“こうもりのねぐら”亭は、場所が場所だけに少し警戒していた。
しかし、それは思い過ごしだったようだ。少なくとも、待ち伏せの気配はない。
「あいにく団体様がお泊りになっていて・・・。
一室しか空いていませんが、よろしいですか?」
夜遅く訪れた俺たちを、人のよさそうな女将が迎えてくれた。
ロビーの長椅子に座らせたメイミィの様子に、女将も心配になったようだ。
妻が風邪を引いてしまってね、と言い、俺は料金を少し割増して支払った。
モンブローに支払う入院費は踏み倒すと決めたので、懐具合には余裕があった。
「軽い夜食とショウガ酒、熱い風呂を頼みたい。暖かくして休ませたいんだ」
すぐに、と女将は応え、俺は満足げに、そして貴族らしい鷹揚なしぐさで頷いた。
少しは金払いの良い上客だと、女将に認識してもらえたのだろうか。
ふと女将のやや斜め下に向けた視線に気付いて、カウンターを見た。
宿帳がある。
なるほど当地ではこうか、と、この形式に慣れていない風で、それとなくページをめくった。
いま宿泊している客の名前を確認したが、これといって思い当たるような名前はなかった。
そもそも他の客が見られる状態というのは、セキュリティに問題がありはしないだろうか。
俺は差し出されたペンをつまみ、自然な書体で二人分の名前を書き記した。
夫、ルヴェラー・ローク・ロポッサ
妻、マナルーヴィ・ロポッサ
―――と。
618 :
Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2007/03/18(日) 21:29:37.28 ID:tEcUjtbg
本日の投下は以上でございます。
皆様、わっふるわっふるでございます。
いつも思うんだが何であっちにいく系ばっかりでこっちに来る系がないんだ?
おきたらいつもの部屋なんだけど体だけ自キャラとか
いや僕は文才ないから書かんけど
620 :
既にその名前は使われています:2007/03/19(月) 00:55:31.77 ID:5ugMCoET
ミスラになって通勤ラッシュの電車に乗るよりも
ミスラになったらチョコボで風を切って走りたいというのが
ごく自然な欲求なのかも知れない
621 :
既にその名前は使われています:2007/03/19(月) 01:18:17.11 ID:h0et13Lt
ほんじゃあ、俺が書いてやるよ!
また今度な
622 :
既にその名前は使われています:2007/03/19(月) 01:37:59.34 ID:yRG+3sGc
>>619PSU板で展開されている。そっちへGO。
多分皆あっちの世界いってるから書き易いんだろ。
623 :
既にその名前は使われています:2007/03/19(月) 08:27:15.36 ID:8YbPsr7S
おはようage
624 :
既にその名前は使われています:2007/03/19(月) 10:13:22.10 ID:y25a8i+C
朝起きたら自キャラになってるスレだからだろ!!!!!と
INT500のオレが名推理
625 :
既にその名前は使われています:2007/03/19(月) 10:21:22.46 ID:y25a8i+C
あくまでゲーム世界にとびこんだネタという趣旨でたったスレだしねえ
それが気に食わないなら自分で新たに立てるか自分で書いて市民県を得るしかない
他人にもとめるもんじゃないよw
626 :
既にその名前は使われています:2007/03/19(月) 13:02:50.37 ID:5ugMCoET
リーマンのお兄さんがミスラになっちゃってそのまま日常生活ってのは
どこかのブログでやってたな確か
「ア・・・アニキ・・・?」
いつものようにうっさい弟が勝手に人の部屋で何かを呟いているようだ。
「ユースケ!?ユースケはどこ!?幼女連れ込むなんてあの変態!」
姉貴の金切り声も聞こえる。それどころか時々築20年の我が家がぶっ壊れてもおかしくないような蹴りを
壁にドンドンぶちかましている音まで聞こえる。うっさいな・・・俺は休日は寝だめするんだ。
「お、おとーさん・・・とりあえず警察に電話かしら・・・」
