憑き物筋

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簡単に分けてしまえば式神は陰陽道のもので
憑物は修験道に代表される土着化した神仏混合系の信仰のもの
ってこれじゃ説明にならないんで

式神(旧):低級な神の眷属で術師によって使役される。
       術師の奴隷の様な一面を持つ。
       術師の能力が無ければ使える式神も能力が無い。
安部清明が独身の時家事一般に使ってたけど、結婚したら奥さんに
怖いからどっかに捨ててきてって言われてしょうがなくて
橋のたもとに隠してたエピソードが有名。(我ながら俗っぽい書き方だ(ワラ)
まあ隠せるようなものだったらしく、形代としてもその都度造るものじゃなかったようだ。
ただこの話は普通の人には見えないはずの式神が、を奥さんに見つかったり
わざわざ隠すなど矛盾も多い。

式神(新):術師が形代等に呪詛を込めたもの。
       その都度新しいものを用いる場合が多い。
       当然能力の高い術師によるものほど強力。
どちらの式神もより能力の高い術師により式神返しが可能。
能力が衰えれば使えなくなる。

憑物(筋):憑かれた本人の能力に関係無し。(筋に生まれれば憑く)
       憑かれた本人の自覚が無くても欲望を実行する。
       基本的に払う事は出来ない(一生憑いている)
憑物(クダ、イズナ系):契約に基づき働く(毎日○○いくつを食べさせるとかの契約)
              基本的に使い手の命令で動く。
              幾つか払う方法有り。(基本的に別の人に押し付ける。)
憑物(狐系):狐などにより身体の機能を奪われた状態
        奇怪な行動や、普段と異なった嗜好を示す。
        (願いをかなえるか、)力技により払う事が出来る。