748 :
Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/11/25(土) 13:37:27.23 ID:4czdndnL
荷物の中に、見たことのないものが入っていた。
鞘に収められた短剣と、ふとなくしそうなくらい小さな淡い色の真珠。・・・これ何だろ?
「どうぞ」
お姉さんが、手綱を引いてチョコボを私のそばに寄せた。
乗馬の経験なんて、小学校の遠足でポニーに乗ったことしかないんですが・・・
「あなた、サンドリアの騎士でしょう?チョコボに乗ったことくらいあるわよね?」
・・・と言われましても。なぜか免許はあるけど、乗ったことも見たこともありませんでした。
「えーと・・・あんまり、乗るの得意じゃなくて。だからあんまり乗ってません」
としか言いようがない。もちろんお姉さんは不思議そうに私を見て、それからバシッと背中を叩いた。
「慣れれば大丈夫よ。男の子なんだから、怖がったりしないの」
・・・うぅ、やっぱり乗らなきゃダメですか・・・仕方なく、お姉さんに手伝ってもらいながらチョコボの背に乗る。
・・・お、意外と安定して、
「クエーッ!!」
「うわッ!?」
突然、チョコボが暴れ出した。羽をひどく打ちつけ、でたらめに全身を振るわせる。
「クィーキー!?」
お姉さんが悲鳴を上げ、慌ててチョコボをなだめる。
ああ、このチョコボ、クィーキーって言うんですね。とっても元気なチョコボですね。
私を振り落としてくれるくらいに。
・・・・・・い、痛い・・・
749 :
Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/11/25(土) 13:43:26.79 ID:4czdndnL
柔らかな光が私に触れる。心地よいぬくもりと共に、全身から痛みが引いていった。
まだ興奮しているチョコボをなだめ、お姉さんは困りきって言う。
「クィーキーは、本当はおとなしい子なのよ。初心者でも乗りこなせるから、変に自信をつかせちゃうくらいなの」
そりゃあ別の意味で危険なんですが・・・
試しに青年が乗ってみると、チョコボはおとなしく彼を乗せた。お姉さんも軽々と乗ってみせる。
・・・エルヴァーンしか乗せないチョコボ?
「キーゼルさん、ちょっといいです?」
チョコボの上から彼が言う。
「う?」
「二人乗り。それなら多分乗れるはずです」
その言葉にお姉さんを見ると、お姉さんは頷いた。
「あなた小さいから大丈夫じゃないかしら。女の子を乗せるようなものでしょ?」
いや、だから私は・・・もういいや。
もう一度、今度はお姉さんと彼に手伝ってもらってチョコボに乗る。
チョコボは少し身じろいだけれど、それでも私を落とそうとはしなかった。
「大丈夫そうね」
「視界の邪魔にならないですしね」
「・・・ん?」
なんか今、ものすごく失礼なことを言われた気がする。
750 :
Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/11/25(土) 13:51:41.13 ID:4czdndnL
今回は以上です。
いつもよりちょっと長めになりました(´Д`;)ヾ
チョコボの二人乗りって、思ったけど難しそうですね・・・
いや、自分で書いてて何ですけどw
なめ猫age
752 :
既にその名前は使われています:2006/11/25(土) 21:08:48.56 ID:s8v97qX7
hosyu
753 :
Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/11/26(日) 00:03:43.39 ID:4czdndnL
>>751 元ネタはありますが、深い意味はありませんです。
ただの姓と考えていただければ。
いや、ほんとに深い意味はないですよ?
