【クママ】FFXIストーリーについて語ろう【どこへ】
Babenn:何だね?
こんな老いたガルカのところに
用はないだろう……?
Babenn:ヴィジレントアウル(Vigilent Owl)?
そんな者は知らんな……
Babenn:そんな古い工具箱を持ってきたところで、
私から得られる情報など何もない。
Gumbah:なあるほどね、そういうことだったのか。
Gumbah:バベン(Babenn)が昔のことを
話したがらないのにはそういう訳があったんだ。
Gumbah:でもバベン、もう150年前の話でしょ?
もう隠すのはやめたらどう?
Babenn:グンパ(Gumbah)……何のようだ?
Gumbah:冒険者なら聞いたことあるんじゃない?
バストゥークのガルカには2種類の名前があるんだ。
Gumbah:1つは生まれてからの名前。
もう1つは……その名前が呼びにくいと、
ヒュームたちがつけた名前……。
Gumbah:ヴィジレントアウル(Vigilent Owl)
それがバベンの昔の名前……でしょ?
以前に話してくれたの、忘れてないよ。
Babenn:余計なことをしゃべるガキだ。
もう150年も前の話など忘れたよ。
どうして今ごろそんな名前で私を……。
Babenn:……ん?
そこにいるのは誰だ?
Elki:曽祖父は忘れていませんでしたよ、
ヴィジレントアウル……いや、バベンさん。
Babenn:まさか……オムラン?
いや、そんなはずは……ヒュームの寿命は
100年にも満たないはずだ。
Elki:オムランは私の曽祖父です。
幼い私に詳しいことは教えてくれませんでしたが、
10人の開拓者の話をする時、いつも悲しげでした。
Elki:私にこう言ったこともあります。
「運良く自分が何かをなしたとしたら、それは
自分が出会いに恵まれたからに過ぎない」と……。
Babenn:そうか、オムランがそんなことを……
Babenn:覚えておけ、オムランのひ孫よ、
当時のヒュームたちには誇りが必要だった。
自分たちの力で鉱山を開拓したという名目の……。
Babenn:そのためには彼らには不必要なものがあり
それが私だったというだけのことだ。
Babenn:何かが見えるということを能力とするなら、
何かが見えないということも能力かもしれない。
発展や名声という名のもとの犠牲だ。
Elki:それは違います!
曽祖父は、名声など欲した訳ではない!
Babenn:もう良い、それ以上言うな。
我らガルカとヒュームは同じ時を生きられぬ。
我らの目にうつる世界も別の物だ。
Elki:……。
Babenn:だが、私は信じているのだよ。
あの時、無心にミスリルを求めた我々は
同じ時を生き、同じ世界を見つめていた。
Babenn:それで十分なのだ。他の者がなんと
言おうと関係はない。彼らがこの世を去っても、
私はそのことを知っている。信じている。
Babenn:オムランのひ孫よ。我々の
過去の絆を確かめるより、今同じ時代を生き、
同じ世界を見つめられる絆を確かめることだ。
Elki:……わかりました。
お体にお気をつけて……。
Gumbah:むっずかしいことを言って
おっぱらったもんだねえ……。
Babenn:ふん、おまえがややこしくしたのだ。
どうせ奴を連れてきたのもおまえだろう?
Babenn:だいたい、いつおまえに昔話なぞした?
そんな覚えはないぞ。
Gumbah:あ、あれ? そうだっけ?
多分ウェライに聞いたんだよ。
Gumbah:さ、ボクももう行かなくっちゃ!
じゃ、またね〜〜。
Babenn:おぬしにもいろいろと迷惑を
かけたようだな。これは私からの工具箱に
対する礼だ。受け取ってくれ。
以上。
イベントコンプしてる奴ももう一度バベンの漢っぷりを思い出して、泣け。