「自キャラになった」で物語を書くスレ14

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1既にその名前は使われています
朝起きたら自キャラになってヴァナにいた。。。という前提でストーリーを作っていくスレです。
前提さえ満たしていれば、大抵どんなブッ飛んだ設定で物語を展開してもおk!
基本的に作者様毎の物語はそれぞれ別物です。互いに矛盾や理不尽があってもおかしくないです。
(ででおの話じゃないので、スレ名を修正しました)

保管庫
ttp://ss.ga4.net/
ttp://wiki.livedoor.jp/jikyaramatome/d/FrontPage

前スレ

お題:自キャラになった、でお話を書くスレ13
ttp://live19.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1156068921/
2既にその名前は使われています:2006/10/09(月) 10:41:55.04 ID:HEkkLrYb
朝、起きたら自キャラになっていたFFXIプレイヤーたち。

ステキに過酷なヴァナ・ディール、笑いと涙の右往左往。

俺たち“来訪者”を排除していく、謎の集団も現れた!

この異世界に出口はあるのか?

リアルに帰還できるのか?

熱血、友情、ラヴ、バトル! 陰謀、シリアス、ギャグ、微エロ!

俺たちの明日はどっちだ!?
3既にその名前は使われています:2006/10/09(月) 10:42:37.94 ID:HEkkLrYb
共通設定。これは絶対ではありません。
ある程度共通していた方が、読み手の方も分かりやすいのではという意図のものです。
参考程度に留めて、投下する方が自由に想像し設定してください。

LPは映像付きが多い (例:Yurifina氏のSSでは映るが、Lead氏のSSでは会話のみ)。
冒険者証明書は金属カードで、邪魔にならない所に魔法で入っている。競売は魔法紙で取引されている。
みつめる(/c)はとても嫌な視線扱い。時間感覚はリアルと同じ。tell等のSay・sh・echo以外は念話。
リアルからヴァナに入り込んだ人々の事を「来訪者」と言う。
いわゆるGMと同じ姿の連中がいて、「フェイト」という組織を形成し、洗脳した来訪者「黒マント」を使役して来訪者達を狩っている。

レイズは意識不明(戦闘不能)に有効だが、完全に死んだ者には効果が無い。
4Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/09(月) 10:54:11.03 ID:aZb6Qd4+
よん?(渋い声で


スレ立て乙です。
5256_Furcifer ◆MwNTY7GtwI :2006/10/09(月) 11:43:50.42 ID:wrZEER3B
スレ立てお疲れ様です!
…また埋め用の話が間に合いませんでした…w
まあ、これはしばらく本編に集中しなさいというアルタナのお告げと思うことにします( ノ∀`)

では、わっふるわっふるです。
6緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 12:12:36.96 ID:K/XxWKsn
スレタテ乙ですッ!

連休だと落ちやすいのかな?
「朝起きたらdat落ちしていた」で物語を書…かないな流石にw
7Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/09(月) 13:12:38.95 ID:aZb6Qd4+
朝起きたらdat落ちしていて焦りました。
フルキフェル氏のわっふるな梅物語を密かに楽しみにしていたので、残念・・・。
本編の続きをwktkしております。
8Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/09(月) 13:14:23.73 ID:aZb6Qd4+
(まとめWikiのテンプレより)

キャラ紹介テンプレ

初出: 別スレ同番の人もいるようなので、スレも併せてお願いします
PC(仮)名: / 中の人:
種族フェイス:
ジョブ&Lv:
特記事項:
活動エリア:
あらすじ:
他キャラとの接触:
独自レギュレーション: 共通設定(?)と目される設定とは敢えて変えてある部分を明記するのはどうでしょう
9Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/09(月) 13:28:07.20 ID:aZb6Qd4+
初出: 1スレ161
PC(仮)名: Lead、リード / 中の人:161 ◆zmxSLEadCU
種族フェイス: エル♂F4A
ジョブ&Lv: 不明 (片手剣を装備、ダブレットとズボンを着用)
特記事項:
 ジョブチェンジ不能。クリスタル合成不能。睡眠がとれない。
 禍神から「マガシキノロイ」を受けている。
 はじめは記憶喪失だったが、記憶復活。管理者組織の裏切り者と判明。

前スレのあらすじ:
 ジュノでメイミィやイッチと再会を果たした後、カレーコロッケカレーをごちそうになる。
 メイミィに想いを告白、キスを交わす。
 翌朝、“あの男”から「バストゥークに近づくな」と警告される。
活動エリア: エルディーム→ジュノ→(機船航路経由)→ウィンダス→サンドリア→オルデール→ラテーヌ→ジュノ上層
他キャラとの接触:イッチ、マイウ、ゴイス、サン、レップ、ロック、メイミィ、クルス、ユリフィナ、ルーファス、アオツキ

独自レギュレーション:
 人間は死んだらそれまで。死んだ者は甦らない。一応、瀕死はレイズで息を吹き返す。
 戦闘やアビリティ、呪文や時間等の描写はあいまい。サーチ機能なし。
 基本はSayとShout。LS会話は通話のみ。視界内にいる者同士でtellができる人間もいる。
10既にその名前は使われています:2006/10/09(月) 13:34:43.03 ID:UySBl0Nj
俺はル・ルデの庭の隅にいる子ミスラに目をつけた。
インスニデオードをかけた後あの場所へ行ってみた。
今日もあの少女は物売りをしていた。
俺は背後にそっと近付きスカートの中に手を入れパンツ越しに少女の

ここから先は有料です
11Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/09(月) 14:55:08.49 ID:aZb6Qd4+
休日はやはり落ちていくのが早いですねage
12緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 14:55:22.04 ID:K/XxWKsn
>>10
俺は背後にそっと近付きスカートの中に手を入れパンツ越しに少女の
未発達だが、ほのかに肉付き始めた、お尻をさすった。
するとどうだろうか、子ミスラとも言えど甘い声を発し、頬を赤らめる。
左手で顎をあげ、人差し指で頬をなぞると子ミスラ特有の産毛がまだ残っている。
両目は潤い、甘美な声が漏れる、未だに相手を知らないその唇を

■<自分で書くことで、有料になるのを回避した。
13Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/09(月) 14:57:11.81 ID:aZb6Qd4+
カチャ、カチャ・・・と、それほど大きくないテーブルで二人分の食器が鳴る。
俺とメイミィは向かい合って朝食をとっていた。
ウィンダス風の、唐草模様が織り込まれたランチョンマットに並べられた皿たち。
堅い丸パン、ハムエッグのようなもの、マスタードソースのサラダ、煮詰めすぎて具が崩れたトマトスープ。
なんだか文字にすると微妙そうだが、そんなことはない。ただ、味わう心の余裕が・・・。
「おかわりあるクポ。リードさんにはたくさん食べてほしいクポ」
小さなエプロンをかけてちょこちょこと世話を焼いてくれるモーグリに、あぁ、と俺は生返事を返した。
メイミィはうつむきながら食べていて、時折、チラリと視線を送っては、またうつむく。
気持ちはわかる。俺も照れくさい。会話も途切れがちだ。
彼女が朝起きてから、着替えなくてはいけなくて、しかしワンルームのために丸見えになりそうで・・・。
という話は、プライベートにも関わることであるし、俺の口からは言えない。
思わず興奮してしまった、というだけで留めておこう。
まったく情けないが、健康な男だから仕方ないと自分に言い聞かせる。
ただ、メイミィがそんな風だと、俺まで緊張する。だが、気の利いた話題も思いつかず。
「これからの事だが。まずは、モンブロー先生のところに入院費を払いに行こうと思う」
「はい」 そう言って彼女は頷いた。「それと、あとでリードさんの“敵”のことも教えてくださいね」
もちろん、と応えて・・・、む? と彼女の言葉遣いに引っかかった。
「恋人どうしで敬語は変じゃないかな?」
「そうですか? でも、慣れないというかなんというか・・・」
もにょもにょ口篭もる彼女に、はじめが肝心とも言うし今からタメ口で頼むよ、と俺は笑った。
14緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 15:29:42.07 ID:K/XxWKsn
投下乙です。

個人的には、「旦那」に敬語で話す「奥さん」も悪くはないと思っていたり…。
15緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 17:26:53.03 ID:K/XxWKsn
さて、連休もそろそろ終りそうで、明日からがまた億劫な時間帯ですが…。
とりあえず3作目が書きあがったので投下したいと思います。

ちょっと今回は詰め込みすぎた感も…。
16緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 17:28:33.39 ID:K/XxWKsn
「おかえりなさい〜。まずご飯にするぅ?お風呂にするぅ?…そ・れ・と・も…。」
玄関の扉が開くと同時に、奥の居間から現れた女性は相手が靴も脱がないうちに、
そして未だに口紅を落としていない、濡れた唇から出た最初の台詞はそれだった。
「酒…なんだろ?」
比べると少しばかり身長の低い男が、落胆のため息を漏らしつつ、コンビニ袋から缶ビールを一本取り出し
女性の頬へ当てた。すると女性の方は、その冷たさに一瞬驚きもしたが、冷えきっているビールが満足なのか
目をキラキラさせながら、男から頬に当てられた缶ビールとサワーやカクテルの缶がギッシリと入っている
コンビニ袋を取り上げると、嬉々として居間の方へ戻っていった。居間への扉が閉まると、半ば諦めかけた声で
男は呟いた。
「姉ちゃん、あんまり飲みすぎるなよ。」
姉弟の両親は早期退職したあとに行った世界一周豪華客船の旅で立ち寄った東南アジアの国が気に入ったらしく、
半年近くは海外で暮らし、残りの半年は田舎で畑いじりをして余生を過ごしていた。残された二人の姉弟は
今まで家族で暮らしていた一戸建てから、駅周辺の繁華街より少し静まった10分ほど歩いた場所にある
都内のマンションに移り住み、姉は会社員、弟は予備校生として日々を過ごしていた。
「つまみきれちゃったから何か作ってくださぁ〜い。」
弟が鞄を机の脇に置き、パソコンの電源を入れて一息ついた時には、置いていたつまみは既に撃墜されていた。
仕方なく明日の朝食用のソーセージと調味料を取り出しフライパンで炒め始めた。
ジュージューと焼ける音が居間まで広がり、ブラックペッパーが効いた香ばしい匂いを嗅ぎつけると、
これから出される料理にワクワクしながら、姉は二本目のビールの缶を待ちきれずに開けたのだった。
17緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 17:30:10.80 ID:K/XxWKsn
『ね?だからお姉ちゃんを慰めると思って、おねがぃ〜。』
予備校が終わり講義中に来ていたメールの内容は姉からだった。彼氏にふられ今夜は飲みたい気分らしく、
帰りに酒をしこたま買って来いとの内容で、ご丁寧にも種類と本数まで書き込まれていた。
「今夜は…じゃなくて、今夜も…だろ…。」
弟には姉がふられる原因の心当たりがありすぎて、相手の彼氏に同情すらしていた。
予備校から自宅へ戻る電車の中で弟は夕日の落ちる窓の外を眺めつつ帰ったらやるべき事に頭を巡らせていた。
「(…ん〜、姉ちゃんを取敢えずあしらったら、またマート戦の証を取りに行きたいな…。
 手伝ってくれそうな人いるかなぁ…薬品も揃えておきたいし、調理スキル上げも…。
  そうか…食器洗いと洗濯物もしないとか〜。あ〜、でも明日から連休か…。)」
ゲームでやりたいことと、ほぼ任されている…と言うか…、
他にやる人がいない家事全般の事が脳裏を駆け巡っているうちに電車は自宅への最寄り駅へと着いた。
マンションまでの道中に一軒だけあるコンビニの前まで来て弟は携帯電話の受信メールの画面を開き店内へ入った。
携帯とドリンクが陳列されている冷蔵棚を見比べながら品物を籠へ入れレジへ持っていくと、
よく見る顔の店員から挨拶を受け、それに疲れた表情で苦笑いを返した。
二十歳にはなっていたが、童顔だったので、他の店で酒類を買おうとすると、年齢確認を言われることもあるが、
引っ越してきてから、ほぼ毎週末続く恒例行事を店員も察知し苦笑いでレジを通す作業に入った。
既に日は暮れ、閑静な住宅街の暗闇から秋の虫の涼しげな音色が聞こえる中マンションに帰り、
エントランスホールのロックを開け、エレベーターに乗り3階のボタンを押し、鍵のかかっていた玄関の扉を開け、
基本的に律儀正しい弟は毎日こう言い玄関を入っていった。
「ただいまー。」
18緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 17:31:23.55 ID:K/XxWKsn
「ね〜、私もヤりたい〜。ねぇっテば〜。」
一人で飲むのに飽きたのか、絡み相手が欲しかったのか、姉が弟の部屋へ声を裏返しながら突入してきたのは、
帰りの電車の中で頭を巡らせ、予定していたマート戦の証取りや、薬品の事前準備、調理スキル上げが終わり、
モグハウスに戻りアイテム整理が終ったところだった。
「ねぇってば〜。」
と、言うと。姉はパソコンデスクに向かって座っている弟の首の後ろから手を回し、細い腕を絡ませた。
長いストレートの黒髪が無造作に頬にあたり、弟の顔を押し出すかのようにパソコンの画面を覗き込む、しかし、
酔っ払っているせいか視点が合わないのか目を細めながら画面に顔を近づけ、弟に後ろからもたれかかった。
すると、姉の豊満な胸の膨らみが弟の背中にあたり、何かに気づいたかのように弟は姉の服装に目をやった。
「(やっぱり…。)」
先ほどまでTシャツに、ゆったりとしたズボンを穿いていた姉だったが、今現在弟にもたれかかっているのは、
ブラジャーとパンツだけを残した、弟曰く「酔っ払い姉ちゃん最終形態」の姉であった。
椅子に座りながらも背中にかかる姉の体重が次第に重くなっていくのに弟は気づき、
パソコンの画面を細めて睨み付けていた目は既にまぶたが閉じていた。
「もう今日のゲームは終わりだから。」
起きているのか寝ているのか分からない姉に向かい言うと、首の周りに絡み付いている姉の腕を支え、
姉を背負いながら立ち、椅子のすぐ後ろにある弟のベッドへ静かに横たわらせた。足がまだ床についているが、
流石にそこまで面倒みきれないと、掛け布団を少し乱暴にかけ、クローゼットの中から毛布を一枚取り出し、
弟は居間のソファーで横になった。
「弟から見ても、スタイルは良くて美人なのに、あの性格と酒癖の悪さが問題だよな…。」
19緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 17:32:16.19 ID:K/XxWKsn
「あーつーいー、もう全部脱ぐぅ〜。」
重厚な和製の鎧を着けて動くには、その長いストレートの黒髪は邪魔なのか、後ろで一つに結びポニーテールに
していた。着るのが初めてなのか、青漆を使い鍛冶職人の師範が作り上げた八幡装備一式を乱暴に脱ぎ捨てた。
「ちょっとー、着替えてるんだから覗かないでよねー。」
昨晩は下着姿でもたれかかっていたのに、着替えの瞬間を見られるのは恥ずかしいらしく、少しにやけた顔で、
少し上を向き話しかけていた。そこは背中には小さなコウモリのような羽根が生え、肩には鞄をかけ、
頭の上には黄色いボンボンをユラユラさせている…そう紛れもなく、モーグリのいる、ここモグハウスだった。
「なんで!?どうして!?なぜなんだー!!」
パソコンの画面を覗いて、普段は沈着冷静で家事一切をそつなくこなす弟は画面の中にいる姉に向かい叫んでいた。
「そうだ!昨日の夜の食器洗いをしなきゃ!…あぁ、今日は天気も良いし洗濯物も…。」
現実へと現実逃避をしに部屋を出た弟に、いつもは物静かなのに今日ははしゃいでいるのが嬉しいらしく、
姉の方は知ってか知らずか、にこやかな顔で/waveモーションのように手をふり、弟を見送った。
ヒュームトップにショーツ、水着姿が気楽で動きやすい、しかしアクセントが足りないと姉はあたりを見回した。
すると先ほど八幡鎧と一緒に脱ぎ捨てた両手刀:江雪左文字が目に入った。北海道のファミレスのウェイトレスは
帯刀していると、大学時代の例え話の面白い友人が言っていたことを思い出し、手に取り腰にさげた。
ぬいぐるみのようなモーグリに、「でかけてくるね。」と言うと、外へ続く扉を開けていた。
一方、弟の方は食器洗いと洗濯物は干し終わったが、昨晩出したソーセージの変わりがないかと冷蔵庫の開け、
無心に朝食のメニューを考えていた。
20緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 17:32:59.75 ID:K/XxWKsn
「あらぁ、選り取り見取りじゃないの〜♪」
アトルガン白門は連休初日の午前中ではあったが、各種募集シャウトが飛び交い、ある人はモグハウス前に屯し、
またある人は頻繁にモグハウスと白門を行き来していた。両手刀を提げた水着姿の女性が挨拶をしても、
その行き交う人の中から挨拶を返す人はいなかった。どこからか流れてくる音楽や街並みが、行ったことは無かったが近東の街並みのようだったので、言葉が通じないのかもと思い、街を散策することにし、歩き始めた。
ある程度歩くと、コーヒーの匂いにつられ、茶屋シャラトトという所に着いた。お腹は空いていなかったので、
入り口から覗き込むように店内を見回した。正面のカウンターではコーヒーやチャイ、シュトラッチを売っていた。
左手の方には、ネコ耳に尻尾をつけた女性が飲み物を片手に、入り口の方をしきりに見ていた。誰かと待ち合わせ
をしているのだろうか、そわそわと落ち着かない様子だ。右手の方には、金色の鎧を着て、あまり街中では見かけ
なかった髪形に体躯の良い男性が座っていた。少し声をかけようと思ったが、その男と話している黒い鳥人間…
いや、カラス人間だろうか…が、あまりにも怪しかったので、躊躇していた。そうしていると、足元から幼稚園児
ほどの身長の人がテクテクと歩いてきた。どうやらネコ耳の待ち人らしい、二人はまず何を注文するか話していた。
「まずい…これはまずい…。」
弟が家事を一通り終らせ、遅い朝食を食べ終わり、問題に気づいた。『朝起きたら"姉が"自キャラになっていた』
事だった。口より先に手が出る、という話は良く聞くが、口と手が同時に出る、しかも、
それが女性というのはそう居ないだろう…そんな光景が、時既に遅く画面の中では繰り広げられていた。
「ちょっと!人が挨拶してるのに、なんでみんな返事しないのよ!?」
画面の中にいる姉は両手刀:江雪左文字の切っ先を、見知らぬプレイヤーの喉に向け、脅迫じみた行動をしていた。
その/sayの台詞と、どの/emにもない特殊な行動に、街行く人は足を止めていた。周囲の沈黙と緊張を破ったのは
アトルガンに流れる、死者の軍団がアルザビを襲撃開始するアナウンスであった。
21緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 17:34:24.02 ID:K/XxWKsn
「あぁん、くすぐったいぃ。」「そっちじゃなくて、こっちがいいのぉ。」「変なところ触らないでぇ。」
先ほどの一触即発の現場から、パソコンに繋がれたコントローラーを使い強制的に自キャラを…姉を退散させた。
ぎこちない動きで引き摺られるように小走りし、意思とは関係なく動く体がくすぐったいのか、勘違いされそうな
/sayを撒き散らしながらアルザビへの門をビシージに駆け付ける人に混じりくぐっていった。
視界が開けた時には、アルザビは既に戦闘状態へと入っていた。メローやラミアが駆け、クトゥブルや
ドラウガーが手傷を負ったものを中心に襲い掛かっていた。
「姉ちゃん、何もしなくて良いから、目立たないようにね。」
と画面に向かって話しかけるも、遅かった…というより、聞く気がなかった姉は既に負傷者に振り下ろされる
ドラウガーのもつ逆刃の剣を、白骨の右手ごと掴み止めていた。そのまま左足を軸に、右足で足払いを仕掛ける、
体勢を崩したドラウガーに向け今度は軸足を右足に変え、ジャンプ回し蹴りを繰り出した。手首から先と、
持っていた剣を残し、ドラウガー本体は壁に叩きつけられていた。
異変を感知したのか周囲のラミアやクトゥブルが集まってきていた。ドラウガーの白骨の右手を捨て、逆刃の剣を
構えると、掛け声と共に周囲の敵を薙ぐように一閃させた。すると衝撃波が生まれ、アルザビの石畳が隆起し、
集まってきた敵に相応のダメージを負わせた。
先ほど壁に叩きつけられたドラウガーが右手を失くしつつも再度動き始めた。しかし、その全身が壁から離れる
よりも早く、己が持っていた逆刃の剣が大きく縦回転しながら飛んで来てサレコウベを貫き壁に釘付けにされた。
「双竜脚に、サークルブレード…片手剣でミストラルアクスってどんなジョブだよ…。」
姉の動きを唖然として見ていた弟が呟く。ラミアのベリーダンスが発動し周囲の人間が一斉に襲い掛かっていた。
姉は口元に笑みを浮かべながら腰に差していた刀を抜いた。しかし、両者が衝突する前にビシージ終了の
アナウンスが入り、ラミアは帰還の魔法を唱え。姉に向かい武器を構えていた人間は魅了が解除されていた。
22緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 17:35:27.02 ID:K/XxWKsn
「口は達者でも、こっちの方は弱いのね〜。」
ビシージの後、モグハウスに退散させた姉に『侍の証』を発見されてしまい、そのあらましを説明した挙句、
自分が戦いたいから、そこまで案内せよとの話の流れになってしまった。既に場面は、宣託の間であり、
侍の限界クエスト「星の輝きを手に」で使用するバトルフィールドであった。
「お爺ちゃんだからって手加減しないわよ。」
とマートに向かって台詞を放つ。腰に差していた両手刀:江雪左文字を正眼に構えた。一方マートは
「ほれほれ、かかってこぬのか?」などと言っているのだろうか、ファイティングポーズを取り、
軽くステップを踏んでいた。水着についているアクセサリーやポニーテールの揺れが止まり、一瞬の間が
出来る、弟はその光景を見つめゴクリと唾を飲んだ。
階段の上部から飛び掛るように詰め寄ると刀を振り下ろす、マートは徒手空拳で軌道を逸らし、あしらった。
間髪をいれずに、ビシージの時にも見せた足技が繰り出される。不意を撃たれたのかマートはその攻撃に怯んだ。
長年の戦歴マートは己に渇を入れ『明鏡止水』を発動させ、『乱撃』を繰り出す、その内の数発が姉の四肢に
直撃した。続いて飛んでくる『夢想阿修羅拳』を前に、両目を見開き、その全てを巧みな体術で避けきった。
しかし、依然攻撃は続く、二発目の『夢想阿修羅拳』が…その時、二人の激戦を見ていた弟は驚愕した。
今は姉だが、自分のキャラの受け流しスキルアップのログが8連続で流れたからだ。
「全部受け流したってことかよ…ありえないだろ…そもそも何でこんなに強いんだ…?」
『明鏡止水』が終ったマートに、姉がお返しと言わんばかりの体術と剣術を放つ、一通りの技が終った頃には
5つ目にして最後の試練となるクエストは終了していた。
23緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 17:37:17.39 ID:K/XxWKsn
「ゴクッゴクッ…もぉ、こんなにいっぱい…飲みきれないかも…。」
汗ばんだ体に、喉を通った液体が駆け巡るように体に染み渡る。唇の縁から飲みきれなかった液体が
垂れていくのを手で拭い目の前にあるモノに潤った目で歓喜の表情を浮かべた。
「でも…これおいしぃ〜。」
調理スキル上げで作ったヤグードドリンクをとっておいた甲斐があった、昨晩の状況をもう一度行い姉を完全に
酔わせれば、もしくは…と思ったのだ。所謂、出会いがしらに頭をぶつけて心が入れ替わる…雷に打たれて
心が入れ替わる…その後、同じ行動で二人は元に戻る…つまりは、また酔っ払えば画面から出てくるはずだ。
果たしてヤグードドリンクで酔うのかという疑問はあったが、画面の中にいる姉の様子を見る限り十分の
アルコールがあるのだろう、弟も姉を煽るのに自分も画面の前で飲み始める。
「お!良い飲みっぷりねー!私も負けないわよー!」
その日、マンションの一室では、画面越しに一晩中の酒盛りが続いたのだった。

