「あ……」
散らかっていたわけではない。それなりに整頓されている。
どこに何が置いてあるのか、目が見えない以上は場所を決めて配置しないことには、
判らなくなってしまうからだ。
驚いたのは、預かり物の装備品などは、金庫に押し込めたりしないで、床に一つずつ
升目を引かれたように綺麗に並べられているのだ。
目の見えない身体で、『倉庫』の仕事を如何にしているのか。その苦労がひしひしと
伝わってきた。
ピットは、持ってきた包みを開いてティナに瓶を握らせた。
「これです。プロエーテル……判りますか?」
「あ、ああ……」
「また割れないように、包んで置いておきますね。」
「そ、そう……じゃ、空いている場所に……」
そんな、やり取りを済ませ旅の目的を果たしたピットであったが……
なんとなく立ち去りがたい気持ちがあり、またティナの方も追い返す訳にもいかない。
「適当に座って。」
とは言ったものの、大したもてなしも出来ないのは当然の話。
会話するにも糸口が見つからない。これまでの旅の話や、お互いの身体のことなど、
いくらでも話せることはあるというものだが……
そんな沈黙を破ったのはピットの方だった。
「あ……」
部屋の片隅に置いてある包みをみると、中に干し肉などの乾物やパンなどが入っていた。
目の見えない状態では、なかなか料理など出来るはずもない。当然、外食など贅沢を出来る
はずもなく、ティナはそうした調理のいらないもので、食事を済ましていたのだ。
「そうだ、僕が何か美味しい物を作ってあげますね!」
「え、ええ?!」
ティナは驚きの声を上げる。
「ちょっとまって、そんなことまでして貰う訳には……」
「いいから、いいから。」
そう言って、扉を開けて外に飛び出していき……
慣れない街での買い物である。どれぐらい時間がかかったのだろうか。
やがて包み紙を二、三個抱えてピットが戻ってきた。
「えーと、調理器具は、と。包丁にお鍋に……」
「あ、あのね、ピット」
「いいから、いいから。」
またしても強引にティナを押さえて、また外に飛び出していく。
しばらくして、扉の向こうで声が聞こえてきた。
(ねぇあんた、モグハウスなら共同の調理場があるはずだよね……え?なに?)
(ああ?自分の部屋に帰れだって?うるさいなぁ!あんた達が、そんなふうに冷たいから!
ティナさんが苦労してるんじゃないかぁ!!)
どうやら、例の管理人に文句を付けられたらしく、今までのピットからは想像もつかない
剣幕で怒鳴り散らしていたのだ。
よほど、ディバンから引き継いだ鬱憤が強烈な物であったのかもしれないが。
やがて、ピットは両手で鍋を抱えて帰ってきた。
「後は♪暖炉で煮込むだけ♪」
一転して楽しそうな様子で、暖炉に鍋をセットして薪に火を付けていた。
ティナは心配そうに問いかける。
「あの、旅で疲れてるんじゃなくて?それに、身体は……」
「大丈夫、大丈夫。いいから、いいから。」
「あの、お金とか……管理人から何か言われた?」
ティナはそう尋ねたが、しかしピットは笑って答える。
「大丈夫、大丈夫。いいから、いいから。」
そう言いながら、ゆっくりと鍋をかき回している。
やがて……ティナの方にまで料理の香りが漂い、思わず声を上げた。
「……ああ」
調理された料理の匂いを嗅ぐことなど、ティナには久しくなかったのだ。
「ウィンダス風に作っちゃったけど……口に合わなかったらゴメンナサイ。」
そういって、出来上がったシチューを器に盛りつけ、新しく買ったパンを一切れ添えて、
慎重にティナに手渡した。
「熱いから気をつけて。」
そう言われて、スプーンを手に取り口に運ぶ。
「あ、あつ……」
うっかり器をひっくり返しそうになるが、側に着いているピットが慌てて手を添えた。
そうして、ゆっくりと一口ずつ、シチューをすすった。
「ああ……あ、ああ……」
ほんの数口で、もう堪えきれなくなったティナの目からは、ボロボロと涙があふれ出した。
見えなくなった目でも、涙腺の機能は健在であったようだ。
「あ、あの」
覆い被さった前髪の僅かな隙間から、涙するティナの様子が見えたらしい。
ピットはビックリして声をかけようとしたが、
「う……あ……あう……」
そんな言葉にならぬ声を上げ、しかも泣きながらも、夢中でシチューを貪り食べていた。
もはや、かろうじて残っていたプライドも完全にかなぐり捨て、大人の女性と思えない
仕草で、口元や手も汚し夢中でシチューをすすり込んでいた。
しかし、それこそ料理の作り手にとっては言葉以上の最高の賛辞だったのだ。
おざなりの作り置きの食糧を片手に長い旅に出る冒険者にとって、熱々の料理を食べる
ことなどありえないことだ。ましてやクリスタル合成品とはまた違う、時間をかけて
調理され、人の勘だけで味付けられた、まさしく家庭料理の真骨頂である。
ティナに限らず、どの現役冒険者が食べても、涙せずにはいられない最高級の贅沢品だったのだ。
手渡された手拭いで顔や手を拭きながら、ようやく冷静さを取り戻してきたティナは、
すこし恥ずかしそうであった。
「その……ごめんなさい。あまりにも美味しかったから。」
「よ、よかったです。口に合わなかったらどうしようかと……」
そう言いながら、今度はお茶を手渡そうとして近づこうとした、その時。
「あ……」
そのピットの腕を、ティナはぐっと握った。何だろう?
