。

「あらら、警官にケンカ売ってるよ…」

「本当に無茶な人ですね^^;」

私と翔子は話しながら仕方なくヒデキの援護を続け…10秒も経たない内に敵を一掃した。

━集まった三人の元に感心したような顔つきの警官隊が近づいてきた。

「結構やるやろ、俺達?SEED退治は任せてや!」

「凶器準備集合罪、および公務執行妨害で逮捕する」

…サーっと血の気が引いた………
688名無しオンライン:2006/10/19(木) 00:03:28.84 ID:meaUga5b
age
689635 赤毛の少女:2006/10/19(木) 00:46:20.98 ID:rNpaZgPk
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 留置と言っても、凶悪犯罪を犯したわけではないので、取り調べもスムーズに進み、

簡単な質問…銃砲刀剣類の登録を済ませているか?とか、例のモンスターとの関わり、

はたまた迷宮入りの村壊滅事件、男性一刀両断事件、怪物による殺傷事件などの大事件から

街を賑わす数多の珍事件と関わりがないかなどなど、毎日取調べを受けた。

特に、秘密結社などの組織に関して繰り返し聞かれた。

 幸いな事にPSUの世界から持ち込まれたナノトランサーはX線や超音波も通さず、

グラインダーやレーザー、ウォータージェット、薬品などでも分解できず、加えて

フォトン系装備はPSU世界に属する者の精神に反応するせいか科捜研や協力機関でも

物証として証明するのはお手上げだったらしい。

━アレはオモチャですよ!という供述を信用してくれたかどうかは今も謎である。

留置期限を待たずに三日目に調書を交通課のように淡々と記入して終わり。

状況証拠も弱く、現場の警官の印象が悪くなかったのが幸いしたのだろう。

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「やっと帰れる…」

ヒデキとは時間差があったので一人で留置所を出た。翔子は非武装でたまたま一緒にいただけ、

ということになり、初日に調書を書いた後、すぐに帰れたらしい。

歩き始めてすぐに弟に声をかけられた。

「ねーちゃん、おつかれ!」

留置所での面会の時以来、兄貴じゃ不自然だからねーちゃんと呼ぶ、と言って聞かない弟。そして…

「久しぶりだな。盆休み以来か」

実の父である。鉄拳制裁をよしとする糸東流空手の有段者。早くに母を病気で亡くしてから祖父母と

協力して育ててくれたのだが…幼少からの刷り込みで思わず緊張する。

「何から話せばいいのかな…」

口篭もっていると、こんなところで話すのも何だ、といい、アパートに行く事になった。
690名無しオンライン:2006/10/19(木) 00:52:45.84 ID:rNpaZgPk
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「倉庫少女様、お帰りなさいです〜!」

会釈するGH-450 ウェアハウスに留守番の労をねぎらった後、父にかくかくしかじかで、と

今までの出来事をかいつまんで話し終えると、父は実家に帰って入れ替わり事件の解決を待つなり、

道場を継ぐなりすればいい、と言った。道場を継ぐといっても、ジュニア空手しかやってないから

今からでは遅い気もするが。

「どちらにせよ、このままお前と仁(弟)の同居は放置できないな。間違いがあってからでは遅い」

何を間違うのか一瞬考え込んだが、考える時間が欲しい、と伝えた。

話の途中で、仁は遊んでばかりいないで学生向けアルバイトでもしろ、と言われて口論になりかけたが、

学校の講義がある、と言い残して不機嫌そうに出かけた。…たぶん学生街の雀荘かパチンコに行ったのだろう。

仁もジュニア空手をやっていたが、なにかと父に反抗的なところは今も変わっていない。

 翌朝、父が帰った後、新しいニュースが入ってきた。

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翌朝早く、ヒデキから三人で退所祝いの誘いと、その前に少し買い物に付き合って欲しいとの電話だ。