「えへへ〜、おはよぉ〜。」
弟が目覚めた時、目の前には自分の右腕を腕枕にして、裸で同じ布団に入り笑顔でこちらを見つめている姉がいた。
姉だけではなかった、自分も裸になっていることに気づいた。寝起きの頭が混乱してきたが、
姉が画面の中ではなく、今は目の前にいることに安堵もしていた。
「あ…え…うん、おはよう。」
弟が目覚めの挨拶を言うと、姉は微笑んで、頬に軽くキスをして弟の体を乗り越えるようにしてベッドから出た。
「また今度やろうね。」
と姉が言うと、二日酔いだろうか、頭痛のする頭を無言で軽く横に振り、弟は肩を落としたのだった。
24緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/09(月) 17:49:10.65 ID:K/XxWKsn
あああああ〜。>>20でヤっちまったぜ…気をつけてたのにorz
というわけで投下終了でございます。

はい、今回も会話は二人、一投下分で完結の短編でした。

ネタの発案自体はスレタイを考えると
自分が自キャラじゃなくてもいいんじゃね?…と
いう、アホな発想からスタートしましたw
痛快活劇エロ姉ちゃん風を目指したんですが、
なんか、ただの痴女とその弟になってる気もしなくもないです…。
25既にその名前は使われています:2006/10/09(月) 21:03:01.16 ID:HtWFfJsx
とりあえず読む前にage
26既にその名前は使われています:2006/10/09(月) 23:10:15.03 ID:HtWFfJsx
>>20で何をヤったんだろ?

姉貴は痴女というよりは、ガサツって感じだな。
27Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/10(火) 00:52:11.52 ID:jmUMyS2f
投下乙でございます。保守あげいたします。
28既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 00:58:22.87 ID:rm7iQ13l
投下乙
とうとう14スレ目か

完結した様に投下辞めたがまた書いてみようかねえ・・・
29609 ◆dWeYTO/GKY :2006/10/10(火) 01:20:20.74 ID:QbM1mRph
投下&新スレ乙です(´∀`)ノ

色々あったみたいですけど、続きが気になってた方や新しく書き始めた方の作品が読めてわっふるです(´∀`*)
30609 ◆dWeYTO/GKY :2006/10/10(火) 01:20:48.42 ID:QbM1mRph
「……てるのかな…。おい、ヒロ!」
 パールから聞こえてきたのは、懐かしい声だった。
 おれはこみ上げてきたものをどうにか抑えると、平静を装って口を開いた。
「うるせえな、起きたよ」
 パールの向こうで、安堵のため息が聞こえた。
「なんだ、本当に寝てたのかよ」
 呆れたような声。
「ひょっとして取り込み中だったのか?」
 からかい半分、気遣い半分の口調で、声の主が言う。
「いや、ちょっとうとうとしてただけだよ。そちらは今着いたのか?」
 話しながら、室内に干してあるおれの装束に触れてみた。生乾きだが、着てれば乾くような状態だ。ドライヤーを当てたような匂いがする。火のクリスタルでも使ったんだろう。
「着いたのは昼間だよ、すぐ連絡しようと思ったんだが、色々とヤボ用があって今になっちまった。悪い」
 パールを耳に挿して、服に袖を通しながら話を続ける。
「いや、どうせこちらも昼間はあちこち駆けずり回ってたから。ルーファス、そっちは今どこにいる?」
「蝙蝠のねぐらだ。マルトもいる」
「そうか……正直、すまん」
 思わず謝罪が口をついて出た。
「……ヒロ、大丈夫か?」
 面食らったのか、少し間があってから、ルーファスが問う。
「ああ、いや、大丈夫だ。何でもない。ちょっと疲れてるだけだから」
31609 ◆dWeYTO/GKY :2006/10/10(火) 01:21:29.50 ID:QbM1mRph
 どうも弱気になっていけない。何でもないともう一度言ってから、同時に不思議に思う。その口調からすると、他の連中はいないんだろうか? 疑問をそのまま口にする。
「今ここには、な。バストゥークには……ああ、いや。パールで長話もなんだ、合流できないか?」
 それはいい考えだ。二〇分ほどでそちらに着く旨を伝え、通信を切る。簡単に身支度を済ませて中を窺うと、アオツキが目を覚ましてこちらを窺っていた。
「行くの?」
「ああ」
 おれはまだ寝ぼけたような顔の彼女(彼というべきだろうか?)に手を上げて別れの挨拶をすると、モーグリに服の礼を述べてモグハウスを後にした。
 命を懸けて戦った仲間とは、こんな短いやり取りでも気持ちが伝わるものさ。

 外は星空で、ひどく冷えた。
 どこか埃っぽい空気は月を赤く染めて、その輪郭をぼやけさせていた。
 それがたまらなく寂しい。
 くそったれめ、今の気分に似合いすぎだぞ。監督を出せ、絶賛してやる。

 おれは小さく鼻を鳴らして、両手をポケットに突っ込んだまま歩き出し、そしてすぐ振り返った。
 全然伝わってなかった。そこにはやる気満々のアオツキが立っていた。
「お待たせ、ちょっと寝ぼけて食器ひっくり返しちゃってさ」
 ああ、分かってる。世の中はおれが思ってるほど優しくないし、おれがかっこいいと思ってる方に向かってくれたりなんてしないんだ。
「来訪者の仲間のところに行くんでしょ? どんな人かな、自分も一人知ってるけど、その人はずっと寝てたから」
「どういうつもりだよ、お前」
 きょとんとした顔で首をかしげる。おれの質問の意図が分からなかったらしい。いやまぁ、さすがに言葉が足りなかったよな、と反省のため息が漏れた。
32609 ◆dWeYTO/GKY :2006/10/10(火) 01:21:55.54 ID:QbM1mRph
「どういう、って? 何々、ボクも行っちゃまずい?」
 一人称の安定しない奴だな。
「非常にまずいね」
 おれのそっけない仕草に、アオツキは口をへの字に曲げて不満の意を示す。
「なんでそんな意地悪言うかな。込み入った話があるなら、挨拶だけで帰るから、いいじゃない。ね?」
 もう一度、溜息が漏れた。
 出来ればこんな話はしたくないけど、しなきゃいけないよな。
「おれと一緒に来るなら、お前はどこに立つのか決めなきゃいけない」
 意味が分からない、とアオツキが不平を漏らす。
「はっきり言おう。おれ達はこれから、天晶堂と戦う算段をする。お前が天晶堂と仲良くしたいなら、おれはお前を連れて行けない」
 正確にはちょっと違う。おれが調べた限りでは、赤鎧と天晶堂は同じものじゃない。
 だけどバスに逃げ込んだ赤鎧は天晶堂の客人だ。だから、おれ達がそいつを倒そうとしたら、天晶堂と戦う事になってもおかしくない。
「前にも言ったじゃない、ボクはアルドから依頼を受けたけど、別に天晶堂に入ってる訳じゃない」
「もっと具体的な話をしよう。お前をバスまで連れてきたっていう奴を、おれ達が邪魔だから殺そうって相談してたら、どうだ?」
 言葉を被せる。ようやく合点がいったらしい、アオツキが左右に視線を泳がせて、ぼそぼそと言葉を選ぶ。
「それは……その、困る……」
「困ってどうする? そいつにぶちまけておれ達の企みを台無しにするか? それともおれと戦ってでもそいつを助けるか?」
 彼女は答えられない。そりゃそうだ、答えられる日本人は多くない。こういうのは、どちらが正しいとか、道理がどうとかじゃないんだ。
 あぁ、いや。そんな事でこいつを追い詰めてどうする。おれはばかだ。おれ自身納得なんてしてないからって、他人に押し付けていじめるなんて最低だ。
33609 ◆dWeYTO/GKY :2006/10/10(火) 01:22:14.92 ID:QbM1mRph
「天晶堂にいれば情報も手に入れやすい。友達だっているんだろ。だったら、"同じ来訪者だから"なんて理由で、おれに義理立てする事ない」
 おれは努めて優しい口調で、アオツキに言い聞かせる。
 アオツキはまだうつむいて押し黙ったまま、思案に暮れている。
 息を吸って、吐く。もう一度息を吸って、
「だからさ、無理しておれ達につく事ないよ。前にも言ったけど、お前とは友達のまま……」
「行くよ」
 うつむいたまま、アオツキが答えた。
「あ?」
 思わず間抜けな受け答えになった。どこかで、どうせ決められないと高をくくっていたんだろう。
 あるいは、納得して欲しかったのかもしれない。
「一緒に行く」
 顔を上げたアオツキの目は、決意みたいなものを湛えていた。
「いいのか?」
 いいのか、じゃねーだろ。と、言ってから思う。おれは多分やっぱり、こいつの事なんて心配してないんだ。ただ、自信が無いだけなんだ。
「うん。まだ決めるわけじゃないけど……」
 急に情けない事を言い出すので、思わず脱力した。こいつ全然分かってねえ。
「おい! いい加減に……」
 キレかけたおれを制して、アオツキが釈明する。
「聞いて。自分は天晶堂が敵だとは思えない。だから見届けたいの。約束する、キミ達の事を絶対に裏切ったりしない。だから、連れて行って」
 その顔には、日和見をして決定を先延ばしするような弱さはなかった。
34609 ◆dWeYTO/GKY :2006/10/10(火) 01:22:42.88 ID:QbM1mRph
 それなら、おれがどうこう言う問題じゃないのかもしれない。
 そこで自分の主張を押し通すだけの自信が、おれにはなかった。
「先延ばしにしても、きついだけだぞ」
「……わかってる」
 アオツキが神妙にうなずく。

 落ち着かない気持ちをそのまま仕草に出して帽子の鍔を引き下げると、黙って歩き出す。
「カラミヤ君!」

 おれは振り向き、
「ヒロだ。仲間の前でおれをそんな中坊みたいな呼び名で呼ぶなよ」

 そしてまた歩き出す。すぐ後ろを、アオツキがついてくるのが分かった。
 さて、ルーファスには、何と言って紹介したものか。
35既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 01:23:34.88 ID:teGIoN0w
ユリフィナを見て満足しちゃった
一つ一つ長いよー。オススメとかある?
36609 ◆dWeYTO/GKY :2006/10/10(火) 01:24:18.04 ID:QbM1mRph
以上でした(´∀`)
37609 ◆dWeYTO/GKY :2006/10/10(火) 01:26:51.13 ID:QbM1mRph
>35
個人的にはぽん吉さんの話が好きです(*´∀`)
38既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 01:27:11.87 ID:rm7iQ13l
>>35
ユリフィナが一番だと思う
ほとんどの人が完結してないからだと思うが
39既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 06:41:15.57 ID:f56MdB+V
おはようage

読む人に好き嫌いがあるから。
一概にはどれが読みやすいとかってのはないですな。
40Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/10(火) 09:04:36.52 ID:/120WUrZ
おはようございます。
朝起きたらdat落ちして新スレに・・・
新スレでもよろしくです_(._.)_


>>35
自分はまだ全部読めていません。
ヴァナに行った人多すぎ・・・
41既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 10:13:07.28 ID:yYi+Q/A8
とりあえずage
42既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 12:06:03.24 ID:yrCNuJNc
とりあえず>>98まとめと天晶暦読んでおけばOK。
あとユリフィナさんの話読んでればなんとかなる。

メインストーリーはルーファスさんとリードさん。

設定関係は>>609氏などが詳しい。

基本的にこのスレの物語は>>98の話に絡む形で始まってる。
98以前の書き手も>>98に付随する形でネタ作ってるし。
例外はユリフィナさんくらいかな?

ただ、>>98不在の間にわかりやすい敵がいたほうが方向性が決まるという理由でフェイト追加。
神保守人たちによってフェイトが理想的な職場?ということになり、各種設定が生まれ、
>>98の世界とは異なる世界になった。
13スレ目でネタ重視、お話二の次スレが立ち、
住み分け図ってお話中心にしようとスレ建て直したが大御所たちが否定して現在に至る。

今の書き手はほとんど>>98知らないので本当に関係ないかもしれんが。
とりあえず>>98の話はこのスレにおいてはヨーロッパ語圏におけるラテン語くらいの価値がある。
43609 ◆dWeYTO/GKY :2006/10/10(火) 12:23:03.69 ID:yYi+Q/A8
自分は設定厨なので色々書いてるだけですよ(´∀`;)

人によって構想は違うと思いますけど、>>1にもあるとおり基本的に作者様毎の物語はそれぞれ別物です。
時折同じエピソードを挟んだりしてクロスオーバーさせてますけど、時系列とか社会・技術面の設定を照らし合わせると破綻しまくりする事でしょうw

あれです、ハットリ君とパーマンとオバQが映画だと一緒に活躍するけど基本的に別の話なのと一緒です(´∀`)
古すぎて分からなかったら、コミックス連載版と連載前読切版とテレビアニメ版と劇場版とOVA版と小説版とディレクターズエディション版とアンソロ版と同人版が乱立してる、くらいに考えるといいかもですw
44609 ◆dWeYTO/GKY :2006/10/10(火) 12:26:25.87 ID:yYi+Q/A8
あぁ、で、連レス

各作者様ごとの物語を繋げて一つの世界観を作ろうとしておられるのは256_Furcifer氏だったと思います。
自分は自分の世界観を作るつもりしかありません(´∀`;)
45既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 14:37:44.97 ID:I6Ibohyi
呼ばれた気がした(・ω・)

世界観を一つにまとめると言うよりは、世界観がずれてるひと同士が
同じとき、同じ場所に並び立ったとき、矛盾があればなるべくやわらげる、といった程度の、
物語の再解釈って感じでしょうか。
たとえるならばS=FとNWのキャラが同じ場で戦うためのV3と言いますか。(何この暗号

時間軸がたまに矛盾するのも完結を待たずしてフェードアウトしていく作者様がいるのも
一年中日の長さが変わらないのも闇王より強い小動物がいるのも
ポストが赤いのも全部赤鎧のせいです。個人的には。
46 ◆MwNTY7GtwI :2006/10/10(火) 14:41:52.99 ID:I6Ibohyi
スイマセン携帯からだったんですがトリップミスの予感
47緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/10(火) 16:43:51.20 ID:ewA9YzNL
私の話は基本的に、
現実世界→自キャラに→ひと悶着→オチ
で完結させているので、他の方の設定に関与することはないと…
今の所多分ないはずです、きっと…w

物語中も>>23のラストのように、読み手によって解釈が異なるように
書いているので、融通がきくようになってます。
48緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/10(火) 17:55:53.39 ID:ewA9YzNL
連カキごめんちょ。

普通に考えてみたら、ヴァナにいる姉が、PCの前にいる弟に向かって話しかけてるwww
ダメじゃんwwwwww図らずも題名通りにwwwww
あぁ、まぁ、敢て整合性を取るなら「自キャラ」じゃないからイレギュラーなケースって事でどうかひとつ…。

あと書いていて何度か疑問に思ったのが、
物語に関係ない冒険者は、リアルで操作されてるプレイヤーなのか?
それとも、そのヴァナディールという世界で暮らす冒険者なのか?
モンスターやNPC(ゲームに出てこない一般人も含む)は話の都合上、
自分と同等に動く世界の住人にする必要があるけど、一般冒険者をどう扱おうか少し悩むところであります…。

まぁ、これも書き手によって人それぞれな感じもしますが…。
49既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 20:09:13.27 ID:PgHY2NBN
age
50既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 21:32:04.07 ID:f56MdB+V
読んで面白いものが出来れば、
設定なんて後からついてくるものだ。

って、留守番電話に入ってた。
51既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 22:48:56.07 ID:W5/4qMdl
それいれたの俺
52既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 22:49:57.24 ID:W5/4qMdl
手かヴァナ限定でスレ進めてんじゃねーよカスが!
53既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 23:14:08.25 ID:f56MdB+V
>>52
留守電に入れたのは貴方でしたか。
いやぁ、わかっていらっしゃる。

どうぞどうぞ、貴方の望む物語をお書きになって下さい。
いいえ、心配はございません。
このスレには〆切などありませんから、
心の行くまでお書きになって下さい。
54既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 23:15:07.91 ID:W5/4qMdl
かかねーよ!
55Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/10(火) 23:16:18.98 ID:jmUMyS2f
投下乙でございます。
バストゥークにて、ついに三人が合流するのでしょうか。
こちらも、そろそろ次のストーリーに向けて動き出す・・・といいのですが。

作品はなるべく読みやすく・・・と気をつけてはいますが、他の書き手様の足元にも及びません。
ぽん吉氏の作品は独特で面白いですよね。私も好きです。

スレ13がスタートした際は多少の混乱もありましたが、避難所のありがたさが身にしみた一件でもありました。
ネタ用として新規に立った方と、それまでの流れを継承した前スレ13とが一時期並行し、
後者が残った形だったと記憶しております。

他の書き手様の物語とリンクするのには大変な労力が要りますが、やはり楽しいものです。
皆様の出された意見はもっともだなぁと思います。
世界観等のハードルや時系列等のハードルを考えてしまうと、ね。
ヒロさんの例えがわかりやすいです。私のはチラシの裏にボールペン書きくらいだと思います。
書いてしまってから、消しゴムでなかったことにできなくてそのまま進んでいくという・・・。
56既にその名前は使われています:2006/10/10(火) 23:23:33.00 ID:W5/4qMdl
作品ごとの時間がわからないので日付がついたまとめをまとめサイトにのせるのら!
57既にその名前は使われています :2006/10/10(火) 23:57:44.52 ID:E1BwH6HJ
>>56
>作品ごとの時間

投下日なら上のテンプレで
ヴァナ時間なら無理。作者ごとに色々リンクしてるためまとめが困難な為。
(しかも辻褄が合わない所多々有)
しかも完全独立の人もいるから現状ではまとめ不可能です。
58既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 00:30:09.71 ID:2x8R/BRq
そもそも、ゲーム本編自体にも時系列がおかしい所が多々あるので、
その延長と考えれば、クロスオーバー時の矛盾は気にしなくても、
良いのではないでしょうか。

例1)バス最終Mで戦うお方が、ジラMやると一緒に行動してたり。
例2)プロMが始まる前の話のシフAFクエが、プロM後にも出来たり。
例3)アトルガンに出張中の黄金騎士がフェ・インで内藤プレイしてたり。
59既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 00:50:47.61 ID:WkiLfIPI
独立した作品は別にいいよ

それよりすでにガサックになってンだから時間あわせろよ混乱するっつの

設定とか人の勝手に使うんならそれなんりのやり肩ってのがあるだろ

60Loufas ◆TTnPTs4wAM :2006/10/11(水) 01:03:41.01 ID:hIWZY36T
>>56
一応、他の作者さんとの打ち合わせ用資料としてならそういうものは作成してますが、
ネタバレ含むので公開は難しいでしょうなぁ…