ちょっとピットはドキドキした。が、ティナは今度はピットの額に手を当てる。
「……」
どうやら、熱を測っているらしい。ティナはしばらくそうしていたが、
「……あなた。食事は?」
そう尋ねた。先程とは一転して鋭い口調だ。
「あ、ああ、味見をいっぱいしたから……」
そう、うろたえながら返事をしたが、
「……シチューをもう一杯。あとパンも一切れ。」
「は、はい。」
ピットは、慌てて器によそい、ティナに手渡そうとしたが、
「それはあなたが食べなさい。」
「え?」
「食べるの。残したら承知しないわよ。食事はちゃんと取らなきゃ駄目。」
「え、いや、だから味見を……」
「そんなんじゃ駄目。あなた、熱が出てんるじゃなくて?
無理矢理でもお腹に詰め込みなさい。なんなら……私が食べさせてあげましょうか?」
もうすっかり普段のティナに戻っていた。その鋭い口調に、もはやピットは従う他はない。
「ええ?!いや、食べます。食べますったら。」
そうして、ティナはピットが食べている様子を覗いながら……といっても、食事の音に
聞き耳を立てる他は無かったのだが……ゆっくりと会話を交わした。
「さぼてん?……ってあのサボテンが歩くんですか?」
「フフ、そうよ。中には物凄く強いサボテンが居て、砂漠のど真ん中を信じられないような
勢いで失踪する奴がいてね……」
「へえ……」
「私は顔全体を隠していたんだけど……目まで塞ぐ訳にはいかないでしょ?
そこへ、雨のように無数の針を吹きかけられて……」
昼間の会話のやり直しである。
なんとなく楽しそうに……なんとなく親しげに……
ティナはピットのすぐ隣に座って、自分の冒険談や、これまでの経緯などを語っていた。
そして内心では、もっと少なめに注いでおけば良かったと後悔しながらも、ピットは
なんとかシチューをたいらげた。
「全部食べた?」
「は、はい……うぷ」
やはりピットは小食らしく、本当に無理矢理に詰め込んだ状態のようだったが。
「よし……それじゃ、もう寝ましょ。」
「え、いやあの、その前に洗い物を……」
そう言って表に出ようとしたが……やはり、熱が出ているのは本当だった。
ふらついて、ぽてん、と床に倒れ込んでしまった。
「ほらほら、だから熱が出てるって言ったでしょ?そんなの明日でいいから。」
「え、あ!」
ティナは目が見えないにもかかわらず、そうとは思えない仕草でピットを手早く捕らえて、
部屋の片隅にある毛布の中にピットを寝かしつけてしまったのだ。
「あ、あの……」
「さ、食べて寝ればすぐに治るわ。」
そう言いながら、ピットの隣……いや、ほとんどピットを抱き寄せるようにして、自分も
また毛布の中に潜り込み、
「お休みなさい。」
そう言って、仰向けの状態で横たわった。
「……」
ピットはもう何も言えず、黙って眠りにつく他はなかった。
熱が出ているせいか目眩を感じるような状態で、うつらうつらと微睡んでいたピットで
あったが……
横になってから、どのくらい時間が経っただろうか。ふとした時点で、ガバッと起きあがった。
火の元は大丈夫かな?などという心配からであったが、暖炉の方を見て、自分が鍋を
火から下ろしていたことを、ようやく思い出す。
まだ、暖炉の火は消えずに小さな炎を上げている。
その炎の淡い光が、薄暗い部屋をほんのりと照らしていた。
ふと、ピットは隣のティナを見た。もう眠ったのだろうか。
ずっと顔を隠していた前髪は左右に分けられていて、ピットは初めてティナの顔を見る
ことが出来た。
暖炉の小さな明かりで薄赤くティナの顔を照らし出している。
そのティナの顔は、エルヴァーン族らしく見事に均整のとれた顔立ちで、スッと通った
サボテンの針で目をやられた、ということだったが、顔の表面は傷一つ付いていない。
鼻筋や切れ長の目、口元……まさに彫刻家が創作したような、見事な美しさであった。
だが。
(……)
ピットは思わず、そのティナの頬に、そっと触れてみた。
少し頬が痩けていて、やはりこれまでの食生活が影響していたのだろう。
そして、これまで、よほどの苦労があったのだろう。
なんとなく、なんとも言えない気持ちで、ティナの顔を撫でていた。
無心の憧れでもなく、もちろん性欲からくる興味でもなく……ただ、愛おしいという思い……
その時。
スッと、ティナの手が伸びてピットの手に添えられた。
「あ……」
拒絶ではなかった。ピットの手を受け入れ、答えるためだった。
「ピット……」
「は、はい……ご、ごめんなさい……」
「ううん……いいの……」
「あ……あの……」
そして優しくピットの手を握り、
「ありがとう……本当に……来てくれて……ありがとう……ピット……」
ティナは小さな声で、そう繰り返し呟いた。
明朝。
二人は、きのう食べた後の片づけ物を済ませるために、共同の炊事場へと向かった。
ピットは食事と一晩の睡眠で、体調の方はある程度とりもどしたらしかった。
「あぁあ、やっぱり少し焦げ付いちゃってるなぁ……ぐ、落ちない……」
