未解決事件の真相

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182紅鯨団
731部隊は通称石井部隊ともよばれ、ありとあらゆる生体実験を
繰り返した。生きたまま丸太を攪拌器に入れたり、密閉の部屋に閉じ込め
徐々に真空にしていき内臓が破裂するまでの一部始終を観察したり、
又ペストを初めとするあらゆる細菌を丸太に注射するなど残虐非道の行為
を展開していった。その研究成果は戦後石井がGHQに差し出すところと
なる。彼はそれを条件に戦犯にならなかった。そしてこれらのことは
緘口令が敷かれ、幹部や元隊員達はそこで行われた出来事を絶対に
外に漏らさぬよう誓いあった。これが明らかになるのは戦後4年経って
ハバロフスクにて日本人捕虜が裁かれたときである。
戦後に暗い影を落とす帝銀事件が発生したのは、昭和23年である。
従って、731部隊の存在は世間一般には知られていなかった。
しかし、当時の警視庁は早くからこの犯人が731部隊に携わった
ものによる犯行との疑いを強めており、早い段階から731部隊関係者
への聞き込みを行っている。戦後731部隊の隊員達は何回か会合
を開いており、その中の話でも絶対に帝銀事件の犯人は731部隊の
関係者に違いない、従って平沢氏は無罪だ、ということを言っているのだ。