905 :
既にその名前は使われています:2006/03/30(木) 18:50:21.31 ID:UqCjk5ki
落ちないとは思うけど念のためにage
じゃあ僕は保守ちゃん!
907 :
既にその名前は使われています:2006/03/30(木) 20:34:06.52 ID:K0lcY2EP
wktkしながらアゲェアゲェ
908 :
161 ◆zmxSLEadCU :2006/03/30(木) 20:41:07.92 ID:ZyK2XXqL
>>904 (゜△゜;)
Lead@161はツンエロなので、えちーな展開は
>>1が出てこないとありません・・・よ。
魔法パラダイス【興味があります】
詳しい理屈はわからないが、この定期船は動力を内蔵した機船だ。
甲板から階段で上がった操舵室から、運行を一括制御できるようになっているらしい。
天気は上々。
操舵室は、すばらしく見晴らしがいい。右手を見れば遥か大海原が広がり、左手には陸地が流れる。
「ごめんなさい・・・」
そんな風景を見る余裕もない少年が一人、怯えて立っているわけで。
熊のような大男の船長は、鋭い目つきでアルドを睨みつけている。
腕組みのままムッツリ黙って、小さな密航者の言葉を聞いていた。
もし直接的な行動に出るようなら、俺はさすがに止めるつもりでいた。
「・・・今回だけだ」
長い沈黙の後、船長が口を開いた。
「だが、マウラからの戻り便に乗せて帰る。説教は、帰ってからマチルドにしてもらうんだな」
複雑な表情をしながら、アルドは頭を下げた。
「ありがとう・・・ございます」
さすがに虐めすぎたかな?
俺はしゅんとしているアルドの髪をくしゃ、っと撫でてやった。
「天気もいいし、釣りでもしよう。やったことないんだ、教えてくれよ」
「うん!」
ニッ、とアルドが笑う。
やっぱりウソ泣きだったか。なかなかやるな・・・。
俺は苦笑しながら、小走りで甲板に降りていくアルドを見送った。
「密航者をサメの餌にするなんざ、初めて聞いたぞ?」
「ヒマだったんだ」 俺もニッ、と笑ってみた。「船長には一つ借りができたな」
「俺はタブナジアにあった港町の生まれでな」
船長が、遠くの風景を眺めるように目を細めた。
タブナジア候国は、20年前の大戦で滅んだ国だ。
その大部分は海中に没したといわれている、隔絶の地。
「アルドんとこのジイさんは、俺の命の恩人だ」
まぁそういうことだ、と船長はひとりごちると、視線を前へ戻した。
「俺は故郷に帰るのが夢だった。人生ってのは、うまくいかねぇもんだな」
返す言葉が、なかった。
今日はこんな感じで。
912 :
既にその名前は使われています:2006/03/30(木) 22:00:40.78 ID:UqCjk5ki
913 :
既にその名前は使われています:2006/03/30(木) 22:21:58.39 ID:sZwWb81H
161巧いね
読ませる文章に関心
「・・・っ!」
アルドが小さく悲鳴をあげた。
「ダメ・・・っ・・・あっ」
逃げようとして左右に暴れるのを、俺は無理矢理、力でねじ伏せようとした。
緊張と興奮で、手に汗をかいている。
「おとなしくするなら、乱暴にはしない」
そう言いつつも、俺の腕にはさらに力がこもった。
「そんな・・・言ってるコトとちが・・・っ! あ・・・ダメ・・・ダメだよ・・・っ!」
バキン!
釣り竿が折れた。これで2本目だ。
とられた釣り餌は、軽く3ダースを超える。
「やっぱり、俺には無理だ」
俺は深いため息をついた。リアルでも船釣りなんて経験はない。
「力じゃなくて、タイミングだよ。竿の動きを、魚に合わせるの」
なかなか、師匠は厳しい。
アルドの足元に置いた桶には、もう何匹も魚が泳いでいた。俺のほうは、言うまでもない。
「最初からでっかい一本釣りの竿だもん。初心者用の竿、選んであげる」
あぁ・・・金が飛んでいく・・・。
こうですか? わかりません!