それっぽい名前を考えるのが面倒だっただけでw
754 :
既にその名前は使われています:2006/11/26(日) 02:14:43.53 ID:HUNJ9IKu
ソルニエ の検索結果 約 9,020 件中 1 - 10 件目 (0.36 秒)
age
「あれは生き物を殺す事を嫌がっていた。だから俺が代わりに殺した」
『彼』はそう言った。
「殺して殺して殺し尽くした。数なんていちいち覚えていない。目につく奴はみんな殺した」
その姿は私の知った彼のものだったが。
「だがそれももう飽きた。遊びすぎて赤鎧にまで目を付けられたしな」
その中身は私の知らない『彼』になっていた。
『彼』は私を荷物のように肩に担ぎ夕日に染まるジ・タの森の中、木を器用に避けながら速度を全く落とす事無く走り続けている。
顔が背中の方に来るように担がれているので『彼』の表情は見えない。
代わりに見えるのは後方約30メートルの所に黒い格好をした男がこちらに向かって走ってきている姿だけ。
そう、『彼』はあれ等から逃げている。あれ等は『彼』を捕まえる為に放たれた追っ手だ。
・・・いや、捕まえる為にしてはいささか大袈裟すぎる程の武装をしている。
『彼』は処分が検討されていた。秩序を乱す可能性有りとみなされた為だ。
恐らく捕らえた場合はその場での処分が言い渡されているだろう。
黒装束と『彼』の距離は時に開き時には縮まりを繰り返している。
彼は実にうまく木々の間を縫って走り、時折彼の姿を見失った黒装束がてんであさっての方向に走っていくのが見えた。
しかしそのまま敵の目を欺き続ける事が出来る程に木々が密集しているわけでもなくすぐに発見されその距離は縮められている。
「・・・逃げられないな」
唐突に『彼』が呟いた。
黒装束達は相変わらず追いかけてきている。このままではいずれ追いつかれるだろう。
こんな時間に帰ってくるなら家に帰らずに会社に泊まっていた方がいいのでは?という位に最近忙しいですです
みなさん投下頑張って下さい!!
誰か休みをくれ
757 :
既にその名前は使われています:2006/11/26(日) 10:28:40.49 ID:DnZDIbhu
お仕事おつかれさまです(つД`;)age
758 :
既にその名前は使われています:2006/11/26(日) 10:29:49.57 ID:8XqhkcJz
「朝起きたらキラになってた」で物語を書く15スレはここですか?
759 :
既にその名前は使われています:2006/11/26(日) 10:29:51.26 ID:Iz6ybWdM
保守
おきばりやす
やべえ、興味本位で覗いて見たら下手くそな文章自慢げに垂れ流してて素で引いた。
すまない、消えるわ。
761 :
既にその名前は使われています:2006/11/26(日) 12:11:42.09 ID:Eft3LYqr
黙って消えてればいいのにワザワザ捨て台詞吐いてて素で引いた。
すまない、消えてくれ。
762 :
既にその名前は使われています:2006/11/26(日) 12:51:24.36 ID:foLF8306
俺はここで小説を書くときは邪気眼を発動させている
まだまだ真の邪気眼使いへの道は遠いが、いつか小説を完成したときに世界を滅ぼす程の力が手に入るはずだ
何だかんだ言いつつ残り50kb切ってるわけだ
3スレ振りにあれが読めると思っていいのかね?
>>758 ノートで殺すキラですかMSで殺すキラですかスク水で戦うキラですか剣王のキラですか元レスラーなきらですか赤穂浪士に殺されたキラですか
765 :
既にその名前は使われています:2006/11/26(日) 18:05:12.26 ID:HUNJ9IKu
スク水と元レスラーについてkwsk
767 :
既にその名前は使われています:2006/11/26(日) 19:08:23.85 ID:HUNJ9IKu
thx
しかし、中学生だらけとは如何な物か…
レスラーのキラというとキラー・ザ・ブッチャーしか思い浮かばない。
投下したい投下したいとは思いつつも色々あって書きあがってないから投下できないや……
ともあれ投下人様方、乙です。
今日はモグタンに私がいた世界の文化を教えようと思う。
「勝手に怪しい物に触ってはいけません。私がいた世界では物が爆弾になっていることがあります。」
「クポ?」
不思議そうな顔をしてモグタンが私の顔を見つめた。私も確かに説明不足だったとは思うので更に詳しく説明をする。
「私のいた世界にはスタンドというものがあります。それは大抵は特殊能力を持っているのです。