「・・・息子が間違った方向に進んだならば、私たちがなんとかしなければいけないんだ。
心を鬼にして・・・まずは警察に・・・」
ケーサツ?何を言っているんだこいつらは。俺は重たいまぶたをこじ開けるようにゴシゴシこすりながら、
まだ重たい頭と一緒に上半身を起こした。
「うっさいな・・・泥棒でもはいったの?」
家族全員が俺を上から見下ろしている。弟は困り顔、姉貴は睨みつけるように、母さんは泣きそうな顔で、
父さんは無理矢理色々な感情を押し殺して作った無表情といった感じでだ。
姉貴の表情が普段家ではみせない柔らかい表情となり、あまりの不気味さに困惑していると、姉貴は俺に目線を合わせ、
優しげな声で語りかけてきた。
「おじょうちゃん、名前は?」
「姉貴あたま平気?」
「え?」
指先でコンコンと自分の頭をつつきながらこういうと、笑顔の姉貴の眉がピクリと動き、瞳にはっきりと怒りの色が見えた。
「姉貴って・・・あんたユースケ?」
「とーぜんだろ?顔だけじゃなく頭もだめになったか?」
「えーと・・・それコスプレ?」
「はぁ?」
よく分からないで聞き返すと、ふと、姿見に映りこんでいる俺の姿が目に入った。
正確には、俺ではない。クピピたんとおなじオレンジ色の髪をしたタルタルが映っていた。
「はああああああああああああああああああああ?」
「黙想!」
俺が思わず叫び声を上げると間髪いれず弟がくだらない合いの手を入れる。
そこに更に間髪いれずに姉貴のローキックが華麗に弟のスネに叩き込まれる。
「くだらない事を言ってる場合じゃない!」
まったくもってその通りだ。コントしている場合じゃない・・・。
『臨時ニュースをお伝えします。株式会社スクエアエニックスでサービスをされているファイナルファンタジーXIのキャラクターが
現実世界に現れるという事件の続報をお伝えします。』
居間に付けっ放しになっていたらしいテレビの音声に、俺と弟と姉貴は素早く反応し、ドタバタと居間へと我先にと走った。
「父さん、母さん、俺がやってるゲームの事」
「え?」
両親もこの臨時ニュースがどうやら居間の俺の状況に関係しているらしい事を察して居間へと移動する。
『この事件について、ファイナルファンタジーXIプロデューサーの田中弘道氏が記者会見を開きました。』
画面が切り替わり、数多くのカメラマンに囲まれたヤクz・・・じゃない、田中Pが画面にでかでかと映し出された。
しかし、なぜ彼はゴブリンコイフをかぶっているのだろう・・・。
「今回の事件の原因は私がコンセントに足をひっかけ・・・いえ、失礼しました。
依然調査中で、誠に申し訳有りませんが解決の目途は立っておりません」
タナPが頭を下げるとコイフの長い耳もぴょこんと動く。その姿に多くのカメラがフラッシュを浴びせかける光景は・・・
シュールだ。
「この事件に巻き込まれてしまったユーザーさんにはわが社と国が様々な保証をすることが決定されました。
ちなみに、私もゴブリンにされてしまったのですが、国の審査に通らなかったために補償は受けれないそうです。」
それが言いたくてゴブリンコイフをかぶってきたのか!!!お茶目なやつめ!!
「クロノクロスも面白いですよ!」
ここで、映像は突然ぶつ切りになった。当然といっちゃ当然だが・・・。
この事件、どうやらFFユーザーの多くが巻き込まれたらしい。自分が当事者として巻き込まれてはいるものの、
そこら辺をガルカやミスラがうろつく姿を想像して、少しだけウキウキもしてくる自分もいた。
まぁ、そのうち事件も解決するだろう・・・。それまではタルタル生活という非日常を楽しませてもらおうか。
〜続かない〜
こんな感じですか?><分からないんです><
630 :
既にその名前は使われています:2007/03/19(月) 17:09:29.28 ID:q4Wf+NQQ
おちそうなんです><
631 :
既にその名前は使われています:2007/03/19(月) 19:37:07.33 ID:p8aC0k/W
保守るよ!
632 :
既にその名前は使われています:2007/03/19(月) 22:03:34.90 ID:p8aC0k/W
もういっちょ保守るよ!