二つ返事で行くと答え、ウェアハウスに留守番を頼んで赤いプリーティアセットに着替えていると

大きなバイクで黒いレザージャケットとリーバイスのジーンズ、黒いレザーブーツを着たヒデキが迎えに来た。

「ほら、ヘルメットを被ってくれよ」

バイクの後部座席横から取り外された白いヘルメットを受け取り、被りながら

「私は車派だからバイクのことは良くわからないけど、大きくてカッコいいね」

社交辞令で誉めると、悪い気がしないのか

「こいつか?ゼファーって言う族…ツアラーさ。こんな天気のいい日のツーリングはゴキゲンだぜ」

「でも買い物なら車の方が良くない?」

「……」

不意の質問だったのか、間を置いてからポンっと手を叩き

「はっはっは、もちろん、こいつで車庫まで行って乗り換える予定さ」

苦しい言い訳だったのか頭を掻くヒデキに苦笑しながら後部座席に着くと、振り落とされないようにしっかり

つかまっているように、カーブではヒデキと同じ方向に傾くように…と言われ、わかった、と答え出発したのだが…

「た、倒れる〜っ!」
691635 赤毛の少女:2006/10/19(木) 00:57:46.42 ID:rNpaZgPk
 最初の右カーブでバイクとヒデキが右に傾いてそのまま倒れそうな気がして、

思わず叫びながら左に体を傾けると、風切り音とヘルメットで良く聞こえない声と同時に

キキキーっ、と急ブレーキ。

「反対側に体重移動してどうすんだ。曲がりきれんやろ?」

「ごめーん、倒れそうだったからつい」

予想通りやけどな、ハハハっとヒデキが笑ったので、意地が悪いと思いつつもそのまま出発した。

 途中、やけに後ろと横の車がピタっとついてくるな、と思っていたら、

マイクロミニがパタついていたらしい。横のドライバーにじと目を送ると、

一瞬目が合って、その車はスーっと後ろに流れて行った。

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 乗り心地が固めの白いスープラに乗り換え、某デパートに着くと

「お前、いつもゲームで買った服ばっかりで飽きるやろ?俺が一揃い買ったるわ」

私のための買い物だったのか…とありがたく思いつつ、申し訳ないから、と断ると

「早すぎるバースデープレゼントと思って受け取ってくれ」

と言い張るので顔を立てて買ってもらうことにした。

サイズを測ってもらって、店内の吊り物でピッタリの9号の無地のワンピースを買った。

サポートキャラは生足に限るっ!というポリシーである。ジーンズなどは眼中にない。

「ついでにインナーも買っとこうかな…」

「ちょっ、インナー買うんか? 俺は待合所で待っとくわ」

慌てるヒデキに小首をかしげたが、婦人用インナー売り場にヒデキは場違いだと気付き、苦笑した。

一人でブティックに行くと必ず店員がサービスに来るものだが、デパートのテナントの

サービスの質の違いに感心させられた。

 改めて測ってもらうとC65とか未知の領域だが、今まで着ていた近所のスーパーのスポーツインナーとは

全然違う着心地のよさ、PSUのデフォルトのインナーとも違うフィット感である。

ついでにエチケット用のインナーも購入して待合所に向かった。

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途中で休みを取りながら夕方にアパートに着き、ヒデキが挨拶をする前に指で制止し、

「今日はありがとう。退所祝いは歩いていくから…またね」

ヒデキが重低音を響かせながら去ると、後ろに…アパートの入り口に仁が皮肉そうな笑みを浮かべて立っていた。
692名無しオンライン:2006/10/19(木) 01:11:53.24 ID:rNpaZgPk
690のネーム欄にタイトルを書き忘れてショボーンです。
本文に警察が登場していますが、書き手は精錬潔白ですw
昨日から皆さんの投下が少なくて少し残念ですね〜。
693123:2006/10/19(木) 01:47:05.38 ID:orGiaxXL
書こうと思ってたら普通にオンで遊んじゃいました!テヘ
694名無しオンライン:2006/10/19(木) 02:29:37.83 ID:FKBPf3F8
なぁに。慣れると護送中の車両で寝れるようになる。
695名無しオンライン:2006/10/19(木) 02:33:39.83 ID:yd/8t5/w
とりあえずオナった(女キャラ)
696名無しオンライン:2006/10/19(木) 02:34:52.90 ID:ygONvDyE
ヒューマン男で、自分に似せて作成したら普通に仕事いく。
697名無しオンライン:2006/10/19(木) 03:25:16.73 ID:oeMTcXWy
眠いせいだと思うがスレ一覧を見たら