とか言ってみたりw
レスありがとうです。皆様の投下を期待しつつ、自分は今夜の投下これで終了です。
916 :
既にその名前は使われています:2006/03/30(木) 22:30:29.84 ID:qNbFBK/r
レダス「ああぁ…あ…ん……ああああぁぁぁぁぁ…」
レダスは放尿感から声を漏らしながら腰を抜かし、その場でしゃがみ込んでしまう。
やがてズボンに大きな染みを作り、床に黄色い水溜りを広がらせていく。
それは、誰が見てもレダスの放った尿に他ならなかった。
レダスの勢いの激しい放尿は長く、そして多量だった。
恐れていた悪夢のような出来事が、今や紛れもない現実となってしまったのである……。
917 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/30(木) 23:09:05.58 ID:UqCjk5ki
>>914 く・・・くそう・・・だまされたwwwwwwwwwwww
今から投下します
918 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/30(木) 23:09:52.21 ID:UqCjk5ki
「むぅ・・・んぬ〜・・・」
意味不明なうめき声をあげて私はベッドの中で一度大きく伸びをする。
「・・・んみゅぅ・・・。」
朝弱いのはリアルの私と変わらない・・・。でも、起きなくちゃ・・・。
私はまだボーっとする頭のままベッドから這い出した。
ペタッと冷たい石の床に足をおろすと足の裏から一気に体温が奪われる。
私は思わず小さな悲鳴をもらし、また足を引っ込めた。
「スリッパスリッパっと・・・」
寝ぼけまなこできょろきょろと足元にあるはずのスリッパを探す。
「はいクポ。」
ベッドの反対側にあったらしいスリッパを手にモグタンが私の前へと飛んでくる。
モグタンは家事もできるし気も利くし、ホントいい子だ・・・。
同居しているモグがモグタンで本当によかった。スケベだけど。
「ありがとぉ〜」
私はモグタンが持ってきたスリッパを受け取ってクローゼットへと着替えを取りに行った。
919 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/30(木) 23:11:02.43 ID:UqCjk5ki
あ゛ー・・・やっぱりまだねむい・・・。
「朝のご主人様は面白いクポ〜」
「・・・朝弱いんだから仕方ないでしょう。」
からかうモグタンを適当にあしらいながら今日の予定を思い出してゆく。
えーと、まず石の区で称号を変え、お昼過ぎに耳の院で実戦訓練を受ける。
実戦訓練かぁ・・・。あんまり痛いのとかえぐいのは嫌だけど、
そういうのに慣れるためだし我慢しなくちゃなぁ。
そんなことを考えながらとりあえずは私服に着替えた。
今日は桜の花びらの模様の白い半そでのワンピースあたりにしようかな。
あ、せっかくあるんだからスカーレットリボンで髪結ぼうかな。
でもコサージュと色があわないかなぁ。
そんなことを考えながら着替えるついでにエプロンも引っ張り出す。
「モグタン、今日の朝はパンと卵焼きね〜。」
そういってクルッと振り返って初めて気がついた。
さっきから生着替えをいやらしい目で楽しんでいるエロ生物に・・・
920 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/30(木) 23:11:32.81 ID:UqCjk5ki
『ストーンチーズ。石のように硬いチーズ。』
さっきからガリッガリッという音がやかましい。やや不機嫌になりながら私は最後の卵焼きにぱくついた。
私の正面ではさっきからエロ生物が前歯を立ててリスのように必死にストーンチーズと格闘していた。
ざまーみろ。
「ごちそーさまっ!」
そういって一気にカップに少しだけのこっていた紅茶を飲み干す。
「エロ生物、私が帰ってくるまでに食器全部洗っておいてね!あ、洗濯とアイロンがけも。」
「クポポォ・・・おなかがすいてそんな元気ないクポ・・・」
左ほほに鮮やかな赤色の手のあとをつけたモグタンが泣きそうな声で訴える。
実際泣いているのかもしれない。
私はエロ生物を見つめながら黙ってすっと右手を振り上げた。
「ス、ストーンチーズでお腹いっぱい元気いっぱいクポポポポ〜!!」
ガリガリガリガリ必死にチーズをかじり始めるモグタン。こうみるとモーグリは獣人ではなくて、
げっ歯類なのではないのかと思えてくる。
921 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/30(木) 23:11:44.77 ID:UqCjk5ki
私は流しへ自分の食器を運び終えたので、出かける準備を始めた。
「それじゃ、私はお昼ごろまで出かけるからお留守番と家事よろしく〜。」
「わかったクポォ・・・」
しゅんとするモグタン。悔しいけどやっぱりかわいい・・・。でも・・・
「それじゃ、ちゃーんと残さずに食べるんだよ〜。あ・さ・ご・は・ん♪」
でも、私の生着替えは高くつくんだからね!・・・何よりもモグタンいじめると面白いし。
私は捨て猫のように切なげにこちらを見つめているモグタンに
イジワルそうにニヤッと笑ってからモグハウスを後にした。
922 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/30(木) 23:13:01.31 ID:UqCjk5ki
今日は以上です。
どうしてSSはどんどんかけるのにエントリーシートはいまだに全然かけないのだろう・・・
>>922 乙であります。だまされましたね【/grin】
エントリーシート?
