【私見】
要人警備ということを考えると、まぁ納得のいく警備だと
思いました。威圧的な物言いをする警官が1人いましたが、
それ以外の警官は丁寧でした。たとえ1人とはいえ、無抵抗の
国民に対し睨みつけながら命令する警官がいたのは残念です。
また、我々に対する警備は右翼対策の一環として行われたような
気がします。我々に小林某の本とか読むのかと聞いていた警官が
いましたが、私はその人の名前は耳にしたことはありますが、
読んだことはありません。「チベット人の自由と平和を訴えること」=
「反中国を掲げる右翼」と考えているようです。残念です。
お見送りの際、県道沿いでチベット国旗を掲げたわけですが、
要人警備が彼らの職務だとすれば万が一を考えれば、バンで
目隠し作戦にも一定の理解は示せます。ただ、そのバンを避け
て国旗を掲げた私を右翼対策の警官が抱きかかえるように
しながらバンの後ろに押し込もうとしました。私が踏ん張って動か
ないとチベット国旗をつかんで地面に落としました。
これは要人警備の範疇に収まるものではありません。
言論の自由は侵害されました。残念です。非常に残念です。
要人の身の安全を確保するのが第一の目的ならば、昨日なぜ
警察は私の全ての荷物をチェックしたり、ボディチェックをしなかった
のですか?それを怠っていながら、「お客様」の視界に我々が入らない
ようにし、最後にはチベット国旗を無理やり引き降ろし、挙句国旗を
地面に落としました。
警察の方は、我々が過激なことをしないことは理解していたと思います
(赤ちゃんを抱いたお母さんを巻き込んで過激なことをする人がいますか?)。
やはり「お客様」が気分を害するものを目に触れさせないことが目的だったのでしょう。
ひょっとしたら政府から日中友好を演出するために「反中国」の色彩の
あるものは「お客様」の目に入れるなという指示が出ているのかもしれません。
国旗を無理やり下げさせられることさえなければ、警察に一定以上の
理解が示せたのですがねぇ。残念でなりません。