>>59
書きたい人が書いているという現状で強制をすること自体ナンセンスだと思ってます。
設定の話に関しては同意ですが、それも同上と言ったところでしょうか。


さ、投下も無いのにでしゃばって申し訳ないage
61既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 01:26:40.97 ID:WkiLfIPI
っていうか
いきなりつっこんでいくな
いきなりきるするな
どう考えてもあわない作品につっこむなだれとはイわんが奈wwwww
さらにどうかんがえてもおわらすきないでしょう
きれいにおわらせられないのですか??
ミスラ好きだからミスラ活躍する話だけ呼んでますけど
何途中でいきなり書くのやめたりとかもしかして中の人に何かあったんじゃないかとおもって心配になってくるじゃありませんか
62既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 02:27:53.40 ID:2x8R/BRq
なんというか、
微笑ましい人ですなぁ。

特に物語を終わらせる必要は感じないし、
テキスト量だけなら、小説としては、まだまだだしね。
63既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 02:32:17.33 ID:WkiLfIPI
意見に対してコテ外して書き込みか
タルタルさんとかのクソコテよりたちわりーな
64 ◆MwNTY7GtwI :2006/10/11(水) 06:28:57.51 ID:aqZlynpi
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々って気持ちで。

書き始めの時点ではみんな適当だったので、コラボ中の今はなんとなく合わせてありますが、
無理に接触がない過去まで遡って合わせようとすると頭がおかしくなって死ぬ。
ので、あまり深く考えない方がいいですよ。

>>1でも、基本的に作者様毎の物語はそれぞれ別物です。
互いに矛盾や理不尽があってもおかしくないです。って明記してありますしね。

私個人のお話のなかでは、たまに他人と時間軸に矛盾が生じるのも、
赤鎧一味が昔に世界を制御するための結界を敷いたことによる、悪影響って事になってます。
無論これすらも共通見解というわけではないですし、結局は>>1に集約されると思います。

…すいません続きも書かずにこんなんばっかりでw
まぁともかく保守。
65Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/11(水) 07:38:50.13 ID:HuwyCF63
おはようございます。

66Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/11(水) 07:41:17.94 ID:HuwyCF63
必死チェッカーって簡単にできるんですね。二秒で。
67緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/11(水) 07:58:36.27 ID:x+qiyBRH
おはようです。今日も一日仕事中にネタを考えます…。
えぇ…次の物語のネタが全く出てきませんともw
68既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 08:33:52.35 ID:WkiLfIPI
いちいちちぇっくしてんじゃないよ
きんもー
69既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 11:12:35.49 ID:6uaP9DQ3
70既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 11:23:46.12 ID:WkiLfIPI
はいはいきもいきもい
71既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 11:54:50.01 ID:KDqhDfNV
誰かに強制されているわけでもないのに話を書いている人たちに、
俺ルールを強制しようと必死なID:WkiLfIPIがいるのはここですか?
ってか本当に必死だな。リア厨かホロン部かね?
色々仕込んでいる話がそんな簡単に完結したら、そりゃジャンプの10週打ち切りみたいなもんですよ。
話を終わらせるために書き続けている。ってことに気付かないと。
時系列・設定の統一にしても、同じ世界を舞台にしていても同じ話をしているわけじゃないので、それも難しい話。
大前提の『自キャラになってヴァナにいる』ってことが最低限の共通項であって、
ぶっちゃけたところフェイトだの何だのだって要素として取り入れる必要はない。
例えばリード氏の話とフル氏の話は異なるものだし、これをどちらかに統一したら話が必ずおかしくなる。
同じ世界、同じ場所、同じシーンの話でも、それは異なるパラレルワールドになっている。
ルーファス氏とフル氏のシーンの進み方が違うのを見れば分かりやすいように思えるけど。
さらに面倒なことに、各話は独立していながらリンクしている話でもあるからまた厄介なわけで。
まあ、来訪者の数だけ物語があるのですよ。混乱するってのは確かにあるだろうけど。
だからといって書き手が読み手に遠慮する必要はないんだけどな。




そんなことより俺はフル氏の"私"に萌えられればそれでいい。
72既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 11:58:40.91 ID:H9uBfeWF
スルーしる
つられたらまけだぞ
まけたらまけなんだぞ
73既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 12:18:18.29 ID:WkiLfIPI
意見出してるのにスルーとかすごいすれですね
74既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 13:45:02.98 ID:6uaP9DQ3
はいはいクマー

お前は何様なのかと
75既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 13:46:37.04 ID:LPlNRNXq
May 9, 1998
本日始めてFF11を始めた
噂とは違い日本人も外国人も少ないようだ

May 10, 1998
今日、一つ目のミッションを終わらした
思っていたより楽にすんだ、幸先がいい

May 11, 1998
2つ目のミッションをやろうとしたがミッションの途中にて初めて見るmobに秒殺された
自分のレベルが低すぎたのだろう

May 12, 1998
ひたすらヤグードを殴る
いい加減PTを組んでみたいものだ

May 13, 1998
あまりに孤独なのでPT希望を出してみた
3時間ほどヤグードを殴っていたが誰からも誘われなかった
あまりに単調な作業だったので眠気が凄いことに今夜はすぐに寝付けそうだ
76既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 13:47:37.76 ID:LPlNRNXq
May 14, 1998
どうやら私のいる鯖は初期鯖から分離された鯖らしい。
しかしそれにしては日本人を見かけない。

May 16. 1998
今日ようやくさきゅうについた、どうやらここにはがいこくじんがいる うだ
かみが きがつけばきんぱつに なて た。
いったい おれどう なて

May 19. 1998
今日 やと17なた

May 21. 1998
かゆい かゆい がいじんにLPもら にほんじん あいた です。

4
かゆい うま

May 25. 1998
HAHAHA ボブ!今日はサポートジョブとかいうのを取りに行こうぜ!lolol
77既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:03:51.27 ID:WkiLfIPI
>>74
お前が何様ですか?
78既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:05:51.51 ID:WkiLfIPI
ああ
たずねられたら答えてあげるのが礼儀だよね^^
ごめんね^^

スレ初期からみてる見る専用の人です^^
見てるから意見かいてるだけなんで^^
意見ウザいんならここじゃなくてめもちょうにでもかいていてください^^

さあ貴方は何なんですか^^
79既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:08:35.21 ID:ZvB8yPo2
>>76
ワロタww
80既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:19:22.45 ID:6uaP9DQ3
最初から見てるから自分の意見が通ると思っちゃったんですか^^;
あなたが見て正しいと思った事が実際に正しいかどうかは別の話ですよ^^;
あなたのレスには意見と言える程の謙虚さがまるで見られませんね^^;
内容だけで他人に何かが伝わると思ったら大間違いですよ^^;
81既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:22:45.61 ID:LPlNRNXq
今になって
「自キャラになって」じゃ無いことに気づいた

スレ汚しスマソ(´・ω・`)
82既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:22:48.40 ID:WkiLfIPI
であなたはなんなんですか^^
人にきいといて自分は答えないってとても失礼でスヨ^^
のうみそぶっとばしたろか^^
83既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:23:46.86 ID:WkiLfIPI
どう考えてもジャンクロードヴァンダムが最強です
84既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:23:57.46 ID:WkiLfIPI
みすー^^v
85既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:30:13.05 ID:WkiLfIPI
>>81
おもしろかったお^^
乙だお^^
86既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:47:03.77 ID:p0sJCphP
ああ、ID:WkiLfIPIはただのモブか。
自分で書いてもいないのに、クレームつけるのだけはご立派なことで。
文句があるなら自分で書きゃいいだけだろ。てめぇに都合がいいような話をさ。
それとも、ROM専だから^^;とか文才ないから^^;とか言って逃げちゃうタイプ?
自分で自分を貶しているのに気付かないでご苦労なこった。
日本語もまともに使えないようじゃ程度が知れるがな。
87既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:47:44.06 ID:WkiLfIPI
>>80
人のレスはちゃんと見てくださいね^^
貴方は何なんですか?^^
88既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:47:51.25 ID:6uaP9DQ3
>>82
ぼくちゃん、どうやって脳味噌ふっとばすのかなぁ?^^;
よかったらお姉さんに教えてくれるかなぁ?^^;

>>81
おもしろければおk
89既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:48:11.26 ID:WkiLfIPI
IDかえておつであります^^
90既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:48:42.58 ID:WkiLfIPI
>>86
そうだねプロテインだね^^v
91既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:49:27.85 ID:WkiLfIPI
>>88
IDかえてなかったのですね^^
ID変えて乙とかイッテごめんなさい^^;

どうやってとか多分念とかそこら辺^^きくかはしらない^^
92既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:50:51.46 ID:ZvB8yPo2
餓鬼は無視しとけ
93既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 15:51:39.31 ID:WkiLfIPI
そうだね^^
94緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/11(水) 16:50:44.99 ID:x+qiyBRH
始めてギコナビの透明あぼーんを使ってみた・・・
これは面白い機能だ。いや、しかしですね、「あの人」みたいな人
具体的に言ってみると
「結末を知りたいのに、本能の赴くままに行動すると、その道中を閉ざそうとしてしまう人。」
ん〜。まだ的を得ていない感じがするな…
「結果が第一、プロセスは適当、しかし、そのプロセスでは結果にたどり着けない人。」
ちょっと逆にありふれた感で離れた感じが…
「花火大会に行って、開催者にいつ終るのかと聞いたり、「綺麗ですねー。」と言ってる隣の人にお前は誰だと居える人。」
んー、もっと離れたな…まぁ、つまり、そんなキャラクターを小説の物語に出そうとすると、
筆者の常識に囚われてしまって、理想のキャラクター像にならないと思うんですよ。
そういうキャラクターのモデルになりうる人と、一晩ファミレスか居酒屋でトークしてみたいと…
私は思うんですよ。…えぇ、友達によく「お前って変な人だよな〜。」って言われます…。

>>81
バイオハザードを思い出して、すこしニヤけてしまったw
最後に開き直るのが特に良いw
でも、1998年ってFF11サービス開始が2002年5月だからβすらまd…うわ、なにをすrymえ…かゆ、うま
95既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 16:58:15.58 ID:LPlNRNXq
>>94をたべ うまかた です
96既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 17:58:47.67 ID:WkiLfIPI
アボーン乙
新参には用はないよみてないし^^
97256_Furcifer ◆MwNTY7GtwI :2006/10/11(水) 18:09:44.63 ID:na8+ald8
空気を読まず投下。あがってるので下げておこう。
98256_Furcifer ◆MwNTY7GtwI :2006/10/11(水) 18:10:27.02 ID:na8+ald8
噴水広場から取って返し、橋を渡って鉱山区へ。
風が吹けばそのまま流されていきそうな頼りない体にも、なんとなく慣れてきたような気がする。
トンネルを抜け、頭上に橋が架かる坂道を登りきると、
半裸のガルカやヒュームの土方っぽい人、それに冒険者や街角を警邏する銃士さんらが行き交う、
商業区とはまた違った趣の賑やかさが出迎えてくれた。
人の波をすり抜けながら、あるいは比喩でなく人にすり抜けられながら、
ざわめきの中から有意義な言葉を拾い上げようと耳を澄ます。

お給金が少ないってぼやきと大工房からの監察官に対する愚痴。
そういえばここには背景設定などではない、リアルな人の暮らしがあるのだと思い出させられる。
何故か銃士隊の回覧に載ったサンドリア領事館員赴任のお知らせに対する疑問。
こちら側で連絡を受けた領事館の人は、うまくやってくれたらしい。
大工房で事故が起こった、起こらなかったとかいうよくわからない口論。
レグナスさんの話と符合するんだろうか。GMもどきのやっかいな力の片鱗に背筋が寒くなる。
さっきすれ違った狩人ミスラが可愛かったなぁという暢気な感想。
そういえばバストゥークではあまりミスラの姿を見ない。目立つんだろうな、まだ鉱山区にいるかな?
繰り返される殺人事件はいつまで続くのかという不安の声。
……一体その中に、無念のまま命を刈られた来訪者の人は何人いただろうか?
99256_Furcifer ◆MwNTY7GtwI :2006/10/11(水) 18:11:02.11 ID:na8+ald8
くらーい気持ちになりながらどうにかふわふわと競売所前までたどり着き、階段に腰を落ち着けた。
相変わらず透き通ったままの手と膝の向こう側にある地面を見下ろす。
フルさんは、ルーファスさんは、みんなは大丈夫だろうか。
そういえば厳密に言えば、私自身も"フルキフェル"という人間に身をやつしているわけだけど、
自分がそうであるのに、自分の名前を他者に向け呼びかけるというのは、なんだか不思議な感覚だ。
私がやってくるまでは彼だけが"フルキフェル"であり、
私はなんというか、ちゃんとした個人だった…はずだった。
だけど、ヒロさんのようにリアルでの名前をちゃんと名乗ることも、今はできない。思い出せない。
それどころか、今思うと時折彼我の境界すら曖昧になっていた事もあったような気がする。
その感覚をうまく説明するのは、なかなか難しそうだけど。
私はこれから、どうなるんだろう? 彼は私を、どうしたいんだろう?
俯いていた顔を上げて横を見れば、アルテパ砂漠へとつながるコロロカの洞門、
その入り口でもあるツェールン鉱山が見える。答えを知っている"僕"は、あの向こうにいる
そう思うとなんだかいてもたってもいられなくなり、私は立ち上がって階段からふわりと飛び降りた。

ゲームの中ではコロロカの洞門でエスケプを使うと、
洞門とツェールンを隔てる鉄格子の、ツェールン側に出ることができた。
…って、私がいなくなってたらあっちはエスケプ使えるんだろうか?
まさかもしかして、今頃えっちらおっちらと洞門を歩いて移動中だったり?
そろそろ傾いてきた茜色の日差しが、ツェールン鉱山の入り口に差し込んでいる。
100256_Furcifer ◆MwNTY7GtwI :2006/10/11(水) 18:12:38.27 ID:na8+ald8
中は変な寄り道しなきゃ一本道だから、うまくいけば途中で会えると思うけれど…。
雲をつかむような人探しよりか、確実に会える人と合流したほうが何かと確実だし!
意を決して、一歩を踏み出そうとしたその時だった。

ふと、笛の音が耳を掠めた。
背後から届いたそれは柔らかく、安らぎをもたらし、私の意気を挫いていく。
影のない私の足元に、坂道の下から黒く細い影が後ろから伸びてきている。
振り返ってみると、そこにいたのは一人のタルタル。
逆光で真っ黒に見えるが、その輪郭は吟遊詩人のアーティファクトをまとっているように見えた。
私が振り返ったのを確認すると、詩人のタルタルさんは笛を奏でたまま、
くるりと背を向けて坂道を降りていった。
なんだか、その後姿をおいかけたくなって仕方がない。あの笛をもっと聴いていたい。
でもでも、コロロカに入ってみんなと合流を…。
迷う気持ちとは裏腹に、足は勝手にツェールンを離れ、
タルタルさんを追いかけて再び競売所方面へと向いていた。

タルタルさんは競売前から右手側に逸れ、南グスタベルグへ通じるゲート前で立ち止まり、
そこでようやっと私の方を振り返った。私がついてきているのが、ちゃんと分かっていたように。
纏う服は逆光によらずとも、真実黒かった。そして西日が照らすその顔に、私は見覚えがあった。
「…いっしょに、にげよう。ここから、ばすとぅーくから、あのひとから」
101256_Furcifer ◆MwNTY7GtwI :2006/10/11(水) 18:18:43.09 ID:na8+ald8
というわけで、ここまでで区切り。

急募:対人でヴィルレー歌ったことのあるお方
詩人37でとめちゃったんで高レベル歌の使用感はいまいちつかめないです…。
まあ、私の書くお話はゲーム内の話じゃないので!
実際のゲーム内で歌った感じと違ってても【許してください。】w

かゆうまから…そうかこれがマイク誕生の秘話なのかww
こういう改変ネタもまた楽しいですねー。
102既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 18:37:05.32 ID:WkiLfIPI
書き方うまいな
他のネトにあがってる小説と課なんか変な書き方だから困るけどここは安心して見れる
103既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 19:04:23.42 ID:x+OxPamE
ででおの話を書くスレかと思っt
104既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 19:19:36.25 ID:WkiLfIPI
ででお話は前出たぜほんとほんと
105既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 19:22:58.32 ID:2x8R/BRq
投下乙です
単純に会話がないからか、氏が良い本に出会ったからか、
前スレまでよりも、物語が流れている感じが出てる。
ワッフルワッフル〜


粗探しみたいで気がひけるんだけど、
最後から三行目の「ようやっと」てのだけ浮いてる気がしなくもないw
106既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 21:36:17.36 ID:aqZlynpi
指摘感謝です。
まとめに写すときにでもなおしておきます。でもなおさないかも。
107 ◆MwNTY7GtwI :2006/10/11(水) 21:49:00.38 ID:aqZlynpi
トリップつけ忘れました。ついでに保守
108Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/11(水) 22:54:38.25 ID:HuwyCF63
投下乙でございます。
保守保守。
109>>76の奇妙な続き:2006/10/11(水) 23:06:40.57 ID:LPlNRNXq
May 26. 1998
Wowボブ!食事を取るとこんなにもステータスが変わるのか!
そういやアイダホのグランパも毎朝欠かさず生卵を食べて、今日も夜の種まきをハッスルらしいぜ!
俺もさっそくとかげの卵をeatsするとしよう!lolololol

May 27. 1998
Oh…ボブ、残念だが今日は一緒に行けないよ
どうやら昨日の卵が当たったらしいhmm

May 28. 1998
ボォブ!なんとか持ち直したよ昨日までの体調の悪さは正直深刻ではあったが
だが、心配のしすぎではないだろうか

May 29. 1998
ボブ、気にすることはない、私はこのとおり元気さ
サポジョブクエのアイテムはそろっているがなぁにすぐ手に入るさ
そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が
世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが。
110Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/11(水) 23:53:04.13 ID:HuwyCF63
朝食を済ませた俺たちは、出かけるために身支度を整えた。
とはいうものの、俺の荷物なんて長剣くらいなものだ。
冒険に出るのに必要なものは、モーグリが確保してくれているはずのモグハウスに置いてある。
いまは乙女の絶対防衛線として立てた、屏風の向こうで着替えているメイミィ待ちだ。
あちら側では、彼女とモーグリが山のような装備品をとっかえひっかえしているのが窺える。
女性の着替えは、とかく時間がかかるものなのだ。ゆっくりお茶を飲んで待つ余裕くらいはある。

「リードさん、お待たせー」
赤い忍び装束に身を包んだメイミィが、屏風の影からひょっこり顔を出した。
俺は半ば驚き、彼女がまとうレリックの名前を呟いていた。
「甲賀装束・・・」
「いつもは遠慮しちゃってというか、着ないんですけど。わたしの本気装備です」
高性能なんですよ、と少し照れながら、しかし誇らしげに両手を広げて俺に見せる。
彼女の覚悟の表れだということは、誰の目にも明らかだ。
それが素直に嬉しい。もしかすれば、俺のほうが守ってもらうことになりそうだが。
「まずは俺のモグハウスに。いま所持金ゼロだから」
はい、とメイミィが言いかけて、“は”のまま開いた口がふさがらなかった。
「ゼロだったんですか」
「ゼロだったんです」
そんなたわいもないコトで、俺たちは屈託なく笑いあえた。
111既にその名前は使われています:2006/10/11(水) 23:58:44.57 ID:FT/FBA6T
なんだか微笑ましいカップルぶりにこっちが赤面age
112既にその名前は使われています:2006/10/12(木) 01:22:15.28 ID:sSvU1Lr1
上げておこう
113Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/12(木) 06:20:12.25 ID:MYbRyfNz
おはようございます上げ
114バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/12(木) 06:36:45.23 ID:kxKbAsAs
まとめサイト様復帰ありがとうございます。
感謝age

って早く続き書かなきゃ。
ストーリーは出来上がってるんですが、
如何せん文才がないもので時間がなhふおえj…

いい訳ですね、すいません。
115バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/12(木) 06:44:50.32 ID:kxKbAsAs
紹介テンプレ

初出: スレ1の898
PC(仮)名:Bareiluyareilu(バレィルヤレィル)
中の人:バレ【1-898】
種族フェイス:タルタル F6 B
ジョブ&Lv: 黒魔道士30 白魔道士30 赤魔道士23
特記事項: 基本的にリアルからそのまま来た感じ。
独自イレギュレーション
tell、shautはできない。
プレイヤーが使うsayは来訪者にとっては叫んでるように聞こえる。
shautは拡声機を使ってるのかと思うくらいに聞こえる。
現実世界と同じく殺されたら死ぬ。同時にリアルに死体が出現。
基本的に装備品は所持してるものしか着れない。競売で買って着れる保証は無い。
店売りの場合は仕立てで入手可能。
活動エリア:ウィンダス連邦内 
他キャラとの接触:直接は無し。
このスレの主流である「赤鎧」「黒マント」の出現の予定はないので関与は無理そう。
116既にその名前は使われています:2006/10/12(木) 09:50:15.65 ID:2TRQ0mHA
くそぅメイミィさん可愛いなぁ保守
バレィルさんも楽しみにしてます
117Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/12(木) 12:35:53.29 ID:K1j3evmF
>>109
マイクが朝日の社説にΣ( ̄□ ̄;)
その進化?は想定外・・・トカゲの卵【計り知れない強さです。】




少し続きを。
118Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/12(木) 12:42:46.07 ID:K1j3evmF
「おい、ちょっと待て!!」
「待てと言われて待てる人はいませんッ!!」
「それは確かにそうだが・・・いやそうじゃなくてだな!!」
そんなやり取りをしながらの追いかけっこ。先制を取った分と体格の差から、私に多少の利はあった。
植え込みの隙間を通ったり二階から手すりを抜けたりされれば、体の大きいガルカにはやりづらい。
しかし体力の面では間違いなく相手が勝っている。うまくまかないと、すぐに捕まってしまう。
それでも何とか優位に立てるのは、複雑な地形のサンドリアと言う条件があるからだった。
ありがとうサンドリア。入り組みすぎ。
・・・・・・でもッ。
「ガルカに追われるのはかなり怖いッ!!」
「なら逃げるな!!」
ああ、無茶をおっしゃる・・・
「・・・っと」
不意に足を取られたたらを踏む。膝が笑っているのに初めて気がついた。
足に力を入れようとしても入らず、ついには倒れるように膝を突いてしまう。
まずい。
すっと視界がかげり、ガルカが私の後ろに立つ。
「ここで終わるのか?」
それは、私への言葉だった。
119Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/12(木) 13:02:34.47 ID:K1j3evmF
以上です。
テンプレートがいまいち分からず・・・こんな感じかしら。


初出:避難場所123
PC(仮)名:キーゼル(Kiesel)/中の人:Kiesel◆nu123wJPbk
種族フェイス:ヒュム♂F4金
ジョブ&Lv:自称戦士。でももしかして赤じゃない?ともっぱらの噂。サポ不明
特記事項:中の人は知識も技能も村人A。小さい。何故か"シオン"と同じ装備を持つ。
活動エリア:サンドリア
前スレまでのあらすじ:朝起きたら男になっていた。それも、既に引退している自分のキャラに。
とりあえず情報収集をはかるが、成果が出る前にハルヴァーに呼び出され、職務質問を受ける。
双子の騎士を世話役(監視役?)につけられるも、朝っぱらから黒衣の者に襲われてしまう。
ちょっとキレちゃったきーさんは黒衣の者をしばき倒し撃退させるが、一難去ってまた一難、今度は引退したはずのフレに命を狙われることに。
果たして提出期限の迫った書類はどうなってしまうのか?
他キャラとの接触:なし
独自レギュレーション:現在不明
120既にその名前は使われています:2006/10/12(木) 15:26:40.72 ID:sSvU1Lr1
あげあげ
121既にその名前は使われています:2006/10/12(木) 18:44:35.72 ID:2TRQ0mHA
命じゃなくて書類の心配かよっw
ここからどう転ぶのかwktkしちゃうからなこの野郎ー
122緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/12(木) 18:46:14.59 ID:fF7kSLZh
>>119
投下乙というのは簡単だ…
だが敢て言おう!投下乙であると!