>>923 就職を希望する時に自分についてや、企業に入ってから何をしたいかとかを
書く紙ですよん
>>924 なるほど。それはムズかしい・・・。
職業:白/黒、特技:平手打ち、なぁんて間違って書いちゃわないようにw
モグハウスに入る前に、ガードにレンタルハウス登録解除を頼んでおく。
コレを忘れると、ただのハウスになり、ジョブチェンジはともかく、何故かポストを開けたり出来なくなる。
部屋に向かう途中、石壁一面に怪しげなビラ…被験者募集広告が張ってあるのを…見てない事にする。
脳裏に口の院での記憶が浮かぶ……シャントット博士の所に行くのは最後にしよう。
4つの区画に分かれて存在するモグハウスだが、実の所、1つの場所にあったりする。
区画分けはされているが…各角部屋(物置)の壁が壊れており、半分物置、半分通路として使われている。
一応は物置といえど部屋なので、誰かに教えて貰わなければ、知る事は稀だろう。
で、この物置の隣が私の固定部屋のハズ…だが…鍵が合わない。シーフツールで鍵を開け中に入る。
………あれ?こんな家具あったっけ? ………ヤベ!ここ他人の部屋かッ!
幸い部屋主は他国で部屋を借りているらしく誰も居なかった、シーフツールで鍵を閉め直しておく。
…ジュノのガードしてる人から何が違法で何がグレーか聞いた所、人間相手の犯罪はやはり普通に犯罪
獣人相手の場合はグレーになるのだそうだ。獣人の殺傷は、バスとサンドでは推奨行為らしい。
ウィンダスは、外交を行って協定を結んで居る事になっているので、表向きは殺すなという事だそうだ。
今度は自分の部屋へ来れた様だ。正規の鍵で扉を開け中に入る。上からの視点で見慣れた部屋。
そこに今私は主観視点固定で立っている。中に。そして目の前には頭に包帯を巻いた白い有機ぶt…モグ。
タルタル風見…だったか?まぁ、布の仕切りだ。その仕切りでモグの居る中央と周りを分け、
部屋の奥に半個室を造り、そこにベッドや洋服ダンスなどの家具がある。
入り口側には、少し前まで自分の寝床だった寝ワラが、今はモグ用として山積みになっている。
部屋の何箇所かに、さも生活していて突然時が止められたかの様に動かない、人影がある。
本棚を前に考える様なポーズをとっていたり、扉の横で威嚇するようなポーズをとっていたりするマネキン。
今こうして見ると、出来が良いだけに凄い不気味だ。夜動きそうで怖い。小心者の私に耐えられるのか…?