633 :
既にその名前は使われています:2007/03/20(火) 01:17:29.05 ID:OzhOxyjY
現実側に来る話は、色々と面白い話が書けそうですが……
例えば自キャラになるんじゃなくて、
東京ガスだかのCMのように、ヴァナのNPCがさも当然のように家にやってきて
「(プレイヤー名)君、またお邪魔しますにゃ。この前、レーゾーコに入れさせてもらった
バストアサーディンを取りに来たにゃ!」
……ガサゴソ。
「あったにゃ!流石レーゾーコにゃ。まだまだ新鮮にゃッ!」
バタンッ!
「じゃッ!また来るにゃ。バイバイにゃッ」
みたいな感じで保守っておきます。
634 :
609 ◆dWeYTO/GKY :2007/03/20(火) 07:55:29.41 ID:Ju6/mkOY
アクセス規制解けないのでしばらくまとめに直接書きます(´・ω・`)ノ
ついでにほしゅ
635 :
既にその名前は使われています:2007/03/20(火) 13:11:51.36 ID:Dun3yrsM
危ないage
636 :
既にその名前は使われています:2007/03/20(火) 15:15:11.38 ID:BBIWkz6f
巷で話題のガルカの大工
・・・保守るよ!
637 :
バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2007/03/20(火) 18:19:10.51 ID:khbySH50
「さて…と、……おーい、なに明後日のほう向いてんだよ」
…キャラが作者を呼び出して、あまつさえ俺が直に床座りって、…お前それでいいのか?
「…ほお、今のこの状況でよくそんなこと言えるよな。じゃあ…」ガサゴソ……ブゥンッ
「これはなんだ?」>>>>>>>>>
>>370「…」「お〜い…」コンコン
「…ぅ」「他の作者さんの名前間違えるなんて、最悪だなオイ」「…ぃ」「本当に読んでるのかよ?他の人のSS」
「…ぉ」「…って!!これ二週間前じゃないか!!ここまで放置しとくなんて、うわっ最悪!!」「…ぇ」
「しかっと、インプットしとけよ?このメモリ極小の頭ン中に。『キーゼルさん』とキッチリとな」「…あ〜、っと…」
「…なんだ?」「…まぁ、二週間放置したのは…いや、まあ、流石だけど…それは仕事がいっぱいで…」「…、で?」
「で、名前間違えたのは…寝不足でその場で勝手に自己翻訳した訳で…」「っほぉ…、…で?」「い、いや…」「で?」「…ぁ」
「仕事を理由にするのは浅はか極まりないし、しかも自己翻訳? それは設定無視か?」「…ぉぉぉっ…」
「あ〜恥ずかし恥ずかし!!こんなゴミが俺らのこと書いてるなんて!!」「……」「お? なんだ」がぁん!!「…だぁっ!!!」
「…ガキンチョが大人をナメルなぁ!!」「中身は23だって、いってんだろが!!」
「完全に俺が悪いし、反省を大いにするが、そもそもテメェに偉そうに言われる筋合いなんてないんだよ!!」
「なんだと!!俺が出てこないとずっと放置するつもりだったくせに!!」「…か、関係…」「大いにあるだろうがぁっ!!」
…シーン「…え?…あ、れ?なんで魔法が…」「…く、はっはっは!!!」「てめぇ…!!」
「これが作者の力量!! この場所は俺の支配化にあるのだぁ!!いははははは!!!」「…じゃ、出てきて下さ〜い」
「ははは…、は?」「幾ら作者といえども、設定したキャラは消せないよなぁ?…じゃ、こいつ自由にしていいから」…ごしゅぅ〜…
「ちょ、ま、い、いや、お前まだ出番はずっと先だろ!? ちょ、なんだその目…!まさか俺を食おうっていうんじゃ…
待てまて!! 俺はそんな趣味ないし!!…え?『俺はノンケでも食う』だ!? 阿部さんかよ!! ちょ、マジ、や…
638 :
バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2007/03/20(火) 18:20:49.39 ID:khbySH50
アッーーーーーーーーーー!!!!!!
キーゼルさん、本当にすいませんでした。
結局まとめサイトのは、
誰の話から読めば全体のストーリーがわかるの?
誰のが一番面白い?
