■電車にまつわる怖い話■

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422あなたのうしろに名無しさんが・・・
通学に使っていた某北関東の沿線にて。
網棚にカバンをボン!と投げたら、網棚の奥の死角にあったらしい
荷物が落ちかけてきたので受け止めた。
ティッシュのBOXを横にふたつ並べたぐらいの箱を、無造作に新聞紙で
くるんでいた。
忘れ物じゃねえのと友人と話しながら包み紙の新聞紙を破いた。
中の箱はブリキ(アルミか?)の、よく煎餅なんかをいれる缶みたいなものだった。
蓋を開けると、
中にびっしり髪の毛がつまっていた。本当に開けた途端びっくり箱の様にとびだした
、その位大量に、びっしりという言葉に相応しい量が入っていた。
しかもそれがどう見ても一人のものじゃない、白髪から物凄い黒髪の長髪、ポマードか
何かの髪につけるものでひとかたまりにされた束まで様々。

そして箱の真中に髪に埋もれる様に小さな紙片があり、そこには朱筆で
「かむX」(最後の一文字が汚くて読めない。「る」か「ろ」か「ち」では…)と
書いてあった。

結局駅員に中身を見ていないふりをして忘れ物として渡して、そそくさと
帰ってきたが、あれって一体誰の何だったんだろうか?