それからもう一つ。
あまり話を広げたくなかったので、今回はトイレブラシを剣の代用として使う事についての問題だけで終わらせたかったのですが。
この方のblogを拝見すると、
http://contact0507.blog10.fc2.com/blog-entry-221.html > 2002年3月東京夢の島で、空手、キック、中国武術などの多くの指導者や団体代表者も迎えて行われた反射道講習会。
> 合気道は絶対の先を取る打撃系武道であることを実証した。
と書かれてあり、この方はこの講習会で合気道の理を説明された事になっています。
私がmixiの日記に
> 開祖は合気道の稽古を「禊」としておられましたので、古い方はまだ、当時に倣って神道の儀式のような習慣を留めておられる事が多いです。
> 中には祝詞を上げ、九字を切って、場を祓い清めてから稽古に入られる方もいらっしゃいます。
と書きました通り、開祖の教えに忠実であろうとされる古い方々の中には、剣杖に限らず体術も含む合気道の稽古の全てを聖別されている方が少なくありません。
勿論その理についても、開祖が言われた精神世界の神秘性を心の拠り所にされている方がいらっしゃいます。
今のご時世ですから、公の指導の場などでの公言は控えておいでですが、私も実際に複数の先生方からそのようなお話をされましたし、「本当はこれも教えたいんだけどね」と寂しそうに言われた時から、出来るだけそうしたお話も伺うようにしてきました。
現代で「そのような非科学的な知識は無用」とする傾向が強くなってきていますが、まだ根底には確かに存在します。
このような価値観は合気道特有のものかもしれませんが、講習会で他武道の皆様に合気道の理を説くのに、トイレブラシのような汚物で説明される事には、まだ白帯に過ぎない私でさえ抵抗を感じます。
「合気剣でなければ良い」という問題ではありません。
講習会を受けられた皆様は、こうした特殊な背景について説明を受けられましたでしょうか。
もしご存知でなかったら、是非この点について、ご配慮をお願い致します。