朝起きたらディマゴラスになってた
に見えた
698638:2006/10/19(木) 14:28:31.98 ID:+J7MH0lD
「う〜ん……まだかなぁ?」

私は喫茶店の窓際の席に座り、リョウが来るのを待ち続けていた。
店内の時計を見上げる。――既に、約束の時間から30分以上が経っている。
あの生真面目なリョウが、約束の時間に遅れるのは滅多にないことだった。

「……何かあったのかな?」

少し不安を覚えながら、窓の外を見る。
リョウの姿は見えない。――連絡する暇すら無いほど忙しいのだろうか。
ぼんやりと、そんな事を考えていたその時。
携帯が、メールの着信を告げるメロディーを流し始めた。いつもと変わらない
音。だが、私は何故か奇妙な感覚にとらわれていた……。
まるで、この平和が断ち切られるかのように。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「……これでいい」

町の死角となっている路地裏。男は満足げに呟くと、手にしていた携帯を放り
投げる。そして足下に倒れている【エサ】―リョウ―を見下ろした。
例え罠だと解っていても、あの女は必ずこの男を助けに来るだろう。

――準備は整った。後は役者と舞台の幕開けを待つのみだ。

「久しぶりの【狩り】だ……楽しませてもらわなくっちゃなあ?」

にやりと口の端をゆがめ、男は笑い始めた。
耳障りな哄笑の中、男に投げ捨てられた携帯が、虚しく鳴り続けていた。
699638:2006/10/19(木) 14:30:58.25 ID:+J7MH0lD
再び投下開始。風邪引いてたりで寝込んでました。
つたない作品ですが、出来るだけ早く終わらせられるように努力します。
700638:2006/10/19(木) 15:44:50.70 ID:+J7MH0lD
私は、夜の公園に足を踏み入れた。【敵】が指定してきた場所と時間。
辺りはひっそりと静まりかえっている。――人の気配など、何処にもない。
リョウは、無事なのだろうか? 私は不安と焦りに駆られ、奥へと足を進める。

ふと、遊具の一つのそばに、1人の人影が倒れているのが見えた。
月明かりに照らされた、その顔は――

「リョウッ!」

思わず叫び声を上げて、駆け寄ろうとしたその時。遊具の陰から1人の男が現れ、
私とリョウの間に立ちふさがった。
思わず足を止める。すると、男がどこか陽気な口調で話しかけてきた。

「よお……待ってたぜ?」

右手にだらりと赤い刀のような武器を下げ、男はにやりと口の端を曲げた。
猫に似た瞳。右の腕の文様を、空いている左手でがりがりと掻きむしっている。
――PSUのキャラクター、ビーストだ。

「そこを、どいて!」
「あん? 焦るんじゃねえよ……ちょっと話がしてみたくってなあ?」

にやにやと笑いながら、男がじっと私を見据えてきた。私は、挫けそうになった
心を必死に抑えつけ、負けじと男をにらみ返す。しばらくの沈黙の後。
口を、開いた。

「……何が、目的なの?」
701名無しオンライン:2006/10/19(木) 15:56:32.34 ID:2uh4cjbO
まだあるの?このオナニースレ
702名無しオンライン:2006/10/19(木) 16:02:17.08 ID:U2xOD7YH
あぁ、あるとも。
703635 赤毛の少女:2006/10/19(木) 23:56:47.03 ID:rNpaZgPk
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

「ん…」

ここは…ベッドの上?