ガルカって実際に目の前にいたら怖そうですよね…。
なんというか横幅というか肩幅と、脚の長さのバランスが…。

短編専門で書いてる私はテンプレ書きにくいし、
書き始めたばかりなので、書くにしてももう少し投下数増やしてからにしておきます。
一応全話て同じ現実世界とヴァナという設定にはしてあります。
ついでにage
123既にその名前は使われています:2006/10/12(木) 21:53:50.22 ID:bFBj/ff5
保守あげ
124Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/12(木) 22:11:34.87 ID:MYbRyfNz
投下乙でございます。
バレ氏の続編を心待ちにしております。
ガルカは迫力ありますね。
エルLで(身長だけなら)負けないつもりですが、やっぱり怖いですね。
125Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/12(木) 23:53:47.45 ID:MYbRyfNz
「モーグリ、悪いが外を見てくれ。そろそろ出る」
「まかせるクポ!」
さりげなくだぞ、と重ねて声をかけた。
安物のスパイ映画のように、ガチガチに気合を入れるモーグリ。
ささっと窓に近づき、ちらっと外を見ては顔を引っ込め、また顔を出しては引っ込める。
そしてドアをわずかに開け、その隙間からきょろきょろと居住区の通りをうかがう。
モーグリの挙動不審ぶりがなんともコミカルで、メイミィはくすくす笑いを漏らしていた。
しかしこれ以上やらせていては、どんな墓穴を掘るかわからない。
「グッジョブだ。さすがだな」
目を輝かせて背中の羽根をパタつかせるモーグリの頭を抑え、改めて自分で確認する。
「―――問題は、ないようだ」
むしろ、それが引っかかる。
上層担当のハイプリースティスには、“あの男”から情報が流れていると想定するのが自然だ。
だとすれば、こちらの態勢が整っているとはいえない今、なぜ襲撃してこない?
あちら側にはあちらの事情があるのか、別の場所で待ち伏せか。
無論、期待してはいけないが、まさか面白がって伝えていない可能性も・・・。
「空蝉は、街中だろうと切らさないで」
はい、とメイミィは印を結び、すぐさま触媒無しで空蝉が展開された。
「行こう」
ドアノブに手をかける寸前で俺は振り返り、その服似合っているよ、と彼女に告げた。
126Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/13(金) 01:20:07.69 ID:0WYKOw3s
上げます
127既にその名前は使われています:2006/10/13(金) 06:44:19.30 ID:KJuerCGg
忍具の知識いいなーいいなーage
128既にその名前は使われています:2006/10/13(金) 08:08:59.42 ID:bMPWTPNO
モーグリぃぃ
その仕事はジョブ的に忍者であるメイミィの仕事ではぁぁ?

だが、可愛いので問題ないage
129既にその名前は使われています:2006/10/13(金) 08:10:40.95 ID:f4iU2PxR
おはようございます・・・本能で動く人間約一名は久々にRomりにきてここで見事にクマクマ釣られたので俺ではない。
小説って久々に見ると面白い作品でも速読してしまうんだなぁ。

なんか住人同士で揉めてるが緑茶氏のと初期からいましたさん氏の発言もにょるなぁ・・・。
俺は学生時代、語学がイマイチだから内容が理解できなかった。

俺の国の翻訳機能に二人の会話をかけてみた。
(結果。)

    /    ||    :ヽ
   ┌|(⌒ヽ :|| ..:⌒: |┐   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |::|::ヽ.__:):||(___ノ ::|::|  │ 
    |:|: ..   :||    .. |:|  │ 
    :|: ..   ||    ..|| < >>ジュワワワジュワワ、 ジュワジュワジュジュワワワワワ
     :\ [_ ̄] /::|   │ 
::     |\|_|_|_|_/:::|    \________

よくわかった。
130既にその名前は使われています:2006/10/13(金) 11:57:23.07 ID:KJuerCGg
M78星雲おつ。
131既にその名前は使われています:2006/10/13(金) 13:16:02.52 ID:Z+NixLbb
自キャラになったらする事。

・トイレや風呂着替え3食分の食料の存在を確認する。
・倒した敵にしがみ付き、どこにテレポートされているのか確認する為着いていく。
・競売のカウンターの中にはどんな人が入っているのか確かめる
・ガルカとタルタルが同時に同じ武器を手にとったら大きさがどう変化するか確認する。
・バタリアの氷河に通じる段差を軽く乗り越えたら、何か不穏な出来事が起こるのか確かめてみる。

132既にその名前は使われています:2006/10/13(金) 16:17:41.23 ID:bMPWTPNO
>>129
緑茶氏と初期から居ましたさんは会話してなくね?w
緑茶氏が一方的に観察してるだけのように見えるw


常連が連投してる中に、ネタ系ではない独自の短編を書けるのは凄いと思うけどな。
投下してる人は皆ゆるぎのない独自の世界観があるから書き続けられるんで、
緑茶氏本人も言ってるが、(良い意味で)みんな変人なんだろうなwww

ついでに保守あげ
133既にその名前は使われています:2006/10/13(金) 17:59:05.91 ID:I9cTDtrs
エクスカリバーゼロage
134325 ◆/NV2bXE06g :2006/10/13(金) 20:26:49.93 ID:ONfhzzHM
Montblanc:難しいお話は食べてからクポ、モグはもうお腹がすいて死んでしまいそうクポ
 
 彼女は釈然としないまま、押し黙る。世話役の彼の行為はとてもありがたく、そしてとても鬱陶しかった。
 しかしながら軽く食べて来た上に、先ほどまで気絶する程疲労していた彼女にとって、正直食欲をそそられる状況では無かった。

Montblanc:ヒロ様も如何クポ? あまり量はないけど、おいしいクポよ
Hiro:おれはいい。もう行くよ
Montblanc:その格好で出かけるクポ?

 彼は自分の姿を省みる。元々赤を基調としたアーティファクトは、返り血で更に赤黒く染まっていた。
 外を歩くだけで銃士隊に呼び止められてもおかしくは無い。

Hiro:ええと……
Montblanc:お洗濯をするクポ。だから上着を脱ぐクポ
Aotsuki:その方が良いよ

 素直に…とまでは言わないものの、彼はしぶしぶ承諾した。
 
Hiro:先に食ってろ
135325 ◆/NV2bXE06g :2006/10/13(金) 20:27:37.55 ID:ONfhzzHM
装束は血が既に固まっている為か、彼は実に脱ぎにくそうにしている。
 彼女はその様子を眺めていた…はずだったのだが、夢の中へと既に意識は落ちていた。

Montblanc:しょうがないご主人様、よほど疲れたクポね
Hiro:ガキかこいつは。
 
 彼のついた悪態に、モンブランは微笑を浮かべた。



  ・
  ・
  ・
  ・
  ・
  ・

136325 ◆/NV2bXE06g :2006/10/13(金) 20:28:13.16 ID:ONfhzzHM
とりあえずここまでで…(´・ω・`)
137既にその名前は使われています:2006/10/13(金) 22:12:14.85 ID:QH1Wm79x
緑茶氏はあぼーん使ったとしか書いて無いのに、
初期から居ましたさんが『自分があぼーんされた』と思って返してる部分があるから、
その辺を誤解したのだと思われ

何を隠そう、初期から居ましたさんを煽ってたのは俺だしな!age
138既にその名前は使われています:2006/10/14(土) 01:01:36.75 ID:+i4FRsHi
いるよね、こういう空気の読めない人
139129:2006/10/14(土) 03:04:44.09 ID:RLQpuSbO
129だが、一つ言いたいことがある!
黙ってここ読め!!!(涙)
http://riceballman.fc2web.com/AA-Illust/Data/UltraMaso.html
ギャグが通じなかったOrz
140既にその名前は使われています:2006/10/14(土) 08:09:31.83 ID:RLQpuSbO
会話内容がまったくわからんかったのは事実だが、
自称初期からいました氏は誰かをからかうか釣るためのギャグじゃないの?
141緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/14(土) 12:05:30.86 ID:WWeTtPqU
>>137
投下乙です。
ヴァナディールには石鹸はあるようですが、洗濯はやっぱり手洗いなのでしょうかね。
洗濯板と桶を使って衣服を洗うモーグリはなかなか似合いそうですね。

さて、こちらも書き上げたので投下したいと思います。
今回はクロスオーバーとまでは行きませんが、他の作者の話を知っていると
ニヤっと出来る部分を入れてみました。
142緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/14(土) 12:07:35.18 ID:WWeTtPqU
スーツ姿の男が駅に向かって走る。ビジネス鞄を脇に抱え走る。時計を気にしながら走る。
日付も変わった夜の繁華街の明かりの中を走る彼はさしずめ試合終了間際のフットボールプレイヤーであった。
駅へ続く最後のコーナーを曲がった彼に与えられた現実は、
警笛と赤いランプ、下ろされる遮断機、駅へと滑り込む最終電車、だが改札口はまだ遠い…。
「だああああ、間に合わなかっ…た…。」
夜の空気を切り裂いて駆けていた足が止まり、脇に抱えていた鞄を手に持ち直し、
大きくため息をつき肩を落とす。その後姿は敗北者そのものだった。
「今日はついてないな。……んんんむ…どうするか。」
取り出した携帯電話の光が彼の顔を闇夜に映す。握っている手はまだ動かない。
「(明日から連休…だけど何も予定ないしタクシーは勿体無いか。一人で時間潰すのもアレだしな…。)」
携帯電話をアドレス帳代わりにしていた彼の指が動く、近所に住む数人の女性の名前が浮かんだが、
携帯を弄る指が止まり、通話ボタンを押したのは男の名前だった。
酒もカラオケも今日は気分ではない。ファミレスでバカトークをする時の相手は男が良いと彼は知っていた。
トゥルルルル…トゥルルルル…呼び出し音が鳴る。
トゥルルルル…トゥルルルル…この相手に電話をかけるのは久しぶりだ。
トゥルルルル…トゥルルルル…そもそも、生きてるかな?……
「よぉ、こんな遅くにどうした?」
「お、生きてた。」
終電に乗り遅れたサラリーマンに生死の心配をされた男が原付に乗って駅へ着いたのは、
その十五分後の事であった。
143緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/14(土) 12:08:29.85 ID:WWeTtPqU
暫く歩くと目的のファミリーレストランについた。一階部分の駐車場に原付を置くと、店舗のある二階部分へと
階段を上がる。店から出てきたカップルとすれ違う。こっちは男二人で、向こうはカップル、一瞬頭を過ぎった
勝ち負けに関する感想は、男二人共々声に出さずとも判っていた。
店内に入ると閑散としていた…と言うか、先ほどのカップルが最後の客だったのだろう、
店内に他の客はいなかった。店員に案内された入り口に近い席からは、窓ガラス越しに暗い住宅地の中に
煌々と光るコンビニエンスストアが見て取れた。
「とりあえず、ドリンクバー2つと山盛りポテトフライね。」
スーツ姿の男が、座る前に、メニューも見る前に店員に注文を取る。
店員は慣れた口調でドリンクバーがセルフサービスという事を伝えると、店の奥へと消えていった。
店内に残ったのは上着を脱いでワイシャツ姿になった男と、それとは対照的にトレーナーにジーパンの
カジュアルスタイルの小太りした男だった。各々の好む飲み物を取りながら会話が進む。
「しかし、なんでまた、こんな夜中に呼び出したのさ?」
「いやさぁ、会社の昼休みに同じ職場の彼女に別れ話したらさ、ボコボコに殴られて、痛みが引かずに、
時間内に仕事が終らず残業…んで、ここの駅よって軽く飲んでたら、終電乗り過ごしたってわけさ。」
「自業自得じゃねーか、どんな彼女でも振った男が悪い!」
「お前がよく言うよ。彼女、容姿端麗、スタイル抜群、キレイな黒髪…なのは良いんだけどさ。 酒癖悪いわ、
文句があれば口と手が同時に出るわ。正直手に負えなかったわ。」
丁度運ばれてきたポテトフライに二人は手を伸ばす。ファミレスながら、カリっとアツアツ、塩が良く利いて
話のツマミには合格点だった。小太りの男が戻る店員を止め、追加注文をする。
「チーズたっぷりプレーンピザと若鶏のから揚げ追加でー。」
144緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/14(土) 12:09:08.72 ID:WWeTtPqU
「で、お前の方は最近なにやってたん?一説によるとゲームのしすぎで電子の海で溺れ死んだとか。」
「死ぬかッ!ちゃんと生きとるわッ!あーあーあー、そういえば、今日…いや昨日か、ここらへんで、
 交通事故があって予備校生だかの女の子が亡くなったらしいよ?」
「ふむぅ、そういうの聞くと、車を運転する側としては、畏まる思いだなぁ。」
「なんて言うかアレだよね、うら若き乙女は悦びを知らぬまま…。」
そこまで言って、ワイシャツ男がポテトを口に運んでいた手を止め、呆れた口調で挟む、
「だからお前はモテないんだよ…。」
先ほど頼んだピザとから揚げが運ばれて来る。未だに皿の上で焼ける音を立てる品を見て感嘆の声を上げて言う。
「いやいや、単に出会いがないだけさ。……ピザ、お前も食う?」
ナイフとフォークを取り出し、すっかり戦闘態勢が整った男に手助けはいらなかった。
「から揚げだけでいいや。…あと、理由はそれだけじゃない…と思うけど…。」
その言葉はすでにピザと格闘中の相手には気づかない、見ている方が腹一杯になる食べっぷりだ。
しかし、快調に進んでいた手が止まる。何かを思い出したかのように顔を上げる。
傍らに置いてあるメロンソーダで口の中のものを喉に流し込んだ。
「そうだ!電子の海で溺れ死ぬ!思い出した!どこから話そうか?最近起きてる連続失踪事件知ってるか?」
「ああ、知ってるな。最初は単なる家出で済まされてたみたいだが、全国各地に多発してて、あまりの唐突さ、
残された荷物なんかを見る限り、一部では、また某国に拉致されてるんじゃないかって話もあるぐらいだ。」
「おお、さすが社会人、よくわかっていらっしゃる。向こうの国からミサイルぽちっとな〜とやられたら一大事
だから、マスコミや政府は、その結論は達さないようにしてるらしいけどな。」
ピザ男は強調するかのように、次の戦いへ向けて呼び鈴を押した。
145緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/14(土) 12:10:39.78 ID:WWeTtPqU
「少し話しは飛ぶぞ?お前ネットゲームでMMORPGって知ってるか?ネットの中で闘ったり、暮らしたりする
ゲーム。で、そのネトゲの一つで、俺もちょっと前までやってた、FF11ってのがあるんだが。」
確認したいこと、伝えたいことが多いのか、ぎこちない質問になっている。
「あぁ、どういうのかは知ってるし、ファイナルファンタジーだろ?それも知ってる。」
「ここからが恐ろしい噂話なんだが…あ、手打ちヒレカツ膳で。」
店員がメニューを聞きに来ると、すぐさま次の対戦相手の名を呼んだ。
「…俺はお前が恐ろしいわ。」
「噂話によるとな、失踪者は全員そのプレイヤーで、ゲームの中に閉じ込められたって話だ。」
しばらくの間、二人の沈黙が店の中を支配する。
「それはひょっとしてギャグでいっているのか?常識的にいってありえないだろ、そんな話。」
「いやいやいや、それがな、ゲームの中でありえないアイテム、マウンテンバイクやトイレットペーパー、
食卓塩なんかを見たって奴がいて、失踪者と一緒に消えたものと合致するって噂だぜ?」
「ショクタクエンて、この食卓塩?」
テーブルの上に置いてある、白い調味料の入った小瓶に指を差す。
相手は、ほぼ同時に運ばれてきたヒレカツ膳に目をやりながら首を縦に振っていた。
「そんなもんどうするんだよ?てーか、噂話を通り越して、荒唐無稽の都市伝説だな。」
「まぁ、俺も含めてネットジャンキーが騒ぎ立ててる噂話にしかすぎないけどな。」
ヒレカツとの戦闘音だけが店内に響く中、ファミレス入り口の扉が開く、女性が一人入店してきたようだ。
飲みすぎの大学生だろうか、疲労感のある顔が見て取れる。座りたい場所があるらしい、窓側の席を指差すが、
その腕には力がなかった。
146緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/14(土) 12:11:17.77 ID:WWeTtPqU
ヒレカツ男の手が止まった。入店してきた女性が席へ向かう後姿をまじまじと見ている。
「あの子、ミスラのコスプレしたら似合いそうだ…。お前ネコ好きだったよな?」
「じいちゃんの家にいる黒猫のクロは、世界一可愛いネコだと言えるな。
今のアパート、ペット禁止なんだ。一人暮らしじゃ世話も出来ないしな。」
その事を忘れていたネコ好きの男は思い出した現実に肩を落とす。聞いていないのにヒレカツ男が説明する。
「ミスラってのは、ネコ耳に尻尾がついた、女キャラでな…。あ、すみませんフレッシュフルーツパフェ追加で。」
女性を案内した店員に、ヒレカツ男は終盤戦の相手を指名した。
ネコ好き男の頭の中は既に祖父の家だった。幼い頃遊んだ家の中でクロが小生意気な顔でこちらを見ている。
だが、それが何とも言えず可愛らしい。お気に入りの場所はミドルタワーのパソコンの上だった。
「あ、最近連絡取ってなかったけど。うちのじいちゃんもゲーマーだったな。さっきの噂知ってたりして…。」
呆れて視線を窓の外に移す。コンビニには、同じ社名のトラックが搬入作業をしていた。夜の帳の幕が引くのも
そろそろだろうか。視線を戻せば、ヒレカツ男はパフェ男と変貌を遂げていた。
「あぁ、ネトゲ失踪事件の話の続き…というか、今ネットで盛り上がってる話題があってさ、失踪するときに、
 現実の物を3つまでゲーム内に持ち込めるらしいんだわ。そしたらお前、何もっていく?」
「酒と煙草とコンドームかな。」
胸のポケットにある煙草の箱に手を伸ばすが、指先でトントンと軽く叩くと、火がなかったことに気付く、
ライターをどこかに忘れたか落としてきたらしい、代わりに3杯目のコーヒーで口を潤した。
「カッコイイこと言うねぇ。俺なら弾数無限の地対空四連装ロケットランチャー"スティンガー"だな。」
にわか武器知識を披露すると、パフェ男は真似するかのように、六杯目のメロンソーダを喉に流し込んだ。
「………ってか、それ用意できないだろ?」
147緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/14(土) 12:13:27.58 ID:WWeTtPqU
夜明け前のグッタリとした空気が店内を包む中、パフェ男の戦闘は終った。七杯目のメロンソーダを取りにいく。
一緒に持ってきたストローの包装紙を蛇腹状に小さくし、その上にストローで器用に一滴を垂らす。すると、
包装紙は死に掛けた虫のようにモソモソと動き出す。垂らした水滴が全体に行渡ると、息絶え動かなくなった。
「もう五時かぁ、始発もそろそろ動いてるかな…。」
窓外の空は暗き色を地平線の辺りから白色で侵食し、雲はその向こうにある太陽の光を受け、オレンジ色の
朝焼けを映して、一見すると朝か夕方か分からないが、行き交う人と車の量が、現在時刻を物語っていた。
女性がレジに行き、店を出る。コーヒーを飲んで一息ついたのだろうか、先ほど見かけた時よりも、その
顔には確たる意思のある眼があった。扉が閉まると、一息の間が経った後に二人は顔を合わせる。
「そろそろ俺らも出ますか。」
言われてパフェ男は数回書き直された伝票を手に取り、金額を確認する。
しかし、財布には相当する所持金がないことに気付き、バツが悪そうに、伝票を目の前の男に渡した。
「あぁ、良いって呼び出したのはこっちだし、今日はおごってやるよ。」
その言葉にパフェ男は感謝した。一方、手に取った伝票に合計金額を見て、ため息をつき、見飽きた外の景色に
目を移した。交通量の少ない道をトラックが走っている。コンビニの方から何か食べながら歩いている男がいる。
トラックの速度が増す。男の位置からでは角を曲がった先の道を走るトラックは見えない。
「まずい、危ない!」
だが、窓越しの彼に声が届くはずもない。両者が衝突する瞬間、見かねて目をそらした。車の甲高いブレーキ音
が聞こえ直後、衝突音が聞こえた。異常な音を察知し満腹男も窓外に目をやる。そこにはタイヤのブレーキ
痕と電柱に突っ込み運転席部分がひしゃげているトラックがあった。
「おい!ちょっと…早く行こう!」
148緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/14(土) 12:15:25.77 ID:WWeTtPqU
会計を素早く済まし、階段を駆け降りる。そこには、現場を見たのか、音を聞いて駆けつけたのか、
偶然居合わせたカメラマン風の男がフラッシュを焚いていた。トラックから運転手が出てくる、
特に怪我はないようだ。軽く折れ曲がった電柱と、ひしゃげたトラックをみて落ち込んでいた。
「いや、そうじゃないだろ。轢かれた人はッ!?」
電柱とトラックの間を覗く。いない。付近を見回す。いない。車体の下を覗く。いない。
トラックの向こう側に回る。いない。どこにもいない。
500mlの牛乳パックとレジ袋が落ちている。誰かが居たのは間違いない。満腹男を見て言う。
「おい、今誰か人が轢かれてたよな?」
「いや、見てないよ。何か見間違えたんじゃないか?」
地面に落ちた牛乳パックとトラックをファインダーに入れる為、地面に寝そべってシャッターを押している
カメラマンに声をかけようとしたが、近所に交番があるのだろうか、駆けつけた警察官に遮られ、
声をかけるタイミングを逃した。主人を失った牛乳が、代わりに白い血だまりを広げていた。
「もしかして、これが噂の失踪事件?……いや、まさかな…。」
夜の終わりを告げる朝日が差してくる。秋口の心地よい風が流れていく。男二人は、ただ現場を見て立っていた。
「ゲームの中に現実の物を持っていくって話さ。俺はまだ残した仕事があるし、新しい彼女も探さないとだから、
当分ゲームの中に行くのは遠慮しとくわ。」
「そうだな、こっちもクリアしてないゲームあるし、これから発売されるゲームもやりたいしな。」
二人は、それぞれの使命と決意を確認した。いつか再び会う約束をし、各々の道へと歩みを進めた。
149緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/14(土) 12:55:21.34 ID:WWeTtPqU
以上、投下終了です。
今回もキャラ名・人名は出さず、会話するのは二人のみ。
投下分で二人が絡む話は終わり、投下したものだけで読める短編系。
現実世界ありきのゲーム世界、またはその逆を意識した内容に(したい)。