その特殊能力には物を爆弾にするというものもあります。なので、見知らぬものに触れてはいけません。」
「何が言いたいクポ?」
またもや不思議そうに首を傾げるモグタン。あくまでとぼけるつもりらしい。
「引き出しが荒らされた跡がありました。」
「自意識過剰クポ。」
「引き出しには小さな紙がはさんであり、誰かがあけると落っこちます。落ちてました。」
「勝手に落ちただけじゃないクポ?モグはちゃんと元に戻したクポ!・・・あ。」
「やっぱ荒らしたんじゃない!!!」
ウィンダスの一角で「オラオラオラオラ」という奇声が響き渡ったとか響き渡らなかっただとか・・・。
爆弾で殺す吉良吉影を忘れちゃだめですよ(゚∀゚ ∬ ジョジョネタ分からない人すみません
ゆりひな嬢がモンクになってはる…
投下乙でございます。
確かに残り容量もそろそろ・・・ですね。
該当する区域の担当官にもよるけれど何れにせよ、と前置いてデュエルが答えた。
「放置してもいいリアルの物品など一つもないの。全て引き渡してもらうことになるわね」
「まさか、あなた・・・」
きらり、とハイプリースティスの双眸が光った(ようにイッチには見えた)。
まるで、狩るべき獲物を見つけたかのように。
「それらを持ち込んで、隠しているんじゃないでしょうね」
反射的に、ブンブンと手を振って否定するイッチ。
「ち、違うッ。ただ思いつき、そう、思いついた物だっただけにゃ!」
あぶない、あぶない。
命の恩人のことは、秘密にしておいたほうがイイに決まってる。
「あくまで仮定の話よね」
イッチの焦りなどお見通しなのだろうか。ただ穏やかに微笑むデュエル。
「説明すれば、皆、快く従ってくれるもの。罪を憎んで人を憎まず、よ。」
さあ出かけましょうか、とデュエルは席を立った。
「百聞は一見にしかずとも言うわね。これから実際に、組織の施設を見に行きましょう」
ハイプリースティスがひとつ頷き、手をかざす。
それだけの動作で、光の粒子が瞬時に身体を包み込み、彼女は深紅の騎士鎧を纏う。
「では、ズヴァールへ移動します」
ハイプリースティスの宣言とともに、すぅ、と三人の姿は虚空へとかき消えていった。
********************
774 :
Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/11/27(月) 00:44:22.33 ID:w6SIxcPW
今回の番外編はこれにて。
775 :
既にその名前は使われています:2006/11/27(月) 01:40:14.17 ID:H/PmB5ak
久しぶりにユリフィナ姫。
中の人はおと(ryでも充分すぎるほど萌えたのが俺達なんだな。
今のヒロインはパンチが無いのが困る。
776 :
既にその名前は使われています:2006/11/27(月) 02:34:19.06 ID:5YslmZiV
おいィ?
確かに煽りみたいなageしましたがマジレスしなくてもいいでしょう!
ここはどこだ。いや、俺は知っている。ここは自分の部屋のベッドの上だ。
開けっ放しだったのだろうか、窓から吹き込んでくる微かな風に揺られるレースのカーテン。壁に掛けられて
いるブレザー、ネクタイにズボンは通っている学校の制服だ。勉強机にはパソコンが置かれ、そのディスプレイ
には流れる景色をバックにFinal Fantasy XIの文字が―――。
そう、俺は今までこのゲームの中の世界ヴァナ・ディールに閉じ込められ、帰る方法を探していたのだ。
それがどうだろうか、その時と同じようにいつの間にか現実とゲームの世界を行き来したらしい。今思えば、
あの世界も悪くはなかった。自分で帰る方法という道を切り開いていく精神や、挫けない心を持てたと思う。
そして出会った人たち、中でも常に一緒にいた子ミスラには何度励まされたことか、最後に挨拶だけでもしたか
ったものだ。
それらを思い出すように目を閉じる。
次に目を開けたら、またヴァナ・ディールに戻っていたらゾっとしない話だな。はは……。
確かめるように静かに目を開けると同じ天井が見える。安堵のため息と共に体はベッドに沈みこんだ。すると
ドタドタと玄関の方から騒がしい物音が聞こえてくる。
「おじゃましま〜―――。おはよう―――。」
「おはよう―――、まだ寝てる―――。」
部屋のドアは閉まっている。会話はよく聞き取れないが、どうやら幼馴染が一緒に学校へ行くのに俺を起こし
にきたらしい。…まったく、どこぞの恋愛ゲームみたいだな。ふと疑問がいくつか浮かび上がったが、けたたま