そろそろ無視しようにも一通り見てしまい、背後からの哀愁を漂わせる視線が痛くなってきた。
「非道いクポ…あんまりだクポ…ジュノから急いで帰って来たのに無視するなんて非道すぎるクポ!」
「五月蝿い謎の細目獣人!その触覚の先のサルタオレンジ絞ってジュースにして飲ませるぞ!」
「クプ……」
ショックだったのか諦めたのか、寝ワラに入り込み静かになるモグ。解け掛けた包帯が少しはみ出ている。
少しだけ言い過ぎた気がするので、妖精リンゴを寝ワラの前に置いておく。
ポストを見る、特に何も届いてはいない。家具をあさる、PCだった頃使わないけど棄てれなかった物ばかり。
どこかの部屋から「サイクリング」とか聞こえたが、恐らくWSの「サイクロン」だろう。ヴァナに自転車は無い。
外は月明かりで薄暗く、夜風が冷たい。そろそろ寝るとする。眠く無いが、半ば無理矢理就寝した。
現在書けた文は以上です。
パソコンの音の部分のコードがイカレて無音PCになった464ですコンバンワ
>161さん
私は騙されませんよ!騙されてません!最初から解ってたんですからね!
もしヴァナで会ったら掘…じゃない、オサイフ落とさないように気をつけてくださいねw
>19さん
エンプティーシードだかエントリーシートだかが履歴書の事なら、
案外近い年代かもしれませんねw 私もソレ書くの苦戦してます。字が汚いから尚更ね… ( -_-)
他の方の作品にあわせて、矛盾が出にくいように書いていきたいです。
あと、次回辺りから サン464◆〜 としてみるかもしれません。
929 :
既にその名前は使われています:2006/03/31(金) 03:18:29.59 ID:rC48gp3b
何処の国の諜報員もまだ把握しきれていない軍事機密(?)を
あっさり報道するゴシップ誌。週間魔法パラダイス。侮りがたし!!ww
まぁ
>>100が
>>1載せて超スピードで野を越え山を越え砂漠を突き抜けていっているからなぁw
一応、
>>69の冒険では自転車を見たものの報告書から
今回の悪役さんの議員さんが実物を作ろうとしている段階という扱いです。
議員さんは国に秘密で独自に秘密兵器扱いでつくってても、バスは既に完成に向かって着手してるかもね。
他にも
>>100氏の模造刀がズタボロになっているらしいので、
変なものを持っていたエルヴァーンの娘の持ち物の欠片として持ち帰られ、
カーディアンの新装甲の技術に転用されたり、
低ランクで交換できてしかもAFレベル以上になっても使える
超高性能な金属鎧がサンドリア戦績品に追加されたり、
弾道が極めて安定している新型銃がバストゥークで開発されたりしてるようです。
930 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/31(金) 10:13:48.80 ID:aS8O96gT
>>928 白い毛皮に包帯・・・。そろそろ「モグが死んでも、かわりがいるクポ。」とかいいだしたりw
モグに逆襲されないように気をつけて・・・ww
>>929 あわわ・・・週刊魔法パラダイスの記事はあくまでゴシップということにしてください・・・。
931 :
初投書 898:2006/03/31(金) 11:00:58.19 ID:wC6J52Zp
朝起きたらいつも通りの自分の部屋…。
その当たり前が始めて崩れた瞬間だった。
訳が判らなかった。どこだ、ここ?いや、この部屋俺は知ってる。
「モグハウス?」そう、FF11のあのモグハウスだ。
呆然としてる俺にパタパタと羽ばたいてるモーグリが近づいてきた。
「おはようクポ〜、ご主人様〜。ポストに何か届いてるクポよ〜。」
黙れ、小動物。ご主人様が混乱してるのがわからないのか?
と、とりあえず落ち着こう。モーグリにオレンジジュースを出させ、一息付く。
…落ち着かねぇ…。
そりゃそうだ。俺のキャラはタルタル。ゆうに3分の1は縮んだはず。落ち着くはずがない。
慣れない体に四苦八苦しながらベッドから降り辺りを見回す。確かにモグハウスだ。
耳の院のガキから貰った筆記用具や競売で買ったチェスト、
タルタルスツールに水がめも俺が設置したように並んでいる。
なんでこうなった?確か仕事で帰ってFF11を少しやって寝たんだ。
いつもと同じだ。まったく同じだ。じゃあなぜこうなる?
