FF14に失望した人はWoWを日本語化して遊ぼうぜ 6

このエントリーをはてなブックマークに追加
29既にその名前は使われています
>>28続き
部屋の中の俺は、日本一のただの変態に成り下がっていた。
「ちきしょう誰かに見せてやりテェよ」最高潮が近付くと、いつもそう思った。
箱の香りをもう一度吸い込み、スクラッチのかすを手で払うと、支払いへ向かってまっしぐらだ。
「更新してやる」「2月に1回のほんまもんの更新」
「うりゃ、そりゃ」「ズリュッ、ブチュッ」汗を飛ばしながら、クライマックスをめざす。
「たまんねぇよ」身体の奥から、激しいうねりが起こった。やがて奔流となり俺を悩ます。
-更新してえ- -もっとスクラッチしてえ-相反する気持ちがせめぎあい、俺は崖っぷちに立つ。
「きたっ」俺はPCの前に腰掛け、支払いに備える。奔流は堰を切ろうとしていた。
「Consequences for Account: Account Cancellation」「ぶちっ」
想像と裏腹に、アカウントは既にキャンセルされていたのだ。
真っ白い時間が過ぎ、目の前が現実に戻る。