566 :
10/1:
幹事のかもすです。プレオフ報告はこんな感じでした。
2ch系オフ会の主催は実質初めて、さらに樹海奥地への潜入も実は初めてなので、
一応考えられる範囲の準備はしました。
ハンディGPSと、コンパス、それに25000分の1の地図に、
緯度経度情報を升目状に書いたものを用意し、大体大丈夫という状態までもっていきました。
さて、当日は曇り。天気予報では静岡東部は夕方から雨ということで、
天候が心配されましたが出発です。JR西国分寺駅で「◆SUICIDEJ26」さん
(以降、スイさんと略します)と合流。
消防士のような、全身オレンジのいでたちで電車に乗ってきたという熱いスピリッツに、
こちらのテンションも次第にあがって来ます。
高速の渋滞箇所(八王子料金所付近)がすいていたので、
途中から下道をつかい、待ち合わせ時間30分前には、河口湖駅前に到着。
まずは『完全自殺マニュアル』で言うXゾーンへ向け移動です。
最初に歩いた精進湖登山道は、幅3mぐらいのかなり歩きやすい道です。
まず驚いたのは、湿度が高いためか、キノコ天国だったこと。
しかもそのほとんどが、猛毒のドクツルタケと思われるキノコだったコトですwww
http://kinoko-ya.jp/00jap/dokutsurutake.htm ねこニク屋さんが、「オレこれ食べていい?」と言って笑わせてくれます。
自殺志願者はきのこうどんや、きのこの炊き込みご飯でも食べたらイチコロなんじゃないでしょうか。
途中の富士風穴に立ち寄り、軽く内部を見学。
ろくさんとねこニク屋さんは内部潜入も行なったことがあるそうです。
さらに進み、Xゾーンに向かう分岐から、いよいよ内部突入です。
ちなみに目印は、木に結んである布と、50cm程度積んだ石だけでした。
本当にここか不安ですが、緯度経度情報を見るとたしかにここらしいです。
道かどうかかなり妖しい道は、すぐに外れてしまい、完全に樹海の中に突入しました。
特徴としては木がかなり腐りやすくなっているために、
立っている木が簡単に折れたり、倒木がボロボロになっていて簡単に踏み抜いてしまったりして、
かなり歩きづらい状況です。その下はでこぼこの溶岩。天然の落とし穴だらけです。
また、地図上はなだらかな傾斜ですが、内部は高さ20m程度の起伏が連続して続き、
穴や岩が入り組み直線で歩くことは、はっきり言って無理です。
最初参加者全員で、横に展開して進もうとしたのですが、
各人のルートと進行スピード、それに地形により次第にばらばらになってしまうことから、
危険と判断し、結局近場で動くことにしました。
立ち止まってGPSのデータを見ると、総合的には北に向かっているものの、
細かく見るとかなりぶれて動いていることがわかります。
また、直線移動速度も通常の1/3程度と、圧倒的にスピードが落ちています。
小休止後、「じゃあ行きましょうか?」といったところ、
即座にねこニク屋さんとろくさんから「かもすさん。そっち南ですよ」という言葉が。
「え?」と思い、コンパスを見ると確かに真南……樹海にだまされた……orz
柳さんが「これが樹海マジックですよ」といったのが身にしみます。
コンパスが狂うことはないのですが、景色だけでは簡単に迷ってしまいました。
景色が本当に同じように見えるので、コンパスやGPSがなければ本当に迷う危険な場所でした。
柳さんが仕事の関係で戻るということだったので、
一度南へ向かい、道なき道をひきかえします。
途中、遊歩道らしき道を発見したので、そこを進みます。
といっても、地図には載っていても、人が歩いた形跡はわずかしかなく、
生い茂った木や倒木、それに地形の起伏などで、非常にわかりずらくなっています。
それでも、何もないところの数倍は歩きやすい状態でした。
572 :
かもす:2006/10/02(月) 20:49:03 ID:QjqnRTaA
連続投稿規制にひっかかってしまったのでまた後で書きます
>>568 僕ちゃん無知は恥ずかしい事じゃないよ(w
一つ教えてやろう とあるオフで先発した伍長隊が引き上げて来たところへ栗原隊登場
で、コテのシャンテイ!bにグロの場所を聞きだしてから入っていった
さも自分が見つけ出したような顔して写真撮って雑誌に売り込んでた
栗原とはそういう奴だよ
栗原は偽善者だよな間違いなく。
575 :
エージェント・774:2006/10/02(月) 21:10:36 ID:TjBMxL1I
>>573 そんな事があったんだ。
本当に何も知らなくてごめんね。
まあ警察に通報しないってのも道徳的にどうかと思うけどねw
そのコテのシャンテイ!bってヤツが糞なんだね。
道があまりにも歩きづらいので、持参したクマ対策+妨害物排除用の斧で、
邪魔な倒木を斬ろうとしたところ、二撃目で斧の柄が折れ、ろくさんの足元へ!
