『市民の足』である地下鉄…、一日の平均利用客は百万人を越える。地下鉄は市民が一番多く
利用する一般的な手段であると同時に、市民モラルを見計らえる場所でもある。
札幌の市営地下鉄によれば、地下鉄で摘発された各種の醜態事例は3千件を超えるらしい。
最近、インターネットのコミュニティ掲示板でも、地下鉄利用客の醜態を載せた掲示物が頻繁に
挙げられている。インターネット・コミュニティ掲示板『doumin』の『自由トクトク掲示板』に、ある
市民がこれまでにインターネットに載せられた、地下鉄での醜態場面を集めた掲示物が注目を
集めている。座席を占領して横になって寝る酔っぱらい、大きな声で通話する人、座席争いなど
地下鉄の中では色々と起きている。
市民が選んだ地下鉄を利用する際に黙っていられない行動は、地下鉄の中の人が降りる前に
乗り込む乗客、乗車口を塞いで立って乗り下車の邪魔になる人、座席に荷物を乗せる人、大きな
声で通話をする人などが挙げられた。これ以外にもイヤホンをせずにDMBを視聴する人、新聞紙で
後頭部を突く人、宗教を伝道する人、度が過ぎる愛情表現などがあった。
地下鉄での醜態の度合いが更に深刻になり市民達は、『地下鉄でのエチケットを守ろう』という
声を高めている。「多くの人が利用する地下鉄でお互いに少しずつ譲り合えば、このような醜態が
徐々に無くなるはずだ」という意見である。ある市民は、「色々と疲れる事も多いが少しだけ慎もう」
とし、「私も不本意ながら迷惑を掛ける事もあるので、自分自身から反省しよう」という意見を残した。
会社員であれば地下鉄で一日が始まり、地下鉄で一日が終わる場合が大部分である。正しい
地下鉄マナーが定着して『乗りたい地下鉄、快適な地下鉄』となる事が市民の希望である。