〜コンテンツ文化研究会レポート〜@ 【動いている規制団体について】
APP(ポルノ買春問題研究会)。
「全ての性交はレイプだ」を信条に掲げている市民団体。
いわゆるラジカルフェミニズム。(急進的フェミ)
この市民団体が、今回の件で強力に動いていた。
ネット上でよく勘違いされるが、フェミニズム団体そのものが、表現の
自由を妨害しているわけではない。
基本的に、表現規制には反対のところが多いという。
だが最近、海外や日本の宗教右翼がフェミを乗っ取る例が増加している。
また宗教団体が、フェミを隠れ蓑にする場合もある。
某宗教団体に所属している日本人が、海外で日本のロリ文化を非難し、
逆輸入で日本に上陸、マッチポンプ騒動を引き起こしたこともあった。
規制派のロビイストは、人数としてそれほど多くはない。
にもかかわらず、国の政策をいくつか動かしているのが実情だ。
議員の情報網は一般人とさして変わらないため、リアルで接触してくる
人間に影響されやすいのだ。
だからネットでいくら騒いでも、現実社会における影響力はほぼ皆無。
そういう構造なのだから仕方がない。
無償のボランティア(規制反対派)で動くと、かなり辛いものがある。
ほとんどの人は、本業を別に持っているので、時間的な余裕などなく、
資金面でも苦労している。
ロビー活動などは、数百円程度で済んでしまう(電車賃だけ)のだが、
海外文献の翻訳、資料の作成など、それらの累積による賃金獲得機会の
損失を考えると、給料の出る規制推進側のロビイストには、行動力・
機動力の面ではなかなか追いつくことができない。
〜コンテンツ文化研究会レポート〜A 【海外の動き】
hentaiとは、日本のオタクエロ文化の総称である。(日本ではいくつかの
ジャンルに限定される)
これら新しいムーブメントが海外で注目を集めているが、盛り上がると
同時に、関係各所から目をつけられ始めている。
もっともあのイギリスですら法的な根拠が見当たらず、その因果関係を
立証することは難しいようだ。
オタク文化は日本にしかない特殊な娯楽なので、研究が全然進んでいない。
よってhentaiをどう扱うか、海外でも揉めている様子。
「レイプレイ」がヤバかったのは、「中絶」「レイプ」があったからだ。
欧米諸国では、これらは絶対的なタブーである。
例え正規のルートでなくても、この世に存在してはいけない作品なのだ。
日本の猥褻とは、性器の描写。
欧米の猥褻とは、行為の描写。
2DはOKだが、3D(ポリゴン)は実写扱いだからダメ。
今後、規制される可能性が高い。
あまりにもリアルすぎて、犯罪をやっているのと同じ。
犯罪者を生み出す恐れというより、行為それ自体が悪。
これが、仮想の人権に繋がる心理を作っているのではないか。
参加者の見解では、おそらくパブリックな風潮(公共心)が影響している
のかもしれない、とのこと。
多民族国家では摩擦が起きやすいので、お互いのルールを守らなければ
ならない背景がある。
そのため少しでも可能性があるなら、先手を取って危険な芽を摘み取ろうとする。
そうすることで、公共の利益(大多数の幸福)になると信じているからだ。
このメンタリズムは、日本人にはない。
〜コンテンツ文化研究会レポート〜B 【業界の事情】(上)
流れが異常に速かった。
ソフ倫が抵抗しなかったのは、相当な圧力が掛かっていたため。
また経産省が、勉強会や会合に出席していたとも聞く。
流通の再編を目論んでいる可能性もある。
規制派の市民団体は、これまで何度もゲーム業界とユーザーへ攻撃を
繰り返してきたが、どうしても規制を掛けることができなかったらしい。
そこで、ゲーム業界とユーザーを繋ぐ「流通・小売」(amazon等)自体を
狙ってきた。
今回の発端となった事件だ。
元々「出版社」「漫画」「アニメ」は、数々の圧力に対し、抵抗してきた
歴史がある。
規制派にとっては、手強い相手だ。
ところが「エロゲ業界」は、こうした歴史的経験がほとんどない。
しかも流通が、いきなりストップしてしまった。
エロゲ業界といっても、実際は零細企業であり、問屋は全体で数社しかない。
これらの企業は銀行からではなく、流通から直接お金を借りている。
よって流通を押さえられた時点で、兵糧の蓄えのないエロゲ業界は、
圧力から逃れることができなくなった。
〜コンテンツ文化研究会レポート〜C 【業界の事情】(中)
各都道府県には、青少年保護育成条例が制定されている。
そしてその中に、エロいものを青少年へ販売させないため、有害図書の
指定がある。
これは大別すると、二種類に分けられる。
「個別指定」と「包括指定」だ。
「個別指定」の場合、ひとつひとつを指定する行為は、憲法違反に
抵触する恐れがある。
ところが「包括指定」だと、全体のうちの何割かにソレが含まれていると、
