137 :
名無しさん:
また来たよ・・・・
今日は天気がよく、最高のハイキング日和だね。と、家族はみんな張り切っていた。
山頂まで登ると、見晴らしのいい丘に着いた。
そこで、お母さんの弁当を食べる。皆、幸せそうだった。
お父さんはカメラを持って得意気に写真をとる。そんなお父さんを見て、お兄さんは笑う。
妹は今日も持っているお気に入りの手帳に今日の写真を入れると喜んでいた。
とても楽しく、最高の日になると思っていた。私はうかれていた。
そんな帰り道、つい考えごとしながら歩いていると、家族とはぐれてしまった。山中で迷ってしまったのである。
とりあえず、ハイキングコースにでようと道を歩く。
家族のことも心配だったが、今はそれどころじゃないことを、日が暮れ始めてから思い知らされたのである。
視界は悪くなり、寒さが身にしみてくる。おまけに、激しい空腹に襲われる。
必死になって走ったが、一向に出口へ行けることはなかった。
もう限界だった。意識がもうろうとしてきた。
そのとき、一軒の小屋を見つけた。もしかしたら、何か食料があるかもしれない。倒れそうになりながらも小屋へ向かう。今ある力を精一杯 使い扉を開ける。
中には、肉の塊がいくつかあった。
私はソレにむしゃぶりついた。
食べ終えると、腹も満たされ、気持ちも落ち着いてきた。辺りを見渡すと、
血塗れになった見覚えのある手帳が落ちていた。
で、いいのかな?
また来たよ・・・・
今日は天気がよく、最高のハイキング日和だね。と、家族はみんな張り切っていた。
山頂まで登ると、見晴らしのいい丘に着いた。
そこで、お母さんの弁当を食べる。皆、幸せそうだった。
お父さんはカメラを持って得意気に写真をとる。そんなお父さんを見て、お兄さんは笑う。
妹は今日も持っているお気に入りの手帳に今日の写真を入れると喜んでいた。
とても楽しく、最高の日になると思っていた。私はうかれていた。
そんな帰り道、つい考えごとしながら歩いていると、家族とはぐれてしまった。山中で迷ってしまったのである。
とりあえず、ハイキングコースにでようと道を歩く。
家族のことも心配だったが、今はそれどころじゃないことを、日が暮れ始めてから思い知らされたのである。
視界は悪くなり、寒さが身にしみてくる。おまけに、激しい空腹に襲われる。