お金deデート (その２)

5時50分いけふくろう前に到着。
俺はこのとき既に黄色の目立つペットボトルを片手に持っていた。
その後すぐにうさぎ狩さん（以下敬称略）を発見。
すかさず詰め寄り話し掛ける。うさぎ狩は以前に1回俺とオフで会っている事を
覚えていてくれたのでちょっと嬉しかった。しばし閑談。
６時２分前くらいにうさぎ狩が「あのタワーレコードの袋持ってる人
そうじゃない？」と言ってきたので見てみたが、違った。全く違った。
６時ちょうどに、いけふくろうが向いている方向の階段中腹へ移動。
うさぎはふくろうから向かって右に俺は左にそれぞれ陣を構え、
いついかなる者への対応をも取れるようにしていた。
見渡すとペットボトルを持つ婦女子は一人も発見できず
ヲチを匂わせる人も1人２人程度で、ほとんどは普通の待ち合わせや
カップルで埋め尽くされていて声をかけてくれるような奴は１人も居なかった。
周りを見つつ待つ事３０分。依然互いに全く声を掛けられる気配もなく
これは反省会確定だなと思ったその時、先ほどからこちらを窺っていた
１人の人がうさぎ狩を連れ去り階段を上っていくではないか！！
･･･ええ、俺だけ売れ残りましたが、なにか？
このままでは１人反省会になってしまうと思った俺は
人ごみを掻き分けうさぎ狩とうさぎに声を掛け５百円を渡したと
おぼしき人の後を追い。声を掛けると、その人（以下うさぎ狩狩り）は
「君も来たいの？」と優しい言葉をかけてくれて
俺は素直に「うん」と応え合流させてもらった。
折角二人のとこ邪魔してゴメンな。
その後はみすぼらしい格好の俺に気を使ってか、
うさぎ狩狩りさんは池袋駅から少し歩いたあまり気取らない感じの
お店に連れていってくれて、うさぎにご飯を奢っていた。
当たり前だが俺は自腹。でも声を掛けられなかったのに
うさぎの楽しいトークで和みつつ一緒にディナーがとれて嬉しかった。

帰り道で俺が「どーせ俺はいらないんだよな」とか言ったら、
うさぎ狩狩りさんがおもむろに、俺の胸を乱暴に揉み、
続いて俺の手をうさぎ狩狩りさんの胸へ押し当てた。
･･･一瞬思考が停止した。多分だが俺を励まそうとしてくれたのだと思うのだが
それよりも池袋駅へ戻る途中にうさぎ狩狩りさんが
うさぎさんにあげるついでに俺にまでグミをくれたほうのが嬉しかったぜ。
当たり前だけどグミは柔らかかった。
池袋駅へ戻り解散。俺とうさぎさんは途中まで一緒だったので
帰りに乗った電車の中でうさぎさんの武勇伝を聞かせてもらった。
別れ際に俺に「頑張れ！」って言ってくれて、俺はここで少し感動。
その後、地元駅で「手相を見せてください」って
サラリーマンに声を掛けられた。←いやネタっぽいけどマジ。
俺こーゆーの３回目で、慣れてたから普通に見てもらった。
つーか今さら声かけられても･･･とか思いながら。
バックではちょうど駅前のデパートから８時を告げる音楽が流れてた。
帰りにコンビニで立ち読みしててオフレポ遅くなっちまったぜ。
今日はホントにありがとうな　うさぎ狩さん　うさぎ狩狩りさんことデミお君
つーか俺にも誰か声を掛けてくれよな！ヲチの人でも全然良かったんだぜ？