しく叩かれるドアの音に思考はかき消された。
「はいるよ〜。あ〜、やっぱり今日もまだ寝てる〜。起きろー!にゃ〜ッ!」
寝たフリをしている俺を揺さぶってくる。というか「にゃー」とか言うな、あの子ミスラを思い出すだろ。
そうか、もしかしたらあのヴァナ・ディールの世界は俺の夢の中の出来事で、あの子ミスラは逆にこの幼馴染
をモデルに形作られたのかもしれない、そう考えると少し照れくさい。
わざとらしく開いた目に入るのは、チェック柄に膝上丈のスカート。自分のものと同じブレザー、その胸元に
は緑色の小さなリボン。見下ろしているその表情からは小さく微笑んでいるのが伺える。そして―――。
目の錯覚か…さも何事もなかったかのように、頭の上に猫のような耳が、ミスラと呼ばれる猫人間の耳が。
女子高生の格好をしたミスラ、いや背丈からしてみれば女子中学生だろうか、意外と似合っていて可愛らしい。
「ニヤニヤしながら夢みてるにゃ〜。早く眼を開けて起きるにゃ〜!」
何を言っているんだ、もう目を開けて起きてるじゃないか。目を開けながら、更に目を開ける何てことが出来
るわけが―――……出来た。
二度目の開眼で見えたものは板張りの天井に、覗き込む子ミスラ。そして、サラサラと小さな噴水の音が聞こ
える、そこは冒険者用の居住施設モグハウスだった。
「夢か…そうだよな。そもそも、小中高と全部私服の学校だったし、レースのカーテンなんてなかったし、中の
良い女の子の幼馴染なんて居るわけもないし、ベッドじゃなくて布団で寝てたし。いやでも、しかし、制服着
たミスラも可愛かったな。はぁ、色んな意味で起きたのが悔やまれる」
「なにブツクサいってるにゃ〜、朝ごはん食べにいくにゃ〜!」
何ゆえにこの子ミスラは朝一番からテンショントップギアなのだろうか、羨ましい限りである。
子ミスラに連れられるように外へ出れば見慣れた街並みが飛び込み、朝の心地よい風が身を包む、登った太陽
の眩しさからは確かな現実感が伴われた。
この世界から意地でも現実へ戻ってみせる。俺は空に向かって挑戦的に言い放った。
「おはようッ、ヴァナ・ディール!」
おはようございます。というわけで、一週間ぶりの投下でした。
明日は同じネタでヘキサガンの女のものを投下する予定。
781 :
既にその名前は使われています:2006/11/27(月) 10:58:15.73 ID:hRpkCnlH
笑っても、泣いても、それでも日は昇るage
ブルドラは売れんよ
売れたとしてもブルドラと一緒にPS3を買っていく人とか出てくるだろうね
783 :
既にその名前は使われています:2006/11/27(月) 12:51:41.91 ID:LRNblDSg
ネコミミの幼なじみが毎朝起こしに来てくれたら
きっと厨房時代に出席日数で呼び出しはくらわなかったage
練兵場で剣術の鍛練をする兄弟を眺め、おれは煙草を石壁で擦り消した。
最後の一本だったが仕方がない。この世界にも煙草くらいあるだろう。・・・あってくれ。
ライターを手持ち無沙汰にいじっていると、鍛練が終わったらしい兄弟が、息荒くこちらに来る。
「おつかれちゃーん」
「・・・死ぬかと思った・・・」
ぐったりと倒れ込んできたのを抱きとめてやる。相手が麗しの乙女なら気分も出るだろうが、あいにく野郎に色気は感じない。
「もうやだ・・・もう帰る、今すぐ帰る、絶対帰る・・・」
呪詛のように繰り返す兄弟の、今は黒い髪をなでてやる。朝からずっと動きっぱなしだったのだから、同情の余地はある。
「ほらほら、情けない顔しないの」
「あんただって、あんな運動したらそんなこと言えなくなるよ・・・」
ごもっとも。
「リンゴジュースあるけど飲むか?」
「もらう〜」
革袋に入ったジュースを渡すとぱっと破顔し、大事そうに抱えた。端整な顔が台無しだ。
「帰ったらマックのシェイク飲もうな。バニラとチョコ」
「モス!オニポテ希望!あとイタトマのバナナタルトwithミルクティ!!」
「まだ元気じゃねーか・・・後でおれの鍛練付き合って」
「も、もうやだ〜・・・」
リアルの記憶がなくなるまで、おれたちはそうして慰め合った。
あの頃はまだ、帰れると信じていたから。
〜バストゥーク 南グスタベルク ある山の頂〜
目の前で焚き火がパチパチと音を立てていた。上を見上げれば幾千もの星が瞬き情緒は満点だ。
焚き火の前でガルカンソーセージの焼き具合を見てる小さな人に眼を移す。
彼はタルタル。このヴァナディール一のちんくs…
「…だから状況説明はいらないっていってるだろ!」だからっていきなり会話形式で始めると不自然だろう!!