今回のネタは、
『自キャラになった』人がいたら、現実世界はどう動くのか〜発端編〜でした。
150Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/14(土) 16:45:47.70 ID:XBIFVR/l
投下乙でございます。
とりあえず、保守のみにて。
151既にその名前は使われています:2006/10/14(土) 17:10:59.64 ID:bkQ0jK/Y
エクスカリバーゼロあげ
152既にその名前は使われています:2006/10/14(土) 17:14:58.11 ID:ZtShabdc
緑茶さん自身のキャラ【興味があります。】
153??? ◆35//hs0Y0Y :2006/10/14(土) 20:50:00.65 ID:UnsXnkKj
上げないと!上げないとだめだ!!
きっと!!多分っ!!!
154既にその名前は使われています:2006/10/14(土) 23:51:02.90 ID:ZtShabdc
うむ、しからば保守
155既にその名前は使われています:2006/10/15(日) 01:31:39.16 ID:f3cdbFYn
保守
156既にその名前は使われています:2006/10/15(日) 04:32:26.78 ID:61pUz2sQ
エクスカリバーゼロ皿仕上げ
157既にその名前は使われています:2006/10/15(日) 04:54:58.83 ID:YU3f6Hf6
えくすかりばーといわれたら俺は半熟英雄を思い出すんだが・・・。
158既にその名前は使われています:2006/10/15(日) 08:29:54.24 ID:vNvtYgmm
マサムネる?
159既にその名前は使われています:2006/10/15(日) 11:58:43.93 ID:f3cdbFYn
ageage
160既にその名前は使われています:2006/10/15(日) 16:19:30.87 ID:jasWxJ9l
さて、ageage
161緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/15(日) 16:58:21.45 ID:dpJcmCPJ
リード氏へ、作中の台詞をそのままお借りしました。
だからといって本人という訳ではないのであしからず…
話が破綻しないぐらいの他作品との絡みは現状ではこれが精一杯でしたorz

>>152
実を言うと私自信(のキャラと、この場合は言うのかな?)は既に投下した話の中に出ています。
リアフレが読めば一発で分かるぐらい「まんま」ですw

初めてスレを読んだ時、「自分」が「自キャラ」になる必要はなく、
単純にそういうシチュエーションの話を書くだけだと思っていたので、あまり意識はしてませんでした。
で、後でまとめWikiみてから「あーやっちまったか?」と少し思ってたりしたりして…。
162既にその名前は使われています:2006/10/15(日) 20:31:56.30 ID:L3IEiwyX
おいィ?これ以上放置するとマジに落つるんだが、、
保守すべきでしょう?
163Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/15(日) 23:03:17.94 ID:rXzaDPEw
保守いたします。

>>161
レスする時間が取れず、保守のみにて失礼いたしました。
素敵な作品にセリフを使っていただき、ありがとうございます。
これがアノ人で、こっちがアノ人で・・・と当てはめたりして、
思わずニヤリとしてしまいました。
164既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 01:21:04.47 ID:tpp9RlWi
素敵な作品…か?w
「自キャラ」になってすらいないしw
165既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 02:16:24.71 ID:LsMZvIP2

今日のあぼーん推奨ID
166既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 02:59:53.19 ID:4vv+K3/y
もはや小説よりID晒し合い、必死チェッカー突込み合いのカオスのほうがネトゲ実況板らしくて面白い。
というか元々そう言うネタ系だったもんな。邪気眼をあえてやるからネタになる。
本気でやる奴は10年後俺ノートを見て頭がおかしくなって死ぬ。

・・・昔は住人もっと仲良かったが。
167既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 03:01:45.73 ID:4vv+K3/y
必死チェッカーで質問だが、俺の環境だとIDコピペして検索しても「無い」と出るので、
いちいち必死チェッカー上の全IDをCTRL+Fで検索して調べてるんだがなんでこうなるんだぜ?
168Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/16(月) 03:21:05.53 ID:DX7L1lHW
>>167
必死チェッカーは使ったことがないです・・・
POLで検索に引っかからなかったことならあります。
私はいない存在なのかしら(´・ω・)




そんなわけで続きを少し。
169Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/16(月) 03:23:59.48 ID:DX7L1lHW
女神像の前にひざまずく姿を見つける。
「ここにいたのか」
歩み寄り声をかけながら、そびえる女神像を見上げた。
シアー装備の青年は膝を払い立ち上がり、彼女に微笑みかける。
「信仰を持つ者だもの」
「私は、神は信じないな」
「言うと思った」
くすくす笑う。
彼女の肩を包むように両腕でそっと抱き、同じように女神像を見上げる。
「あなたも、旅立つ前に祈ったんでしょう?」
「・・・ああ」
今は失われた信仰。目に見えぬ奇跡が何の役に立つのか。
「怒ってる?」
「そう見える?」
「・・・ううん」
首を振り、払おうとする手に抗わず離れる。
「しばらくバスにいるんだから、祈るなんていくらでもできる。鉱山の死者にでも祈れ」
「それは・・・あそこは、ちょっと」
はっきりと嫌な顔をし、小部屋を出る彼女の後ろを追う。
170Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/16(月) 03:27:05.28 ID:DX7L1lHW
「バストゥークに来るのは久しぶりだね」
「ああ」
他愛ない話題に、適当に相槌を打つ。
どこのバザーで何を売っていただの、どの店に新しい品が並んでいただの。彼女にはまったく興味がなかった。
すれ違う冒険者の装備にわずかな興味を持つくらいで。
それでも彼らの姿は、仲が良さそうに見えた。
金髪のエルヴァーンの青年に、赤い髪のミスラの少女という組み合わせは、冒険者としては決して奇異なものではない。
「あ」
不意に青年が声をあげた。チョコボ厩舎を覗き込み、何かを見つけて顔をほころばせる。
「チョコボのヒナだ。ちっちゃいね」
「・・・・・・・・・・・・」
どう反応しようかと顔をしかめる。
「・・・カイ。私は、」
「こういうの嫌い?」
にっこり微笑む相手に、彼女は降参した。
「・・・・・・好きだよ」
「やっぱり」
どこか勝ち誇るように言う。
「シオン、そういうところは女の子らしいんだもの」
決して揶揄する意味のない言葉に、彼女はただただ溜息をついた。
171Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/16(月) 03:32:39.28 ID:DX7L1lHW
誤魔化すように髪を払い、腰の剣を撫でる。
「そんなことより、だ」
目を細め睨む。青年は首を傾げ、視線の先を見た。
競売所へ上がる階段。そこに、うっすら向こうが透けて見える、
「・・・おばkぶっ!?」
悲鳴をあげそうになるところを、シャポーで思いっきり叩かれた。すぱぁんと心地よい音がする。
「い、痛い・・・」
「逢魔が時の幻か。・・・言っておくけど加減はした」
さらりと言う彼女を恨めしげに睨み、頬を撫でる。
すでに姿が見えなくなった存在を目で追うのをやめ、彼女は誰にともなく言った。
「未練があるから残る、か。・・・未練がなくとも束縛された者もいるのだろうな」
「未練?残るって、亡くなった人?」
「分からないな。・・・まあ、死んでいてもいなくても同じだろう。『そこ』にいるのだから」
すっと胸元に手を差し入れ、首にかけているそれを取り出す。
薄いプレートに刻まれているのは、『Kiesel』という名だった。
「旅は終わったはずだ。なのにあいつはまだいる。何故だろうな」
「・・・・・・?」
彼女の独白の意味が分からず、ただ首を傾げる。
「会えば分かるか」
ぽつりと、彼女は言った。
172Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/16(月) 03:36:40.73 ID:DX7L1lHW
ふいと身を翻し青年と向き合う。
「カイ、ホラかデムを。ザルクヘイムのアウトポスト経由で行く」
「どこへ?」
「サンドリア。あいつはそこの出身だった」
「あいつ?」
「キーゼ・・・」
言いかけて、彼が知らないことを思い出した。古い知人だと言っておく。
しかし彼はわずかに表情を変える。
「・・・キーゼル?」
「知っているの?」
「うん・・・」
不安げに頷き、しかしそのまま黙った。
「・・・?」
「・・・ん、あの・・・」
問う視線に耐えられず、周囲を一度あらためてからそっと耳打ちした。
「彼は、」



「・・・・・・何だって?」
173Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/16(月) 03:42:46.53 ID:DX7L1lHW
今回は以上です。
いきなり脈絡なく話が変わるのは問題ですね(;´Д`)
いい歳の男がおばけを怖がるのはどうなんだろう・・・と思わなくもなく・・・
いえ、生きてらっしゃいますけども。
勝手に殺しちゃまずいッ!
174??? ◆35//hs0Y0Y :2006/10/16(月) 07:30:08.92 ID:OJ8blWZI
おはようage!
175既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 08:02:54.06 ID:+/8p+2Ay
エクスカリバーゼロっていうネーミングage
176 ◆MwNTY7GtwI :2006/10/16(月) 08:36:32.44 ID:XFGlfs+0
しかしながら、私達には続きを書くことしかできないわけでして。
177164:2006/10/16(月) 12:39:51.14 ID:tpp9RlWi
昨夜のレスは言葉足らずで済まなかった。

彼女をふった男と、大食い男が深夜のファミレスで会話してる話の、
どこが素敵なんだろう、と突っ込みたかっただけだww

まあ、リード氏が礼を言うにあたり、言葉を選んだだけだとは思うが。
なんというか、緑茶氏の書く話は「素敵」と言う言葉は似合わないなっと。
178既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 13:51:08.69 ID:d2PJiKcD
素敵がだめなら索敵に切り替えれば良いじゃない!
179既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 15:55:23.68 ID:OJ8blWZI
>>187
似てるけど違ぇよ!!
保守だよ!!!
180既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 15:56:06.82 ID:OJ8blWZI
>>187ダレダヨorz
>>178だよ!!
181既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 16:52:23.50 ID:+q6kACPn
>>187に期待
182緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/16(月) 17:23:19.99 ID:7BFLBy4f
>>173
投下乙です。
ヴァナにいるアンデッド系モンスターのオバケと、
幽霊(グスゲンとかにいるやつ?)は別ものなのでしょうかね?

実際にオバケはみたこと無いですけど、ノンアクティブwな地縛霊は見ても大丈夫そうですが、
バリバリにアクティブのゾンビやキョンシー(古いなw)なんかが襲ってきたらダメそうです。
183既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 18:48:35.53 ID:A04GzvCI
184バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/16(月) 18:57:38.42 ID:AOgzRY5I
さて投下します。
相変らず遅いって俺。
185バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/16(月) 18:58:11.08 ID:AOgzRY5I
〜ウィンダス連邦 東サルタバルタ テポカリプカ湖畔〜
「よっっ…………ぅおぉォッ!!」
ボッチャァァァンッ!!

〜東サルタバルタ テポカリプカ湖 水中〜

「…ボハァっ!!…ひぃ…」
こ、このロープ、結び目くらい付けとけよ!!
長年に渡り放置されていたせいか、腐りこそしなかったが周りの湿気でロープにはいい感じで苔が張り付いてた。
ゴソゴソ…「うーん…。」カバンの中には何も無い。さて…「…待てよ」付けてるシアーミトンを外す。
…やっぱりある程度中は乾いてる。外のなめし革が防水の役割をしてくれたようだ。
しかも若干裏起毛仕上げ。早速シアーミトンを裏返しにして再度装着。
目の前でゆれてるロープを掴んで少し下に引っ張る。すべらない。思わず頬が緩んだ。
「よし!」壁に足を掛けロッククライミングの要領で上に登っていく。
崖の端に手をかける。「よっと…」そのまま体を持ち上げようとした、その時
目の前に黒いものが迫った。「!!」ドカッッ!!!!
前頭部に鈍い痛みが走る。同時に後ろに仰け反るように倒れかける。
「うわぁっ!!」辛うじてロープを掴む。ちょ、な…
「…グルルゥゥゥッ…」目の前の黒い影が唸った。
186バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/16(月) 18:58:51.66 ID:AOgzRY5I
ヤグード。面を付けてないモンクタイプのようだがナイフをかまえていた。
(…まぁ、当然っちゃ当然だよなぁ…)目の前の俺を殺す気満々のヤグードを見上げた。
見た限りこの湖から這い上がる為のロープはここ一つ。水に落ちた物を待ち伏せするには打ってつけの場所だ。
その落ちたものが仲間だろうが獲物だろうが関係ない。前者なら助けるだろうし、後者なら
「カカかカカかっ!」殺すまでのことだ。
どっちにしろピンチには違いない。「魔法」打つためには精神集中する必要があるが、
崖にぶら下がった今の状況ではとても打てない。じゃロープを手放して湖に落ちればいいという話になるが、
当然こいつはロープの前を離れるわけがないし、もしかするとロープを切るかもしれない。
そうなると何時までも湖に浸かる羽目になり本気でゾッとすることになる。…八方塞がりだった。
目の前のヤグードがナイフを振り上げた。
(契約(ジンクス)…か、久しぶりだな。やるの。)
187バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/16(月) 18:59:43.30 ID:AOgzRY5I
「坊ちゃん、ジンクスて知ってはるか?」「ジンクス?なにそれ?」
188バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/16(月) 19:00:00.89 ID:AOgzRY5I
遠い記憶。俺の祖母は記憶がしっかり残る年頃になる前に死んだ。
当時祖父と俺の父母は折り合いが悪かった。祖父は父の兄弟とも折り合いが悪かった。
母の親族とも折り合いが悪かった。どちらが悪いかとかは関係ない。そういう所で俺は育った。
まぁ当然ピリピリしている空気に耐えられない幼かった俺は、丁度向かいに住む知り合いの家によく通っていた。
ちょうど祖母が生きてたらこれくらいの年だろうと見える人で俺はその人のことをおばぁちゃんと呼んでいた。
おばぁちゃんは俺を何故か坊ちゃんと呼んでいた。祖母そのもの存在だった。

ある日のこと俺はおばぁちゃんに愚痴を溢していた。このところいろんなことが上手くいかなかったからだ。
テストのこと、友達のこと、通学途中のこと。今なら笑い飛ばせることだが当時は我慢ならなかった。
何かの存在が俺のことを邪魔してると確信していた。これも今なら笑い飛ばせる。ガキだったてことだ。
そんなガキのたわ言を親身になっておばぁちゃんは聞いてくれた。本当に真剣に聞いてくれるように見えた。
「ほんならな、ええこと教えたる。」「なになに?」
いつものようにおばぁちゃんの家の縁側でお中元で貰ったようなお菓子とジュースを口に詰めていた。
「坊ちゃん、ジンクスて知ってはるか?」「ジンクス?なにそれ?」
「約束するんや、自分に。」おばぁちゃんは自分の湯呑みに茶を淹れながら続けた。
「自分がして欲しいことがあったらな、『こうなったら、自分はこうする』て約束するんや。」
「? 約束するとどうなるの?」おばぁちゃんはこっちに向かって笑った。「その通りになる。」
「うっそだー。」後ろの畳に身を投げ出しながら笑った。「うそやないよ。おばぁちゃんはそうやって生きてきたんやから。」
「で、どうやってするの?」現金なものだと今でも思う。ひとしきりおばぁちゃんは笑った後縁側から降りて庭に屈みこんだ。
俺も縁側に降りた。「まずな…」
189バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/16(月) 19:00:41.90 ID:AOgzRY5I
右手の中指薬指を親指に合わせる。…いやにナイフの動きが遅く見える。
そのまま地面に卍の角を丸くしたような図を描く。…随分高く振り上げるな。
願をかける『この状況の打破』…かな。…またゆっくりと振り下げるなぁ。
左手の人差し指小指を親指に合わせる。…おいおいまだ半分もいってないぞ。
さっきのとは逆の角を丸くした卍を描く。…やっと半分か。
祈をかける。
――フリートと仲直りしよう、バーミリオンゼリー持って。今のまんまじゃ心残りだし。
…急にナイフの速度が上がった。刃が空気を切る音が聞こえる。
手を広げ両方の印を手のひらで消した。

………
気が付くと刃が額にめり込んでいた。
190バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/16(月) 19:01:41.14 ID:AOgzRY5I
終了〜。
続きは来週で。
191既にその名前は使われています:2006/10/16(月) 21:19:09.40 ID:XFGlfs+0
刺さっちゃうのかよ(゚д゚)
192Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/17(火) 00:26:31.27 ID:34bkpmu3
投下乙でございます。

>>173
謎のお二人ですね。サンドに助けに向かうのでしょうか、それとも。
逢魔が時にうっすら見えたお化けは、まさかフ

>>182
ドの付く素人の私が言っても信憑性は低いですが、
緑茶氏の書かれる独自の世界が好きですから。
次の投下を心待ちにしております。
世界設定に関しては、ノータッチですねぇ・・・。書き手様それぞれでいいのではないかと思います。

>>190
シリアスな展開・・・で、額にッ!? 刺さるどころかメリ込んだら(あわわわ
どうなってしまうのでしょう。
そういえば印を描いたのは水底に?
いや、ロープにぶら下がった状態で手が離せないでしょうから、空中にイメージ?
193 ◆ajBPG2hnCs :2006/10/17(火) 01:03:27.48 ID:n8C5z6Gw
お久しぶりですー(つд`;)
色々ありましてなかなか顔出せず、続きも書けずじまいでした…
わたしがいない間にリードさんがメイミィを動かしてくださっていて助かりました、ありがとうございます。
少しずつ続きを書き始めるつもりです。書けたらひっそり投下させていただきます〜。

