山梨ってどこよ?の怖い話

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5あなたのうしろに名無しさんが・・・
山梨県上九一色村など三村にまたがる富士山ろくの原生林「青木ケ原樹海」。
松本清張の小説「波の塔」以来とされる「自殺の名所」を返上しようと、
地元住民が保護活動を続け、今年は昨年の三倍近い五十七人の自殺志願者を保護した。
自殺が減らないことから今年夏、地元三村や警察、
観光団体などが「自殺防止連絡会」を結成。
樹海の入り口など数カ所に「ちょっと待て。もう一度考えよう」などと書いた
チラシを入れた「呼び掛け箱」や看板を設置。
富士吉田署は「これを機に住民の関心が高まり、通報が増えた」と
キャンペーンの成果を強調している。
樹海入り口の観光地「富岳風穴(ふがくふうけつ)」で売店を営む渡辺**さん夫婦は、
感謝状を贈られたこともある保護活動のベテラン。
長年の勘で、自殺しそうな人はすぐ分かるという。
例えば速足で歩く人。睡眠薬を飲むと歩き方が速くなるのだそうだ。
「樹海でひっそり死ねるというのは幻想。野犬やカラスが遺体を荒らし、
発見時は無残なもの」と渡辺さんは言い切る。
自殺防止連絡会のメンバー、足和田村の加藤**村長は
「村としては、ここで自殺しないでと看板などで訴えるしかない。
捜索や保護に携わる住民らの苦労には頭が下がる」と住民の努力を評価する。
樹海面積の半分以上を抱える上九一色村は樹海で見つかった遺体の大半を引き取り、
年に数回、火葬や供養を村の負担で行っている。
「こんなことをしている役場はどこにもないでしょう」と土橋**民生課長。
村の納骨堂には現在、約四十人分の無縁仏の遺骨が並んでいる。