本編完結してるのはユリフィナさん
メインストリームっぽいのはリードさん&ルーファスさん
ヒロさんの話はリアルに想いをはせる描写がグッとくる
フルキフェルさんのは番外編まで読むと背景設定がなんとなく見えてくる
レグナスさんはクールでクレバーだが続きが止まってる
サンさんは時折すげぇ電波だが続きが止まってる
キーゼルさんのは絡んでるんだか絡んでないんだかまだよく分からん。だが続きは気になる
結論。自分が読みやすいと思ったものを読むといいと思う。
一応絡んでいるように見えるがそれぞれのお話はあくまで別のお話です、と割り切ることを勧める。
(以前のテンプレにこの一文あったはずだが、なんか消えてね?)
さて、メインどころか、他とはかすってもいないヤツがきましたよ
001
「夢を見ていた」
とカオルは言った。
「夢なのはわかるんだ。でも、現実のような気もする。夢のような、
夢でもないような。とても居心地のいい、不思議な経験だった。
もうあそこには戻りたくないけれど、一定の愛着はまだ持っているんだ。
いろんな人と会った。いろんな人が死んだ。目の前で奇跡がおきた。
神秘的な出来事に遭遇した。……なんだろうね、うまく表現できないよ。
同じ事を何回も見たり聞いたり経験したような気がするんだ」
僕はお茶を淹れるために立ち上がった。
お茶を淹れている僕の背中に向かって、カオルは、話を続けた。
002
「渋谷に用事があってね、銀座線の電車に乗っていたんだよ。
電車内は適度に混んでいた。席はほとんど埋まっていて、
何人かはつり革につかまりながら、(地下鉄だから壁しか見えない
んだけれど)窓の外を見ていた。三越前で親子連れが乗ってきた。
小学2年くらいの、かわいらしい女の子。白いタイツをはいていて、
ピンクの服を着ていた。母親は、その女の子を30代ににした感じで、
上品で綺麗だった。SAZABYのバッグを持っていた。二人は
運良く空いてる席を見つけて、僕の真向かいの席に座った。今度は
男の子とその母親が乗ってきた。男の子は女の子とおなじくらいの
年のようで、茶色いジャケットを着ていた。その母親はやっぱり30代
後半のようで、やっぱり綺麗だった」
003
「席はもう空いていなくて、男の子とその母親はドアの近くで
立っていた。男の子は女の子を見つめて、母親に何か
言った後、女の子に無言でチョコを渡してきた。
女の子の母親はドアの前に立っている男の子の母親にお礼をいい、
女の子はそのチョコを大事そうに食べはじめた。食べ終わったら、
女の子はバッグの中からタブレット状の白いお菓子を取り出して、
男の子にそれを渡した。そのお菓子をにぎりしめながら、男の子は
女の子をじっと見つめていた。二人の母親は、目くばせをして、
微笑みながら会釈をした」
004
「赤坂見附に着くころ、女の子の母親の隣の席が空いた。
そこに男の子の母親が座って、男の子を呼ぶんだけれど、
男の子は首を横に振って、ドアの近くから動こうとしない。
女の子を盗み見るように、そっと見つめるだけ。女の子は男の子の
視線に気付いて、男の子をちらりと見るんだけれど、男の子はその時だけ、
僕の方を見るんだよ。母親同士は二人で盛り上がってるらしくて、
楽しそうに話している。やがて、四人は表参道でおりて、いってしまった。
何年前の話かな。とても昔の話なんだけれど。そして、はっと気付いた。
この光景って前にも見たような気がする。確かに俺はこの子供達を知っている。
……気がする。ともあれ、銀座線での出来事は確実にデジャヴだ。
別に特別な経験じゃあない。でもね、僕が経験した事は、
それとはちょっと違っていたんだよ。」
005
カオルは、自分で言いながら自分自身を納得させようとしている
ように見えた。少なくとも僕には。
「うん、違うんだ。デジャヴと言われればそれまでなんだけれど、
やっぱり違うんだ。なんというか……予定調和的な……筋書き
通りというか……うまく表現できないな……ところで、やっぱり君の
淹れるお茶はおいしいね」
もう午前0時を過ぎているけれど、僕はカオルを散歩に誘った。
雨はやんでいた。御徒町から、浅草の浅草寺まで30分かけて
歩いていくつもりだった。僕達は雷門に着くまで一言も喋らなかった。