「不自然も何も残り容量が少ないんだからどうでもいいことは省けよ!!」
なんだと!!これでも省いたんだ!!お前がこの焚き火周りのゴブリンを手懐けた過程を省いた分結構浮いた…
「それも省けよ!!」…ってぇ!!このやろ、お前なんか黒魔道士じゃねぇ!ケモリンだ!!「獣人は操れネェだろうが!!」
「オメェラ。ウルセェーぞ。チッタぁ…」「お前らもなんで和みたっぷりで焚き火囲んでんだ!!」「ごっぷぅ!!」
「なに当たってんだよ!!つうかなんでここくんだりまで呼出したんだ。それが問題だろ!?」ああ、そうだ。ほれ。
「んン?なになに…
>>741 :既にその名前は使われています :2006/11/25(土) 06:50:21.56 ID:Y7BKYpZU
投下乙だがレディに年齢を聞くときはそれなりの聞きかたがあるでしょう?
なんだこれ?」言葉どおりだ。なんだあの聞き方。遠慮ってモンがないよなぁ?
「…じゃぁ、なんて聞きゃいいんだよ?」…お?これ焼けてるんじゃないか?ほれ。「オホォ、んゥマソォ!!」
「おいぃぃっ!!!!」
保守がてら投下(・ω・)ノ
ところで仕事用PCが起動しない件について・・・
仕事切り上げろと言うサボリーマンへのお告げかしら。
787 :
Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/11/27(月) 14:25:51.65 ID:r6angUz2
アイゴー、バレさんに被ってしまったニカ?
謝罪はするけど賠償は(ry
続きどうしたもんか…頭の中の世界が広い人がウラヤマシス
被るという行為を侵した
>>787に対しわが国は、えっと非常に遺憾、であると
えー表明しました。えっと、わが国はこのような行為をした
>>787国に対し
前向きに善処ある対応をしていただきたい、とこう思うわけですがいかがなものでしょうか?
てかこっちが悪いです!!
もぉしわけございません!!
お願いだからkakuなんて撃たないで!!
…こんな感じでしょうか?、日本の対応ってのはww
ちょっと違うかな…
790 :
Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/11/27(月) 20:11:37.09 ID:r6angUz2
<*`∀´><ウェーハッハッハ!イルボンはウリナラの言うことを聞いてればいいニダ
(´・ω・`)<・・・・・・。
(´・ω・`)<非核三原則・・・考え直そうかな
<;`∀´>そ
(´・ω・`)<・・・9条改正して、イージスやF-22も持っちゃおうかな
<;`д´>そ
(´・ω・`)<・・・まあ、考えてみるだけだけどね
<;`∀´><そ、そうニダ!平和が一番ニダ!
こうですか!分かりません!><
来訪者事件がある程度の落ち着き始めてから何年がたっただろうか?
