北陸のコワイ話　２０００

福井（北陸です）の県立図書館前にたたりのある巨木があります。
よくある話ですが、切ろうとすると怪我をしたりします。
どうみても、邪魔なんですが、お役所も触れないアンタッチャブル
なものになってます。
もう何人も犠牲になってるのですが、私も子供の頃、この木によじ
登って遊んでいたところ、一番下の枝だのところに乗ってたら、誰
かに押されて、落ちてしまいちょっと軽い怪我をしてしまいました。
単なる脱臼だったのですが、『押された〜』と親に訴えたところ、
親は怒って、夜になって友達の家に行き、一緒に遊んでいた友達を
ちょっと問いつめました。誰も知らないということでうやむやになり
ましたが、私自身、その時友達はみんな地上にいたのを知ってるので、
友達以外のモノが押したということを訴えました。
確か私しか登って無いのに『ドン』と押された記憶が今でもあります。

ずっと昔、そこを駐車場にする工事をする時に、建設関係の人が、そ
の木を切ろうとしたら、一天にわかにかき曇り、薄暗くなって、突然
その巨木に雷が落ちて、斧をもったその人も、感電して亡くなったそ
うです。
いまでも、そのときの落雷が原因で、根元から二股に裂けた木が、ひ
っそりと立ってます。
こういう話ってよく聞きますよね。例えば道のまん中に、どうみても
邪魔なんだけどそのままにしてある木とか。