千葉の心霊スポット4

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590三面六臂
>>589
北総には庚申塔は多いですね。庚申信仰は、道教に由来する信仰です。もともとは
60日に一度の庚申の日の夜に就寝すると、人間の体の中に住む「三尸虫」という虫が、
体から抜け出し、天帝にその人間の悪行を告げ口するというので、一晩寝ないで朝を待つ、
というものでした。
江戸時代頃になると、これが庚申講、庚申待呼ばれるようになり、庚申の日の夜に
集まって夜通し飲み明かす、という行事になりました。同時に、道祖神や地蔵風に
「庚申様」を祀る、ということも行われるようになり、路傍などに庚申塔が建て
られるようになったとのことです。
庚申塔の基本的なデザインには、庚申様と同一視された青面金剛神の姿が使われ、
足元には「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿が置かれるというものですが、
単に「庚申塔」と漢字で書いただけのものもあります。また、青面金剛は憤怒像
なので、同じく憤怒像で、やはり北総に多い馬頭観音と区別がつきにくいことも
あるかもしれません。