【クママ】FFXIストーリーについて語ろう【どこへ】
Shadow Lord まだ、だ……。
言ったはずだぞ、死ですらもう俺を
とめることはできぬのだ、とな!
Shadow Lord この憎しみの炎の
消えぬかぎり、俺は決して……決して、
倒れたりはせぬ! 何度でもよみがえる!
Zeid 待て、ラオグリム!!
聞け、もう終わったんだ! もうこれ以上
ムダな戦いは止せ!!
Shadow Lord ラオ……、
グリ……、ム?
Shadow Lord ちがうッ!
俺は……、俺は、闇の王だ!
Zeid おまえは、闇の王など
ではない! 思い出せ、自分の真の名を!
ガルカの剣士、ラオグリム!
Shadow Lord く……!?
Shadow Lord ラオ……、グリム……?
ラオグリム!?
う……、お、おお……!
Zeid 正気に返ったか!?
Raogrimm: ああ……、
なんとか、な。
Zeid そうか、よかった……。
しかしおまえが……、闇の王だったとは。
Raogrimm: 俺は、種の記憶を
引き継ぐ者、語り部だったのだ。遠い昔の
様々なものを、宿していた。あまりに多くの
憎しみと、哀しみ……。
Raogrimm: それゆえに、一度闇にとらわれると
そこから抜け出せなくなってしまったのだ。
果てしない、憎悪と狂気の闇から……。
Zeid ………。
Raogrimm: 人は、優しい、暖かい光を
たたえる一方で、闇夜よりも濃く、深い
暗黒を抱えていることもある……。
Raogrimm: 誰もが、その危うさを
秘めているのだ。そして、その危うさを
捨てたとき、人は人でなくなる……。
Raogrimm: しかし、俺は………
Raogrimm: 俺は昔の俺ではない。
引き返せはしないのだ、もう……。
Raogrimm: 30年前に死より
よみがえって以来俺のしてきたことを、
謝るつもりはない。だが………
Lion: こっちよ!!
急いで!!
Raogrimm: フッ、本当の俺は
30年前に死んでいるのだ……。今さら
命など、惜しいものか。
Raogrimm: ああ……
コーネリア……