「貸してご覧なさい……どの辺?」
「ええと、そうそう、その辺り……ひゃっ冷たいっ」
「ウフフ、ごめんなさい。」
そんなふうに、水しぶきを上げつつ笑いながら洗い物をしていた。
早朝だったので、他の利用者は誰もいない。
なんとなく、不機嫌そうな例のモーグリがジロリとこちらの方を睨むのだったが。
しかし、それが終われば、もうピットは帰らなければならない。
とても名残惜しかったのだが、これ以上はウィンダスから離れているのも限界だろう。
やがて、身支度……といっても、荷物はティナに渡した物だけだったのだが……身支度を
してモグハウスの外への出た。
無論、帰る手段は持ってきていた呪符による帰還魔法である。
モグハウス内では、そうした魔法の類を行うことは禁じられている。
流石に、そこまで規律を無視することは出来なかった。
「ピット……それじゃね……」
ティナはモグハウスの門の所まで見送りに出てきた。
「はい。」
ピットは、ティナの手を引いてここまで来たのだが、今一度その手を握り返した。
別れ、といってもリンクパールで何時でも話すことは出来るのだが、もはや、ティナは
完全にピットに心を許してしまっている。
既に慣れてしまったピットの手に、もう少し自分の身を委ねていたかったのだが。
「また、来てね。」
「……はい」
「あ、儀礼じゃなくて、本当に来て欲しいの……いや、今度は私がウィンに行くわ。
誰か、白魔導師にでも頼めば大丈夫だから……」
「……はい」
「そして、昨日のシチューが、また食べたい……」
「……はい!必ず!」
そう、元気よく返事をしたピットであった……が。
《おいこら、ピット!》
「わぁっ!」
突然のリンクパールからの一喝に、心臓を鷲づかみにされたように飛び上がって驚いた。
その声は、雇い主のモールであった。
《え、えーと、お、おはようございます。モールさん》
《おはようじゃないっ
お前、断りもなくウィンから出てサンドまで来て泊まり込むなんて……何、考えてんだよ!》
《うわ、えーと、あのう……》
《ゲートから話は聞いたよ……まったく、どいつもこいつも……》
すると、リンクパールの奥で、クックックという笑い声が聞こえる。
どうやら、ディバンらしかった。ゲートの方からは何も聞こえて来なかったが。
《プロエーテルを割ったんだってな。ああ、いいよ、そんなの。
目が見えないはずのティナにうっかり預けたのが悪かったんだ。
ピット、お前のヘソクリに大事に締まっとけ。》
《は、はい!》
そしてティナも慌てて謝罪する。
《ごめんなさい……かならず少しずつでもお返しします。》
《だから、いいって言ってるでしょ?それから……ピット。》
《はい、すみません。すぐウィンに戻ります。》
《いや、もうウィンに帰るな。》
《え……ええ?!》
《今回の罰だ。悪いが故郷を捨てて貰うぞ。
危険を冒してまで来たがっていたぐらいなんだから、不満はないだろうな?》
故郷を捨てろ……とは、これまたずいぶん酷な言い方である。ピットはうろたえながら、
《あ、あの……しかし、ウィンの方は》
《いや、そろそろ『倉庫』をもう一人増やしたかったんだ。サンドでもう一人雇うつもり
だったが……街の作りからして、サンドの方が効率的だからな。
だが、慣れている人間の方が良い。ウィンには新しい者を雇うことにする。》
《は、はい。》
《それとな。これからはお前がティナの荷物を運べ。
ティナ……強情なお前さんだが、やっぱり物理的に無理があることは、今回のことで判った
だろう?普段は、これまで通りに頼むが、急ぐときはピットに行かせろ。》
ティナは、少し考える様子を見せたが、素直な返事をした。
《はい……判りました。》
《よし、それじゃピット。これから言うことを、よーく聞け。
まず金を送ったから、それでサンドリア国民になるための、移籍の手続きをしてもらう。》
《え、あ、はい。》
《外国人のままじゃ、都合の悪いこともあるから、やむ終えん。
もう、届いているはずだから、モグハウスに取りに戻ってくれ。》
《は、はい!》
そう言って、ピットは慌てて部屋……ティナの部屋に泊まったので、まったく利用して
なかったのだが……部屋に戻ろうとして向きを変えた、その時。
「ピット」
ティナが呼んだ。
「は、はい」
「……これから、よろしくね。」
にっこり微笑んでティナが言った。
「はい!」
ピットは嬉々としてそう言ったものの、感傷に浸っている場合ではない。急がなくては。
部屋の鍵を開けてポストを覗くと、ピットが手にしたこともないような大金が放り込ま
れていた。
ピットは驚きながら、それを取り出して、
《え、ええと、お金、頂きました。》
そう、モールに告げた。
だが、もう一つ入っているものがある。
それを手にとって、軽い包装を解いてみた……これは、どうするんだろう。
《お、ちゃんと届いていたか?それじゃ、手続きする場所を言うからな。》
《あの……これは》
《ああ、忘れてたな。今から言う。
えーとな、北地区の方にミスラッ子が居るはずだから、その子に手渡してみろ。