ますます混乱する頭を振る。心なしか振りの勢いがいい。
「どうしよう…。」とりあえず外にでよう。まずはそれから。
932 :
初投稿 898:2006/03/31(金) 11:04:34.43 ID:wC6J52Zp
〜ウィンダス 森の区〜
「なるほど、モグハウス出るとああなってたんだ…。」一人納得しながら階段を下りる。
階段を下りきると、確かに森の区が広がっていた。辺りを見回し、「うわぁ…。」
普通にゲームしてる時は気にもしなかった寝バザの裸が眩しい。
(あれをじっと見てた俺って変態じゃん…。)少し鬱になる。と、
「希望ないところすいませんが、PTいかがですか?こちら暗白狩です 狩場はアルテパの予定です」
突然頭の中から女の声が響いた。「うおおおっ????!!!!」おもわず両手を上に上げる。
「え?なに?何ですか?よく聞いてませんでした。もう一回お願いします。」
「PTいかがですか?こちら暗白狩です 狩場はアルテパの予定です」
PT? レベル上げか。是非参加したいところだが今はこの状況だ。
「すいません、今立て込んでるのでPT参加できないんです。今度また。」
「寝落ちしてますか? PTいかがですか?こちら暗白狩です 狩場はアルテパの予定です」
? 日本人でもしつこい奴いるもんだ。「いや、あのね…。」
……違う。こっちの声が届いてない。相手はおそらく俺にtellを使ってる。
俺はいまsayで話してるんだ。届く訳がない。
933 :
初投稿 898:2006/03/31(金) 11:04:59.53 ID:wC6J52Zp
その証拠に複数の視線を感じる。体全体、なにも見逃さないようにじっとりとした視線が。
「……ミス。」
真っ白になった頭でなんとかこの場を取り繕う台詞を搾り出した。
「返事がないようなのでまたの機会によろしく」
丁寧にtellしてくれる人にどうやってtellを返すか、それを思案する余裕もないまま、
俺はモグハウスに逃げ帰った。いま現在もっとも安心できる場所(ところ)へ。
934 :
初投稿 898:2006/03/31(金) 11:10:44.27 ID:wC6J52Zp
〜モグハウス〜
「こんちわ〜。」「リンクシェル間違って捨ててしまった。またくれ〜。」
「ひゃっほ〜い。」相手の名前を思い浮かべsayを繰り返す。延々届かないtellを。「ダメだ。返事がない…。」
スツールにドサッと腰掛ける。まず間違いない。今の俺はsayとshoutしか使えない。
なんてこった…これじゃまるでリアルと同じだ。いや当たり前か。
…うん?待てよ、他にできないことあるんじゃないか?
ヴァナで普通にやってきたことができない。そんなことがまだ他にも。自力で検証するしかないな。
できないこと
会話コマンドが使用できない(sayとshout以外)
サーチができない
プレイヤーの名前を知ることが出来ない
プレイヤーをじっと見てもレベル、称号、装備アイテムは解らない。
(anon on,off関わらず)
バザーコメントを見れない
「…なるほどな。」限りなく現実に近い。普通に生活してればなんとか…。
「…できるかぁぁぁっ!!!!!」床をバァンッと叩く。ここはゲームだ。
リアルと同じ感覚で暮らすと廃人そのものじゃないか。…ひとりだ…。孤独が俺の周り暗く包む。
視線を感じ、ふと右後ろのモーグリのほうに目を向ける。独り言延々言ってりゃそりゃ気になるか。
935 :
初投稿 898:2006/03/31(金) 11:13:47.00 ID:wC6J52Zp
まっすぐに俺を見てる。でも、外で感じた粘着した視線ではなく柔らかな眼差しだった。
「…えっと、ご主人様?」モーグリが話かけてきた。たまに発音する「クポ」の声で。
「何?」何故か細いモーグリの目が開き瞳が輝いた。
「ご主人様?」「だから何?」
「ご主人?」「なんだよ?」モーグリのほうに体を向ける。
「ご主人、ご主人、ご主人様〜〜〜〜〜!!!!」「うるせぇ!!何なんだよ!!用事があるなら…」
ずいっと顔を俺に近づける。「うっ…」瞳がさっきより輝いてる。
「ボクの声が聞こえるクポね!?今ボクの声に答えたクポね!?」両手を祈るように組みながら俺に叫ぶ。
「あ?聞こえて当然だろ。てかさ急にな…」
「ヤッタークポ!!ヤッタークポォッ!!」お馴染みクルクルダンスを突然踊りだすモーグリ。
「ご主人と話ができたクポッ!!やっと通じたクポォッ!!」「へ?」?え?どゆこと?
