超能力者清田益章は今何を

このエントリーをはてなブックマークに追加
>本というのは読むのに結構時間がかかるしお金もはらわなくてはならない。
>俺にとってはスプーンが否定派に必須というほどの本である根拠がわからんだけ。

 "スプーン"はスタンスでいえば良識的懐疑派の本だと思っているけど、
 このスレッドの否定派の書き込みをみると分かるが、"スプーン"を
 立ち読みした範囲での清田の性格に文句をつけたり、根拠もなく、
 本の質を"単なる肯定派の本"のように貶めたり過小評価するような、
 表層的な情報でしか判断したがらない人が多い。そういう傾向を鑑みて、
 否定派であろうと肯定派であろうと、一方の立場で編集された本や、
 単純な二項対立で判断するのは危険では? と提案したい。

>俺は肯定派には「ハインズ博士超科学をきる」や「奇妙な論理」を読んでいてほしいが
>別に必ず読まなくちゃならん本なんてもんはないと思うし。

 真剣に興味があるなら、そんなことはないと思う。少なくとも、
 そういった本も読んだうえで、いまだ否定を保留するのだが。

>ルポタージュは主観がとても入りやすいしね。
>「超能力者達は社会に迫害されている」といいたいような本というのはわかったが。

 読んでいない本を、印象や偏見で貶めても仕方ないし、やはり、
 読むことでしか、それこそ「現実には結果だけに要約されない過程
 がある」という、8年間の取材をかけたノンフィクションの醍醐味
 やその真偽は判断できないのでは。結論をいえば、否定派はこれを
 読んでも、否定派のままだと思う。信じさせるための本ではない。
 信じる信じない、では割り切れない多くを得られる、真面目な本。
 もし読むことがあれば、あなたがどう思うか、聞いてみたい。