それが、実は外国人が生活するためのコツなんだよ。渡せば判る。
それからな……》
《は、はぁ……》
《ティナに監督させるように言っておくが、医者を紹介してやるから、ちゃんと通えよ。
急がせるときもあるけど、無理に走ったりせず、自分で身体は自分でいたわれ。》
《はい……》
《それじゃ、行ってきてくれ。ええと……今度はゲートだ。おーい……》
そうして、モールは次々に『倉庫』達に指示を出していく。
冒険者にとっても、倉庫達にとっても忙しい朝の始まりだった。
そして、ピットは送られてきた物を改めて手にとって眺めていた。
それは、一輪のマーガレットの花であった。
692 :
◆6NLrYYfI2g :2005/04/10(日) 01:26:20 ID:GAsaq03k
大量連貼りごめんなさい。次回が最終回になります。
そろそろ……スレの容量がやばいかなぁ……
暖炉の小さな明かりで薄赤くティナの顔を照らし出している。
そのティナの顔は、エルヴァーン族らしく見事に均整のとれた顔立ちで、サボテンの
針で目をやられた、ということだったが、顔の表面は傷一つ付いていない。スッと通った
鼻筋や切れ長の目、口元……まさに彫刻家が創作したような、見事な美しさであった。
だが。
(……)
ピットは思わず、そのティナの頬に、そっと触れてみた。
少し頬が痩けていて、やはりこれまでの食生活が影響していたのだろう。
そして、これまで、よほどの苦労があったのだろう。
なんとなく、なんとも言えない気持ちで、ティナの顔を撫でていた。
無心の憧れでもなく、もちろん性欲からくる興味でもなく……ただ、愛おしいという思い……
その時。
スッと、ティナの手が伸びてピットの手に添えられた。
「あ……」
拒絶ではなかった。ピットの手を受け入れ、答えるためだった。
「ピット……」
「は、はい……ご、ごめんなさい……」
「ううん……いいの……」
「あ……あの……」
694 :
◆6NLrYYfI2g :2005/04/10(日) 01:47:31 ID:GAsaq03k
つДT)ご、ごめんなさーい。上のレスを差し替えて読んで下さい。
3,4行目がおかしくなってました。
あーあ、大事な部分なのに……
695 :
既にその名前は使われています:2005/04/10(日) 02:31:08 ID:71QiiD59
最後か〜楽しみ〜♪
作品制作おつで〜す
696 :
既にその名前は使われています:2005/04/10(日) 17:20:53 ID:1l/Ex7oj
製作者さんおつですー
感動的な話でしたねぇ〜これからもヨロシク!
「もう知っていると思うが、俺とティナは、かつては冒険者仲間だったのだ。」
あれから数年の後に、ピットの元に訪れたゲートは、そんなふうに語り始めた。
「彼女が潰された目は、白魔導師の魔法では復元出来ず、通常の治療法もあるはずもなく……
失明したまま、今後の生活を余儀なくされてしまったわけだ。
当然ながら、目の見えない冒険者など、世間で受け入れて貰えるはずもない。
身体の機能を損なった者は、例え指一本欠けているだけだとしても、あまり良く見られる
ものではないからな。」
「はい……」
「目の見えない身体で、どうやって生きていくのか。
その頃は、すでに俺は身体を壊していて、モール殿の『倉庫』という生活を送っていた。
俺に出来ることはティナを紹介してやることだけだったのだ。
世話をしてやるから俺の所に来い、『倉庫』は暇な仕事だから、と言ったのだが。」
「……」
「しかし、あいつは一人でやっていくと言って受け入れることはなかった。他の仲間達も、
あれこれと世話しようと気遣ったが、しかし、あいつはその手を全て振り払った。
人の手は借りぬ、目が見えない状態でも生きていけるようにならなければと……
あいつは自尊心、自立心が強く、もともと人の手を借りることを好まない性格だった。
仲間内でも孤高の存在と言っても良かったからな。しかしなぁ……ピットよ。」
「……はい?」
「確かに、目が見えない状態で一人で生きていこうとするその姿勢は、実に天晴れだとは
思うぞ。いざ、人の手を借りて生活をすると、それに甘えがちになってしまうのだが……
例えば、服を着替えたり、どこかに行こうとしたりする場合、例え一人で出来たとしても
目が見えないとなれば普通の人の何倍もの時間が掛かってしまう。
そんな状態では、自分の仕事や楽しみをする時間が大いに損なわれてしまう。
それでは、人として良い生活を送っているとは言えぬ。」
「はい……」
「目が見えないのならば、あるいは身体が動かないのならば……
その為に出来ないことだけを、周囲の人間が手伝ってやればよい。
そうすれば、普通の人と変わらぬ生活を送ることが出来る、という訳だ。
そう、お前が今、ティナにしてやっていることが、実はそうなのだ。」
「……」
「以前、お前と虹を見ながら、お前を導くことが答えだったとお前に言ったな?