僕はカオルに色々と(本当に色々と)聞きたいことがあったけれど、
実際にカオルが帰ってきて、目の前にいると、さまざまな疑問は
とても些細な事のように思えてきたのだ。
006
僕達は人気の無い仲見世通りを歩いている。
「幻想的だね」
「正直、この時間の浅草が一番綺麗だと思う。雷門をくぐって、
仲見世を通りすぎ、ライトで荘厳された美しい浅草寺を見る。そして、
人々は粛々と頭をたれ、真剣な表情で祈るんだ。昼間に訪れる
観光客とは違う、とても実際的な信仰心がここにあると思う。だから僕は
この時間のこの空間が好きなんだ」
「確かに空気が違うね」
とカオルは賽銭箱を見つめながら言った。ちょっと緊張しているようだった。
「空気が違う。本当に」
007
ふと、カオルは僕の方を振り向いて僕の顔を見つめた。いや、
僕の顔ではなく、僕の後ろにある、何かを見つめた。
僕は後ろを向いた。そして僕は、巨大な黒い岩を認めた。
黒い岩は僕を見た。黒い岩は徐々に赤く染まっていっているようだった。
黒い岩は腕を伸ばしてきた。腕はぐんぐんと伸びていって、
僕の腹に吸い込まれていった。 僕は、僕の腹と繋がった黒い岩の
腕をさわってみた。不思議な感触だった。自分で自分の腕にふれている感触だった。
いつの間にか、黒い岩はしゅうしゅうと泡を立てて、スライムのようにゆっくりと溶けていった。そしてあとかたもなく、無くなっていった。
「いこう」
とカオルは言った。
「どこへ」
と僕は言った。
008
カオルは、浅草寺の裏手にある病院の方向へ歩いていった。
病院の隣、ちょっと大きめの民家の庭に黒い岩は片膝をついて
うずくまっていた。身体中が血で真っ赤になっていた。黒い岩は、
その巨大な身体をほのかに発光させていた。
「とても美しい、呪詛の歌でした。俺以外の人達はみんな呆けていましたよ。
まさか詩人だったとはね。お久しぶりです、ノナニアです。
なぜこちらに来られました?ガッダルさん」
とカオルが言った。
「過ぎたる欲は身を滅ぼしますな。やはり、ヤグードの言葉は信じられませんなぁ」
と赤く染まった黒い岩が言った。
おわり
以上です。
>>369 ヴァナの方の物語は、以前どっかで発表した記憶があるんですよ。
んで、同じ事をツッコまれたような気が……
語り手の情報というのは、容姿とか、性格とか、そういうものなんでしょうか。
>>372 ほぼ、書いていた時の自分の考えと同じです。
すんませんねぇ、あんな独りよがりな文章をそこまで理解してもらっちゃって。
二人の主人公の一人称が違ったほうがメリハリがつくとは思うんですが、
お察しの通り、二人が同一人物かも、っていう余地を残したくて、
二人とも『僕』で書きました。
お二人ともありがとうございました。
「いきなりですが、こちらサンドリアの私です。バストゥークのケインさーん」
「はいよーって、なんだお前今回そっちバージョンか」
「来訪者バージョンですよ。きーさんそこにいる?」
「今オレの下だな」
「なに、ついに18禁?エル×ヒュムで腐女子対応?」
「いや、キャメルクラッチ食らって伸びてる」
「・・・ひどいことするなぁ。さて、絡むの?って話があるけどそのへんどう?」
「ネタバレだぞそれ。んーまあ、あっても話の中で出てくる程度かな。直接の絡みはない予定だな」
「おーけーブラザー。ついでにフォローもよろしく〜」
「あぁ?・・・あー、把握した。Kieselの読み方ね。Kies(キース)-el(エル)なんだが、sが濁ってキーゼルとなります。
現役当時はきーちゃん(さん)、キースと呼ばれてたっけな。今はネカマって呼んでるけど」
「あんただけでしょ・・・」
「否定しねぇんだもん。・・・お?」
「だ、誰が豆粒チビネカマ・・・」
「誰もそこまで言ってねぇっつの。はいおやすみ〜」
「ぎにゃああああああああ!!!!」
「・・・なにか聞こえたよ?」
「いや、おもいっきし気のせいだ。ところで護衛神エイトって5巻マジで出てるのかな?」
「さあ?」
652 :
既にその名前は使われています:2007/03/21(水) 09:19:18.14 ID:aNTtSIu/
保守
653 :
既にその名前は使われています:2007/03/21(水) 11:41:12.42 ID:y8AcQnEP
保守るよ!