そう、この瞬間ヴァナディール史上初めて冒険者とモーグリの会話が成立した。
そして後に、この時の会話がこのあとのクリスタル戦争以上の大規模な被害をもたらした
ある事柄において重要な意味を持つようになる。
踊るモーグリ、真の名をフリート・カコックというそのモーグリの姿を
呆けて見てる俺にそれを知る術はまだなかった。
冒険が、始まる。
936 :
初投稿 898:2006/03/31(金) 11:17:47.42 ID:wC6J52Zp
一応こんなもので…。
明日また追加します。
改行の最大数がワカランカッタ…
937 :
既にその名前は使われています:2006/03/31(金) 11:21:04.49 ID:aS8O96gT
>>936 乙です。
なんだか壮大な雰囲気が・・・
ワクテカしながら続きを楽しみにしています
938 :
既にその名前は使われています:2006/03/31(金) 13:37:02.72 ID:RtWqcAD9
というか週刊魔法パラダイスって魔法人形のことじゃなかった?あれ?
939 :
既にその名前は使われています:2006/03/31(金) 13:37:34.33 ID:aS8O96gT
>>938 あれは魔法パラダイスの情報がはいった魔法人形じゃなかったっけ?
940 :
既にその名前は使われています:2006/03/31(金) 13:49:10.96 ID:RtWqcAD9
ああ、そうなのか。
クエやったのが大分前なんで記憶がぐちゃぐちゃw
941 :
既にその名前は使われています:2006/03/31(金) 14:05:13.99 ID:aS8O96gT
>>940 俺ももう記憶ぐちゃぐちゃだから自信ないけどそうだったはず・・・たぶん
942 :
既にその名前は使われています:2006/03/31(金) 18:01:25.48 ID:aS8O96gT
ほすあげ
943 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/31(金) 21:34:46.98 ID:aS8O96gT
石の区の吟遊詩人はあっさりと見つかった。楽しげに笛を吹きながら誰かを称える歌を歌うという、
一般人にはとても出来ない荒業をやってのけている彼にさっさと物騒ではない称号に変えてもらった。
『編集長の刺客』ちょっと刺客って言葉がかっこいいと思っただけで選んだのだったり。
思ったより称号を変えるのに時間がかからなかったので
私はお昼までの間に競売でいろいろな糸を買って布にして売って生活費の足しにしたり、
早めに居住区にある市場で今日の昼ご飯や晩ご飯の材料を買ったりした。
「ひき肉が安いな。ハンバーグにでもしようかなぁ。」
冒険者というよりは軽く主婦はいっていたり・・・。
ま、まぁいいか・・・。
買い物も終わったしモグハウスへと向かう途中、ふとバザーを見るとタルタル屏風が目に入った。
(これを目隠しにすれば着替えるたびにエロ生物を追い出さないですむかな?)
ちょっと高さをチェックさせてもらう。丁度私の目と同じくらいの高さだ。ていうことは・・・
エロ生物の動きを監視したまま着替えられるっ!お値段もお手ごろだし買おうっと!