俺が戦いで傷つき、そして倉庫となってお前と出会ったことも、そのためだったと。
もちろん、お前に虹を見せることじゃなく、お前をティナに会わせることが本当の目的
だったのだ。そして、俺がひそかに願っていた通りの成り行きとなった。
……ああ、ピット。俺は正直、お前がうらやましく思うぞ。
ただ、敵を殴りつけて殺すことしかできない俺にとって、人の支えとなり生きていくこと
が出来るお前がうらやましい。
……なにも、ティナの世話を押しつけるために、おだてているわけではないぞ?」
「い、いや、そんな」
「ああ、判っている。お前も嫌な仕事と思ってやっている訳ではないだろうし、出来るなら
俺が手助けをしたかったのだ。かつての……かつての仲間だったからな。
そうしたいと思う奴は大勢居た。あいつは、結構もてていたからな。」
ピットと並んで座っていたゲートは、笑いながらそう言って立ち上がった。
「では、ティナを頼むぞ。俺はやはり、この拳で道を開くことしかできないが、しかし俺の
出来ることを見つけていこう。達者でな、ピット。」
「はい……ゲートさんも、お達者で。」
そして、ゲートは後ろを向いたまま手を振り、ピットの元から去っていった。
今のゲートは、威風堂々たる胴着を着て、腰には恐るべき手甲が下げられている。
そして、例の『倉庫』用のリンクパールを付けては居なかった。
そう、既に腰の負傷はすっかり完治して、彼は『倉庫』から『卒業』して、再び冒険者と
しての道を歩み始めたのだ。
ジュノ下層……
「竜の討伐に行くぞ!誰か助太刀に来てないか!」
「白魔導師は居ないか!俺をコンシュタット高地まで運んでくれ。金は払うぞ!」
「忍者か……あるいは騎士でも良いぞ。盾になれる奴はいないか?」
独特の掛け声が飛び交うその場所は、今日もまた夜も昼もお構いなしに賑わっている。
道は行く手が見えなくなるほど混雑し、その傍らでは足の踏み場もないほどの露店が並ぶ。
人が集まれば、それを目当てにまた人が集まるのは当然の論理だ。
まさに、この場所こそ冒険者達の本拠地である。
その端の方、壁にもたれながら、じっと人々の様子を伺っている男が居た。
ディバンだ。
彼はただ腕を組み、ニヤニヤと笑みを浮かべながら、人の動く様を楽しんでいた。
が、ふとした瞬間に、雑踏の中に紛れ込んでいった。
そして……
いきなり、ある男の腕を掴み、ぐいっと引っ張ったのだ。
「な?!てめぇ何しやがんだ!」
その掴まれた男は、驚いてディバンに抗議したが、ディバンはニヤリと笑って答える。
「その程度の腕で、人様の懐を探ろうなんざ十年早えぇや……
金が欲しけりゃ羊の皮でもなめしてこい、若造。」
「チッ」
そう舌打ちしながら、その男は強引に腕を振り払って人混みの中に消えていった。
惜しいことをした。すり取るまで待って、しょっ引けば謝礼ぐらいは貰えたものを。
そんなことをディバンは考えた。犯罪を防ごう、治安を守ろうなどと、思ってやった訳
ではなく、単に人の揚げ足を取りたかったようだったが。
まだ、ディバンの「刑期」は解けてないようだ。未だ、その耳には『倉庫』としての
リンクパールが取り付けられている。
はたして……その後は冒険者へと復帰するつもりだろうか。
それは、その時になって見なければ判らないことだ。
ふと、ディバンは誰かを見つけて軽く手を振った。
どうやら知り合いらしい。相手も手を上げて応じた。
それは、巨躯のガルカと……そして一人、小さなタルタル族を伴って、酒場に入ろうと
しているところだった。
その二人が酒場に入っていくと、悲鳴にも似た歓声が巻きあがった。
「おお!ゲートじゃないか!」
「この死に損ないめ、とうとう戻って来やがったなッ!」
「貴様ァ・・・その腰を、今度は俺がへし折ってやるから、こっちに来い!早く!」
そんなロクでもない歓迎を受けながら、ゲートは連れを伴って仲間の輪に入っていく。
そして、連れのタルタル族……おかっぱ頭で初心者らしい胴着を着た娘に声をかけた。
「見ての通り、柄の悪い連中ばかりだが気の良い奴らだ。」
「お、押忍!」
そのタルタル族の娘は健気に返事をした。
「タルタル族の格闘家といっても臆することはないぞ。堂々と胸を張れ。」
「押忍!」
そして、ゲートの歓迎は尚も続いた。
「あいっかわらず、でっかい図体しやがって。ほらほら、そこに立つな。邪魔!」
「まず床に座れよ。人を見下すんじゃねぇっての。」
「まったく……てめェが来るとな、酒場が狭くってしょうがねぇんだよ。」
そんなやり取りを聞いて、バーテンがニヤリと笑って言う。