「夢…だったのかな」

「よう寝れたか? かわいい寝顔でうなされとるから見とれてもうたわ」

「不思議な夢を見たの…あなたが獣に変身して、ガンマンの私と一緒にお化けと戦うの」

「ハハハっ、それじゃ美女と野獣やんか。ベタな夢やな」

「もうっ、ムードがないんだから。知らないっ」

カチッ、チッ、シュボッ

「タバコを吸うの? 窓を開けるね」

カラカラカラ…

そよ風が赤毛をふわりと泳がせてうなじをくすぐる。

澄み切った秋の青空。

首を吊っている男と目があった。

「新婚旅行の土産って何がええやろな?」

━ニヤリ━

唇をゆがませて笑う……仁
704635 赤毛の少女:2006/10/19(木) 23:58:06.30 ID:rNpaZgPk

-The End-
705名無しオンライン:2006/10/20(金) 00:04:13.20 ID:CN/Y3xUY
構成も何もない拙いSSで失礼しました。
みなさんの作品を楽しみながら
しばらくROMに戻ります。
706名無しオンライン:2006/10/20(金) 00:14:06.26 ID:abofGsDr
SSッつーか散文詩だな。

難解すぎて俺には理解できん
707名無しオンライン:2006/10/20(金) 01:55:05.42 ID:JIITjo8u
朝、目が覚めるといつも目が乾いて痛いのだが、何故か今日に限って痛みがなかった。
湿気が多いのかなと考えながら体を起こすと、そこには見慣れぬものが。
何者かの腕が、私のベッドの下から、はみ出ていたのだ……!!
恐れながらも確認すると、なんと……

腕 よ り 先 が 無 か っ た 。

世界中に響き渡りそうな絶叫をあげて、一階のリビングにいる母のもとへと階段を下りると、
私は母に泣きついた。
だが、料理中であった母は私を見るなり、右手に持っていたオタマを落としてしまうほどの絶句をしながら、一言……。

あんた、腕、どうしたの……?
708名無しオンライン:2006/10/20(金) 13:47:13.73 ID:PUria6tP
さすがにもう旬が過ぎたな
スレ前半の活きの良いピッチピチなネタ、大変おいしゅうございました。
今までありがとう、【PSU】朝起きたら自キャラになってた、でお話を書くスレ。
709名無しオンライン:2006/10/20(金) 15:55:39.30 ID:JIITjo8u
どうやら、私はキャシールになってしまったらしい。
何かと事態が飲み込めず、状態を落ち着かせるために、その日学校は欠席する事になってしまった。
外れた腕は、すでにくっつけた。PSUでつけかえしていたように、簡単にくっつける事ができた。
母は仰天していたが、良く見ると母もビーストになっていた。私に内緒でPSUをやっていたらしい。
これからは叱られる時が格段に怖くなりそうだ……。

仕方ないので、これからのために自らの能力チェックをしてみる事にした。
キャストという種族になったため、全ての行動が正確無比に瞬時にこなせる。
だが、突然虫やヘビを投げられる等の、精神的攻撃に脆いようだ……もともとだった気もするが。
学校が終わる時間帯になったら、幼馴染(男)の家にいってみた。
幼馴染の家につくなり、私は驚いた。幼馴染はキャストになっていたのだ。これからキャス男と呼ぶ事にする。

「キミも、PSUやってたんだ……驚き。」
キャス男は、私が来るなりそう言った。
だが、それ以上何も言わず、私を部屋へと上がらせてくれた。
「何しに来たの?」
キャス男が一言。私は、自分一人じゃ試せない事を、キャス男と試してみたいと言った。
するとキャス男はあるものの電源をつけた。パソコンである……。

「僕もいろいろ試したんだけど、どうやらPSUがインストールしてあるPCと、無線で通信できるようなんだ。」
PS2でプレイしていたので知らなかった。
どうやら、PC版で入手したアイテムを現実へと持ち込む事ができるらしい。
「キミの体にもついてるだろ?ナノトランサー。」
死角だったのでちっとも気が付きませんでした。キャス男、ありがとう。
「キミもネットワークのアイテムをいろいろ持ってくると便利だよ。
 PS2のアカウントはPCでも使えるから、僕のPCを使って、持ってくるといいよ。」
私は何も疑わず、キャス男に身を任せる事にした。それがうかつだった……。
私は、その時のキャス男の緩んだ口元に、気がつかなかったのだ。