私信ですが、リードさん、そちらから一度ご連絡いただけませんか?
連絡先のほうを紛失してしまいました…申し訳ないです。

保守も兼ねてage
194既にその名前は使われています:2006/10/17(火) 01:05:19.87 ID:JkC3roUz
ふーん、玄米ビスケットがあるのにね
195既にその名前は使われています:2006/10/17(火) 05:53:04.51 ID:e7GIZkCX
メイミィさん復活か。応援してます!
196 ◆35//hs0Y0Y :2006/10/17(火) 06:41:52.13 ID:L/JDLYwt
ageようございます
朝の保守の時間デスヨ
197既にその名前は使われています:2006/10/17(火) 10:34:39.46 ID:qXa3ao5M
復活age
198バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/17(火) 11:18:44.49 ID:dfUtgCaZ
>>192
あ!!と自分で思った。(て、おい
崖の壁に描いたということで。(おい!
片手放ししながら描いたてことで。(おいぃ!
で、片手放しで消したてことで(おいぃぃ!
ミトンで指なんかでないけどミトンの中でなんとか形を作ったてことで(いいかg

なんかグダグダですなぁ(TдT)申し訳ないです。
まぁ、それg(自分d
199既にその名前は使われています:2006/10/17(火) 14:48:10.67 ID:rHIRcfax
ほしゅー
200既にその名前は使われています:2006/10/17(火) 17:28:01.27 ID:JkC3roUz
age
201既にその名前は使われています:2006/10/17(火) 20:41:51.73 ID:qXa3ao5M
唐age
202既にその名前は使われています:2006/10/17(火) 21:31:51.95 ID:6HXp2kR3
ふーん、エクスカリバーゼロがあるのにね
203既にその名前は使われています:2006/10/17(火) 21:32:13.79 ID:vi1yE+Iu
エクスカリバーゼロの使い魔
204 ◆35//hs0Y0Y :2006/10/18(水) 01:40:13.28 ID:yD0SVE0R
リードさんはエクスカッリバーゼロを使い手なのでシステムをちょうえつした存在なのは証明されたな。本当にちょんえつした奴は自ら発する力っぽいオーラが火を見るより目に見えてる。
リードさん天の塔貫通とか普通にやるし
205既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 01:44:39.81 ID:AmgU9ViB
>>198
自己申告するだけ偉い、と言っておこう。

矛盾があっても
   私  は  謝  ら  な  い
206既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 03:30:19.00 ID:OOYpIeN1
真夜中にageがてらファンレター(・ω・)
スレ1の頃からずーっとロムってますが、緑茶さんのお話完結してるので読み手としてはとても読みやすいです。
これからも是非続けてほしいです。
もちろん、連載?されてる皆様のお話も続きを楽しみに待ってる一人なので是非無事に完結させてほしいです。

ところで、イケメン様は戻ってこないのかしらorz
207Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/18(水) 05:46:52.61 ID:TApu3osP
早朝保守〜。

>>緑茶さん
グスゲンとかのはいわゆる『敵意のない霊』だと思っています。骨とかは『敵意のある霊』。
詳しい説明は難しい気がするのですけども、簡単に言うと死んだことに気づいていないのが前者、
死にたくない!とか、まだ生きたかった!っていうのが後者だと思っています。
でも、やっぱりそれは個人的な見解なので、あまり深くは考えていません。
実際に見えるのは滅多にないですが、あまりいい気分ではないです。大抵は気配を感じるだけですけども。

>>リードさん
あΣ(´□`;)
い、生きてらっしゃいますから!!まだ生きてらっしゃいますから!!
見えたのは・・・生きてらっしゃいますけども・・・
話の中で関わることは恐らくないので、あくまで見えただけです。はい。

>>バレさん
えぇ、めりこんでる!?( ̄口 ̄;)
読んでて噴きました・・・何て不意打ち・・・
テンポよく笑いに持っていくので、油断できません。
読むときは飲食禁止します・・・
208既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 07:56:29.68 ID:SVH4eGVT
正統派ヒロインメイミイさんが復活するまでのリードさんの乱心ぶりは異常。
ヒーローと言うよりヒモ。ジュノ編は俺には男に優しくされたことのない頭の悪い娼婦を引っ掛けるジゴロの話にしか見えなかった。すまん。

ろくじゅうよん?だったっけ?
名無しにそいつだれ?という空気コテ認定して延々とからむわ(なんかヒモが女は捨てるもんであって俺を捨てる女は許さん!と粘着するのに似てる)、
女性キャラの扱いはテラヒドスだわ(前から?)で。

リードさんが必死チェッカーを名無しに使ってる発言したら、ものすごい勢いで遊んでる奴が登場。
初期からいたとかフルさん萌えとかいうのはやめとけwwww見てて吹いたじゃねーかwww

アレは真似しやすいし、過去ログみれば#を大文字で打って晒してるから偽者になるのは簡単だが、リードさんで遊ぶのはほどほどにしてやってくれ。遊んでる奴よ。マジで禁句らしいから。
そしてあの流れでフルさんが「私萌え?」と、出しゃばってきたら俺でもウザいと思う。あそこまで粘着せんでもええと思うぞ。リードさん。

ネタ○のスレなんだからエクスカリバーゼロとかはいいだろと思う。
てか皆で話を作るから面白いのであって単独でスレを保持できる魅力のあるお話があるとは俺は思ってないだが。一部例外いるけど。
そもそもファイナルファンタジー11のことをしらない人間に見せれる書き方してる人いないし。(緑茶氏とか98などは例外)

・・そして俺も必死チェッカーにIDいきwwwwww必死チェッカーあげ。
209既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 07:59:09.78 ID:yjiYq0vA
いいたいことはわかった
デモなんでブラつけてんの?
210既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 08:02:47.56 ID:8mWh6sDA
>>209
これブラじゃないよ大胸筋矯正サポーターだよ
211既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 08:22:25.29 ID:Kun7jzPX
そんなレースヒラヒラな大胸筋サポーターがあるかぁーッ
212既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 08:41:49.18 ID:0RagnOUP
>>211
最近は医学が進歩したから大胸筋矯正サポーターもヒラヒラなのさ
213既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 11:42:10.33 ID:1Oc/Ydp9
「艦長!このままでは限界深度に!」
「わかっておる!」
艦長と呼ばれた男はマイクに向かって叫んだ。
「全艦通達!緊急浮上!」
214既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 11:45:18.02 ID:4jtW754r
>213
マイク「オーケイ ボブ!」
215既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 14:04:20.20 ID:M7lq1cyU
ヘイ、マイケル!今日もご機嫌だネ!
216Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/18(水) 17:05:47.78 ID:TApu3osP
>>213-215
え、そっちのマイクなの!?Σ(´□`;)
Hahahaと笑いながら圧懐しそう・・・でも生きてそう・・・
217既にその名前は使われています:2006/10/18(水) 20:43:07.32 ID:vLkloqDY
>>202
エクスカリバーゼロ出たよ。
218緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/18(水) 21:54:00.17 ID:OgJYtyiv
>>206
裏があろうとなかろうと、そんなにストレートに期待されると何か照れるw
とは言え、自分が書きたくて書いてるので、スレがある限りは書き続け…ると思います。
次のお話は既に書き始めてるので2,3日もすれば投下できるはずです。
折角なので少し次回予告?など…。

   / ̄ ̄\   どう考えてもおかしいだろ・・・
 /   _ノ  \     常識的に考えて・・・
 |    ( ●)(●)     偶然続けて起きるわけがない・・・
. |     (__人__)        ・・・え、違うの?

そんなお話。…かもしれない。
219既にその名前は使われています:2006/10/19(木) 00:55:16.34 ID:h4gJ3NDw
3回偶然が続いたらそれは必然なんだっけか保守
220既にその名前は使われています:2006/10/19(木) 01:21:07.57 ID:Sig/hVp7
3回偶然が続いたら鬼の空海の出来上がり
221既にその名前は使われています:2006/10/19(木) 02:35:14.09 ID:Xj9zZwBj
            ___
       /      \
      /ノ  \   u. \ 3回偶然が続いたお!?
    / (●)  (●)    \
    |   (__人__)    u.   |
     \ u.` ⌒´      /
    ノ           \
  /´               ヽ
 |    l              \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))
222既にその名前は使われています:2006/10/19(木) 08:17:00.08 ID:bj7MNeD3
ふーん、朝からエクスカリバーゼロがあるのにね
223既にその名前は使われています:2006/10/19(木) 11:32:31.46 ID:Sig/hVp7
超戦士エクスカリばーさん
224バレ【1-898】 ◆OKuwBiIxz. :2006/10/19(木) 14:37:08.52 ID:5zt4PGzn
トリップの付け方危ういかも
てことでテス
225既にその名前は使われています:2006/10/19(木) 14:37:51.07 ID:9hXsmylV
サンド組沈黙を守りすぎage
忙しいんかな、やっぱ
226バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/19(木) 14:42:10.81 ID:5zt4PGzn
>>207
人のど頭にナイフ突き刺さってんのに、それを笑うとはなn

という黒い考えで頭いっぱいなバレです、コンニチハ<【うそ】
投下します!!
227バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/19(木) 14:43:09.46 ID:5zt4PGzn
皮一枚でつながるっていう言葉がある。
文字通り辛うじて皮でつながってるという意味だ。
昔の、ていうか中近東及び特定アジア(近隣諸国とも)では未だ一般的な処刑方法、
斬首の刑では首の皮一枚残すのがコツだという。
そうしないと血圧でシャンパンの栓よろしく首が血を撒き散らしつつ前方にスッ飛んでいくからだ。
しかも斬首の刑は見せしめという性格が強く一般公開されることが多い。
つまり、下手な執行人がまな板の大根をスパンっと切るみたく囚人の首を斬ってしまうと、
見物客に向かって生首が「やぁ、今日は僕の処刑を見に来てくれてありがとう!!」とやってくるのだ。
そうなると大変で、女子校生の着替え中の部屋誤侵入の際の「きゃあぁぁっ!!」という嬌声ではなく、
「ぎゃあぁぁっ!!!」という本気の悲鳴があちこちで上がり収拾することは大変に困難になる。
笑っていいのか、泣いていいのか判断に困る状況ではあるが。




で、この日常生活では全く役に立たないまさにトリビアを披露して一体何が言いたいのかというと、
とどのつまり、今の俺の状況を説明するにはこの『皮一枚』と言う言葉がぴったりだ、ということだ。
228バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/19(木) 14:43:58.39 ID:5zt4PGzn
ビチャッ
視界が赤く濁る。眼の前の草が上から滴る血によって紅く染まっていく。
ふとナイフが入った方向のとは逆の方向に戻るのを感じる。
ズチャァ
完全にナイフが引き抜かれたと思うと、眼の前の草により一層の血の雨が降るのが見えた。
229バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/19(木) 14:44:25.44 ID:5zt4PGzn





まぁ、言葉は同じ、されど別物。
俺の場合、幸運にも「皮一枚が残った」のではなく
「皮一枚が切れた」のだが。
230バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/19(木) 14:45:39.94 ID:5zt4PGzn
「コォォォ………」
痛む額を押さえ上を見上げる。血が傷口からドクドクと溢れ出てくるのを手のひらで感じる。
ナイフヤグードは辺りを見渡していた。何か、探している……?
スッと首の動きが俺の後ろ辺りで止まった。「クワァ」
そう一声鳴いたかと思うとヤグードはその方向に走り去っていった。
「…」為す術があるはずが無く呆然とヤーグドの後ろ姿を見送った。
「……痛っ!!」一際痛みが増す。慌てて傷口に一層手のひらを強く押し当てる。
231バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/19(木) 14:46:41.13 ID:5zt4PGzn

ドクン

「!!!!!!」
頭が真っ白になった。手のひらに信じたくない感覚が走った。
傷口の奥になにか硬い感触の『何か』がある。思わず手のひらを額から離す。
バチャァッ!!
放すと同時に信じられないほどの血の塊が目の前に落ちた。「ぅぁっ!!」
慌てて今度は両手で押さえる。そうすると厭がおうにもさっきの感触が伝わった。
骨がある。俺は今、自分自身の『頭骨』に触っている。
真っ白だった頭の中がザワザワと騒ぎ始めた。徐々に喧しく収拾が付かないほどに。
同時に視界がグルリと回り天地がひっくり返ったように感じた。
パニックている。大騒ぎしてる頭の隅っこでふと浮かぶ。
その隅っこが少し背伸びをした。中の空間に少し隙間が開く。
その隙間に捻じ込むように記憶が入ってくる。

『災害で混乱した者から命を落としていく。』
232バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/19(木) 14:47:31.45 ID:5zt4PGzn
「!!」そうだ、何してんだ。「…落ち着け、落ち着け、落ち着け、落ち着け落ち着け落ち着け…」
ブツブツ念仏のように繰り返していく。落ち着け、でないと『死ぬぞ』
「…落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け…」
どのくらい時が経ったかも解らない。眼をギュッと瞑る。傷口から止めどめなく出てくる血を見ないように。
「…落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け…」ひたすら繰り返していく。
233バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/19(木) 14:49:27.62 ID:5zt4PGzn
――――――――――
「…ふぅううぅうぅぅぅ…」声がまだ震える。でもこのままだと危ない。やらないと。今直ぐに。
スゥ
両手を離す。滝のように血が出るが構わず両手を脇に置く。
右手が急速に凍ったように痺れる。その右手を再び傷口に導く。
「…ケアル」同時に傷口に中指を這わせる。
傷口にきれいなものがズァッと入っていき体の隅々に行き渡る。


「…ハァっ!!」ドサァっ!!と仰向けに地面に倒れこむ。

空が蒼い。どこまでもその蒼さが広がる。雲なんか一つも見えない。
「…ばァちゃん」
ふわぁっとサルタバルタの風が鼻の上を通りすぎていく。
「あの呪文、始めて役に立ったよ。」
何処までも続く空を飽きることなく見続けた。
234バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/19(木) 14:50:10.34 ID:5zt4PGzn
(なんで)
「ハァ……ひッ……ハッ…!!」
(なんで)
穏やかなという表現がぴったりのサルタバルタを死に物狂いで走っていく間
その考えだけが頭を支配していた。(…なんでこんなことになったの!?)
足が悲鳴を挙げる。でもとめない。止められない。
後ろから私を追う影たちが私の存在を否定することがわかり切ってるから。
だから止めない。『どこまで?』あの影から逃げ切るまで。
『逃げ切れる?』逃げなきゃ、逃げなきゃ。逃 げな きゃ。
「…にっ……ハッ…に、逃げ…ひっ…な……な…きゃっ……」
足が地に付いてるのかわからない。機械的に動いてるみたい。
「やっ……だッ……かっ………」
喉の奥が渇きでひっかかる。唾を無理矢理飲み込む。喉の奥の粘膜がメリリと広がる。
それが引き金となり涙と鼻水が同時にこみ上げる。
「た……だっ…すっ、ぐしゅっ……けっ……てっ…」
(誰か)
(わたしを)
235バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/19(木) 15:00:28.35 ID:5zt4PGzn
投下終了。

ラスト見て貰えば誰でも分かるんですが、なぁんか時異小説になりそう…。
まぁ、主人公が私よりも人間できてるので正確には
「自キャラとFF11を元に書いた創作小説」という方向で。逃げですか。逃げです。
誤魔化しです。

まぁ、主人公は樽でイメージでは「エロ無理!」なんでハァハァシーンは
バレ絡みではないです。うん?いや、あるかな(オイ
まぁ、よろしくお願いしますw
236既にその名前は使われています:2006/10/19(木) 17:23:33.48 ID:j9cfKT8k
mage
237既にその名前は使われています:2006/10/19(木) 19:05:44.51 ID:74b82aAT
まとめサイトってどの順番で読んだらいいの?誰から読むと話がわかりやすいとかある?
238既にその名前は使われています:2006/10/19(木) 22:55:21.71 ID:CHKmLKpS
>>237
話がなんだかんだいって独立してるから目に付いたものからでいいと思う
239既にその名前は使われています:2006/10/19(木) 23:11:32.30 ID:RBmG4Qbo
このエピソードは○×とリンクしています、みたいなのを追加出来れば楽しいのかもね〜
少なくない作業量だから、作者様次第になるけど
240既にその名前は使われています:2006/10/20(金) 01:08:50.68 ID:8mObecnE
豆乳エクスカリバーゼロ出たよ!
241既にその名前は使われています:2006/10/20(金) 06:47:37.03 ID:/6ONpAci
あーはいはい、保守ほしゅっと(棒読み
242既にその名前は使われています:2006/10/20(金) 12:07:26.66 ID:wugSQtRx
今起きたage
243既にその名前は使われています:2006/10/20(金) 14:56:09.84 ID:enymRo1r
         \               /
          \            /
            \         /
             \∧∧∧∧/
             <    俺 >
             < 予 し  >
             <    か >
─────────< 感 い >──────────
             <   な >
             <  !!! い >
             /∨∨∨∨\
            /  ∧_∧ !? \
          /   ( ・3・ )    \
         /    /   \     \
       /     /    / ̄ ̄ ̄ ̄/  \
      /    __(__ニつ /  VAIO  /_,   \
               \/____/
244既にその名前は使われています:2006/10/20(金) 15:15:45.38 ID:lGabPugz
そうだな
245既にその名前は使われています:2006/10/20(金) 15:21:03.37 ID:lDNK3/lK
  _,,_
 ( ・д・)ノ" <おれもいるよ!
 ノ(へωっ)へ
246290valiente ◆JMUNf1M.LE :2006/10/20(金) 16:01:37.96 ID:wSp3xJ6F
「最悪?わざわざ貴方のお姫様を連れてきて上げ立ったのに酷い言い様ね」

赤鎧のヒューム女は愉快そうに笑いながら口を開いた。
良くもそんな事が言えるもんだ、タダで返す気などないくせに。

「そりゃ最悪だろう?来訪者にとって赤鎧など死刑宣告に近い」
「貴方は私が何をしにきたのか理解しているのね。それなら都合がいい、抵抗せず大人しくここで死んでくれないかしら?」
「断る」

ふざけた事を言ってくれる、死んでくださいと言われて「はい」と答える馬鹿がどこにいるというのだ。

「俺を殺したければ力づくでやるんだな、ただし死を覚悟してこい」

分の悪い賭けは嫌いなのだがやるしかない…、ここで引いたらベアトリスを救う事が出来ないのだから。

「やれやれ、やる気満々ですか…、せめて苦しまないようにって感じの私なりの配慮だったんだけどな」

もうこれ以上話す事はない。後は殺すか殺されるかだけだ。
247290valiente ◆JMUNf1M.LE :2006/10/20(金) 16:01:56.59 ID:wSp3xJ6F
覚悟を決めて、先手必勝とばかりに腰のジュワユースを抜き放ち一気に間合いを詰める。
赤鎧も剣と盾をどこからともなく取り出し地を蹴り前進し迎撃体制を取る。
それを無視して渾身の力で手に持った剣を叩きつける。相手の迎撃など関係なくしとめる事が出来る筈の一撃、少なくとこの世界に来てからこの一撃を回避できた者はいなかった。

「あらら、気が早いのねっ!」

だが赤鎧は事もなさげに手にしたその盾で渾身の俺の一撃を防ぎお返しと言わんばかりに手にした剣で斬撃を放ってくる。
身を捻りその一撃を回避するも回避しきれず相手の剣が腕を掠める。

「っつ!!」

痛い、元の世界だったらすぐさま病院に駆け込みたいぐらいの激痛だ、涸れ谷では味わう事のなかった激痛に気持ちが折れそうになる。
しかし不思議にも斬られる痛みなど知っているといわんばかりに体は動き続け斬撃を回避し続ける、きっと体は斬られる痛みなど知り尽くしているのだろう。
ああ、ヴァリエンテ、俺はあんたの体の記憶のおかげでまだ戦える、感謝するよ。
遭遇する事のないだろう体の持ち主に感謝の言葉を述べつつ赤鎧の斬撃を剣で受け流す。
248290valiente ◆JMUNf1M.LE :2006/10/20(金) 16:02:24.71 ID:wSp3xJ6F
そこからは戦況は膠着状態になる。
攻撃を繰り返し続ける赤鎧、回避し受け流し続ける俺、鳴り響き続ける剣同士がぶつかる甲高い音。

「はぁぁぁぁぁ!」
「ちっ!!」

迫ってくる赤鎧の攻撃を剣でなぎ払う事で回避する。

「いつまでそうやって逃げ続けるのかな?」
「さぁ?それはあんた次第だ」

いつまでも逃げてないで掛かって来いと言わんばかりの挑発。

「でかい口叩いた割には臆病ね」
「なんとでもいえ!」

だがその挑発には乗れない。
これは我慢比べだ、先に我慢しきれなくなった方の負けだ。
無理に前に出てきられるわけには行かない。
此方に今の所決め手が無い以上は今は耐え続けるしかないのだ。
249290valiente ◆JMUNf1M.LE :2006/10/20(金) 16:02:43.01 ID:wSp3xJ6F
「赤魔道士のわりにやるね、逃げ回ってるだけとはいえ私の攻撃を凌ぎきってるわけだし」

体の記憶のお陰か受け流すだけなら余裕で行う事が出来る。もっとも受け流しが精一杯で反撃する事も出来ないのだが。

「あんたが弱いだけだろう?その鎧、見掛け倒しなんだな、警戒して損したよ」
「あら、言ってくれるね」
「だってそうだろう?臆病な俺すら倒す事が出来ないのだから」

赤鎧は動きを止め不愉快そうな表情を見せ此方を睨み付けてくる。
挑発するのは好きらしいがされるのは嫌いらしい。

「なら、その体に刻みなさい私の本気を…」

赤鎧は一瞬の間に消え去り、気づいた時には目の前へと現れ先ほどとは比べ物にならないほどの速度の斬撃を放つ。
ヤバイと思った瞬間にはすでに遅く俺は反応する事すらできずその斬撃を身に受ける。当たり一面に血飛沫が飛び散った。

「これで終わりかな?少し期待してたけどこの程度なのね」

残念そうな赤鎧の声がなぜか酷く遠くに聞こえた…。
250290valiente ◆JMUNf1M.LE :2006/10/20(金) 16:04:39.79 ID:wSp3xJ6F
投下は以上です。
バトルがうまくかけなくて大苦戦してました。
もっと文章構成力が欲しい今日この頃ですorz

251既にその名前は使われています:2006/10/20(金) 19:53:50.57 ID:NauQUcmW
ベアトリスのために頑張れヴァリさage
252既にその名前は使われています:2006/10/20(金) 19:54:34.50 ID:NauQUcmW
ん が抜けたorz
253既にその名前は使われています:2006/10/20(金) 22:40:03.27 ID:s8W1c03p
バトル物ってマジ難いよな。ヴァリエンテ氏が苦労して搾り出してんだなての読んでてわかるわ。
ルーファス氏やらリード氏はすげえ。描写の荒さが力強さになって見えるのは最強。
254緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:04:06.70 ID:QVHZ98pZ
>>250
投下お疲れ様です。
頭ではイメージできても、いざ活字にすると、自分の語彙の少なさに四苦八苦は私もよくします。
特にバトルは臨場感を出すのが難しいですね。

さて、私も書きあがったので投下いたします。
方針は>>149と同じで。一投下で完結する短編…にしては今回ちと長い…
今回は既知のラスト(オチ)でも読み応えのあるように完結するテストも兼ねてます(ぉぃw
255緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:08:35.07 ID:QVHZ98pZ
――――あなたなら、ゆるしてくれますか?