654 :
既にその名前は使われています:2007/03/21(水) 13:15:31.25 ID:LUhEB+Jq
保守りage
655 :
既にその名前は使われています:2007/03/21(水) 15:42:44.63 ID:1tUIHJat
ていうかメインのストーリーなんてないでしょ
全部べつもんだよ
変にテンプレにしちゃうから混乱するんだよ・・・
フェイトとか赤ジムとか全部個人が勝手に考えた設定だし
656 :
既にその名前は使われています:2007/03/21(水) 17:26:46.84 ID:znvdSA7h
ある者の物語でフェイトは絶対悪という位置づけである。
しかし、別の物語では憎めない悪という位置づけである。
またさらに別の物語では、善や悪という事自体が無い。
世界に対する設定も、各々のストーリーも、全てそうだ。
不整合がイヤかい?画一化され調和の取れた世界が良いかい?
我々はその整合性の為に力を行使する側だ。
そして君は、世界に整合性を求めた。君は長生きできるだろう。
ようこそ、来訪者達に畏れられる削除者「フェイト」と呼ばれる側へ。
657 :
既にその名前は使われています :2007/03/21(水) 20:40:36.35 ID:/MOz41R/
ほすー
メインから完全独立の偏屈がきますた。
>>650 というより、画の描写が少ないなぁと感じてます。
他の人が小説をどう読んでるのか、というのはもちろんわかりませんけども、
俺の場合、文章から人物像(もしくは景色)を描写してる文を元に頭の中でその『舞台』を作るんです。
そこから物語を進ませていき、主人公の視点で物事を体験します。
こう読むと、自分の考え方との相違点などやその舞台の景色を眺めたりすることが出来ます(俺だけかもしれませんが)。
◆N4hISqu3agさんの場合その情報が少ない、そして元の文章力が高いために俺の想像力が入り込める余地が微妙になってしまい、
結果、畏れながら読みにくいと感じました(じゃあ俺自身は出来てるのかといえば甚だ、というより思いっきり疑問ですがw)。
もちろんそういう書き方をしてるプロの方もいますし、一概には言えない、とははっきりと言います(十人十色とも)。
時々思います。文(小説、手紙、伝言、チャット含む)っていうのは難しいな、と。読む側に判断を全て委ねる訳ですから。
それを、どうやってこちら側の見てる世界を見せるか、
っていうのは本当に作者の力量です。
>>651 (???????)これは…、許してくれてるのか?
(Bareiluyareilu)というより、こう読むんだバカタレとも読めるな。
クリティカル!! Bareiluyareiluは???????に153ダメージを与えた。
???????はBareiluyareiluに倒された……。
(Bareiluyareilu)…はい?
寝る前に保守
ドンマイだバレさん
660 :
既にその名前は使われています:2007/03/22(木) 09:48:28.92 ID:9RNt+u8G
そうだドンマイだともage
661 :
既にその名前は使われています :2007/03/22(木) 13:34:32.99 ID:dCDwgUq2
どんまいage
662 :
既にその名前は使われています:2007/03/22(木) 15:50:51.33 ID:FIkNPm2S
誰でも失敗はあるさ。どんまいage
663 :
緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2007/03/22(木) 19:04:03.98 ID:th4zMPx8
はい、バレさんと同じく完全独立の話書いてる人です。
>>650 いや、こちらこそ申し訳ないです。
今読み返すとあのコメントを自分に向けられたら、よしんば内容は正しくても
ちゃぶ台返ししたくなるような、ちょっとキツイ書き方でした。
>>658 確かに書いた文章が、読み手にどう伝わるのか分かりませんから自分も苦労しますです。
物語の進行が一人称視点か三人称視点でも、相当人物像や風景の印象が変わったりしますしね。
個人的には世界の命運を賭けた話よりも、もっと小さい日常レベルの話を書く方が好きなので、
(でも読む分にはフェイトや黒服やら赤鎧とか好きかもw)
世界を牛耳る巨大な組織や悪役なんかが出てくると、ちょっと手に余るので出してません。
(ウルトラマンよりも仮面ライダー派というか何と言うか……)
コテつけて言い訳だけするのも何なのでageついでに軽くSS投下〜ヽ(゚∀゚)ノ
夕暮れが冷えた暗幕に多い隠される頃に一人の女性がパソコンを操作しゲームを終了させた。彼女は椅子の
背にもたれかかり、少しため息をついて白い天井を見上げる。
思い出したかのように携帯電話を手に取ると小さなディスプレイには一件のEメールを知らせる表示があった。
華奢な指でキーを操作すると、見慣れた文章がつづられていた。
『ミノリへ。元気でやっていますか?