(全てを読むにはハコモアイシテ!ハコモアイシテ!と書き込んでください。)
710名無しオンライン:2006/10/21(土) 00:49:52.87 ID:R0xaCQc6
ハコモアイシテ!ハコモアイシテ!
ハコってあのハコ?wktk
711朝起きたらキャシールになってた:2006/10/21(土) 01:42:22.43 ID:N1R9E/n4
私は恐る恐る、キャス男の指示通りに、パソコンの前へと座り込んだ。
私はキャス男のPCで、PSUの世界へとログインした……。
「マイルームに入ってね。」
私のキャラがいつもどおりクライズシティにログインすると、キャス男にそう指示された。
いちいちマイルームに入らないとダメなのか……。
マイルームに入るなり、キャス男があるものを見て瞳を輝かせた。
「キミのパシリ、GH-420なんだね!」
どうやらキャス男は、ネコ耳が好きらしい。

「現実の自分の持つナノトランサーと、ゲームのキャラのナノトランサーをリンクさせたい時は、ベットに座るんだ。」
私はキャラをベットに座らせると、そこで意識を失ってしまった。
目を閉じる瞬間、キャス男のゆがんだ口元が見えた気がした……。
気が付くと、私はキャス男の部屋のベッドの上だった。
キャス男が寝かせてくれたのだろう、私はちょっとしたトキメキのようなものをその時感じたが、後にそれは間違いだったと気づく。

「何か気が付く事ない?」
キャス男がそう言うので、私はあたりを探ってみた。
心なしか、頭の上がザワつく。

……猫耳がついていた!!!
「フヒョホホホホホホウ!!これでキミも猫耳だ!」
わけのわからない奇声をあげるキャス男。いったいこれがどうしたというのか。
「まだわかってないようだな!キミは完全に我が手中にあるのだという事を!!」
……?! 意識の無い間につけたというわけではないのか?
そこで私は、とある異変に気が付く。妙に体調が良くないのだ。
「いやー、苦労したよ。キミが気を失っている間に、何度も何度も狩場を周回して、マヒ状態にしてログアウトしたんだ。」
どうやらキャス男が言うには、ログアウトした最後の情報が現実に反映されるらしい。
ベッドに座れ等の指示は私の注意を向かせるための口実で、後ろで私の回路をいじって気絶させたらしいのだ。
「こっちのほうがキャストの体の仕組みは把握しているのさ……。」
私はこの男を一時でも信用した事を、ものすごく後悔した。
712名無しオンライン:2006/10/21(土) 01:54:42.94 ID:N1R9E/n4
「さぁて、これで脱童貞をする事ができピスタトル。」
わけのわからない事を言い始めるキャス男。だが、内容が私に危機を与えるものである事は理解できた。
「どうした?そんな顔をしてポッガ☆ダンガ。嬉しくてクレアセイバー?」
意味がわからない!でもマヒで声が出ない!とんでもない恐怖が私を襲う。
「脱がすぞ!」
キャス男の毒牙が牙をむいた瞬間、キャス男の動きがピクリと止まった。
「こ、こりゃあマズいピケー。これじゃあ脱童貞できなムカラッド。」

状況が把握できない私に、キャス男は丁寧に説明しはじめた。
どうやら、狩場でログアウトするさい、全てのパーツをはずし忘れていたらしいのだ。
「むぅ……イカン、これでは……かといって再ログインすれば、マヒが解ける……。」
再び配線を外せばいいんじゃないかと思ってしまったが、黙っておいた。
キャス男は一時間以上考え込んだがその答えが出ずにいた。どうやら馬鹿らしい。