稼いだばかりのお金の一部をバザーしているエルヴァーンのおじいさんに手渡して
から折りたたんだ屏風を背負う。
私はよい買い物ができたので、ウキウキした気分でモグハへと向かった。
ただ案の定、屏風の重さのために途中ですっかりばてたのは秘密だ。
944 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/31(金) 21:35:09.05 ID:aS8O96gT
「ただいま〜。」
玄関を開けて買い物袋を床に置く。
「お、お帰りクポ〜。」
少し慌てた様子のモグタンの声。ストーンチーズでも処理していたのだろうか・・・。
まぁ、そんなことを気にしていても仕方がない。とりあえずモグタンにも手伝ってもらって
屏風をクローゼットの近くに設置する。うん、いい感じだ。
屏風の設置も終わったので一息つこうとお昼ごはんとお茶の用意をはじめる。
今日のお昼はボスティン菜とマウラのニンニクと野うさぎの肉のスパゲッティにしよう。
あとは何かスープかなぁ。何のスープにしよう・・・
ふと、ヴァナで一番困るのは味噌がないことかもしれないと思った。汁物は味噌汁が一番なのに・・・。
ボスティン菜をゆでながら野ウサギの肉を切り分けていると
モグタンが少し困り顔でキッチンへと飛んできた。
「ご主人様、今この部屋の重大の欠陥に気がついたクポ・・・。」
「重大な欠陥?」
え?ヴァナでも手抜き工事がはやってるの?少し不安になってくる。
「な、何?柱でも腐ってた?それとも風水的によくないの?」
ごくりとつばを飲み込む私・・・。モグタンが重い口を開く・・・。
「これだとモグがご主人様の着替えを楽しめないクポ。」
包丁はさすがに危ない。そう思った私は包丁を置いて、
代わりに手近にあったフライパンでエロ生物の横っ面をひっぱたいた。
945 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/31(金) 21:36:26.68 ID:aS8O96gT
以上です。最近あまり筆が進まなく・・・w
SS書く人がどんどん増えてきて嬉しい限りです
946 :
19 ◆/GKRtxSDWQ :2006/03/31(金) 22:23:35.03 ID:aS8O96gT
>>938 Naiko-Paneiko:うちの「週刊魔法パラダイス」を
本かなにかだと思ってたのか?
Naiko-Paneiko:我々を、甘くみちゃ困るね。
なんていったって、「週刊魔法パラダイス」は
時代の最先端を突っ走っている存在なんだからね。
ごめんなさい。本ではありませんでしたorz
947 :
まとめの中:2006/03/31(金) 22:53:48.07 ID:liDOnkPG
pc復活だったりします。
(できたら)明日まとめて更新!更新!・・・できるかなぁw
>19さん
お疲れ様ですw
魔法パラダイス・・・えっ・・・w 本じゃなかったとはw
自キャラの(仮)名前をコテに入れて定着を図ってみる事にしてみました。
私のIDをBLしてる方はお手数ですがこちらも登録しておいて下さい。
>なんていったって「週刊魔法パラダイス」は
>時代の最先端を突っ走っている存在なんだからね。
魔法人形は記録する媒体の1つで、見る側が何を介して見るのかは不明です。
「週刊魔法パラダイス」(の調査記録)を本かなにかだと ともとれるので、
もし配布発行物が本という形態でもそんなに問題無い気もしますw
「おい。起きろ。朝。」
聞きなれた声が聴こえる…誰だ…?
「おい。いいかげん起きろこの夜更かし野郎!」
蹴撃を受けベッドから転がり落ちる俺。気だるいが仕方なく起きる。
ここは…見慣れた自分の部屋だ。朝飯を持ったHNM:God Motherが足元に転がる俺を睨みつけて居る。
目が合った。 God Motherは計り知れない強さです。 脳内に敵を調べた時のログが出た気がする。
FF11に毒されすぎだなw俺w
「起きたな。んじゃコレさっさと喰って、私仕事で行けない用事済ませておいてよ。」
そう言い朝食を押し付け、去っていくGod Mother。いつもの事だ。
しかし何か違和感を感じる。FF11…ヴァナ…そういやどこで何してログアウトしたっけかな…。
PS2の電源を入れ、いつもの体勢になり慣れた手付きでパスワードをカカッと入力し、POLに入る。
いつものようにショートカットアイコンからFF11を選択し、規約をろくに読まずに承諾、FF11のタイトルへ。
キャラクター選択画面に入って、メインの自キャラを選択す……あれ?
自キャラがいない。いや、そんなハズはない。ていうかキャラクタ−選択画面じゃない?