――――私は死んでしまいました。

――――後悔はしていません。生きていても叶わぬ未来がそこにはあったから。

――――ここは天国なのでしょうか。私は今、夢にまで見た世界にいます。

――――そこで出会った人が言いました。「未練がある人は、ここには留まれない」…と。

――――私は兄が大好きでした。

――――いいえ、私は兄を心の底から愛していました。

――――私の手の届かぬ所で、いつか兄が他の誰かと愛し合うくらいなら…私は。

――――私は…私は兄を殺してしまいました。

――――それでも…あなたなら、ゆるしてくれますか?
256緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:09:25.96 ID:QVHZ98pZ
私が覚えている最後の台詞は「明日の予定、みんなよろしくね。」でした。
私は既にこの世には居ません。今朝予備校へ行く途中に交通事故で亡くなった。と言われました。
誰に言われたのかは覚えていません。相当な事故だったのでしょう、各メディアで報じられたそうです。
いつもは目立つ事もない私に、この最期は似合わなく、なんだか照れてしまいました。
「死」というものは、何もなく、何も考えられず、泡のように消え去り、いつか、誰の記憶からも自分が
居なくなり、やがては何事もなかったかのように世界は回るのでしょう。少し…怖いとは思っていました。
しかし、後悔はしていません。生きていても、叶わぬ未来が待っていたから…。
私には大好きな兄がいます。頭も良くて優しいお兄ちゃんです。3つ歳の離れている兄と同じ大学を受けたら、
結果は不合格でした。折角、一緒に大学生活を過ごせると思ったのに…残念です。
私が死んでも、兄は立派に卒業して、良い会社に入って、色んな人と出会い、そして少し面倒くさがりな
お兄ちゃんは、家族だけ呼んで小さな教会で結婚式を挙げるのでしょう。そして誓いのキスを…。
でも、その相手は私ではありません…当然ですよね。私っておバカさんですね。
きっと、あの世界は今の私が見ていた夢なのでしょう。今の私には然るべき場所には耳は付いていなく、
頭の上に猫のような耳が付いていて、お尻には、これまた猫のような尻尾がついています。
頭にはニットのキャップ、フード付きのコートをポシェット付きのベルトで止め、下半身を包む黒いタイツは
両脚がスリムに見えるよう軽く締め付けますが、着心地がとても良く動きやすいです。
大きめのソックスが膝部分の革ベルトで止めてあり、手には白いミトン、そしてアヒルの口のような、
ヒールのついた可愛い靴、それらが赤と白の色を配したデザインでまとめられています。
そう、これは私が兄と一緒にやっていたゲームのミスラという種族、白魔道士というジョブ、
そしてそのアーティファクトという服装です。そして、ここはゲームの中にある自分の部屋、モグハウスでした。
257緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:10:10.42 ID:QVHZ98pZ
モーグリとの無表情にらめっこはまだ続きます。
これがネットで噂になっていた、連続失踪事件なのでしょうか…しかし、私は死んでいるらしいですし…。
現実から持ち込めるモノというのも、何一つ持ってきていない、いつも掛けていた眼鏡すらありません。
何を考えても答えが出てきません。ふと、変化してきた体の変化に気づきました。
「………暑い。というか耳が蒸れる……」
ゲームをやっている時は気にならなかったのですが、いざ自分で着てみると…何故この服はフードがあるのに、
お揃いのキャップがついているのでしょう。お洒落するのは好きですが、私は帽子を被るのが好きではありません。
頭の上にゴワゴワしたものが乗るのも嫌ですし、何よりお兄ちゃんに頭を撫でてもらえないから……。
「って、何を言わせるのよ!モーグリ!」
自分の妄想に照れてしまった私は、無表情にらめっこを突然終らせ、脱いだ帽子をモーグリに押し付ける。すると、
バランスを崩したのか、目線の高さに紫色の小さな羽根で飛んでいたモーグリは、バウンドしながら転がり、
丁度後ろにレイアウトされていたマネキンへストライク。目を回しているモーグリに倒れ掛かるマネキン。
そうは行くまいと、両腕を構えるモーグリ。しかし、両腕よりも、大きな頭についている大きな鼻に先に当たり、
その瞬間ピンと延びる黄色い球状の飾りがついた触覚。全てが終ると、私はクスクス笑っていました。
クポクポ怒るモーグリがとても可愛かったです。収まらぬ笑いを堪えながら謝ると、モーグリも許してくれました。
一緒に倒れたマネキンを元に戻し、アーティファクトの帽子を被せました。
外の様子を見に行こうと振り返ると、そこには小窓?…が…これは…なんでしょう?
よく見ると、そこは見慣れた風景、いつもゲームをやっている部屋のように見えました。モーグリの方へ
コレ何?と小窓に指を差すと、モーグリは何のことやら…と首を傾げていました。
考えても答えは出ません、ならば前に進むのみ。私は扉を開け、モグハウスから外へと一歩を踏み出しました。
258緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:10:52.31 ID:QVHZ98pZ
モグハウスを抜けると、薄い雲が流れる青い空、石のタイルが敷き詰められ整備された地面、煉瓦作りの壁で
囲まれた広場、二階部分から更に上には、未だ建設中なのでしょうか、木で出来た骨組みが見えます。扉を
装飾する模様や、街角に設置された街灯が中近東を思わせる町並みは、私の良く知っている街。アルザビでした。
街を行き交う人々は居ましたが、声をかけることの出来ない私は、初めて歩く街の様にキョロキョロと
辺りを見回しながら、歩き始めました。
カチャカチャと金属質な地面を蹴る音が聞こえてきます。
モグハウス前にある広場の区画を、薄暗い通路を進み抜けると、大通りに出ました。
通りの左右には露店が並び、そこで買い物をしている人が目に入ります。
未だにカチャカチャと音が…白魔道士は神に仕える神聖と回復を司るジョブ、基本的に金属類の装いはタブー、
自身が着ているはずもなく…。
私は炎蛇の広場、通称魔笛前広場の方へと走り出しました。ゲームで歩き慣れた街。その広場に人が訪れることは
殆んどないことを私は知っています。もし、この足音が其処まで付いてきたら…。
先ほどと同じような薄暗い通路を抜け、魔笛前広場の区画に出ました。追いかけてくる足音は、金属質な音と、
更に微かに聞こえる乾いた音と二つに増えていました。私が歩みを止めると、二つの足音も止まり、
自分の後を着けていると確信すると、振り向き虚勢を張り言い放ちました。
「何で私の後をつけるんですか!」
私の気迫に圧されたのか、答えは返って来な…誰もいない…。
虚勢を張ったのに誰もいないと項垂れた私の視線の先には、闇に隠れた顔に大きな白い帽子、青いワンピース風の
体から黒い紐の様な手足が延びているそれは、からくり士が操る機械人形。オートマトンが立っています。
しゃがんで目線をオートマトンに合わせ、ネームプレートに目をやるとClochetteと記されていました。
259緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:11:30.52 ID:QVHZ98pZ
「ク…クロ…チェッテ?って言うのかな?…マスターの名前は…」
オートマトンを操る主人の名前を読もうとした私とマトンの間に突然人影が現れ、驚いた私は格好悪く後ろへ
倒れると尻餅をついてしまいました。インビジ…透明になる魔法を使って隠れていたのでしょう。
「クロシェットじゃ、小さな鈴…という意味じゃな。ワシに似て可愛いじゃろ?」
自慢げに、そして私を驚かせられたことに満足した表情で、親馬鹿っぷりを披露したのは、背丈の程は子供程度、
前髪は左右に分け、後ろに垂れる髪はアップでまとめた青い髪、幼さを感じる体型ですが、真横にピンと伸びる
両耳と、自己主張のある両目がタルタルという種族、その成人の女性だということを伝えていました。
彼女がクロシェットと名付けられたオートマトンの主なのでしょう、白黒の襟にオレンジ色の七分丈の袖、
鮮やかな紫色の腰布、随所に施された金の装飾、その姿はまさしくからくり士のアーティファクト正式装束です。
未だに見慣れぬ、からくり士のアーティファクトにも目を奪われましたが、何より、その外見と口調の不一致に、
しばし呆然としてしまいました。彼女は私の台詞を待つかのように、にこやかにこちらを見ています。
「あっ!……え…えっと、ここは天国ですか?それとも夢の国ですか?」
私の口から出た台詞を聞いて、元々大きいタルタルの目を丸くした後、軽く笑い、それに同調したのでしょうか、
オートマトンも主人と同じようにケタケタと音を立てていました。
「いやいや、スマンスマン、御主も知っておるじゃろ?ここはヴァナ・ディールじゃよ」
その名前は私がやっていたネットワークを介して世界中の人と一緒に冒険などをするゲームの世界の名前、
既にその事は、このアルザビの町並みを見たときから分かっていたことでもありました。
「そして、不老不死の体で日々を過ごし、思いのままに剣や魔法を振るう、冒険者にとっては天国かもしれぬな」
そう、私は現実を忘れ、このゲームの中で生きたいと何度思ったことか…。
「しかし…じゃ。御主はこの天国の世界には一日しか居られぬ。一日経てば夢の国から目を覚ますのじゃ」
260緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:12:23.76 ID:QVHZ98pZ
突拍子もない世界で、突拍子のない現状を説明された私はしばし唖然としていました。
そして、ハ!っと肝心な事に気づく…夢の国から目を覚ます?…既に死んだ私は、この夢の世界を追い出されたら、
どこへ行くのでしょうか…。それとも私は死んでなどいなく、言わば、臨死体験という状態なのでしょうか…。
不安がる私に、彼女はさらに話を進めます。
「この世界に留まることを望むんじゃったら…ヴァナ・ディールではない世界に残した未練を捨てるのじゃな」
死ぬ前に遣り残したこと…未練…、やること…予定…、今日は…。
「今日は、お兄ちゃんと皆でディアボロスと戦いに行くんだった!」
台詞と共に、世界に現実感が…いえ、ゲーム感というのでしょうか、全てが明確に感じ取れるようになりました。
耳につけているアクセサリーは集団コミュニケーションツールのリンクパール、全身に満ちている魔力と、
言葉を紡ぎ詠唱を進めれば発動する魔法への確信、そして私は、私が操作していたキャラクターだということを。
「フォッフォッフォッ、漸くお目覚めのようじゃな」
目の前のからくり士のタルタルは、先ほどアルザビを行き交う人とは、その存在感が違いました。
言うなれば、私と同じような、ゲームの枠から逸脱した存在、確たる意思を宿したその眼、ゲームの中では
機械が動かすノンプレイヤーキャラでないと出来ない自然な仕草を何気なくする全身…。
「からくり士さん、あなたは一体…」
既にアルザビは夕暮れを迎え、照らすランプが街の彼方此方に光の濃淡を作っていました。そこへ、私の後ろから
白い蛍光灯の光がカチッと鳴る音と共に、宙に浮く謎の小窓から差してきました。いいえ、わかります。
これは私を表示する為のカメラ、この先は私と兄がゲームをする兄の部屋、その光がついたということは…。
「お兄ちゃんが帰ってきた!どうしよう!」
それまで地面にペタンと座っていた体勢から、急に棒立ちになってしまいました。
261緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:13:15.62 ID:QVHZ98pZ
どどどど、どうしよう…こっちみてるかな?振り向いて小窓を覗きたいけど、目があったら何だか恥ずかしいし…。
私がミスラになったのを知ったら驚くかな?似合ってるよ〜とか、可愛いよ〜とか言ってくれたりして…。
別に久しぶりにあったわけじゃないのに、耳につけたリンクパールから聞こえる兄の台詞は、全てが甘く、
私をとろけさせるのに十分でした。さてさて、どうやって私はここにいるって伝えようかな…。
リンクパールを使って話かけるか、小窓に振り向いて手を振るか…よしッ!どっちもやってみよう!
「お兄ちゃ〜ん、私はここよ〜」
小窓に両手を広げ振り向いた時には、兄は既にベッドの中に潜りこんでいました。
リンクパールからは「今寝たよ〜」とか「時間になったら起こしておいてね〜」とリンクシェルのメンバーから
台詞が飛んできます。どうやって起こせば良いのでしょう…泣きたくなりました…。
「お譲ちゃん、面白いのぅ」
眼前にからくり士さんが居ることを忘れ、一人あたふたしていた私は、恥ずかしさに顔が真っ赤になりそうでした。
「面白いものを見せてもらったお礼に、シンデレラはこちらで用意しようかの」
何を言っているのでしょう。把握できない私に続けて言います。
「さて、ワシも少し用事が入ったようじゃ、また後でな。フォッフォ…」
莞爾として笑うと、一枚の札を取り出し、少し掲げると魔力が溢れ、生まれる闇に包まれました。
帰還用の魔道具・呪符デジョンのようです。消え行く間際に私の問いに答えました。
「そうそう、彼の戦争をも生き抜いたワシは今『ヴァナ・ディールの手先』、下っ端のからくり士風情ですじゃ」
オートマトンは、主人である彼女が闇に消えた後、小生意気に笑ったかと思うと霧のように消えていました。
最後の言葉まで意味が分からない私は、一抹の言葉を思い出し、自分のやるべきことを反芻します。
ディアボロス戦へ向けて出来る限りの事はしておこう。そう決意した私は、直ぐに次の行動に移っていました。
262緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:14:22.80 ID:QVHZ98pZ
白銀の世界、ここはクリスタル戦争末期に、ジュノ攻防戦で浮き足立った獣人軍に連合軍が反撃へと転じ、
最大の激戦ザルカバード会戦が繰り広げられた場所。私はリンクシェルを伝い、アトルガン白門のモグハウス前で
睡眠中の兄のキャラクターだけが放置されていることを知って、白魔道士の使う転移魔法により、
抜け殻となっている兄と一緒にテレポイントと呼ばれる場所まで連れてきたのでした。
私が見つめている顔は無表情のまま、ゲームをやっていた時に見たキャラクターの顔そのものでした。
後ろを見れば、小窓越しにベッドに横たわる兄の姿が見えます。ホント起きてょぉ〜…。
しばらく見つめていると、ある時を境に兄の眼に意思がやどり、全身に確たる力が漲るのが分かりました。
                   キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!?
っは!取り乱してはいけません。こ、こここ、ここは冷静に…バイトで培ったスマイルで迎えましょう。
にこやかに兄を見つめて、これからのディアボロス戦のことに頭を巡らします。リンクシェルの人達は
他のルートから集合場所へ向かっている手筈です。あとは兄と一緒にソ・ジヤという遺跡に行けば良いのです。
先ほど会ったからくり士さんと同じ意思の宿る眼、街を行く人とは存在感を異にする兄は未だ応答がありません。
「ちょっとー、ボケっとしてないで行くよ〜?」
兄の眼の焦点が私に合います。続けざまに私は雪の舞うここザルカバードにいる理由を無我夢中で説明しました。
話している最中に割り込む兄の声が、寒さの中で白く色づけられる息が、今は頭の上にある耳を撫でてゆきます。
突然、その耳が指で撫でられ、私がその行為に対する驚きを言うと。続けて兄が私を抱きしめてきます。
はぁぁぁあああ幸せぇぇぇぇ、私が犬なら尻尾を振り回しているでしょう。今の私にも尻尾はありましたが、
動かし方がまだよく分かってないので、その喜びの余波が足へと伝わってバタバタと動いてしまいます。
もう、幸せ過ぎて死んでもいぃ〜…って、そうでした。私には行くべき場所がありました。
「あー!もぅ!ほらいくよー!」
263緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:15:15.01 ID:QVHZ98pZ
結論から言うとディアボロスには負けてしまいました。
それどころか、冒険者が携帯する認証、シグネットから伝わってきたヴァナ・ディールのコンクェストと呼ばれる
各国の支配力の集計開始のアナウンスと共に、兄の体が、兄の存在が消えてしまいました…。
「すぐ戻って来るだろう」という仲間の台詞を支えに私はディアボロス戦で力尽き倒れた仲間を、蘇生の魔法で、
生き返してゆきます。全員の体調が元に戻っても兄は帰ってきませんでした。
一人、また一人と理由を告げ、再戦を誓い、ソ・ジヤの遺跡の奥、異界の口と呼ばれる場所から去っていきます。
最後まで残った私はディアボロスと戦う為の魔法陣が光る台座にある階段に座っていました。
小窓は寝ている兄を未だ映しています。予定は終りました。負けてはしまいましたが、兄と会えた一時は私の心を
満たし、兄への未練はない。それなのに…それなのに…小窓はまだあります。
私は俯き、沸きあがり消えゆくイメージに思考を委ねます。このまま数時間が経てば、泡のように消える私。
それでも何事も無かったかのように現実もゲームも日々を重ね、リンクシェルの皆は愚痴を言いながらも、
ヴァナ・ディールを楽しむのでしょう。母も周りの人に支えられ落ち着きを取り戻し、兄も大学を無事に卒業し、
就職し、いつかは恋愛を…。
「駄目…」
クリスマスのイルミネーションで彩られた夜の街で手をつなぎながら歩く兄とその彼女。
「嫌だ…誰かが…」
小さな教会で薄いヴェールをあげ、誓いのキスをする二人。
「やめて…誰かがお兄ちゃんと一緒になるぐらいなら…」
ダブルベッドが包む中で体を重ねあう二人。
「私はお兄ちゃんを殺す!」
264緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:17:09.07 ID:QVHZ98pZ
自分の口から出た己の欲望のままの台詞に恐れを抱いた私は見慣れた場所に立っていました。
部屋を照らす蛍光灯、二つ並んだパソコン、机に置かれたメモ、少し小さめのベッドには寝息をたてる兄がいます。
右手が腰に下げたモルゲンステルンという棘のついたハンマーを掴む、そして兄を見定めたまま振りかぶる私。
これから起こるイメージが脳裏を過ぎる。力強く振り下ろすと舞う血飛沫。何度も何度も何度も叩く、叩く、叩く。
振り下ろす毎に服に色づけられる赤い模様、狂気が治まる頃には赤一色となったアーティファクト。
出来ない…そんなこと私に出来るはずない…。返り血のイメージが離れない服を引き裂き、破り捨てる。
乱れた呼吸が整うと、私は一呼吸をして冷静を保とうとしました。狂気が内から溢れてこないように…。
「電気点けっ放しだよ、消しとくよ」と寝ている兄に向かって言うと、パチンとスイッチを押し部屋を出ました。
兄の居るこの家から逃げるため玄関を出ようとすると、姿見がボロボロの服を着た私の全身を映していました。
「着替えなきゃ…」
未だミスラのこの体に生える尻尾を隠すためロングスカートを穿き、耳も隠すため好きではない帽子を目深に被り、
家を出ると、夜の冷たい空気が体に染込んできました。吸い込まれるかのように黄色味を帯びた白熱電球の燈る
ファミリーレストランに足が進みます。二階部分にある店内に階段を上がり入ると案内役の店員がすぐ駆けつけ、
座る場所に関して、私は自分の家が見える場所が良いと、指を差して店員を促しました。
席に着くとコーヒーを一杯頼む私。テーブルの上には、小さな花瓶に挿された一輪の小さな花。
それを手に取り、クルクルと回しながら見つめる。コーヒーが湯気と香りを運び私の前に置かれます。
落ち着く私。けれど、これは嵐の前の静けさ。これから来る大きな波の前に過ぎません。
どれくらいの時間が経ったでしょうか、コーヒーに口をつけず、ただ一輪の花を持ち見つめる私。
そして、ある感情が沸き起こりました。幸せそうな花、誰からも愛される花、これを見た兄にもきっと…。
私の内から欲望と共に溢れる狂気、その名は『嫉妬』。
265緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:18:10.17 ID:QVHZ98pZ
「…ディアで死ね」
手に持っていた花が光に包まれると、ほころびが始まる。瑞々しかった花弁が生気を失い、カラカラに乾き崩れる。
テーブルに崩れ落ちた欠片すらもすぐさま塵と化し一輪の花は跡形も無くなる。それを見て私は満足し嘲笑する。
湧き上がる感情に身をゆだねる私。しかし、その感情は紛れも無く私自身から湧き上がる感情。
窓外の空は暗き色を地平線の辺りから白色で侵食し、雲はその向こうにある太陽の光を受け、オレンジ色の朝焼け
を映しています。視界に玄関を開け、道を歩き出す人影が一つ。私の目は次の狙いを定めました。
店を出た私はレストランの屋根の上に立っています。兄がコンビニに入っていくのが見える間、どうやって
ヤってやろうか…などと考えていました。買い物が終わり店を出てくる兄に私は聞こえずとも台詞を言います。
「他の人を好きになるお兄ちゃんが悪いんだからね!」
本来ならば、兄が歩く速さとは交わらない交差点付近へと入るトラックに指を差し、私は力ある言葉を発します。
「暴れ狂う力を…ヘイスト!」
時間の進行を早める魔法はエンジンの回転数を上げ、トラックの速度を徐々に増してゆきます。
「見誤るほどの光を…フラッシュ!」
トラックの運転席に眩い光が充満します。即座に四散する光ですがスピードの乗ったトラックには十分でした。
引き合うかのように人と車が近づき重なり合いました。未だ光が溢れるトラックを運転する人は、フロントガラス
に何かがあたり蜘蛛の網のように広がるヒビを見てブレーキを踏んだのでしょう、甲高いブレーキ音と、
その直後に電柱にぶつかる衝突音がしました。その時、私は空を見上げ、泣いていました。
涙が止まりません。全身の力が抜け、しゃがみこみます。両手で顔を覆い、罪の意識に心が凍りつく…。
それでも涙は止まりません。兄が居なくなったこの世界は何も無いのと同じ…もう嫌…。
夜の終わりを告げる朝日が差して、私の体は泡となり、秋口の心地よい風と共に流れ、そして消えていきました。
266緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:21:53.69 ID:QVHZ98pZ
「嫉妬の力とは、格も凄いものじゃな…」
どこかで聞きなれた声がしました。
「まったく…危機一髪じゃったよ」
乾いた足音と、金属質な足音が聞こえてきます。
「ホレホレ、泣いてばかりはおれんぞ、お嬢さんは白魔道士、ヒーラーじゃろ?」
そして、ズルズルと何かを引きずる音がします。
私はいつの間にか、異界の口の台座の階段で俯いていました。顔を上げると、こちらへ歩いてくる影が見えます。
アルザビの街であったタルタルのからくり士と彼女のオートマトン、そして、オートマトンが襟首を持ち、
無造作に引きずって来るのは、ザルカバードで会い、ここで一緒に戦った吟遊詩人の服装…お兄ちゃん!
私は力なく駆け寄り兄の状態を確認しました。頭蓋骨が砕け陥没した無残な顔、服の下から溢れ出てくる血、
急速に冷たくなってゆく手、一度だけ兄を連れてきた彼女に目を向けると、私の意を汲んだのか頷きました。
私は白魔道士にだけ赦された高位蘇生魔法を唱え始めると、兄の体は光に包まれ、時間が巻き戻るかのように、
垂れ落ち黒ずんだ血は、赤味を取り戻し傷口に戻っていき、現代医学でも治りはしないであろう外傷がなくり、
最後に私はゲームでよく使っていた台詞で詠唱を終えると、そこには何事もなかったかのような兄がいました。
目を開けた兄と手を繋ぎ、その上体を起こし、私は先ほどまで枯れていた瞳から涙が落ちるのも気にせずに、
兄に想いの全てを泣き声と交互に言葉にしました。
「おかえり〜。そして…ゴメンね…ゴメンね…もう…もう私は離れないから…例え…例え…世界の全部が…
 お兄ちゃんの敵になっても、私はお兄ちゃんと一緒にいて…お兄ちゃんを護るから…だから…ゆるして…」
頭を優しく撫で、軽く抱きしめてくれる兄の胸で、その涙が止まるまで私は泣き続け、
異界の口にある魔方陣の光は、からくり士が去り、兄妹二人だけになった後もやさしく辺りを照らし続けました。
267緑茶 ◆vUu2nK2xdY :2006/10/21(土) 01:29:08.52 ID:QVHZ98pZ
以上、投下終了。