「馬鹿野郎、一杯や二杯で潰れてしまうあんたらだけじゃ、店の稼ぎにならんだろうが。」
接客とは言えない物言いだったが、それを聞いた冒険者連中はゲラゲラ笑った。
そこで、一人がゲートの連れに気が付いた。
「お?その可愛い子ちゃんは何だよ。」
「ああ、新入りって奴だ。みんな、よろしく頼むぞ……ほれ、挨拶しろ。」
「お、押忍!みなさん、よろしくおねがいしまっす!」
そういって、構えのポーズを取る。
「よろしくぅ!」
「よーし、それじゃ早速、歓迎会といこうや。なぁみんな。」
「おお、いいね!何処に行く?」
「そうだなぁ……どっか獣人砦に殴り込みでも掛けるか……」
「北はどうだ?バルドニアの雪景色なんざ見たことないだろ?」
「そんなら、ズヴァール城へと乗り込むか。そこに住む魔神どのも角となりゃ、ちょっと
した小遣い稼ぎになるぜぇ。」
やはり、ろくでなしばかりのようだ。殺戮が歓迎会だというから恐れ入る。
「よし、決まりだ!そうと決まりゃ行こうぜ、野郎共。」
「……て、その子じゃまだズヴァール城はきついか。」
「あら、大丈夫よ。私が何度でも生き返らせてあげるから。」
仲間の間にいた、清楚に見える姿の白魔導師もまた言うことがキツイ。
「あいかわらずだな、お前ら。」
そう言うゲートもまた、かつての太々しい、凄みのある笑みを浮かべていた。
そうしているとき、ある一人がスッとゲートに近づいて耳打ちする。
「よう……ティナは今、どうしてるんだ?」
「あ、ああ……」
そうして、ふっと溜息を漏らしながらゲートは答えた。
「あいつには新しい男が出来たんでな。どうやら楽しくやっているようだ。」
で、その「男」である。
《だから、口の院があるでしょ?ノルバレン地方の特産品は、そのすぐ近くに居る人が
売っているから、そこで……》
《うにゃぁ……遠いよぅ、ねぇピットぉ、そっちで買ってきてよ。大工ギルドなら、
そっちにあるんじゃ……》
《だからね。同じ買うなら安い方がいいでしょ?それ以前に、モールさんは君に指示を
出したんだから。》
《うー……》
《さぁ、おとなしく走った走った。》
《は、はぁ〜い》
ピットの話し相手はウィンダスの新しい『倉庫』らしかった。
ミスラ族の大人になりきれていない年齢で、甘たるいミスラの子供言葉が抜けきらない。
どうやら、先輩であるピットの手を焼いているらしい。
「ウフフ……先輩は大変ね。」
そう言いながらピットの後ろから現れたのは、ティナだった。
「なんなら、ウィンに帰って手取り足取り教えてあげたら?」
「えー、あんな甘えん坊の相手なんかしたくないってば。」
「こらこら、聞こえるわよ?」
そういって、クスクスとティナは笑った。
そのティナの格好は……
黒を基本とした落ち着いた服で、短めの上着に踝までの長いスカートを履いていて、
ウェストをキュッと絞られたデザインで、清楚に見えて魅力的な姿だった。
それは、ピットが苦心してコーディネイトしたものだったらしい。
髪の毛もまた綺麗にカットされて、その髪もまたピットがとかしているのだろうか、
その長い銀髪は綺麗に整えられ、光り輝いていた。
そして、サングラスを掛けていて、手には新しい杖が握られている。
その姿をピットは眩しそうに見とれていた。
「どう?きまってる?」
ティナは腰に手を当ててポーズをとった。
「そりゃそうでしょ、なんせ僕が選んだんだから。」
「なーに言ってんの、元が良いのよ、元が。」
以前の冒険者仲間が見たならば、そのティナの明るい変貌ぶりに驚いたことだろう。
今日は、ティナの新しい仕事の初日だった。
それは、街の学校で子供たちを相手する講師の仕事だったのだ。『倉庫』の仕事をする
傍ら、ピットはティナの念願を果たすため、大きな本を抱えて繰り返し朗読して猛勉強
に励んだのだ。どこかに書いておくということは一切出来ないので、ひたすら読み聞い
て頭に叩き込むしかない。それこそ、分厚い本を一文字残らず覚える覚悟が必要だった。
幸い、『倉庫』としての仕事は、わりあい暇な時間が多い。
それにティナは物覚えが良いし、頭の回転も良かったので果たせたことかもしれない。
当時として、目の見えない者に学校の教鞭を取る前例はなかったのだが、学校側も子供
達の教育になる、ということで大英断を果たしたのだ。
ティナは数年間の勉強の末に、ついに試験を突破して講師への道へと進んだのである。
子供達の担任ではなく、授業の一部を受け持つという形式であったのだが。
むろん……すでに『倉庫』としての仕事は返上していた。
「それじゃ、行ってくる。」
「はい……気をつけてね。」