危うくケガをさせてしまうところでした……が、実際に当たっていたそうでorz
ケガもなく(?)笑ってすませてくれましたが、本当にすいませんでした。
自然の中を歩いていると、視界に動く何かが!?
思わず振り向くと、なんとリスでした(正確にはホンドリス)。
http://burnethill.com/squirrel.htm 参加者の方も樹海で生き物を見たのは初めてとのことでしたが、
ちょっとほのぼのしました。
でも初めての生き物が、クマじゃなくてよかった。
周りは完全な自然状態。そんな中を歩いていると、初めて人工物を発見しました。
おそるおそる拾ってみると、数キロはなれた富士急ハイランドから
飛んできたと思われる風船の残骸。……樹海で落ちたのか。
ゴミはきっちりゴミ袋につめて回収しました。
さらに歩くと、今度はまとまった残骸を発見。
サンダルに袋、ロープなどが発見され、一行に緊張感が走ります。
「すげすげすげヴォー!」と一人で興奮していると、ねこニク屋さんが冷静に、
「これはゴミですね?」ひとこと。
スイさんも「ロープがまとまっています。それにロープに黒いシミがついてませんよ」
と、これまた冷静にコメント。
※すげすげすげウォー!の元ネタ
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1099485234/-100 付近を捜索しましたがそれ以外は見つからず。
今回見つかった品は、まとまったロープ、テント(大きめの袋入り)
テントの骨組み(袋入り)、うちわの残骸、500ml入りペットボトル。
さらになぜか、水中眼鏡2つと、ビーチサンダル1つが見つかりました。
かなり奥地なので、なんでこんなのがあるのかは全く意味不明です。
誰か分かる方いますか?
最初その量の多さに回収をためらったのですが、結局回収することになりました。
皆さんにはゴミ袋を途中持っていただき、本当にありがとうございます。
南にある大きめの精進湖登山道に向かいながらも、次第に雨が強くなってきます。
GPSのデータも捉えられなければいけないのが、途切れ途切れになってきます。
ちょっと立ち止まった際に、GPSを見たところ。そこには信じられない光景が!(ガチンコ風に)
東経は138度39分51秒。だいたいその通りのはずです。
しかしもう一方のデータは、北緯35度26分50秒を示しています。
具体的には富士山の旧噴火口である大室山の東方。
本来の遊歩道からは、およそ1200mも南のポイント。思わず冷や汗がでます。
あの歩きにくさでここまで行き過ぎたというのはまずない。
しかも幅3mもある精進湖登山道を見逃すとは考えられないが……と、一瞬混乱します。
とりあえず打ち合わせをします。
風穴などにも詳しい、ねこニク屋さんやろくさんのお話では、
「大室山の東方の場合、もっと急な斜面が途中にあるはずだから誤作動かも」とのコメント。
その瞬間、本来の登山道を見つけ、どうにか帰ることに成功しました。
にょ
WKTK
乙
ベテランのお二人がいなければ、ちょっと面倒な事態になっていたかもしれず、
本当に助かりました。ありがとうございます。
GPSが誤作動を起こした理由としては、このようなことが考えられるそうです。
1、雨と厚い雲がたれこめていたため、衛星の電波が届かない
2、木の葉に雨があたり、衛星の電波を乱反射する
その後、雨が厳しくなる中、完全にGPSは衛星の電波をロストし、
以降、復旧することはありませんでした。
正直、実験中はあの程度の森でも、GPSは最悪誤差13mぐらいを示していたのですが、
やはり雨雲(雪雲)はあなどれないです。
車まで戻り、お仕事の柳さんと別れ、遅い昼食を食べに向かいます。
富士吉田は「吉田うどん」が名物らしく、ろくさんの案内で、
おいしい店に連れて行ってもらいます。
住宅地の中のなんということもない店なのですが満員の行列。
そしてうどんの味も、トップレベルのおいしさでした。
さらにすごいのは、値段の安さ。セットメニューも含めて
4人が腹いっぱい食べて2000円を切る破格の値段。マジおすすめです。
道の駅の駐車場で、ねこニク屋さんともお別れ。
「樹海オフの未来はお任せします」とのうれしいけど、重い言葉をもらいました。
その後、3人でガストへ行き、秘境や廃墟談義で盛り上がってから解散。
参加者のみなさん、本当にありがとうございました。
追記:帰り途中、河口湖の隣の都留市か西桂町のあたりがやけにうるさいので、
窓を開けたところ、「クマが現れたので注意してください」との放送が。
リアルクマ警報をはじめて聞きました。やっぱこの時期は危険な可能性があります。
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一応これが最後です。長文になってしまいましたが、ありがとうございました。