落ち着き始めたとは言ってもそれは本当にある程度で依然来訪者は現れ、そしてヴァナディールに一波乱を起こす事もある。
だが、とある来訪者に深く関わった一人のエルヴァーンを筆頭に、多くの者の努力があり、
来訪者を元の世界に帰す魔法が開発されたため、昔ほど大事になることはずいぶんと減ったものだ。
その魔法は非常に大規模なもので、赤魔道士5人、白魔道士4人、黒魔道士7人に詩人2人、そしてアトルガン皇国の魔道士、
青魔道士3人の力と光るインクと龍の血で描かれた大規模な魔方陣があって始めて発動できるものだった。
サンドリア大聖堂の地下に増築された特殊な部屋にその魔方陣はあった。排他的なサンドリアだからこそ、
来訪者と言う招かれざる客を追い出すのに協力的だったのか、研究の中心であった学者がエルヴァーンだったからか、
それともその両方かはわからないが、魔法に関わるものがウィンダスではなくサンドリアに作られたという事は一時期世間を騒がせたものだった。
そしてその騒ぎの直後は来訪者が殺到したのだった。やって来た来訪者は一人な人もいれば、
二人の事もあり、中にはリンクシェルのメンバーが丸ごとなんて事もあった。
だが、それもうかなり昔の出来事で、最近はその特殊な魔方陣が使われない日すらもあったりする。
その日、サンドリア大聖堂にヒュームとミスラのカップルがやって来た。
仲良く連添うその様子ははたから見ると挙式にやって来た新郎新婦のようにも見えるが、
男のくたびれた鎧と使い込まれた剣と盾や、女の持ち手の部分が磨り減るまでに握り締められた年季の入った杖からは、
多くの修羅場をくぐった冒険者だということが見て取れた。
その二人はしばらく門の前でためらった後、意を決して中へと進んだ。
792 :
ある冒険者達の冒険の先 ◆/GKRtxSDWQ :2006/11/27(月) 22:24:31.08 ID:pICLCRrN
帰される来訪者がすることはいたって簡単だ。魔法が完成するまでの間、魔方陣の中心に立っていればよい。
それさえ守れば中で何をしても大丈夫だ。たとえば、別れを惜しんでいちゃついても・・・だ。
「俺は、ルナと旅したこの79日間のことを一生忘れない・・・。」
ヒュームの男が静かにミスラの腰に手を回し、熱を帯びた視線でミスラの瞳を見つめた。
「ボクもだよ・・・カーツさん。」
ミスラは静かに男の胸に顔を埋め、静かに涙をこぼし始めた。
「ね、無事に帰れたらボクに東京を案内してくれるって約束・・・忘れないでね。」
「絶対に・・・忘れない。」
男、カーツは泣きじゃくるルナを強く強く抱きしめた。魔方陣から光の帯が現れ、詩人のバラードが二人を祝福するように歌われる。
その様子はさながらドラマのワンシーンのようで、二人の世界にどっぷりと浸かっている二人を自分達の世界に酔わせるには非常に効果的だった。
必死に魔法を発動させている魔道士達のヘイトをインビンシブルくらい稼ぐにも・・・。
突き出されるミスラの濡れた唇、そこにそっと重ねられる男の唇。
盛り上がってゆくバラードの調べに乗って、抱き合う二人の体から、同じように抱き合うヴァナディールにはいない姿の
二人のヒュームが幽霊のようにゆっくりと抜け出し、そして光の中に消えていった。
魔法が完成した後、魔方陣の中には、来訪者の記憶だけを残した二人の冒険者が恥ずかしそうに残っているだけだった。
実際は魔道士達のヘイトもずいぶんと残っていたようだが・・・。
793 :
ある冒険者達の冒険の先 ◆/GKRtxSDWQ :2006/11/27(月) 22:24:46.26 ID:pICLCRrN
ハチ公前で待ち合わせだなんて自分でもベタだとは思う。でも、このベタさが初々しくていいと思うんだ。
俺が今、待ち合わせている相手はヴァナディールで共に旅をした、例えではなく本当に共に旅をしたミスラだ。
彼女がいたから俺はゲームの世界に取り込まれるだんて状況にあっても、