もう杖で一人で歩くことには、だいぶ慣れては来たのだけれど、見ている側のピットは、
やはり不安で一杯だ。
「うっかりスカート踏んづけて転ばないようにね。それから……」
「はいはい、そんなに心配しないでっていってるでしょ?」
これまでの、ティナとの数年間の生活に於いて……
ピットは、ひたすらにティナの世話を焼き続けたのだから、心配性になるのも無理はない。
先ほどの勉強や、読み書きが必要になることはもちろん、料理を作ったり……
しまいには着替えの手伝いまでしたのだが、これには流石のピットも閉口した。
他種族とはいえ、異性の着替えに付きそうのには非常に抵抗があったのだが、しかし、
「裸を見せ合うのに照れてちゃ、なんにも出来ないわよ。ほら、早く。」
そういって、さっさと服を脱いでしまうティナに、あたふたと着替えを手渡すピット。
むしろ、ティナよりもピットの方が恥ずかしがる始末であった。
だが、ティナはまだまだ自尊心が強い。出来るところは自分でやり、いちいちピットを
呼びつけたりはしない。一人で出て行こうとするティナを慌てて追いかけることも、
よくあることであった。そして、今日は一人で学校に行こうとしているのだ。
ピットも『倉庫』の仕事があるのだから、というティナの考えだった。
そして、ティナはモグハウスを出て、学校へと向って歩き始めた。
「それじゃね、晩ご飯よろしく。」
「うん……」
やっぱり、自分が付いて歩いた方がいいんじゃないのか、などと考えていたのだが……
だが、いくらかティナが歩いていった所で、すっと若い騎士らしい男がティナの側に
近づいた。どうやら道案内を買って出ようとしているらしい。ティナが笑顔で礼を述べ、
その男の肘を借りる様子が見える。見栄えが良くなれば、そうして手を差し伸べたがる
者も出てくる。現金なものだ、と言いたいところだ。
なんとなく、その様子をピットは苦笑いで見ていた。
(やっぱりなぁ……背の低い僕が手を引くよりも……)
そんな事を考えなたりしながら。
まあこれで一安心、とばかりに振り返ってモグハウスの中へと入ろうとした。
そして、ピットは更に考える。
(いずれは、こうして世間に出れば、ティナにも相応しい相手が現れるだろう。
かつての冒険者仲間か、あるいは街の人々の誰かだろうか。)
なんといってもピットは他種族である。他種族間での結婚などという常識は、残念ながら
存在しなかったのだ。ましてや自分がティナの伴侶づら出来ようなどとは思っても見ない。
(そうしたら、僕は大いに祝福しよう。誰よりもティナと、その相手を大いに祝福しよう。
しかし、困ったなぁ……食事とかはともかく、着替えまで手伝ってるなんて知れたら……)
ぽこんっ
「い、痛てっ」
あれこれと考え事をしていたピットの頭を何者かが叩いたらしい。
「忘れ物しちゃった。」
ティナである。学校へと向かったはずだったが、またピットの元へと戻ってきていた。
「ちょっとぉ……本ッ当に見えてないの?って……うわ」
ティナはピットの身体を軽々と持ち上げて、片腕で抱き上げてしまった。
「あの、忘れ物ってなに……え?」
空いている方の指で、自分の頬をツンツンと突いた。
「え、ええ?……わ、わかったよ。」
ピットは軽くティナの頬に口吻をした。
「よし……これで勇気百倍。」
ピットを地面に下ろし、ガッツポーズで気合いを入れた。
「待ってろよジャリ共。思いっきり、ぶちかましてやるからな。」
「ち、ちょっとぐらいは手加減してあげてね……」
そう言いながらも、少し呆れ顔で見ているピット。
そんな二人の様子を、先ほどの騎士は面白そうに見守っていた。
「それじゃ、今度こそ行ってくるから……それから。」
「え?」
「心配しないで。浮気なんかしないから。」
「あ、あはは……」
どこまで、真に受けて良いものなのか。
そう思いながらも、しかしピットは淡くなんともいえない気持ちに包まれていたのだが、
《え、あ、はい。モールさん、何でしょう?》
またしても、突然に『倉庫』としての指示が舞い降りたらしく、ピットは競売所の方へと
駆けだしていった。本人は気づいているのかどうか、ピットの体調も良好なようだ。
はたして、ピットはこのまま『倉庫』を続けるつもりだろうか。
いずれにしろ、将来を十分に期待できるほどに、ピットは明るい表情を浮かべていた。(了)
710 :
◆6NLrYYfI2g :2005/04/10(日) 19:55:45 ID:GAsaq03k
一応、後書きしてみます。
他のスレでも見かけたのですが、自分の倉庫キャラにいろいろな経歴を妄想したりする人は結構多いのではないかと?