「くそっ!こうなったら!!」
キャス男はとある手段を思いついたようだ。この後、私は配線の事をあえて言えば良かったなと後悔した。
「僕は童貞を脱出する事はできないが、恥辱の限りをツクシノコフ0002。」
キャス男はそう言うなり、私の足を開き、股間の周辺をいじくりまわしはじめた。
ふいに、とある感覚が私を襲い始める。
「クックックレモウド。さぁ、外へ行クレソルウド。」
713名無しオンライン:2006/10/21(土) 02:12:31.13 ID:N1R9E/n4
一足進むごとに、私の体を鈍痛のような刺激が襲う……。
「さすがに家の中で歩き回ったら、怪しまれイハロドウ。」
キャス男は直接私の秘部をいじる事ができなかったので、
歩いたときの刺激を快楽として感じるよう足の配線をいじったらしいのだ。
「気持ちよいだろう?ハンゾウ。」
ハンゾウって誰だとツッコむゆとりもなく、私は限界に近づかないよう必死に足を交差させ耐え忍んでいた。
「その姿……よだれがジョギリ。」
うかつな事に、この姿勢がキャス男をさらに興奮させてしまったようだ。
「もっと気持ちよくさせてやろうか。」
キャス男は真剣な面持ちでそう言うと、私の体のありとあらゆるところの配線を変え始めた。
「さぁ、これでキミの快楽はディ・ラガンの炎なみの激しさだ。」
キャス男の言う事はダテではなく、その押し迫る波に、私の目は焦点が定まらないのを感じた。
「これで終わったりはしないぞ。さぁ、ガーディアンズ本部へ行こうか。」

学校へと到着した。
「もう夜中だから誰も来ない。心置きなく実験できるね。」
キャス男の笑顔に背筋を凍りつかせる私をキャス男は抱き上げた。
「フフ、抱き上げただけで感じちゃうんだ。じゃあ、これから向かうところにあるモノを見ただけでも絶頂しちゃうかもね。」
キャス男はそう言うとそのまま私を体育館へと連れてゆく。
そして、そこにあったものは……。

「我らガーディアンズが誇る大型トランポリンさ。どうだい?これで一緒に弾もうか。」
私はその時を想像するだけで、気をやりそうになってしまった。
そして、トランポリンへと私とキャス男が足を踏み入れようとしたその時……。
714名無しオンライン:2006/10/21(土) 02:29:48.53 ID:N1R9E/n4
「うちの子に何をするつもりだい!!!」

凄まじい怒号と共に、巨大な何かが体育館へと入ってきた。
「ひ、ひぃ!!!この恐怖、グッレ・ネイダ……。」
私は意識が朦朧としてよくわからなかったが、キャス男はハッキリとその姿が見えたようだ。
「あんた、隣の○○君ね!!しょうちしないよ!お尻突き出しなさい!!」
巨大な何かはそう叫ぶなり、キャス男をわしづかみにし、お尻を叩き始めた。
「ちょwwwこの衝撃SUVウェポンクラス……。」
「うちの子にイタズラして!!こんなもんじゃすまさないよ!」
見た目は格好いいキャストのキャス男が、巨大な何かに連続でお尻を平手打ちされている。
だんだんと目がハッキリとしてきて、それがあるビーストのナノブラストした状態である事を悟った。
「大丈夫?○○……もう少しでお嫁に行けなくなったところね。」
お母さんはそう言うと、優しく私をトランポリンから下ろして、再びキャス男に叫んだ。
「元に戻さないと承知しないんだから!!」

私はキャス男に元に戻されると、お母さんと共に出口へと向かった。
体育館の出口に着くなり、お母さんはキャス男に一言はなった。

「あなたの野望は完全にぶっ壊れましたwwwサーセンwwwwww」

その時のキャス男の表情があまりにもマガシで笑ってしまい、
それまでされた事を恨む気にはなれなかったのが不思議だった。
最後に、私たちに向かってキャス男が叫んだ。
「『ありがとう!助かる!!』 やべ、ボイス間違えた!!」

最後までよくわからなかったキャス男だった。次は正統派でがんばれ。

待ってるよ。

                                                   -完-
715名無しオンライン:2006/10/21(土) 02:32:16.47 ID:N1R9E/n4
終わりました。
スレを利用させて頂ありがとうございました。m(_ _)m
また何か思いつけば再び利用させていただくかもしれませんで候。
716名無しオンライン:2006/10/21(土) 23:18:51.88 ID:R0xaCQc6
なんかワロタw
717名無しオンライン:2006/10/22(日) 01:50:07.44 ID:fyEIx043
久々の良スレに出会えた。

PSUはゲームもその管理会社も糞だが、
ここスレだけは最高。がんばってくれ。
718名無しオンライン
おやすみ。

俺も明日はユンゲラー。