親にされた恐い事

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小学生のとき盲腸で入院しました。
手術一時間前、母は飲みきれないからと言って自分の飲みかけの瓶の
牛乳を私の口に押し付けてきました。
手術前は何も口にするなと言われていたし、母も知っているはずだったので
忘れているのかと思い、言いました。
「何も食べたり飲んだりするなって言われてる…」
母は憎々しげに私を見ました。
「大丈夫よこれくらい。もう飲みきれないのよ。捨てにいくのに
洗面所までわざわざ行かなくちゃいけないのよ。大丈夫だから、ほら」
首根っこ押さえつけられ、強制的に飲ませられました。

医者に「麻酔の効きが悪かったね、何か食べた?」と術後に病室で
言われたとき、母は「いいえ、何も食べてませんよ」と答えていました。
医者が出て行ってから私は牛乳を飲んでいた事に気づき、母に
「あ、お母さん、わたし、牛乳を……」
言葉途中で母がさえぎってどなりました。
「黙ってなさい! そんな事言わなくていい!」
嫌われてたのね、わたし。