お母さんがこの前買った地球環境問題の本が面白かったです。ミノリも――』
全てを読む前に彼女は携帯を閉じると、再びため息が漏れる。
「……夕飯何にしようかな」
人並みには料理の出来る彼女の脳裏に様々なレシピが浮かんでは消える。どれかに決める前に立ち上がり、
化粧も程々に出掛ける準備を終らせた。玄関の重い扉を開くと、冷たい風が首筋を撫でる。
アパートマンションの地階にある『ヌノツギ』と書かれたポストの中を覗き何も無いことを確認すると、すらりと
伸びた細い足は近くのスーパーへと爪先を向けた。
店内に入ると、視界には主婦をメインに様々な人が縦横無尽に流れていた。
カゴだけ手に取り何を買うでもなく歩き始めると、人々が白いマスクを手放せないこの季節に、花粉でもウィルス
でもないものが彼女の鼻先に流れてきた。それは精肉売り場に作られた試食コーナーからのもので、脂が焼けて
弾ける音が心地よいほどである。彼女の視線はその一角に釘付けになった。
一日中パソコンの前に座り続け紅茶しか口にしていない彼女は、その空腹から試食コーナーの傍らに積んである、
霜が良くのっている牛肉に手を伸ばしたくなる衝動に駆られる。
しかし、カメラの前に立つという仕事が――日の当たる華やかな仕事とは似合わない、人には明かしたくない
インドアな趣味を隠すための絶好なボディラインを維持する為に、彼女の理性はそれを手に取ることを拒んで
いる。
だが、ブラックペッパーと焼けた肉の香ばしい匂いに喉をならさずにはいられなかった。
彼女は先ほどのゲーム中で起きた出来事を思い返す。
それは自分が操作するキャラクターの目の前にレアアイテムを持ったノートリアスモンスターが居るが、その
アイテムは自分には必要がない、ともすれば所持アイテムの限界を狭めてしまう邪魔なものになってしまうもの
だった。しかし、彼女はイレギュラーな敵達の名前を目の前にすると、どうしようもなくモンスターに手を出したく
なってしまうのだ。
その時は、悩んでいる間に他のプレイヤーに敵を倒されてしまったのだが、目の前に並ぶ精肉パッケージは
十分に積まれている。考える時間は十分にあると思ったその時だった。
『ただいまより、精肉コーナーにて霜降肉のタイムセールを――』
店内に流れるアナウンスと共に、目の前の商品棚にタイムセールと書かれたノボリが掲げられる。聞きつけた
主婦達が次々と集まってきた。店員が試食品を渡すと、その数だけ積まれたパッケージが減っていく。
「……ううう。どうしよう」
一歩引いた所で見ていた彼女の口から思わず言葉がこぼれる。
しばらく悩んでいると、店員が彼女に微笑みかけた。すると何かを閃いたように彼女の表情は明るくなり、こう
一声かけたのだった。
「ちょっと試食してみて良いですか?」 〜おわり〜
と、まぁ、完全に自キャラ話とはかけ離れたSSで申し訳ない。
『地球環境問題』クラスの大きい話よりも、『今晩の食事』並みに小さい話でも面白く書けるように
するのが個人的な趣向なので、こんな話になってしまいました。
とりあえずネ実とFFのキーワードいれたから許してw
読み手に話の展開を委ねる余地を持たせるのも、これぐらいストレートの方が
面白く読める場合もあるっつーことで……。
こんなの書いてる暇があったら、「ヘキサガンの女」か「帰りたい男」の物語を書けって話ですねw