今回の感想:
・一人称でこの口調だと、とてもとても話しを進め辛いw
・話が長いw12レスも使うとは思わなかったww
268既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 02:06:48.73 ID:yHw6ktmm
おつつつ
269既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 02:12:59.72 ID:Sy5I1VK3
長いの乙
ついでに保守
270既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 06:56:00.46 ID:91AQ2eOq
           ,..-'::::::::::::::::::''''ー ..、
        _..-'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
     /:::::::::.;;;;;'-ー''''ー―ヽ::::::::::::::::゙''、
    /:::/      ;;;;;;;;;;;;;;;;、 ゙''ト,:;;;;:::::::!
    l::/ _,,ン'´::;    ===、  .!::::::::\;;|
      !.〃.,彡゙ノ       、...... !::::::,::i;;\
    |i .,..  ,″             !::::l ⌒i::\   エクスカリバーゼロあげ
     ,i'.!.゛   ヽ''  _,,..、     .、. !;;;| し .|:: .〉
     ! !    ヽ´_/      !  、.,ノ..../
     ヽ !        ,,,,,,..      !    i'"
      ゙'.l.             .ノ    .l
        ヽ            、  _..-ー'''^゙ ̄´゙'''ー
         ヽ .... ......--;;''''":;.,;;〆;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::
271バレ【1-898】 ◆i2zvqkiQWY :2006/10/21(土) 09:55:11.44 ID:9w4Qv/zn
>>290
バトルと言えば最初のウサギとヤグード、ゴブリン数匹のみ。
対人戦も書きたい今日この頃の身には羨ましい限りです。
他の作者さんの見て今のうち勉強しよ…。

>>267
確かに丁寧語で書くと辛いですな〜。
この口調だと絵本風に書いてみては?
丁寧語で書かれてる物語=絵本という短絡的思考の提案ですがww
272既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 11:29:38.06 ID:u/pJWI7g






あれ?
273既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 16:37:25.42 ID:BPYH87o0
age
274既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 18:07:40.46 ID:l7zIzFri
最近クオリティあがってるんだが、投下間隔が長い。
投下人逹よ頑張れ。
そしてワッフルage
275既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 18:52:25.25 ID:91AQ2eOq
           ,..-'::::::::::::::::::''''ー ..、
        _..-'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
     /:::::::::.;;;;;'-ー''''ー―ヽ::::::::::::::::゙''、
    /:::/      ;;;;;;;;;;;;;;;;、 ゙''ト,:;;;;:::::::!
    l::/ _,,ン'´::;    ===、  .!::::::::\;;|
      !.〃.,彡゙ノ       、...... !::::::,::i;;\
    |i .,..  ,″             !::::l ⌒i::\   エクスカリバーゼロあげ
     ,i'.!.゛   ヽ''  _,,..、     .、. !;;;| し .|:: .〉
     ! !    ヽ´_/      !  、.,ノ..../
     ヽ !        ,,,,,,..      !    i'"
      ゙'.l.             .ノ    .l
        ヽ            、  _..-ー'''^゙ ̄´゙'''ー
         ヽ .... ......--;;''''":;.,;;〆;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::
276既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 20:04:25.78 ID:yHw6ktmm
なぜやーまだなんだ
277既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 20:16:18.61 ID:u/pJWI7g
          ,r=〜^ヾ_,,r-=- 、
        /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;ゝ
       /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノハ;;;;;;;;;;;;;;i
      i;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳===ヽ;;;;;;ル 
      !;;;;;;;;;;;;;;イ::. /   \  |;;;ノ
      ゝ;;;;;;;|::: (●) ,(●) |:シ
      从从/ \ , 、_! 、 / ノ
       从从  i ー==-' i l  < 非常に 納得して おります
        ノ从ヽ._!_⌒_!_/
278既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 20:18:58.01 ID:rmzxsCYq
  _,,_
 ( ・д・)ノ" <負けちゃおれん
 ノ(へωっ)へ
279既にその名前は使われています:2006/10/21(土) 20:51:30.35 ID:U/6WKVca
280既にその名前は使われています:2006/10/22(日) 01:18:41.43 ID:y7AwyFqu
土日はみんな遊んでる
281既にその名前は使われています:2006/10/22(日) 09:07:07.06 ID:GTOieCyS
VerUP後は投下人逹もゲームに夢中かな?
282既にその名前は使われています:2006/10/22(日) 09:34:36.33 ID:28gBBRey
  _,,_
 ( ・д・)ノ" <原稿書いてます
 ノ(へωっ)へ
283既にその名前は使われています:2006/10/22(日) 10:43:48.01 ID:zv4og5Ki
土日が休みだなんて幻想だぉ!
今日もこれから仕事だぉ!!
284既にその名前は使われています:2006/10/22(日) 15:05:52.77 ID:uZEMA/P2
>>266
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
なんか背筋が凍りついたお・・・
285既にその名前は使われています:2006/10/22(日) 16:31:06.05 ID:UhqpdPTk
あげ〜
286既にその名前は使われています:2006/10/22(日) 16:34:04.49 ID:jgYEb8PP
           ,..-'::::::::::::::::::''''ー ..、
        _..-'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
     /:::::::::.;;;;;'-ー''''ー―ヽ::::::::::::::::゙''、
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    l::/ _,,ン'´::;    ===、  .!::::::::\;;|
      !.〃.,彡゙ノ       、...... !::::::,::i;;\
    |i .,..  ,″             !::::l ⌒i::\   エクスカリバーゼロあげ
     ,i'.!.゛   ヽ''  _,,..、     .、. !;;;| し .|:: .〉
     ! !    ヽ´_/      !  、.,ノ..../
     ヽ !        ,,,,,,..      !    i'"
      ゙'.l.             .ノ    .l
        ヽ            、  _..-ー'''^゙ ̄´゙'''ー
         ヽ .... ......--;;''''":;.,;;〆;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::
287Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/22(日) 19:31:30.32 ID:Vomq67Tc
投下乙でございます。

バレイヤさん、とりあえず生きててよかった・・・。この後、彼はどうなってしまうのでしょう。
替わりにヴァリエンテさんの命が風前の灯に!
緑茶さんの各話がリンクするスタイル、私は好きだなぁ。
自分でも裏話等、考えてみたいですね。
288Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/22(日) 20:35:00.35 ID:Vomq67Tc
「あ、待って!」
ドアを開ける寸前に、メイミィが声を上げた。
「顔とか隠さなくていいんですか?」
それはもっともだが、不要。俺は笑って応えた。
「余計に目立つ。自分から“怪しい人物です”と言ってるようなものだから」
周囲の注意を引かず、街の雑踏に溶け込むように、自然に歩けばそれでいい。
見つかったら、その時はその時。敵は薙ぎ倒す、という覚悟さえあれば。
どの道逃げ場はないのだから、そんな開き直りもありだと思う。
「・・・それに、奴らなら見ればわかる」

俺のモグハウスは、メイミィのそれと同じ冒険者用居住区の一角にある。
一応、協会で確認した。ただし、モーグリと決めておいた偽名のひとつで。
前回、何も知らずに自分の名前で確保したモグハウスには、既に手が回っている事だろう。
「えーっとサンドリアの・・・アラバスタさん・・・あぁ、ありますクポ。すぐに使えますクポ」
そう言って、協会のモーグリは人のよさそうな笑顔を向けてきた。
「あなたの担当モーグリは来てないクポ。でも荷物は協会で運び込んでおいたので大丈夫クポ」
モーグリが、来ていない?
どういうことかと問おうとして、やめた。変に勘ぐられたくない。
「ちょっと遅れているだけだ。問題ないよ」
協会のモーグリに礼を述べ、俺たちはモグハウスへと向かった。
289Lead_161 ◆zmxSLEadCU :2006/10/22(日) 21:39:28.17 ID:Vomq67Tc
“サンドリアのアラバスタ”に貸し与えられたモグハウス。
協会のモーグリが言った通り、確かに、中に誰かがいるような様子はなかった。
ざっと周囲を見渡す。
さも当然であるかのように、しかし半身でドアの前に立つ。
ジュノはどこも、相変わらず人通りが多い。
(サンドリアから来ているはずのモーグリがいない)
誰もこちらを気にしていないとはいえ、やはり用心に越したことはない。
不用意に言葉を漏らすべきではなく、俺はメイミィにtellで言葉を伝えた。
(何かがおかしい。俺がドアを開けた瞬間に、中に突入してくれ)
右手を長剣の柄に触れながら、ドアノブに手をかけた。

(・・・・・・は・・・・・・い・・・・・・)

かすかに俺に届いた、返事。それもtellで。
横に立つ彼女を、思わず見やった。
「ん〜!」
メイミィが目をつむり眉根を寄せて、かわいらしくリキんでいた。
今まで使えなかったtellを送ろうと、頑張っている姿を愛らしく思う。
進歩だと思う。
(tellで返事をありがとう。三つ数えた後に、ドアを開ける)
290既にその名前は使われています:2006/10/22(日) 23:21:33.35 ID:28gBBRey
              ∧_∧
              ( `・ω・)  <あげ
             ∩( っ¶っ¶∩
             | ノ  ̄ ̄ ̄ ヽ
            /  ●:::::::::::● |  ンゴォォォォォー!!
            |  :::::::( _●_):::: ミ
           彡、::::::::: \\\:::::、`\
    ( . .:.::;;;._,,'/ __::ヽノ\\\:::/´>  )
     ).:.:;;.;;;.:.)(___)::::::::::/\\\ (_/  ズシーン
    ノ. ..:;;.;.ノ  | ::::::::::::::::::::/  \\\
   ( ,.‐''~ ワー  | ::::/\:::::\ .  .\\\丿ヽノヾ/丶
(..::;ノ )ノ__.  _  | ::/  _ )::::: _)ゴー..ヽ\\_ノヽノヽノヽ ) 
 )ノ__ '|ロロ|/  \∪.___.|ロロ|/  \/ヽ ヽ\     )ノ
_|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_  (.:;;.;;丶   丿ソ
291俺がKuresだ(戦60/忍11):2006/10/22(日) 23:38:09.27 ID:gqnh2/Qi
ヴァナで思ったこと言ったら掲示板に晒されました^^
292既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 00:19:17.21 ID:Ymjq8mOh
>>288
投下乙です。
今のヴァナには青魔道士っていう顔隠してるジョブが…

そういや最近「エクスカリバーゼロ」云々いってる人いるけど、何か元ネタがあるの?
それとも自己主張のできない可哀想な人の脳内妄想?w
293既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 00:45:19.79 ID:V7KHVcI7
エクスカリバーはあれだよエッグモンスターだよ
序盤じゃ結構役たつモンスターだったぜ
294既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 00:46:33.91 ID:V7KHVcI7
というかエクスカリバーよりなぜいつもヤーマダのAAで書き込みしてるのかの方が気になる
もしかして手動じゃなくてオート書き込みなんじゃね?
295既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 01:41:41.01 ID:u52Xl3Jj
          ,r=〜^ヾ_,,r-=- 、
        /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;ゝ
       /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノハ;;;;;;;;;;;;;;i
      i;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳===ヽ;;;;;;ル 
      !;;;;;;;;;;;;;;イ::. /   \  |;;;ノ
      ゝ;;;;;;;|::: (●) ,(●) |:シ
      从从/ \ , 、_! 、 / ノ
       从从  i ー==-' i l  < ツールを使って 上げるようなスレでは ないと 思います
        ノ从ヽ._!_⌒_!_/
296既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 02:04:22.23 ID:u52Xl3Jj
http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=16427&category=A

2着と3着のコメントに注目して欲しい
297既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 02:04:38.58 ID:u52Xl3Jj
すまない、誤爆だ
298既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 02:08:46.85 ID:5GtJaZZ9
>>297
すっごいスレ違いだけどおもろいので
おkです。
299既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 09:50:10.67 ID:5GtJaZZ9
保守
300 ◆35//hs0Y0Y :2006/10/23(月) 10:08:36.33 ID:oZlS5avK
たまにはあげw
301既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 14:50:49.54 ID:f3umtueh
下のほうでsage保守されてるようなので、200越えると不安になる・・・

よってage
302既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 14:51:36.54 ID:ma/wSB3A
あぐる
303既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 15:14:27.94 ID:WdKB0qJF
           ,..-'::::::::::::::::::''''ー ..、
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      !.〃.,彡゙ノ       、...... !::::::,::i;;\
    |i .,..  ,″             !::::l ⌒i::\   エクスカリバーゼロはリ−ドさんが考えた
     ,i'.!.゛   ヽ''  _,,..、     .、. !;;;| し .|:: .〉 最強武器です(ノゲイラ
     ! !    ヽ´_/      !  、.,ノ..../      呼ぶと直線状の物体を全部破壊して飛んできますage
     ヽ !        ,,,,,,..      !    i'"
      ゙'.l.             .ノ    .l
        ヽ            、  _..-ー'''^゙ ̄´゙'''ー
         ヽ .... ......--;;''''":;.,;;〆;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::
304既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 15:56:41.73 ID:V7KHVcI7
山田氏根よ
305既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 16:06:22.21 ID:fAylTnb4
山田自体は悪くないし煽るなとも言わないけど、正直あんまり面白くないよね・・・
306既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 16:12:50.20 ID:V7KHVcI7
ヴァナ・ディール スーパーサイヤ人篇
これか
307既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 16:37:39.95 ID:WdKB0qJF
           ,..-'::::::::::::::::::''''ー ..、
        _..-'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
     /:::::::::.;;;;;'-ー''''ー―ヽ::::::::::::::::゙''、
    /:::/      ;;;;;;;;;;;;;;;;、 ゙''ト,:;;;;:::::::!
    l::/ _,,ン'´::;    ===、  .!::::::::\;;|
      !.〃.,彡゙ノ       、...... !::::::,::i;;\ そら
    |i .,..  ,″             !::::l ⌒i::\   エクスカリバーゼロに比べたら
     ,i'.!.゛   ヽ''  _,,..、     .、. !;;;| し .|:: .〉 誰が何言っても面白くないっスよあげ
     ! !    ヽ´_/      !  、.,ノ..../
     ヽ !        ,,,,,,..      !    i'"
      ゙'.l.             .ノ    .l
        ヽ            、  _..-ー'''^゙ ̄´゙'''ー
         ヽ .... ......--;;''''":;.,;;〆;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::
308既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 17:21:10.20 ID:V7KHVcI7
ああそう
帰っていいよ
309既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 19:08:13.35 ID:u52Xl3Jj
          ,r=〜^ヾ_,,r-=- 、
        /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;ゝ
       /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノハ;;;;;;;;;;;;;;i
      i;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳===ヽ;;;;;;ル 
      !;;;;;;;;;;;;;;イ::. /   \  |;;;ノ
      ゝ;;;;;;;|::: (●) ,(●) |:シ
      从从/ \ , 、_! 、 / ノ
       从从  i ー==-' i l  < 山田氏に 関しましては 
        ノ从ヽ._!_⌒_!_/
310既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 19:08:42.14 ID:u52Xl3Jj
          ,r=〜^ヾ_,,r-=- 、
        /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;ゝ
       /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノハ;;;;;;;;;;;;;;i
      i;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳===ヽ;;;;;;ル 
      !;;;;;;;;;;;;;;イ::. /   \  |;;;ノ
      ゝ;;;;;;;|::: (●) ,(●) |:シ
      从从/ \ , 、_! 、 / ノ
       从从  i ー==-' i l  < 弁護士の先生に お任せしております
        ノ从ヽ._!_⌒_!_/
311既にその名前は使われています:2006/10/23(月) 23:13:56.78 ID:op35bAcn
容量、節約しようぜage
312既にその名前は使われています:2006/10/24(火) 01:14:41.06 ID:SepvFB0Y
節約するほど投稿がないage
313既にその名前は使われています:2006/10/24(火) 06:44:02.30 ID:wzPP+F17
保守
314既にその名前は使われています:2006/10/24(火) 09:48:39.27 ID:nGdVz+V0
本人にその気がなくとも、
これだけAA連投されると荒らし以外の何でもないしな。

みかねて投下人逹も遠退いてるんじゃね?
315既にその名前は使われています:2006/10/24(火) 10:30:21.86 ID:8QBbfxGS
灯華投下
316既にその名前は使われています:2006/10/24(火) 11:50:00.85 ID:d0A32HS9
嫉妬の心は父心 押せば嫉妬の泉湧く
317既にその名前は使われています:2006/10/24(火) 17:17:52.04 ID:d0A32HS9
いつつのうつろ、それはめがみのあいゆえに。
318Kiesel ◆nu123wJPbk :2006/10/24(火) 21:54:01.46 ID:cRsp4aXO
ちょこんと座り込んだままカップに口を付ける。
「・・・私、いつまで座ってればいいんだろう」
「誰も見ていないのだから、立ってもいいと思うんだがなぁ」
「うん・・・だよねぇ」
ほのぼのと言葉を交わす。
「早く話進めたいなぁ・・・」
「だなぁ・・・」
夕焼けを眺めながら、しみじみと頷いた。




そんなサンドリアの一角にて保守します〜。
319既にその名前は使われています:2006/10/25(水) 00:38:34.34 ID:rmO38tIm
>>314
ただ書けないだけだよ









…え、もしかして俺だけ?age
320既にその名前は使われています
なんでレイズが意識不明の回復だけなんだ?
FFの歴史からしてしぼうから復活だろ?