どんな厳しい困難にめぐり合っても、自分の前に立ちはだかるものをまっすぐに見据え、
目を背けずに、逃げずにぶつかって行き乗り越えられたのだ。はっきりとこういうことが出来る。
「あの・・・カーツさんですよね?」
おずおずとした頼りなげな、今にも消え入りそうな声が俺の耳に入った。
今更、リアルでの容姿を気にするような段階ではないとは自分でも思うのだが、声から予測するにかなり若く、
かなり美少女な予感がした。自然と心の中でガッツポーズをとってしまうのは男の悲しい性だ。
「ルナさん?」
笑顔で振り向く、視界には頭頂部しか見えなかったので、少し視線を下げる。
小柄なボーイッシュな印象を与える『美少年』がそこにはいた。
その美少年は本当に女の子のように可愛らしい花が咲いたような笑顔になると、あろう事か俺に抱きついた。
細く華奢で本当に女の子のような・・・あくまで女の子の『ような』であって明らかに男の腕で。
「ほんとうに・・・あえて・・・ボク・・・ボク・・・。」
ボロボロと涙を流し俺の胸で泣く美少年。突き刺さる周囲の好奇の視線はまるで槍のように鋭く、耐え難いものだった。
俺は彼女の前で、いや彼の前で初めて困難から目を背け、逃げ出した。
ああ、彼は俺の名を叫びながらまだ追いかけてくる・・・。
794 :
◆/GKRtxSDWQ :2006/11/27(月) 22:29:38.49 ID:pICLCRrN
以上です。小ネタと言って前ふりの段階で一レス・・・
文章を短くまとめる力は未だにつきそうにありませんヽ(´Д`;)ノ
ヘキサガンの女を書き上げている緑茶さんの実力にひたすら脱帽するばかりです。
埋め小ネタ用の食べ物ネタを慌てて引っ込めたのは秘密w
795 :
既にその名前は使われています:2006/11/28(火) 00:52:24.78 ID:IkYO3QrW
小ネタ乙です。
正しい時空魔法を思い出せたのかアリアたん…。
こんな未来が来ることを願って、age。
サルタバルタで対峙する。こちらの得物は短剣。相手は・・・ウサギ。かわいいウサギさんです。
「お偉いさんたちの会食に使う野兎の肉が足りなくてね。さ、頑張ろうか」
調理ギルドのジャコドーさんが、にっこり笑って言う。ウサギなんて、育てたことしかないのに・・・
やっぱりタルタルさんじゃ大変なのかなぁ・・・とか言っている間に、もう捕まえてる。早いです。
「さばいたことは?・・・ない?」
ありません、ありません。首を振って否定すると、じゃあ見てて、と言ってウサギを
「・・・う」
ぼくはつい、目をそらしてしまった。小さな悲鳴が聞こえる。
水のクリスタルのこぽこぽという音がするまで、顔をあげられなかった。
「きみ、確かサンドリアの出身だったね。騎士の訓練は受けた?」
「・・・少しだけ」
剣の重さに耐えられなくて、白魔道士の道を選んだ。傷つけたくないから。
ジャコドーさんはふぅんと頷くと、綺麗に血を抜いてさばいた肉をぼくに渡した。
「食べるために殺すのは、生かしてもらうこと。変に後ろめたい気持ちになったら命に失礼だ」
そう言ってまたウサギを捕まえる。今度こそぼくは、ウサギが肉になる過程を見た。次にはぼくもやった。
リアルでは意識しなかった命を、ぼくはこうして思い知らされる。サンドリアではぶつかり合うものだと教わった。
調理ギルドに戻ると、ピケットプケットさんが誉めてくれた。キーポオーポさんは「それくらいできて当然」だって。
嬉しいような、恥ずかしいような。料理の準備を手伝いながら思った。
どうしてぼくはここに来てしまったんだろう。そんなことはさっぱり分からないけれど。
とりあえず今は、自分にできることをやりたいと思う。
797 :
◆nu123wJPbk :
考えてみたら、敵を倒してからさばいて肉や皮をゲットしてるんですよね。
やりなれないと現地調達に苦労しそうです。