【千葉】人権擁護(言論弾圧)法反対運動 2

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朝日新聞千葉版

「障害者条例案」継続

健康福祉常任委員会は、障害のある人もない人も共に暮しやすい県づくり条例案の取り扱いについて
賛成多数で継続審査を決めた。
この日の委員会に参加したのは12人。採決にあたり、継続審査に自民党委員7人が賛成。
公明党、共産党、「市民ネット・無所属市民の会」の各委員は賛成せず、民主党の委員は途中で退席し、
採決には参加しなかった。
自民党の委員はこの日の討論で、条例案の「差別の定義があいまい」とし、条例がかえって
「障害のある人とない人の溝をつくってしまう恐れがある」などと論じた。
さらに条例案がなくすべき差別として、教育や公共交通機関、不動産取引などの現場での差別事例を
列挙しているにもかかわらず、「(これらの)関係者にまったく知らされていない」と指摘した。
共産党と「市民ネット・無所属市民の会」はこの日の委員会で条例案に賛成を表明した。
それぞれ「条例案の精神を発揮させるためには県側の努力が必要だ」
「条例案は(障害者差別をなくす)道筋をつけるものだ」と述べた。
堂本知事はこの日夕、「残念に思う。(条例案は)差別のない社会をつくる第一歩になるもの。
議会の理解を得られるよう努力していきたい」とコメントした。