ふと気付くとコンシュタット高地のようなキャラ選択画面の草原に立っている自分。
「ぁ〜なんで俺バスの官僚のハズなのにサンドなんて国で倉庫番なんてしてるんだろ…」
水着+Lv1錆び装備一式のアパッチヒュームが胡坐をかき愚痴をこぼしながら煙草を吸っている。
「あら、わたくし嫌煙者でしてよ?その煙が少しでもわたくしの呼吸の邪魔をしたらブチキレますわよ?」
ウィンで一番恐ろしい暴君に似せたタルタルがアパッチを睨んでいる。
「にゃーハ過去〜♪」 「にャ〜はちョっと過去ー♪」
あるミスラ(自キャラではない)の過去と脳内で考えてた猫x2が謎の歌を歌いながら互いに盗みあっている。
「メインが居ない。」(本当に?) 「見当たらない。」(見えてないだけじゃないのかい?)
「お前は誰だ。」(あんたは誰だ?) 「俺は俺だ。」(私は私だ。) 「ここはどこだ。」(ここは世界だ。)
「俺は何をしようとしていた。」(それはお前しか知らない。) 「俺は何をした。」(この世界の一端を創った。)
頭の中に響く声と会話…になるのか?会話をしていると、ふと視線に気付く。
「何やってんだ?クライアント」「あまり馬鹿なことしてるとわたくしブチキレますわよ?」
「にゃーニしテるノ〜?」「にャ〜にシてタのぉ〜?」
いつのまにか倉庫キャラに囲まれている。
「私は…何を…?」
「世界救ったり国を救ったりを押し付けられながら便利屋。」
「なんのために…?」
「そんなことわたくし達は知りません。ご自分で思い出しなさい。」
「なぜここに…?」
「自分デのゾんデキタんじゃナイの?」「己ノ意思デ来たンじャなイノ?」
「私は……」
「「「「あんたはサン、俺(わたくし)(うち)のクライアント(雇い主)(ほゴしゃー)」」」」
突然目の前に巨大な鏡が現れ、無意識に自分の姿を見る。
「―――ッ!?」
視界に映る鏡の中に居る自分の姿こそ、ゲーム中で最も見慣れた自分自身の姿だった。
「―――ッ―ハッ!!」
勢い良く起き上がり、いや、跳び上がり。勢い余ってベッドから正面の石床に空中で一回転して頭から墜ちる。
―――ゴツッ
鈍い音と共に頭の中でスカルブレイカーのような星がチカチカと瞬き、視界が擬似的な★で埋め尽くされる。
頭が割れるように痛いが、暑い。やたら暑い。密室で運動したかのように暑い。
無意識に崩れた髪型を左右に分けようとした手が顔に触れる。濡れている…いや、汗をかいている。
脂汗とかいう汗、べっとりとして胸糞の悪いその汗で全身がグショグショになっている。
「う"あ"ぁ……」
思わずよくわからない声を出し、途方に暮れる。どうしたものか。
とりあえず顔を洗うか身体を洗いたい…左右を見渡すと、右側に水場があり、水が延々流れでている。
あそこで顔洗うか…朦朧としたままフラフラと水辺に歩き、顔を洗う。適度に冷たくて気持ち好い。
顔はサッパリとしたが頭全体が脂汗でイヤな感じがする。水に頭を突っ込み、少しして水から出る。
――ザバッバシャポチャパシャポチュポツポツポツ…ポツポツ…ポツポツ……
髪から滴り落ちる水が心地よい音を出しながら水場へと帰っていく。
目を開け、何の気無しに水辺を視る。 自分の顔が自キャラだった。ソレはまぁ驚かなかった。…が。
―――なッ!? 水場の水が…モグハウスの水が真っ赤に染まっていた。
以上デス。
なんか自分でもどういう方向に行こうとしてるのかワカンナクナッテキマシタ。
もしかしたら途中で誰かの方に関わった挙句死ぬ気がシテキマシタ。ドウシヨウ。
954 :
既にその名前は使われています:
自分もネタはあるんだけどね〜
癖というか、やたらと描写が細かくなっちゃうだよね
それでもよければ書きますw