即アウトになる。
これは最高裁でも合憲とされ、覆すことはできない。
エロゲメーカー側は、この展開を避けたかった。
よって自主規制を選ぶ。
全滅よりは、何割かだけでも生き残らせたほうがマシだからだ。
〜コンテンツ文化研究会レポート〜D 【業界の事情】(下)
他の表現分野も、「何か」に狙われているらしい。
大相撲八百長訴訟などの例から見ても、年々出版業界への圧力は
強くなっている。
昔なら100万単位の賠償金額は、いまや4290万円にまで跳ね上がった。
「海外に比べ、賠償金額が低い」といった論法を用い、これらを高騰
させる手口によって、目障りな出版社を潰そうとしているフシがある。
これも兵糧攻めの一種だと定義できる。
実は今回のエロゲ規制や児ポ法も、こうした流れのごく小さな一面に
しか過ぎない。
何をしようとしているのか、その意図する全体像は不明である。
だが当事者達の事情は、いくらかは推察できる。
政治家は、票田目的。
官僚は、実績作り。
市民団体は、イデオロギーの達成。
某市民団体など、運動資金を集めるべく、新規開拓の一環として日本
(オタク)叩きをやっているところまである。
FBIも、この流れに関与していた。(通信傍受、画像操作、共謀罪、
潜入捜査、所持規制など)
アメリカからの、何らかの圧力はあったらしい。
日本のメディア全般を統制したいとも読み取れる。
文化戦争(ハリウッドの敵とみなしている)、911の影響等々、
諸説はあるものの、真意がどこにあるのかはまだ分かっていない。
>>154 何十件も似たような電話がかかってきてたんじゃね?
全部聞く前に答えるとか「いそがしい」とかかまさにそんな感じ。
〜コンテンツ文化研究会レポート〜E 【我々は何をやるべきか】(上)
法規制なら抗議もできるが、自主規制の場合は難しい。
ほとんどの政治家は実態を知らないので、直接会って話をするのがベスト。
わりとまともな対応をしてくれるらしい。
選挙民は大切にされる。
会うときはスーツ姿等、社会人としての礼節は忘れないこと。
事務所へのFAX攻撃は効果なし。
文面がほとんど同じなので、スパム扱いされている。
手紙や投書は効果あり。
住所氏名を記入し、自分がどこの選挙区かを書いたほうがいい。
相手を気遣いながら、丁寧に接すれば、道は必ず開かれる。
出版社は理解があるが、テレビ・新聞はこの問題には関心がない。
中には関心を持っている人も、いることはいる。
マスコミは、敵視するべき対象ではない。
悪いことに文句を言うより、良いことを褒めてあげる。
きっといつかは味方になってくれるはず。
オタク市場は、年々狭くなっている。
不況の影響のせいか、売り上げがガタ落ち状態。
大きな文化は大切だが、オタク文化はそれに値しない。
だから標的にされる。
違法ダウソは止め、ちゃんと買い支えてあげよう。
エロゲ業界は、ソフ倫をはじめ、メーカー各社がガックリしている。
今これを叩くのは、あまりにも可哀想。
励ましのお便りを出して、彼らを慰めるべき。
〜コンテンツ文化研究会レポート〜F 【我々は何をやるべきか】(下)
ブログで主張する。(愚痴はダメ)
情報を集めて発信する。
リンク集を作り、お互いが別の場所を紹介し合う。
規制問題の集会には、積極的に参加する。
著名な人・作家・学者との人脈を作る。
何をするにしても、最低限の知識と理論武装は必須。
どっかの市民団体に所属して、一次情報を得ちゃったりする。
英語ができる人は重宝される。
海外のニュースや資料を読めるから。
規制反対派のボランティアをやっている人達が、今一番欲している人材。
ドラえもんが読めなくなる、自分の子供が裸で遊んでいる写真を撮ると
逮捕等々、日本人の常識で考えるとおかしな事例を出し、相手に説明する。
共感を得られやすいから。
お子様をお持ちの奥様には、非常に有効である。
事務局っていうのは、議員同士の調整や、党内の事務作業をするところなのね
議員の言うまま行動する奴隷さんたちだから、
彼らがお何か新しいことをいうことはないし、
有権者を相手にする仕事ではないから、電話対応が慣れていない。
〜コンテンツ文化研究会レポート〜G 【今後の予測】
6月に、再び児ポ法が審議に上がるかもしれない。
そして新法を作る動きもあるそうだ。(野田聖子議員が中心)
まだ未確認情報だが、エロゲ規制はそれらの布石だった可能性がある。
ソフ倫のエロゲは、かろうじて存続が許されたものの、大きな痛手を
受けてしまったのは間違いない。
メディ倫(コンテンツ・ソフト協同組合)が盛り上がれば、今度は
メディ倫がやられる。
同人業界が盛り上がれば、同人業界が潰される。
ネットもヤバイかもしれない、とのこと。
(文責:名も無き庶民 ◆aXQeA7twhI)