死を覚悟した瞬間

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高校の時、二つ上の兄貴にいてこまされた時は死ぬと思ったです。
髪を掴んで庭先に引きずり出され、土に敷いた庭石目掛けて額打ちするほど
叩きつけられました。転がったところへ腹部と胸部をめった蹴り。
ひくひくしている所を仰向けになるよう転がされ、兄貴、ナイス跳躍、落下点は
私の腹の上。
そこでどうやら気が済んだらしく、
「痛くもないのに痛いフリすんな、みっともないから早く部屋入れ!」と。
だけどマジで身動きできず、ぴよぴよになっていた。
後で判ったけど、右胸部の骨が骨折して、肺につっかかっていた。
にも関わらず、「ちっ」と舌打ちした兄は、私の右腕をひっつかみ、ずりずりと
引きずって玄関内へ。高さ30センチはある土間を越える時も、勿論右腕を
掴んだまま引きずり。
「うげっ、ぐえぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ」
という、うら若き女子高生とは思えない悲鳴を上げ、四肢を痙攣させてピクピク
していた私は、(天からの)お迎えはまだか?死んだら楽になれるのか?
と。
そして、そんな哀れな私を見て、兄は「くす♪」と笑ってました。
「俺、やり過ぎ?」
と、一応心配はしていたみたいなんですが、マンガのようにピクピクとしている
人の姿が面白かったみたいです。