私もその一人で、実は今回の話の登場人物は、だいたいは私の倉庫キャラの構成と同じ。
やっぱり禿ヒュムをクリスタル倉庫に使ってますw
まぁ、そういう妄想をする場合、大抵は元冒険者で負傷が原因で……というケースになりがちかと。
で、あれこれ考えてみたという次第です。
実際にウィンの樽倉庫をサンドまでLv1単独突破させながら考えをまとめつつ……
なにか、公式の方にも倉庫の件に触れているようで、スレもたっているようですね。
http://www.playonline.com/ff11/vt2/05/re21.html ■eも公認の倉庫
http://live19.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1112722939/l50 私の後半のダラダラした与太話は置いておくとしてw
Dのディバンの話あたりが、倉庫というものについて私の考えるところであります。
戦いの世界ヴァナディールで、そんな広告の体験談みたいな話があるはずもない、と。
まぁ……こんなところで。
あと、管理人さん乙です。私の作品をまとめて下さってアリガト
すんませんが、今回の分を乗せて頂く場合には、2箇所ほど差し替えがあるので、宜しくお願いします。
711 :
名無しさん ◆V00/Phqsn. :2005/04/10(日) 20:37:15 ID:adv3gasa
おつかれさんです(*´д`*)いい話やー
>>667 したらばとかにある小説スレも過疎っぽかったなぁ
こういうスレはそういう傾向があるのかもしれない(´д`)
続き期待してますyp!
まとめサイツ春っぽくしてみた。そんだけage
712 :
既にその名前は使われています:2005/04/11(月) 03:06:45 ID:bsv3wdLc
荒れないだけイイじゃまいか
713 :
既にその名前は使われています:2005/04/11(月) 16:57:04 ID:Z67P4Af4
AGE
714 :
既にその名前は使われています:2005/04/11(月) 20:31:19 ID:2i8ROEDf
MAGE
715 :
ブリジット ◆6acWblMBhM :2005/04/11(月) 20:37:15 ID:aFVtfYT/
6NLrYYfI2gタソ、仕事はえぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!
漏れも早く仕上げたいwwwwwwwwwww
716 :
既にその名前は使われています:2005/04/11(月) 20:47:05 ID:2i8ROEDf
はやく
しなさい
ぶりじっとさん
おれは
まっているのです
よ
717 :
ブリジット ◆6acWblMBhM :2005/04/11(月) 20:51:34 ID:aFVtfYT/
>>716 マジすまん
今どうしても金が必要で、それで時間がなかなか取れんのだ
漏れの駄作を待ってくれてるってだけですげーありがたいから早く仕上げたいのだけど
718 :
ブリジット ◆6acWblMBhM :2005/04/11(月) 21:47:29 ID:aFVtfYT/
あ
719 :
名無しさん ◆V00/Phqsn. :2005/04/11(月) 21:56:17 ID:RIvX051L
>>712 それもそうだ(´Д`;)
そういやここ3日間アクセス数が跳ね上がってるんだけど
外部板あたりでURLでも貼られたのかな
>>717 楽しみに待ってるyp(・∀・)
720 :
◆6NLrYYfI2g :2005/04/11(月) 23:57:55 ID:qg2EBBQi
>>715 どもw
とはいえ、差し替えを2回をしてしまったこともあり、
もっと落ち着いて推敲すべきだったかと(汗
あ、あと遅レスなんですが、
>>633の人に笑って頂いたポスターの件(
>>629)
いや、狙い通り笑って頂いて嬉しいですw
なんていうか、ちょっと奇策だったんですが、
あの画像、■eはそんなつもりじゃないだろうけど、
この板の住人が見れば苦笑せざる終えない。
ディバンの気持ちに共感して頂けるのではないかと……なんちて。
721 :
既にその名前は使われています:2005/04/12(火) 17:46:36 ID:UWH1tJC0
保守すると見せかけて保守しない
722 :
既にその名前は使われています:2005/04/13(水) 00:10:53 ID:tBdXcpWq
しろよw
723 :
既にその名前は使われています:2005/04/13(水) 00:11:22 ID:tBdXcpWq
で自分は保守
724 :
既にその名前は使われています:2005/04/13(水) 07:34:21 ID:P6wDnvKr
でもやっぱりほしゅしない
725 :
既にその名前は使われています:2005/04/13(水) 08:43:14 ID:tBdXcpWq
わけないw
726 :
既にその名前は使われています:
あるあるw